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山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

馬頭刈尾根ツアー(2018.12.9)

奥多摩三山の1つ大岳山から南東に伸びる尾根が馬頭刈(まずかり)尾根です。

今回はこの尾根の東側を訪れるツアーに行ってきました。

軍道バス停から歩き始めて急坂を登っていくと

高明神社

高明神社があり、この横に登山口があります。

高明神社2

最初に登る高明山の山頂付近には同じ神社の跡があり、ここから移されたようです。

最初に神社で安全登山の祈願をして登山開始します。

よく手入れされた人工林の林床には案外植物が多く

ミヤマフユイチゴ

ミヤマフユイチゴや

ミヤマシキミ

ミヤマシキミが赤い実をたくさん付けていました。

登山開始から2時間ほどで

神社跡

高明神社跡、そして

高明山

高明山に到着。この山は展望はほとんど利きませんが、やがて人工林が途切れて南側には大山など丹沢の山々と富士山が、北側には日の出山、御岳山などが落葉した木々の間から見え、薄曇りのお天気にしては遠くまで望むことができるようになりました。

高明山から一度下って鞍部からの登りに差し掛かります。

馬頭刈山の登り

馬頭刈山への急斜面を登ります。

人工林がある幅で伐採してあり、防火帯となっているようです。

伐採後にはモミジイチゴ、メギや

サルトリイバラ

サルトリイバラなど日向を好む植物が繁茂しています。

後ろを振り返れば

東京湾とランドマーク

うっすらと東京湾や房総半島、そして横浜のランドマークタワーが、そしてこの後はスカイツリーまで眺められました。

急坂を登り切ると

馬頭刈山

馬頭刈山に到着。

素晴らしい展望と思いきや、せっかく富士山が見える山域とうたっているのに富士山側にはヒノキ人工林が邪魔をしていて展望が利きません。

そこで少し下って藪の中に入り、

富士山を撮る

手前の木が邪魔をしない場所を見つけてようやく

富士山

すっきりと富士山を撮ることができました!

富士山の展望を売り物にするなら、せめて山頂の一角だけでも木を少し伐採して富士山周辺を見えるようにしてほしいものです。

馬頭刈山からかなり下って登り返します。

そして本日のコースでは最も標高の高い

鶴脚山でランチ

鶴脚山に到着。ここでランチです。

この日は薄曇りで気温はとても低いですが風が殆どないのであまり寒くならず良かったです。

鶴脚山からはすぐ近くに見える

大岳山

大岳山を見ながらしばらく進み、稜線を離れて

急斜面を下りる

急斜面を下ってとうげん橋バス停まで下山し、無事ツアーを終了しました。

この冬一番の寒気が入ってきて気温の低い日でしたが、あまり汗もかかずそれほど寒い思いもしなくて、周囲の眺めを満喫した山旅でした。

ご参加された皆様、ありがとうございました。



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石割山登山+ダイヤモンド富士観察ツアー(2018.12.2)

今年もとうとう師走に入りました。何かと気忙しい季節です。

例年今頃太平洋側では晴れが続く季節ですが、今年は少し様子が違います。

でもこの日の天気予報は晴時々曇。きっと富士山やダイヤモンド富士は見られると思っていました。

登山口は

赤い鳥居

石割神社の赤い鳥居です。ここから

長い階段

いきなり403段の階段をひたすら上ります。

登り終えて傾斜の少し緩くなった広い道を上っていくと

石割神社

割れ目の入った巨岩にしめ縄がかかっている石割神社に到着。

この石をぐるりと3回回ると御利益があるとか。でもそんなに時間が無いので3回回ったのは一部の人だけです。

ここから山頂までは急坂を一気に登ります。

花崗岩

この山は風化した花崗岩が一部で露出していて歩きにくい道です。

ちょうど昼頃

石割山頂

石割山頂に到着しました。

私たちの他にもう1パーティがいて、山頂は人で溢れています。

お天気は残念ながら曇っていて一部で霧がかかっています。

どうも高気圧がやや北側に偏っていたために、中心が東海上にでたところで南岸に弱い前線ができたようです。

昼食後は

急な下り

急な下りです。しばらく雨が降っていなかったのでまだましでしたが、雨の後は下りるのが大変な下り道です。

傾斜が緩くなって足取りが軽くなった所で、次のピーク

平尾山

平尾山に到着です。富士山は全く見えません。

平尾山から階段をしばらく下ったあと、ほぼ同じ高さを登り返します。

大平山の別荘地

大平山の南面に広がる別荘地とその向こうの山中湖が霧の中から見えてきました。

そして

大平山頂

だだっ広い大平山の山頂に到着しました。

山中湖が輝いた

おおっ! 山中湖の一部が輝いています。雲が切れて日が差し始めたのでしょう。

ダイヤモンド富士が見られるかもという淡い期待が出てきました。

大平山からは長池山を経由して15時過ぎに

花の都公園

ゴールの花の都公園に着きました。お疲れ様でした。

さて肝心の富士山と太陽はというと

ダイヤモンド富士は見えず

うーん、残念。

富士山が近いために、この辺りでは15:20過ぎに太陽が富士山の頂上に沈みます。

それを見たかったのですが・・・。

あきらめてバスに乗って温泉に向かいました。

ところがどうしたことでしょう。

15:40頃になると富士山の前にあった厚い雲が切れて、富士山が山頂まで現れました!

もうちょっと早く雲が切れてくれれば、と思いましたがやむを得ません。

紅富士の湯で温泉に浸かりながら、富士山を眺めて自分を慰めました。

天気予報がはずれて曇となり、富士山やダイヤモンド富士は見られませんでしたが、初冬の石割山稜を楽しく歩けたツアーでした。

ご参加された皆様、ありがとうございました。

鹿児島探鳥ツアー(2018.11.26-28)3日目

2日目の夜は霧島市中心部に宿泊しました。

この辺りは霧島連山から流れ下る天降(あもり)川が流れています。

その流域にはヤマセミが住んでいるので昨年に引き続いて中流域に探しに行きました。

しかしお天気はあいにくの雨。そのためまずは

橋の下で観察

橋の下で雨宿りしながらヤマセミが出てくるのを待ちます。

ミサゴが川を行ったり来たりしてたまに川にダイブして魚を狙っています。

アオサギもいるところを見ると魚はたくさんいるようです。

その時、白い鳥が川に張り出した枝に止まりました。ヤマセミです。

今年も現れてくれました。しかし遠いのであまり満足感がありません。

一度ホテルに戻って朝食を取り、再びやってきました。

待てど暮らせど現れないので、川の上流方面へ移動することにしました。

私たちが想像するヤマセミ生息環境のイメージは、深山の河川や湖沼ですが、この川は住宅地に近いです。

イメージと違う、などと話しながら進んで行くと、再び私たちの前に現れてくれました。

民家の横で観察

民家が建ち並び道路が川沿いに通っている、こんな場所です。

ヤマセミがいるのは川の対岸に張り出した枝の上で

ヤマセミ

わずか50mくらいの距離で見ることができました。

残念なのは私のカメラが壊れてしまい、この写真は望遠鏡の接岸部にスマホを当てて撮っているので、デジタルズームのため画素が大変粗くなってしまいました。

この個体(オス)はしばらくここに止まっていてくれたので、全員でじっくりと見ることができました。

みなさんの粘り強さが幸運を引き寄せましたね。


この後は再び別府川の河口に行きました。

別府川河口

相変わらず小雨でしたが、昨日いなかったシギチドリの仲間が見られました。

シロチドリとハマシギが群れ飛ぶ様はとても見事でしたし、ダイシャクシギを観察できたのは良かったです。

別府川河口2



こうして3日間の鹿児島探鳥ツアーが終了しました。

これらの探鳥地では種数こそずば抜けて多くなかったですが、個体数が半端なく多かったです。

ツルが多いのはもちろんのこと、ミヤマガラスとタゲリの数には圧倒されましたし、高江のカワラヒワもすごかったです。

群れてはいませんでしたが、田んぼのタヒバリも溢れるほどいたように思いました。

これらは生物にとっての生息環境が優れていることを示していると思いました。

全国各地では冬の間田んぼはカラカラに乾いている場所がとても多いですが、出水にしても高江にしても湿田でした。

湿田なら多くの生き物が住めるので、それを食べる鳥は多く住むことができます。

それと農地が実に広大でした。つまり広大な湿田とそれを取り巻く水路、ヨシ原が多くの鳥の生息を可能にしているのでしょう。

そんなことを感じながら帰路に着きました。

ご参加された皆様、3日間ありがとうございました。



鹿児島探鳥ツアー(2018.11.26-28)2日目

民宿はツル観察センターの隣にあって保護区に隣接しています。

夜の間ずっとツルの鳴き声が聞こえていました。会話をしているのか寝言を言っているのか・・・。

朝暗いうちから方々へ飛んでいきました。私たちも負けずに?日の出前から動き出しました。

ヨシ原にも行ってみましたが、あまり鳥を見つけることはできません。

朝食後出水を出発して薩摩川内市に向かいます。保護区の近くの川では

ダイサギ

ダイサギが魚を加えていましたが、大きすぎてなかなか飲み込めません。

そうこうしているうちに魚を奪うやつに横取りされそうです。

薩摩川内市に向かう途中で、道路は眺めの良い海沿いを走ります。

道の駅

道の駅に到着。ここからは沖合に甑島が見えます。ここに止まって海を見ていると、

カワウ

カワウがカレイみたいな魚をくわえている姿を見つけました。

こちらでも飲み込めずに奮闘していると、トビがやってきて横取りされてしまいました。かわいそう。

川内市にある川内原発は、全原発が休止になったあと初めて稼働を始めた原発です。

その目の前に

みやま池

みやま池という環境の良さそうな池があり、オシドリをはじめとするカモがたくさん見られました。

しかしここは社有地だそうで、原発を所有する九州電力が持っているようです。

監視の人もやってきて、環境は良くてもあまり居心地がよくありませんでした。

次に向かったのは高江干拓地です。

高江干拓地

田んぼが広がり、

水路とヨシ原

水路やヨシ原があって鳥の多いところです。

電線の群れ

電線にはカワラヒワ、アトリ、ニュウナイスズメなどがたくさん止まっていましたが、昨年のような数千羽のアトリは見られませんでした。地元の人に聞くと少し前までいたがどこかへ行ってしまったとのこと。動物ですから仕方ありません。

それでもハヤブサやミサゴなどの猛禽も見られましたし、

トビとカワラヒワ

トビのすぐ近くに並ぶカワラヒワのこんな印象的な光景も見られ、水田にはタヒバリやタゲリ、タシギなどもいました。

高江をあとにして蒲生神社へ向かう途中でラムサール条約登録湿地の

藺牟田池

藺牟田(いむた)池に足を伸ばしましたが、あまりに人工的な環境で落胆しました。個人的にはラムサール条約の権威を失墜させるような感じでした(当事者にはごめんなさい)。

少し前から小雨が降り出してきていました。

その後、今年も昨年同様日本一の巨樹がある蒲生(かもう)神社にやってきました。

蒲生神社鳥居

鳥居をくぐって神域に入ります。

日本一の巨樹は

日本一の巨樹

じゃーん!

何度見てもオーラを感じさせてくれるクスノキです。

今年は台風が何度が接近しましたが、持ちこたえてくれて良かった。

巫女さんによると、樹木医さんが年4回も診てくれているとのこと。

なんと言っても推定樹齢1500年、幹周り12mの風格に圧倒されます。

蒲生神社のあとは夕暮れ迫る別府川の河口まで行きました。

別府川河口

河口はとても広く、対岸にいる鳥を見るのは大変。

桜島

桜島もうっすらと顔を出してくれました。

薄暗くなり、鳥が見づらくなってきたので、ホテルに直行して2日目が終了しました。




鹿児島探鳥ツアー(2018.11.26-28)1日目

今年も昨年と同じ時期に鹿児島県へ探鳥ツアーに行ってきました。

やや曇りがちの天気が幸いして面白い現象が見られました。

飛行機ブロッケン

雲の中に飛行機の影。これはブロッケン現象です。

背後から光が当たると前方の雲や霧に、虹に包まれた影が写る現象で、登山中はたまにお目にかかることがありますね。

霧島連山

鹿児島空港に近づくと霧島連山が見えてきました。

左から順に韓国(からくに)岳、新燃岳、高千穂の峰です。新燃岳の噴煙はだいぶ収まっているようです。

空港でレンタカーを借りて一路出水へ。道路が良くなって昨年より早く

ツル観察センター

ツル観察センターに着きました。さっそくずらり並んだ

ミヤマガラスお出迎え

ミヤマガラスがお出迎えです。

かなり近づいても逃げません。

今年もセンターに入園して

センター屋上にて

屋上からツルウォッチング。

ツルいっぱい

保護区にはたくさんのツルやカラスが羽を休めていました。

ツルの多くは黒っぽいナベヅルです。

今朝蒔いた餌が路上に残っていて、それを食べている鳥も多いです。

ツルもガンやハクチョウと同様、ファミリーの絆が強い鳥です。

優雅な飛翔

移動するときは家族単位。それにしてもツルの飛翔は実に優雅です。

昼食後、周囲の干拓地を回ります。今年も電線には

ニュウナイスズメ

ニュウナイスズメが止まっています。

カラスが群れているところに行くと、

タゲリがいた!

おおっ、タゲリがいました。

耕運機の周囲には

タゲリだらけ

数十羽~百羽もいてビックリ。半端ない数です。耕運機が掘り出した虫を狙っているのです。

この中にホシムクドリも混じっていました。

東干拓地にもツルの群れがいて

ツルの群れ

時々、何かに驚いたように一斉に飛び立ちます。

昨年たくさん見られたカモは奥の方に入り込んでいてやや見づらかったです。

水路沿いでムクドリの群れが電線に止まっていました。

その中にホシムクドリと

カラムクドリ

カラムクドリも少数混じっていました。

暗くなる頃

民宿

本日の宿としている民宿に到着。半日でしたがたくさんの鳥を見られた1日目が終了しました。

プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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