山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

北八ヶ岳(2014.10.1-2)

10月8日からの山旅会・北八ヶ岳ツアーの下見に出かけました。紅葉はどうでしょうか?

今年は残暑があまりなかったので紅葉が早めに推移しています。紅葉が気になるところです。

渋ノ湯から登山開始です。

登山開始

北八ヶ岳といえば苔むした針葉樹の森が魅力です。登り始めから雰囲気が漂っています。

豊富な苔

針葉樹林は常緑樹なのと葉が分厚いので1年中林床に光があまり届きません。そのため乾燥から守られて見事なコケの絨毯が広がっています。

黒百合ヒュッテ

歩き始めて約2時間で黒百合ヒュッテを通過です。少し歩けば

中山峠から天狗岳

中山峠に到着。南の方にはガスがかかった東天狗岳が見え隠れしています。

中山の少し先に

中山展望台

岩がゴロゴロしている展望台があって、針葉樹林の樹海が見えますが、風が強くて寒いです。

そそくさと下り始めます。

小1時間で本日の宿、高見石小屋に到着しました。

小屋のすぐ裏にある小高い丘(高見石)からは、翌日行く白駒池や

高見石から高見石小屋

小屋の赤い屋根が見えます。ここからは夕日もよく見えるそうですが、この日はガスがかかって見えませんでした。

翌日5時に起きてヘッドランプで足元を照らしながら高見石に登ります。

ご来光

雲海の上からご来光を見ることができました! 寒いですがなかなか素晴らしい眺めです。

なかなか眺めが良い丘で、浅間山や中央アルプスも見ることができました。

高見石から白駒池へ下っていきます。

白駒池紅葉1

さすがに紅葉の名所だけあってとてもきれいです。池を1周してみました。道路から近いため大きなカメラを持った人がたくさんいて写真を撮影していました。

白駒池紅葉2

美しい白駒池を通過し、麦草峠に向かいます。

茶臼と縞枯れ

これから登る茶臼山と縞枯山が青空にくっきり見えています。

茶臼山と縞枯山を相次いで登ります。茶臼山の展望台からは

南八ヶ岳と南アルプス

赤岳を始めとする南八ヶ岳と南アルプスがばっちり見えますが、風が強くてちょっと寒くて長居できません。

縞枯山は針葉樹が縞状に枯れる現象が見られます。

縞枯れ2

その縞に入ってみると、確かに高木は枯れていますが、その下に次世代となる幼木が育っています。縞枯の箇所は年々移動して隣接する場所で立ち枯れていく面白い自然現象です。

縞枯山を下りると縞枯山荘があり、ここからはツアーのゴールである北八ヶ岳ロープウェイ乗り場は近いです。

現在通過中の台風が、登山道やアプローチ道路に被害を与えたり、紅葉している葉っぱをあまり落としたりして欲しくないと願いながら、ツアー当日のお天気を祈っています。

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白山(2014.7.31-8.1)その2

前トピックより続きます。②2日目の様子です。

前夜、激しく降った雨は上がり、夜中のうちにすっきり晴れ上がりました。

お天気が良いと3時過ぎから宿の部屋ではご来光登山の準備が始まり、ゆっくり寝てはいられません。

私はご来光を見た後、そのまま奥の方へ行くつもりでしたので、前夜のうちに朝昼のお弁当をゲットし、4時に出発しました。

3時半に起きたときは、西の空に夏の大三角形、東の空に登るオリオン座が美しく見られましたが、4時には空がうっすらと白見始め、その中をたくさんのライトが山頂に登っていきます。

山頂に着いてしばらくすると

北アルプスからの日の出1

北アルプスの一角が明るくなり始めてきました。白山のご来光は北アルプスから登るんですね。

ご来光を待つ人々

室堂に泊まった人がほとんど待っているのではないかというくらい、たくさんの人が御前峰の山頂を占拠しています。びっくり。

北アルプスからの日の出2

ちょうど日が昇る辺りに雲があって、北アルプスから登るご来光を見ることはできませんでしたが、日出時刻の5時から少し過ぎた頃、陽光が差してきました。

奥の宮

山頂にある奥の宮では祈祷がされていて、登山の安全、世界の平和などをお祈りいたしました。

日が昇って次第に暖かくなった頃、先へ進むため反対側に下り始めました。

影白山

太陽光による白山の影が見えました。影白山とでも言うのでしょうか?

別山と室堂

眼下に昨夜泊まった室堂とその奥にどっしり構える別山が俯瞰されます。

御前峰を下る

浮き石が多いガレ場を慎重に下ります。

翠ヶ池

御前峰の裏側にはかつての噴火口であろう5つの池があります。これは翠ヶ池という最も大きなものです。

素晴らしい景観を作り出していますね。

池を巡り、更に奥まで進んでいきます。剣ヶ峰と大汝峰の間を進んでいくと、これから目指す中宮道が

ヒルバオ雪渓を見下ろす

はっきりと見えてきました。この中の一番大きな雪渓はヒルバオ雪渓といいます。こちらは山頂部の北側なので雪解けが遅いため、花を遅くまで見られるようです。

クルマユリ

クルマユリはまだつぼみも多く、本番でも楽しめそうです。

ヒルバオ雪渓を横切りしばらく進むとさらに花が多くなってきました。お花松原に着くと

クロユリ群落

クロユリや

ミヤマキンバイ群落

ミヤマキンバイ

アオノツガザクラ群落

アオノツガザクラ

などなどたくさんの花が咲き出しています。まだつぼみの株も多く本番が楽しみです。例年8月中旬が見頃のようですから、まだまだ咲くのでしょう。

本当に素晴らしい桃源郷です。

ここで朝ご飯を食べ、しばらく休憩していくことにしました。誰もいません。独り占めするのがもったいないような場所です。

来た道を戻ろうとすると、やっとお一人がやって来ました。私と同じようにここまで来て戻るそうです。長年の夢が叶ったとおっしゃっていました。

下りてきた急坂を上りきると

剣ヶ峰と御前峰

先ほど見た剣ヶ峰(左)と御前峰(右)が迫力ある姿を見せています。

室堂に戻り、すぐに下山です。

黒ボコ岩

黒ボコ岩は砂防新道と観光新道の分岐点。下りは観光新道を使います。

十二曲がり

砂防新道より日当たりがよい分花は圧倒的に多くて、斜面全体が花という場所が1時間以上続きます。
イブキトラノオの白い穂が目立ちます。

十二曲がり2

この道では今まで現れていない花である、タカネマツムシソウ、タカネナデシコ、テガタチドリ、ミソガワソウ、ハクサンタイゲキ、イワオウギ、カライトソウなどがたくさん現れてびっくり。道は急で歩きにくい所もありますが、お天気が良ければ私は迷わずこちらを選びます。

殿ヶ池避難小屋は再建中で使えません。この小屋から下はしばらく笹原が続きますが、

痩せた尾根

再び痩せ尾根となり、花が現れてきました。

この尾根から左へ急降下していく頃になると、花は少なくなり道も険しくなります。

かなりきつい下りを延々がんばり、ようやく別当出合の建物が見えたときはほっとしました。

この道(観光新道)は雨の時には避けた方が良さそうです。相当大変だと予想されました。


さて、本番3日間のコースを2日で下見してきました。さすがに花の山・白山です。随所にその魅力を感じることができました。

8月6日からのツアーでは、みなさまにお楽しみいただけるよう頑張ります。








白山(2014.7.31-8.1)

山旅会ツアー下見のため、白山を訪れました。

コースは
①別当出合→砂防新道→南竜道→南竜山荘→エコーライン→砂防新道合流→室堂
②室堂→午前峰→血の池→お花松原→血の池→室堂→黒ボコ岩→観光新道→別当出合
です。

まずは①1日目の様子から。

吊り橋

砂防新道のスタートはこの長い吊り橋です。しっかりしているので心配はありません。

砂防新道はよく整備されていてとても歩きやすい道です。最初はブナ林を登っていきます。

センジュガンピ

センジュガンピの花を見つけました。久しぶりです。

オコジョ

すばしっこいオコジョが現れたのですが、うまく撮れずこの有様です。

甚之助避難小屋

この立派な建物は何と避難小屋(甚之助。最近立て替えられた素晴らしい小屋です。

南竜道分岐に来て、本番の時に宿泊する南竜山荘を目指します。

急な斜面をトラバース気味に行きますが、この辺りから花が多くなります。

ハクサンフウロなど

ハクサンフウロ、シモツケソウ、エゾシオガマ、オタカラコウ、イブキトラノオ、コウゾリナSp.などです。

ハクサンコザクラ

もちろん、ハクサンコザクラもありますよ。

南竜山荘

南竜山荘が見えてきました。ずいぶん立派な建物です。この辺りには

クロユリ

白山の代表的な高山植物であるクロユリも咲き出していました。

南竜山荘に着いたら来た道を戻り、エコーラインを登っていきます。こちらも良く整備された道で歩きやすいですし、ニッコウキズゲなどの花も咲き出していました。

弥陀ヶ原の湿原を通過すると砂防新道と合流し、ここから一登りすると室堂に着きます。その手前に

イワギキョウ

イワギキョウの立派な株がありました。程なくすると

室堂センター

室堂のビジターセンターに到着です。南竜山荘よりさらに大きい建物群がありびっくり。

建物周辺はお花畑になっていて

室堂のお花畑

ハクサンコザクラやミヤマキンバイ、ウラジロナナカマド、クロユリなど、たくさんの花が花期を向かえていました。

着いてのんびりしていると突然ゴロゴロ鳴りだし激しい雨が降り出しました。宿にいて良かった。

以上で1日目が終了です。

2日目の様子は次トピックをご覧ください。





木曽御嶽山(2013.7.30-31)

今まで行く機会が無かったので突然思い立って木曽御嶽山(3063m)へ1泊で出かけてきました。

木曽福島からバスで大滝口の田の原(約2200m)へ。ここから登り始めます。

大滝口

本当は1日前に行く予定でしたが大雨の予報のため1日延期しました。登山開始した昼頃からガスが切れて山が見えてきました。

信仰の山だけあって白装束の人がたくさんいました。

大滝口斜面

登山口周辺のコメツガやオオシラビソの針葉樹林を過ぎると開けてきました。ガスが多くてまだ日当たりがそれほど無いので
暑くなくて助かります。

ツガザクラ

花はそれなりにあり、これはツガザクラ。

クロクモソウ

沢沿いに多いクロクモソウ。

イワギキョウ

そしてイワギキョウです。他にはモミジカラマツやバイケイソウ、イワカガミ、アオノツガザクラなどが見られました。

大滝山頂

登り始めて2時間半あまりで大滝山頂に到着です。本当の山頂である

剣ヶ峰

剣ヶ峰はこの荒涼とした斜面を登らなければなりません。

剣ヶ峰神社

約30分で剣ヶ峰にある神社に到着です。

剣ヶ峰の先はカルデラ状になっていてお鉢巡りをすることができます。

一の池

早い時期には水が貯まっていて、それを一の池と言います。

南側には

地獄谷

今でも噴煙を上げている場所があって、その先には深い崩壊地があります。地獄谷です。

お鉢巡りは荒々しい景観を楽しむのに大変良いルートですが、岩場なので注意が必要です。やや歩きにくい箇所もありました。

イワヒゲ

見かけることが少ないイワヒゲの咲き残りが岩の間にありました。この他、ツガザクラ、アオノツガザクラ、コメバツガザクラ、オンタデなどの花が見られました。

二の池

お鉢巡りを終え、二の池への下りにさしかかりました。池畔に見えているのが本日の宿、二の池本館です。宿に着いたのは登り始めてから4時間半ほど経っていました。

2日目の朝です。お天気がよいので山小屋近くの小高い丘へ登りました。

さすが3000mだけあって風があると寒いです。でもその寒さを吹き飛ばしてくれるような眺めが待っていました。

中央アルプス

雲海が広がっていて、その上に山々が飛び出して見えています。

一番手前が中央アルプス。宝剣岳の尖ったピークが見えますか?

その奥に南アルプス。そしてその上に富士山がちょっと顔を出していますね。

北の方は

乗鞍と槍穂連峰

乗鞍岳(手前)と北アルプスの素晴らしい眺めです。

槍穂高と笠ヶ岳、剣岳まで見えます。

日が昇った

でも低空に雲があってご来光は残念ながら見られませんでした。

朝食後北の方へ向けて出発です。

賽の河原と剣が峰

摩利支天への登りから後ろを振り返りました。

剣ヶ峰を含むカルデラとその下の植生に覆われた斜面が良い眺めです。

三の池

前方には三の池と継子岳、そして遠く乗鞍岳と北アルプスです。本当に素晴らしい景観です。

五の池

五の池まで来ました。後方は摩利支天です。今いる場所は飛騨山頂と名付けられていますが、はっきりしたピークはありません。

ここから継子岳の西側を巻いて濁河温泉に下ります。

コマクサ

この付近は砂礫帯になっていてコマクサの群生地です。ややピークを過ぎていましたが、あちこちに可愛らしいピンク色の花が点在していました。

ハイマツの中を下っていくと次第に樹木が大きくなり、立派な針葉樹林帯になってきました。

バイケイソウ

大きな葉っぱのバイケイソウがあちこちで見事な花を咲かせていました。

濁河温泉

歩き始めて4時間あまりで濁河温泉に到着です。

お天気に恵まれて景観を十二分に楽しめた山行でした。







コマクサ咲く草津・本白根山(2013.6.30)

10月の紅葉時期に志賀高原・芳ヶ平と草津・本白根山を訪れることになり、まだ行ったことのない本白根山のコースを知るべく、ツアーに下見参加しました。

この時期はコマクサの咲く季節。地元の人の保護活動の結果、増えたコマクサが見られるとあって、どんなか知りたいと思っていました。

白根火山レストハウスからスタート。まず逢ノ峰を登降しスキー場の横を抜けて

スキー場の先へ

鏡池方面へ進みます。足元には

イワカガミ

イワカガミや

ツマトリソウ

ツマトリソウ、そしてマイヅルソウがびっしりと咲いていました。

クロマメノキ

秋にブルーベリーのようなおいしい実がなるクロマメノキも開花中です。

歩き始めて1時間あまりで

鏡池

鏡池に到着です。

紅葉の時期はさぞかしきれいでしょう。

この先にコマクサ群生地があります。コマクサは砂礫地を好む(正確に言うと、砂礫地でない場所では他の植物との競争に勝てなくて砂礫地に逃げ込んでいる)植物です。

コマクサ群生地

さすがに保護活動されただけあって、広い範囲ですごい多くの株数です。アップしますと

コマクサのアップ

今まで見たことの無いほど濃いピンク色に驚きました。

なかなかの壮観です。

コマクサの写真撮影

参加されたお客様も楽しそうにシャッターを押し続けていらっしゃいました。

展望所と書いてある見晴らしの良い場所で親子連れが

ラーメンがおいしい

おいしそうに昼食を食べていました。少々肌寒かったのでさぞおいしかったでしょう。お聞きするとたびたび山へ出かけていらっしゃるとのこと。とてもほほえましい光景でした。

一周して元の場所に戻ってきました。

弓池2

レストハウス近くには弓池があります。

ガスで隠れていた白根山が

弓池と白根山

一瞬現れました。池の畔を少し散策しバスに乗って帰途につきました。


10月のツアーは1泊2日で、この他に志賀山、芳ヶ平にも行きます。ここはナナカマドが多くて本当に紅葉が素晴らしいところです。万座温泉にも宿泊します。具体的には以下のように計画されておりますので、みなさまのご参加をお待ちしております。

ツアー詳細は こちら

昨年秋の日帰りツアー(芳ヶ平)の様子は 10月3日10月14日

プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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