山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

おわび(2015.6.10)

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

最近、諸事情により更新できていないことをお詫びいたします。

もうしばらくお待ち下さいませ。
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西表島マングローブクルーズと滝巡り(2015.3.8)

石垣島から高速船で40~50分ほど乗ると西表島に着きます。

西表島は石垣島とは対照的に、全島ジャングルに覆われている原始の島で、人口も石垣島45000人に対して西表島2300人と1/20しかいません。手つかずの自然が魅力の島と言えます。

今回の下見では、ツアー本番で行くカヌーツアーとホタル観察ツアーには参加せず、浦内川マングローブクルーズと滝巡り、そして星砂の浜へ行きました。

まずは浦内(うらうち)川です。

浦内川

潮が満ちている時の浦内川です。広ーい川一面に樹木が生えています。この辺りは海とほとんど高低差がなく海水と淡水が混じり合う場所です。

そのような場所に生える樹木は、塩分濃度が高い水にも耐えられなくてはなりません。そういう樹木の総称をマンブローブと呼んでいて、特定の種名を指しているわけではありません。

この川をボートで上流に向かってクルーズします。

クルーズ船

クルーズ船に乗車しました。60人乗りです。海と違って波がないのでほとんど揺れません。

マングローブ

静かな水面を上流に進んでいきます。川の両側に鬱蒼としたマングローブが生えています。

船からは他にも大きなリュウキュウマツの木や、美しいツツジ

セイシカ

セイシカ(聖紫花)を見ることができました。生育地が限られている貴重な美しいツツジです。

上流側船着き場

次第に川幅が狭くなり、これ以上船で行けない場所に上流側の船着き場が見えてきました。30分ほどでクルーズは終わり、

船着き場とボート

船長さんに別れを告げて、今度は滝巡りスタートです。

遊歩道

鬱蒼としたジャングルを進みます。もちろんこの付近にはマングローブはなく、ヤシの仲間や

サキシマスオウノキ

大きな板状の根(板根)を持つサキシマスオウノキなどの森です。サキシマスオウノキがこんな形の根を持つのは、この森の土壌が薄いからです。温湿度が高いので有機物の分解速度が速すぎて、暑い腐葉土ができないのです。樹木を支えるために、こんな形の根にして踏ん張っているわけです。

ツルアダン

それからツルアダン(小笠原のタコヅルそっくり)などの蔓植物や

オオタニワタリ

他の木に居候(着生)しているオオタニワタリなど、亜熱帯特有の植物ばかりです。このオオタニワタリはシダ植物ですが、この島では山菜として食べています。私もお店で食べてみましたが、少々硬いながらも癖のないあっさりした味でした。

さて、最初の滝の展望台にやってきました。

マリユドウの滝

マリユドウの滝です。凄い迫力ですが、残念ながら近くで見られません。かつては行けたようですが、今では道が閉鎖されていました。遠くの展望台からで我慢です。

そして2つ目は

カンピレーの滝

大きな滑滝、カンピレーの滝です。こちらはすぐそばで見ることができてかなりの迫力でした。ゆったりと時間が流れていて、のんびりしたい場所です。

ここに来るまでもあちこちで咲いていたのですが、

サキシマツツジ

ヤマツツジを巨大にしたようなサキシマツツジの花が、素晴らしい輝きをしていました。

しばらく休んだあと来た道を引き返し、船に乗って浦内川を下ります。

先ほどより潮が引いてきて

オヒルギ

マングローブの根が水面から現れていました。これはオヒルギというマングローブで、呼吸をするために膝のような形をした根(膝根)をたくさん出していました。根の形は植物の種によってだいぶ異なり、それで植物を見分けることができます。

下流側の船着き場に戻って、浦内川の楽しいクルーズ&滝巡りを終了しました。

この後は有名な観光地である星砂の浜へ向かいました。

星砂の浜

かなり潮が引いている時間でしたので、かなり沖の方まで歩いていけました。

水際の砂を眺めると

星の砂

すぐに星形をした砂粒が見つかります(写真は相当拡大しています)。満潮時はちょっと見つけづらいかも知れません。

お天気が良ければもっと海の色がきれいでロマンチックに見える場所なのですが、ちょっと残念でした。

この後車であちこちへ出かけ、いろいろな生き物に出会いました。

リュウキュウアサギマダラ

この蝶はリュウキュウアサギマダラです。アサギマダラよりだいぶ小さく色が濃いめですね。

この島にはアサギマダラもタイワンアサギマダラもいて紛らわしいです。

カンムリワシ

この鳥は特別天然記念物カンムリワシです。よく電柱に止まっているので電柱鷲などとも呼ばれていますが、やや色黒のワシです。

この島にはイリオモテヤマネコという、やはり特別天然記念物で絶滅のおそれの高い哺乳類もいますが、普通には全く見ることはできません。

夜行性動物がたくさんいるので夕暮れの森を歩くといろいろな鳴き声がしてきます。多くは夜が来るのを待っているのですね。

今回は以上ですが、ツアーではイリオモテボタルの鑑賞ツアーや、仲良川の上流にある秘境ナーラの滝までのトレッキング&カヌーツアーもあります。ご参加される方はお楽しみにして下さいね。

ツアー本番ではお天気に恵まれることをお祈りしています。

伊豆沼と蕪栗沼のガン大群に感激(2014.10.28-29)

11月9日出発のツアー下見のため、宮城県北部の蕪栗沼と伊豆沼を訪れました。

このツアーは2日間で、それぞれの日に山に登りつつ、1日目の夕方と2日目の早朝に沼でガンを見るとい、一風変わったツアーです。

まずは1日目に蕪栗沼に行きました。この沼も伊豆沼同様、ラムサール条約登録湿地に指定されていますが、伊豆沼と違って観光地化されていないので、それほど便利ではありませんしトイレなどの設備はありません。

この沼に来る途中の水田にガンが集まって落ち穂拾いをいました。

水田のマガン2

水田のマガン

この鳥はマガンという最も数が多いガンで、宮城県で越冬する10万羽のガンの大半を占めています。

夜は沼に集まって眠りますが、昼には餌を採るためファミリーあるいはそれより大きな単位で主に水田に移動して落ち穂を食べているのです。従って、昼に沼に行ってもガンを見ることはできません。

ガンの仲間はとても警戒心が強くて、近づくとすぐに逃げてしまいますが、車の中からですと警戒しつつも食事を続けているので、こうして写真を撮ることができます。

マガンの飛翔

移動するときはファミリーかそれ以上の単位で飛んでいきます。

マガンの飛翔2

カモより大きな鳥ですし、甲高い鳴き声を出しながら飛ぶので、とても迫力があります。

蕪栗沼景観

さて、蕪栗沼に着きました。この辺りには3つの沼があり、総称して蕪栗沼というのでしょうか?

沼にはカモやハクチョウ、サギの仲間もいてとても賑やかになっています。

日の入りが近くなると

マガンの飛翔3

方々からガンが集まってきて

沼のガンの群れ

沼には次第に鳥影が増えてきます。沼はものすごいにぎわいです。

時折、何が起きたのかわかりませんが、一斉に飛び立つときがあり大騒ぎとなります。そんな挙動1つ1つがとても新鮮で、久々に来た甲斐がありました。

この日は厳しい北西の風が吹き荒れて身体が冷え切ってしまいましたが、この素晴らしい景観に感動し時を忘れて見ていました。


翌朝、日の出30分前に今度は伊豆沼へ足を運びました。

広い沼

伊豆沼は蕪栗沼よりずっと大きく、ガンまでの距離が遠いのが難点です。

夕方より暗いのでうまく写真を撮れませんでしたが、ここでも

ガン飛び立ち

飛び立ちの感動がありました。以前のように一斉に飛び立つことがなくなったと聞きますが、それでも一群、また一群と飛び立って行くのを飽きもせずに見ていました。

伊豆沼・蕪栗沼に集まるガンの数は日本一。合わせると10万羽近くになります。

こんな素晴らしい光景がいつまでの見られることを祈っています。

ツアー本番でも素晴らしいガンの帰還と飛び立ちが見られますように。

金環日食

まだ見たことのない皆既食と金環食。そのうちの1つが見られると言うことで期待していました。
今回の日食フィーバーは大変なもので、日食グラスは飛ぶように売れ、ニュースでも再三放送されていましたね。

この日の朝は残念ながらどんより曇っていて、金環直前には小雨まで降り出す始末。半ばあきらめていました。が、

金環

金環日食が始まった頃、雲の隙間から太陽が現れました!
コンパクトデジカメにはフィルターを付けていましたが、あきらめていたため三脚を出しておらず、手ぶれしてしまっています。

雲に隠れたり雲から出たりしながら、何度か顔を出してくれ、日食グラスでも極細の指輪を実感。良かった。

金環が終わってから遅まきながら三脚を出して、何とか数枚撮影しました。

部分1

部分2

本当にラッキーでした。良い写真や動画はこれからTVで見られるでしょう。

みなさんもご覧になりましたか?

早春の花を探しに多摩森林科学園へ

JR高尾駅から徒歩10分のところに多摩森林科学園があります。

ここはたくさんの桜が植栽されていて、4月になると連日たくさんの花見客が訪れるそうです。

一足先に、咲き始めの桜やその他の花を探しに行きました。

まず、桜です。もっともたくさん花を付けていたのがこれです。

カンザクラ

カンザクラ(寒桜)です。花はちょっと小振りですが、ピンク色の美しい花が目立ちます。図鑑によるとカンヒザクラとヤマザクラの交雑からできたと考えられている桜です。

次はご存知

カワヅザクラ

カワヅザクラ(河津桜)です。こちらは花が大きくてピンク色が濃いですね。カンヒザクラやオオシマザクラの自然交雑と言われています。でも、まだ数輪咲いているだけでした。10日後くらいが満開でしょうか? 

そして最後はとても小さな花の

シキザクラ

シキザクラ(四季桜)です。実は、最初に通ったときは見逃してしまって、職員の方に聞いて探して撮影しました。本当に花が小さいです。マメザクラとエドヒガンが関与していると言われています。

他にもカンヒザクラなどを期待して行ったのですが、まだつぼみでした。梅と同様、開花が遅れているようです。

そして最初にご紹介したカンザクラには

吸蜜するメジロ

メジロが2羽で吸蜜に来ていました。あたり一面桜が植えてありますが、ほとんど花がないので開花した個体に集まっているようです。

桜以外の花は・・・

まずはこれ。

アズマイチゲ

アズマイチゲです。見事にたくさん咲いていました。本当にこの花はいつ見ても光り輝いています。

次に友人から教えられた、ちょっと珍しい

オウレン

オウレンという花です。雌雄が別で、この写真では右が雌花、左が雄花です。雌花の子房が赤くて大きく、とても目立ちます。

そして最後は樹木の花です。

モクレイシ

数日前にアップしましたが、モクレイシという植物です。ニシキギ科なのでマユミなどと花が似ていますね。

この他、少し花が見られた程度でした。

あと1~2週間位すると一斉に咲きそうです。今年の春は一気に来そうですね。

プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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