山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

奥多摩・川苔山(かわのりやま、1363m)(2018.5.15)

以前からなかなか行くチャンスが無かった川苔山。しばらく工事をしていたため通れなかった川乗谷沿いの林道が、工事終了に伴い通行可能となったので、下見に行ってきました。

川乗橋でバスを降り、

川乗林道

林道を進みます。

ガクウツギ

ガクウツギとマルバウツギがわんさか咲いていて、高い木にはあちこちでオオルリが鳴いていました。

小1時間で

細倉橋

細倉橋に到着。ここから山道です。

渓流沿いに作られた道は狭くて、崖になっているような場所が多く、

橋の連続

何回も橋を渡り、

滝の連続

滝が連続していて

渓流

とても美しい渓流です。

渓流沿いの道はとても涼しくて、この日のように暑い日でも風があれば休んでいると寒くなるほどです。

そして

百尋の滝

この美しい百尋の滝を最後にして渓流から離れ、岩場の急坂を登ります。

ベニドウダン

ベニドウダンやヤマツツジの花がきれいです。

急坂を登り切ってしばらく進むと道が二手に分かれ、今回は右回りで登っていきます。

回り込みが終わると尾根に出て、

防火帯

防火帯を進むと

山頂が見えた

川苔山の山頂が見えてきました。

登山開始から約4時間で

山頂に着いた

ついに川苔山に登頂しました。

平日なのに多くの人が。川乗林道が開通した直後だからでしょうか。

川苔山は西の方に展望が開けていて、

西方の遠望

雲取山や鷹巣山がよーく望めました。

さて下山開始。舟井戸からは岩場をともなう鋸尾根へ。

4つの峰を激しくアップダウンするコースは全く人を見かけません。

途中から眺めが良くなり、

鋸尾根から

本仁田山の向こうには大岳山と御岳山が望めています。

大ダワまで下ってひたすら鳩ノ巣駅を目指します。

ダラダラ下り

やや距離の長いダラダラ下りで少し退屈しましたが、登山開始から7時間あまりで鳩ノ巣駅に到着しました。


時期的に草花はほとんど終わっていましたが、木の花が咲き出していますし、川乗谷沿いの道はとても気持ちよく、川苔山の人気の理由をわかった気がしました。

ツアーは6月9日(土)に予定しています。詳しくは こちら をご覧下さい。

みなさまのご参加をお待ちしています。

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西丹沢・菰釣山(2018.5.11)

西丹沢西部、山中湖に近いところにあるブナ林の山・菰釣山(1374m)へ、山伏峠から縦走して訪れました。

これは5月24日のフォーゲルツアーの下見です。

山伏トンネルの横から歩き始めてトンネルの上を通る道に出ると

山伏峠

山伏峠です。右に行くと丹沢を離れて石割山や御正体山へ向かいますが、私たちは大棚の頭へ向かい、そこで左折して菰釣山へ進みます。

しばらく行くと左手には

御正体山はすぐ近く

どでかい重厚感のある御正体山が見えます。この山は道志の最高峰で1682mあります。

比較的アップダウンの少ない尾根です。

ツツジと新緑の尾根

トウゴクミツバツツジのピンクとブナやカエデ類の新緑が美しいです。

そのツツジを入れて

ツツジと御正体山

御正体山をバックにして撮りました。

樹林が続いているので展望が開けるところは少ないのですが、それでも

木々の合間から見た富士山

木々の間から更に大きな富士山がどかん!と見えました。さすがは迫力が違います。

花崗岩からなる尾根で風化が進んでいる所は尾根が細くなったりアップダウンが大きくなり、そんな日当たりの良い場所には

ツツジと新緑

トウゴクミツバツツジのピンク色と新緑の緑色とが華やかなコントラストでした。

歩き始めて3時間半ほどで

菰釣山山頂

菰釣山の山頂に到着。ここからの富士山が

菰釣山からみた富士山

実に素晴らしくて感動しました。

わずかに山中湖も見えますね。

山頂でしばし楽しんだ後は反対側に下ります。

笹枯れ

シカが葉を食べてほとんど枯れてしまった笹がいたいたしいです。

ブナ巨木が多い

立派なブナの木が続きますが、食べられるのか幼木が見あたりません。次世代がいないので、これではブナの寿命が来たら別の森へと変わってしまいます。

ブナ沢乗越から石のゴロゴロする急坂を下ります。沢状になっていて、見上げると

渓畔林の新緑

背の高いシオジやイタヤカエデなどからなる渓畔林がとても美しいです。

何度か渡渉した後は

林道を下山

川沿いの林道をぐんぐん下って、道の駅どうしに着き、無事下山しました。

カラッと晴れたさわやかなとても気持ちの良い日で、トウゴクミツバツツジの花と新緑に心を洗われた山行でした。

コース中にはトウゴクの他、カマツカ、ガマズミ、サラサドウダン、ホオノキ、ヤブウツギ、ミヤマザクラ、スノキ、ツクバネウツギなどたくさんの樹木が蕾を付けていました。

ツアー本番は約2週間後ですが、これらの木の多くが開花しているのではないかと思われます。

素晴らしいブナ林と樹木の花、そして新緑を見に行きませんか?

5月24日の本番は、橋本駅に7時に集合してレンタカーでアクセスします。

みなさまのお申し込みをお待ちしております。

小楢山(2018.5.10)

山梨県の中央にある山梨市。この北部にある標高1713mの小楢山に行ってきました。

6月7日のフォーゲルツアー、11日のクラツーツアーの下見目的ですが、事情により1ヶ月も早いです。

山梨市に合併する前は牧丘町と呼んでいた場所で、標高1500mあまりの焼山峠が登山口です。

小楢山登山口

焼山峠から登山開始します。

この日は強い寒気が入ってきていて、東京周辺では朝から雷雨が降っていたそうですが、こちらはまずまずのお天気です。

でも大変寒く、冬の服装での登山です。

防火帯と新緑

この付近ではしょうど新緑の季節です。ここは山火事延焼を防ぐための防火帯が切ってあって、とても見通しがよく気持ちの良い道です。

道から離れるとカラマツ林が広がっていますが、道の両脇にはカエデが多く、

ハウチワカエデ

ハウチワカエデ、

ウリハダカエデ

ウリハダカエデ、

アサノハカエデ

アサノハカエデ、そしてイタヤカエデもきれいに花が咲いていました。

日当たりがよいので、スミレもたくさん見られ、タチツボスミレの他にミヤマスミレや

サクラスミレ

スミレの女王、サクラスミレもたくさん咲いていました。

そうです、まだこの辺りはちょうど春を迎えたところなのです!

振り返れば

奥秩父の山々

雪をかぶった奥秩父の山並みが遠望できました。どうやら昨日や一昨日降ったようです。

防火帯と青空

防火帯の上に青空が広がってきて、新緑がさらに美しさを増しました。

錫杖ヶ原という平坦な場所に面白い形をした石がありました。

的石

これです。何と的石と命名されています! ダートでもやりたくなりますね。これ高さが4mくらいある大きな石です。

さらに登ると

山頂付近の疎林
山頂手前の疎林になりました。

ここにはレンゲツツジやズミが多く、本番の頃咲くことを期待したいです。

そして

山頂標識

小楢山の山頂に到着しました。

とにかく広い山頂で、最高の眺めです。

小楢山より富士山方面

富士山は残念ながら雲がかかっていて見えませんが、その手前の御坂山地と甲府盆地が広角で目に飛び込んできます。

右には南アルプスが、左には大菩薩の山並みが、そして背後には

金峰山

金峰山の五丈岩まで(ピンボケ失礼)はっきりみえました。

この山を下山した後は

乙女高原

乙女高原にやって来ました。

この時期はまだスミレくらいしか咲いていませんが、6月頃から9月頃まで次から次へと花が咲き、見事なお花畑が出現する場所です。

ここは毎年ボランティアが草刈りをして維持している草原で、ススキなど刈った草を遊歩道の上に敷いて、道がえぐれたり植生が無くなったりするのを防いでいます。

ここにも6月にはレンゲツツジがたくさん見られるでしょう。

最後にここの名物

ブナじいさん

ブナじいさんにご挨拶をして、帰路につきました。


小楢山はきついアップダウンのないハイキング程度の登りやすい山ですが、花が多く眺めのとても良い山でした。

みなさまのご参加をお待ちしています。

箱根・三国山(2017.12.27)

2017年も大詰めです。今年最後の山歩きとして、箱根の三国山へ行ってきました。

芦ノ湖南岸の箱根町港から芦ノ湖の西側にある外輪山を北上し、湖尻峠で外輪山を下りて湖岸を歩き、芦ノ湖北岸の桃源台まで行く、芦ノ湖を半周する全長12kmのコースです。

小田原からバスで箱根町港に着きました。

駒ヶ岳と神山

芦ノ湖畔から見ると、駒ヶ岳と神山の上の方が白くなっています。霧氷でしょうか?

これから登る方向は

山伏峠と三国山方面

中央に見える山の周辺に山伏峠が、そしてその右側には三国山が続いています。

周回歩道の看板
外輪山周廻歩道という名前が付いているコースで、石畳の道を登っていくと道の駅で国道1号に出て、すぐさま階段の多い山道を登っていくと

外輪山に出た

外輪山の一角に出ました。

ここから一登りすると

ハコネダケと富士山

強風のため地吹雪が上がっている富士山が見えてきました。周囲はハコネダケというネザサの仲間がびっしりと生えています。

深い笹

箱根でよく遭遇するハコネダケの密生する道を進みます。

ハコネダケがとぎれた右手には

駒ヶ岳と二子山

芦ノ湖と神山、駒ヶ岳や登山開始した町港が見えています。もうこんなに歩いたんですね。

この道は箱根スカイラインという道路に並行して通じていて、

レストラン

スカイライン沿いのレストランも見えてきました。

この裏手にある小ピークはとても素晴らしい展望を楽しめ、富士山や愛鷹連峰の他

駿河湾

駿河湾と富士市、沼津市、伊豆半島の天城山から伊豆大島や利島など、気持ちの良い眺めでした。

縦走路に戻って進みます。

芦ノ湖と金時山

前方には芦ノ湖の先に金時山と西丹沢の山も見えています。

この日は風が強くて寒かったのと、時折雪雲がちぎれて飛んできましたが、見通しはとても良かったです。

そしてこの日の最高峰

三国山山頂

三国山に到着しました。樹林の中にありますが、落葉樹の葉が落ちているので富士山や芦ノ湖なdも枝の間から眺められました。

ここからは湖尻峠に向かってぐんぐん下っていきます。

富士山が近い

間近の富士山を眺めつつ慎重に下って

湖尻峠

湖尻峠に出てここで外輪山を離れ、カルデラの中に下っていきます。

急な階段を下りきると芦ノ湖畔に出て

湖尻水門

湖尻水門を通れば、あとは桃源台までわずかでした。

冬型の気圧配置が強くてとても寒い日でしたが、無事今年最後の登山を終了しました。

とても展望の素晴らしいコースで印象に残っています。

このコースはフォーゲルで2月11日(日・祝)にツアーを行います。

詳しくは こちら をご覧下さい。

愛鷹連峰・越前岳(2017.10.27)

富士山の南にある古い火山、愛鷹連峰。その最高峰・越前岳に行ってきました。

ようやく長雨が終わり、秋晴れとなりました。この日は雲一つ無い絶好の登山日和です。

御殿場からバスに乗り十里木で下車。ここから数分歩くと登山口です。

長い階段

いきなり長い階段が。斜度もそれなりにありきつい登りです。

十里木からの富士山

登り切るとススキ原の向こうにどでかい富士山が。山頂付近は少し雪を被っています。

富士山と宝永火口

こちら側からは宝永火口がよく見えます。300年ちょっと前に大噴火を起こした場所ですね。

登りが緩やかになって灌木の中を登っていきます。

次第に紅葉が

登るに連れて次第に木々が色づいてきました。

ヤマボウシやブナ、そしてコアジサイなどが目立ちます。

斜度が緩くなってきたら

越前岳山頂

越前岳の山頂に到着です。お天気に誘われて数組のパーティがランチを取っていました。

山頂の眺めは素晴らしく、富士山の他

駿河湾

駿河湾と富士市街の景観が良かったです。

ここからは稜線歩きです。

稜線の紅葉

コミネカエデが赤く色づいていて、黄色いブナもきれいです。

山頂から20分あまりで富士見台着。ここは昭和の初期に岡田紅陽という人が富士山に撮影に訪れ、その図案が昭和初期に発酵された五十銭紙幣に使われたそうです。

私も真似をして撮ってみました。

五十銭の富士

題して五十銭札の富士です。周囲の灌木が伸びていて、案外写しにくかったです。

ここからは稜線沿いに富士見峠へ向かって下っていきます。

南の方には

位牌岳と鋸岳

愛鷹連峰で2番目に高い位牌岳(左)とその隣の鋸岳が、その峻険な姿をくっきりと見せていました。

東の方には木々の間から

箱根方面

箱根の神山と駒ヶ岳を望むことができ、大涌く谷の噴煙もよく見えました。

富士見峠からはやや急な道を下りて、林道手前で

山神社の祠

(愛鷹)山神社で安全登山のお詣りをして

山神社入口

鳥居のある山神社入口まで下山しました。

快晴微風の絶好のコンディションに恵まれ、越前岳の楽しい下見を終えました。


越前岳ツアーは2回行われ、

 11月7日(火)はクラブツーリズムの新宿発バスツアー → 詳細
 11月10日(金)はフォーゲルの現地集合ツアー → 詳細

となっています。
素晴らしい富士山と稜線の紅葉を見においでください。


プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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