山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

鎌倉アルプスを歩きました

北鎌倉から建長寺の中を通って登り、天覧山から瑞泉寺の横を通過して鎌倉駅へ抜けました。建長寺から瑞泉寺付近までのハイキングコースを、鎌倉アルプス(またの名を天園ハイキングコース)と呼んでいます。快晴無風の絶好のコンディションの中でハイキングをしました。

建長寺の上部、半僧坊付近には磨崖仏があるそうですが、どれがそれだかわかりません。代わりに、何か巴マークのような模様を見つけました。



岩壁に横穴があちこちに空いており、いつ頃どんな目的で作ったのか知りたくなりました。

その近くをシロハラがホッピングしていました。じっと見ていると、ヤブランの実に飛びついてくわえ、実を飲み込んでいました。ヤブランの実を食べるのは鳥だろうと予想していましたが、実際に見たのは初めてです。(残念ながら写真はありません)

次はタイワンリスです。積んである丸太の上を軽快にジャンプして藪の中に消えました。ニホンリスより地上歩きを積極的にする感じがします。



三浦半島ではタイワンリスが増えすぎて、いろいろと問題を起こしているようですが、本日歩いたコースでは数個体見たものの、被害には気付きませんでした。

しばらく前に訪れた伊豆大島では樹皮がひどく剥がされていたのを覚えています。また、どこだったか忘れましたが、タイワンリスが野鳥の繁殖の脅威となっている、と聞いたことがあります。いずれ何らかの対策が迫られるでしょう。

勝上獄展望台に着きました。とても素晴らしい眺めです! このコースはこんなに眺めが良い所があるとは思いませんでした。富士山や箱根はもちろん、伊豆大島と利島が少し重なって眺めることができました。見る角度が違うと新鮮です。



この後鎌倉アルプスを縦走し、鎌倉駅へ抜けました。このハイキングコースの植生は照葉樹林が主体で、所々スギヒノキやコナラ林がありました。足元の凝灰岩質砂岩は異様な感じでした。


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秦野の高取山を歩きました

首都圏の山は人工林が多いですが、その中で自然林の山やコースを探しています。弘法山を歩いたときに、大山の手前にある高取山は落葉樹林で覆われているように見えたので、本日足を運びました。

途中の念仏山の山頂付近では、南西側の高木が伐採してあって、秦野の町と箱根方面がよく見えました。切りっぱなしなのはいただけませんが、山頂から遠くが見えるのは気持ちが良いですね。



念仏山までは雑木林が続いていて、日当たりが良くてとても暖かかったですが、念仏山を越えると片側が人工林、もう片側はタブノキの林になっていて、日当たりが良くありません。風が吹くとちょっと寒かったです。

まだ1月ですが、植物はもう春を感じています。イヌシデの冬芽はもうずいぶん膨らんでいました。ウグイスカグラはもう芽吹いています。



この植物は雑木林で開花するトップバッターです。草本ではまだあまり芽を出しているのがありませんでした。

しばらく行くとアオキが密生しています。弘法山付近ではシカの食害はほとんどわかりませんでしたが、高取山の中腹まで来ると、アオキが随分食べられていました。高いところにある枝についた葉は食べられていないことから、シカだと考えられます。



一方、毒のあるミヤマシキミやオニシバリは食べられていません。また樹皮食いもされていないので、ここのシカはアオキが好みのようです。草本が出てくると葉っぱが柔らかい草本を食べるのでしょうか? ちょっと気になります。

高取山からは北へ行くと人工林が多くなります。東側へは雑木林が続いているように見えました。今度は東側のコースを取ろうと思いながら、北へ向かう尾根を進み西側に下山しました。

山梨・高座山1/23

忍野に用事があり、仲間と一緒にちょっと早めに出かけて高座山を歩くことになりました。高座山は富士山方面の南側がススキ原になっていて、富士山の眺めは言うことがありません。



雨が多い日本ではほっておけば森になるので、原っぱのままにするためには草刈をするか、放牧するか、山焼きをするしかありません。ここでは山焼きが行われているとのことです。

森は大事だから守れ、とは言われますが、草原あるいは原っぱはあまり聞きません。でも今は原っぱの自然の方がずっと危機的な状況なんです。絶滅しそうな植物や昆虫には草原性のものが多いのですよ。

ドライフラワーになったボクチを見つけました。あちこちにたくさんあります。ボクチは火口と書き、その昔葉っぱの裏にある白い綿毛を集めて、火打ち石から出た火をうつし取ったと言われています。



ススキ原で遊んだ後、ゆっくりと下りてきました。この場所は毎年4月に山焼きをするとのことです。



西の方を見ると南アルプスが屏風のように広がっているではないですか! 今年は太平洋側で極端に降水量が少ないですが、3000mのアルプスともなると、やはり違いますね。



短時間の散歩でしたが、とても気持ちが良かったです。いつまでも山焼きが続けられ、草原環境が残って欲しいなあ、と思いました。

弘法山(秦野)に出かけました

冬型の気圧配置で、さぞ寒いかと思いきや、午前中はポカポカと暖かい日よりでした。1ヶ月前に見た木の実や草の実はずいぶん減っていて、動物に食べられたようです。雑木林の林床には実を付けたコウヤボウキがたくさんありました。まだたくさん付いていますが、いつ飛ばすのでしょうか?
中にはピンク色の冠毛を持つものもあり、色彩の少ない冬にはとても目立ちます。



お昼頃から強い風が吹き出しました。写真を撮ろうとすると被写体がぶれて大変です。手で押さえつけながら撮影しました。

この山にはアオキは少ないですが、権現山の南側に少しありました。アオキの実は場所によって色づき方が違います。裏高尾の方はまだ緑色のものが多く、海沿いの高麗山では真っ赤に熟しているものが多かったです。ここの実は・・・



何とまだら模様のものがあります。しばらくすると真っ赤になるのでしょうか?

権現山の展望台からは、遠くまで良く見通すことができました。特に、伊豆大島の隣の利島が見えたのには感動しました。三角形の断面をしている火山島です。写真ではわかりにくいと思いますが、わかりますか?



冬の雑木林は木の葉がすっかり落ちているのでハイキングコースから四方の景色が眺められます。これも冬ならではの楽しみです。権現山からは秦野駅へ下りました。

奥武蔵の日向山・丸山に登りました

この日も冬型の気圧配置で、北風がとても冷たいです。しばらく雨が降っていないため空気も地面も乾いていて、霜や霜柱ができにくくなっているようです。それでも1000m近い山では気温が上がらず、一度できた霜柱が解けずに残っていて、道はあちこちで10cm以上盛り上がっていました。




日向山周辺は雑木林が多く、その名の通り日当たりが良いです。山頂の西側には一面伐採されているところがありました。伐りっぱなしなので今後どのように処理されるのか興味深いです。というのは、この近辺の雑木林は萌芽枝がたくさん出ていて、2〜3本だけ残す処理(私のところでは「もやわけ」と呼んでいます)が不十分の林分が広がっていました。いたるところ4本〜10本も萌芽枝が出ていて、もやしのような状態でした。このままだと雑木林らしい林にはなりそうもありません。



丸山は標高960mと、この近辺(西武線芦ヶ久保駅周辺)では高い方で、とても展望がよい山です。筑波山、日光連山、赤城山、浅間山、奥多摩の山々などがパノラマのように眺めることができました。寒いのも忘れてしばし展望を楽しみました。写真は雪をかぶった浅間山です。



大野峠を経由して芦ヶ久保駅へ下りました。峠からはスギ人工林ばかり。まもなく爆発する雄花で木が紅葉しているように見えました。

だんご焼き

どんど焼きなどと呼ばれる、どこの地方にもある行事です。正月のお飾りや書き初めで書いたものを焼きます。この自治会では長い竹を組むことはしませんが、だるまは焼きます。

ちょうど自治会の会長が火を付けているところです。



最初は大きな炎が出ましたが、やがて火が落ち着きお団子を焼ける状態になりました。こちらでは先が3つに割れているようなケヤキの生枝を切って先端を尖らせ、そこに1つずつお団子を刺して焼きます。生木でないと燃えてしまうため、当日の朝ケヤキの木に登って枝を切り落とします。ミツマタという木と違い、先が3つに分岐しているような枝はなかなかありません。何とかそれなりの数を確保しました。



お団子は表面しか焼けませんでしたが、香ばしくおいしかったです。
みなさんの地方ではどんな感じでしょうか?

真冬の景信山

木下沢林道から登り始めました。冬枯れの季節ですが、その中でもミヤマフユイチゴがたくさん実を付けていました。この実は誰に食べてもらいたいのでしょう? 獣でしょうか? それとも鳥? この季節にはどんな味がするのか食べてみました。すると、何と凍っているではないですか! シャーベットでもなくルイベでもなく、何と表現して良いのやら。



この日の八王子の最低気温が-4℃だったので、景信山の山頂(727m)では-8℃位まで下がったでしょう。中腹の北斜面のシモバシラの根元に「氷の花」が咲いています。大きいもので長さ30cm位あり、この後行った一丁平からもみじ台にかけての北斜面にある氷の花よりずっと大きいです。標高が高いせいでしょうか?



景信山山頂は木が伐採されている上、とても空気が透き通っていたため遠くまで良く見通せました。房総半島、スカイツリー、筑波山、奥多摩の山々、富士山、丹沢の峰々。スカイツリーの写った写真をご覧下さい。手前をトビが飛んでいるもの写っていました。みなさん、スカイツリーがどれだかわかりますか?



この後小仏城山から高尾山を経由して高尾山口へ下りました。高尾山は珍しく人が少なめでした。

城山湖界隈に出かけました

城山湖は、相模湾に注いでいる境川の再源流部に位置し、その昔は津久井湖との間で揚水発電を行っていた人造湖です。



ホシハジロなどのカモが点々と浮かんでいました。長い望遠レンズを持ったカメラマンがたくさんいたので、彼らの注視している先を見ると、なんとハギマシコが群れているではないですか! 久々の出会いです。



きれいに刈られた草の実を食べているようでした。たくさんいるカメラマンにも気にする様子はありませんでした。

湖を周回する道を歩いていたら、カシワバハグマの実を見つけました。この実の萼と冠毛が好きで、逆光で輝いているところを撮影しました。



午後から少し風が出ましたが、とても穏やかな良い1日でした。

新春の大磯丘陵

大磯駅から高麗山、浅間山、湘南平を歩きました。

高麗山は照葉樹林の山。関東では僅かに残る照葉樹林が神奈川県の天然記念物に指定されています。その暗い林床に、ひときわ輝く宝石、それはキチジョウソウの実です。



昨年は紅葉が遅れ、それがまだ尾を引いています。イロハモミジの紅葉がまだきれいでした。



1月2日は、まだほとんどの人が活動していません。そのせいか空気が澄み渡り、湘南平の展望台からは遠くがよく見えました。房総半島をはじめ伊豆半島、伊豆大島、箱根の山々、富士山、丹沢、スカイツリー・・・。



とても穏やかな正月の1日でした。今年も平和な1年であることを願います。
プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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