山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

5回目の達磨山ツアー(2013.2.25)

もう2月も末なのに、この日の東京の最低気温は-1℃、八王子ではなんと-6℃です。真冬の冷え込みです。

都内は快晴。富士山はしっかり見えています。きっと山でもしっかり見えてくれるでしょう。

神奈川県内を西へ向かうと富士山がどんどん大きくなり、足柄SAでは巨大な山体が間近です。

ところがこの先の静岡県内は雲に覆われていていやな予感。

それでも達磨山が近づくにつれて雲は少し薄くなってきました。

11時過ぎから登山開始。

のぼり

この頃には雲が切れて青空が出てきました。

19日に降った雪は道路の脇に貯まっていましたが、

だるまやま

登山道は解けています。ここは道の整備が行き届いているので、ぬかるみはほとんどありません。

山頂でランチタイム。風が弱く日が当たっているのでとても暖かいです。

南アルプス、赤岳、箱根、沼津アルプス、天城山、そして眼下の街並みの展望は素晴らしかったのですが、

ふじさんみえない

主人公の富士山だけは残念ながら見えません。がっかり。

それでも途中で

ふじさん

チラッと顔を出してくれました。やはり他の山とはスケールが桁違いです。

次第に青空が空の大半を占めるようになり、気持ちの良い天気となってきました。

雪解けでぬかるんだ道を戸田峠まで下り、再度登り直して金冠山に着きました。

きっと富士山が顔を出しているに違いないと思ってみると

きんかんざん

あれー、富士山の所だけ雲がかかっているなんて! いじわる。

今日の富士山は何かとてももったいぶっている感じです。

主人公の姿をばっちりと見ることができず残念でしたが、レストハウスに向けて下山です。

げざんろ

19日の雪はわずかに残っているだけでした。

歩きやすい道なのでイノシシの掘った穴を見たり、モグラ塚を見たりしてゆっくりと下りました。

もう3月も近いせいか

アセビ

アセビの花が咲き出していました。

この山はアセビが多いし、マメザクラも多いとのことなので、4月には花に囲まれた美しい景観になるのでしょう。

そんなことを想像しながらバスの待つレストハウスに着きました。

いつ来てもこのコースは楽しいです。

一度、一面の花の咲く4月にも来てみたいと思いました。

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湯河原城山は雪の中(2013.2.21)

毎月第3木曜日はよみうりカルチャーの山歩き講座です。その名は「自然を楽しむゆっくり山歩き」。

その名の通り、コースタイムなど気にせず楽しい山歩きを毎月行っています。

今月は湯河原城山。湯河原では幕山が有名ですが、ここ城山も海の眺めが良く気に入っています。

湯河原駅から歩ける便利さもあります。

駅からはみかん畑の中の急登が続きます。

みるみる海が見えてきて良い感じです。

伊豆半島方面

伊豆半島方面の眺めです。小さくてわかりにくいのですが、伊豆七島の利島・新島と伊豆半島の小室山がはっきり見えています。

城山山頂では

真鶴半島

眼下の真鶴半島とその遠くの三浦半島、房総半島(この写真からはわかりませんが)、そして

伊豆大島

伊豆大島と初島がよくわかります。伊豆大島の三原山が冠雪しているのも見えました。

ここから北上し、しとどの窟と呼ばれる大きな岩棚へ向かいました。

しとどの窟

ここはかつて源頼朝が逃げ延びた場所だといういわれがある場所です。

ずいぶん大きな岩棚で、こんな山奥なら数日間気づかれずに済んだことも何となく理解できます。

この辺りは北斜面なので残雪が多く

しとどの窟前で

こんな感じです。この付近は急斜面でしたので軽アイゼンなどの滑り止めを利用しました。

再び下りきったところには有名な幕山梅林(湯河原梅林)があります。

事前に見たHPでは梅の開花状況として3分咲きとなっていましたが、

幕山梅林

うーん、ひいき目に見ても2分咲きでしょうか。

紅梅の方がたくさん咲いていました。

今回の講座は、海や島々の遠望、雪の中の歩行、梅林と盛りだくさん。

普段味わえない山歩きを楽しむことができました。


このカルチャー講座は常時受講生を募集しています。

詳しくはよみうり文化センターの当該ページ

http://www.ync.ne.jp/yokohama/kouza/201210-11459010.htm

をご覧ください。(4月よりURLが変わります)

達磨山ツアー4回目は雪(2013.2.19)

2月になって20℃近くまで上がった日もありましたが、一転して冬に逆戻りです。この日は寒気が入ってきて雨か雪の予報が出ていました。

新宿を出発したときは曇り空でしたが、神奈川県内を走っている頃から雨が降り始め、伊豆半島に入って標高が上がったらみぞれ交じりになってきました。

本当はお弁当を山の上で食べたいのですが、達磨山ツアーでは避難小屋も東屋もありません。雨の中で食べるのは過酷なので、バスの中で食べることにしました。

昼食後に登山口で下り登山開始です。この頃はまだ雨でした。

登り始めたら緑色をした

シカ糞

シカのウンコがあちこちにありました。この色から察すると笹を食べているのでしょう。シカも笹藪の中より登山道の方が歩きやすいため、登山道をよく利用しているようです。

達磨山への登り

お天気が良くないので富士山はもちろん周囲の山が見えません。でも風があまりないのが幸いです。

この付近にはアセビ(馬酔木)がたくさん生えています。かつての火山活動で土壌が痩せているのか、シカが他の植物をたくさん食べたので有毒のアセビが残ったのかわかりませんが、ここにある樹木の半分位はアセビという感じです。

ツララ

そのアセビの葉にツララがぶら下がっていました。寒そうでしょう。

さすがにこの天気なのですれ違うハイカーは見られません。

雨中の歩行

みなさんの雨具は撥水性が良好で水をよくはじいています。でも私のは若干拡がりぎみ。ちゃんと洗濯して撥水剤も付けているのですが・・・。


小達磨山の下り

次のピークである小達磨山を下っています。途中でぬかるみがあり、滑る滑る。
その先には金冠山まで見えています。少し視界が開けてきたようです。

西の方に見えるはずの戸田港は

戸田港

おっ、見えました。海はどんより鉛色です。

戸田峠に下りきって金冠山に登る頃から

金冠山の登り

雪が積もり始めました。気温が下がってきたようです。

それでもみなさん文句を言う人もなく黙々と歩いて

金冠山山頂にて

ついに金冠山頂上に到着です。お疲れ様でした。

富士山は望むべくもありません。でも3山を制覇!しました。

バスの待つレストハウスに出発です。雪はだんだん積もってきました。いつの間にか雪山です。

防火帯の下り

行く手を見ると

スキー場?

まるでスキー場のゲレンデを歩いているような錯覚に陥りました。

歩き始めて2時間半でレストハウス着。暖かいバスが本当に嬉しかったです。ツアー登山はこれが良いですね。

この後、百笑の湯という素晴らしい温泉で十分に暖まってハッピーな気持ちで帰路につきました。

クラブツーリズム3月の荘司担当ツアーのご案内

2月も後半になりました。

昨日、沼津では白梅が咲き出していて、早い株では5分咲き位でした。

昨年は1ヶ月も遅れて、各地で梅祭りに花が何もない状態でしたが、今年はそんなことは無いでしょう。

気象庁やウェザーニューズのサクラ開花予想では、平年並みか平年より少し早いとのこと。

間もなく花のシーズンがやってきますね。

本日は、荘司担当分のクラブツーリズム3月のツアーをご紹介いたします。

一緒に早春の山を歩きませんか!

ぜひ、参加をご検討ください。

1.四阿屋山ツアー(コース番号25881、レベル入門):3月10日(日)、12日(火)、14日(木)

 みどころはセツブンソウ、フクジュソウなど早春の花です。
 他にはロウバイや梅なども咲いています。
 他人のブログでは、以下が参考になります。
 http://gxm.cocolog-nifty.com/gxm/2012/03/post-5272.html

2.三浦半島最高峰・大楠山ツアー(コース番号25720、レベル入門):3月22日(金)、26日(火)、31日(日)

 みどころは山頂からの眺め、そして山頂付近の菜の花畑、大島桜や前田川沿いの草花です。
 後半のツアーでは、途中に寄る塚山公園のサクラも楽しめるでしょう。
 他人のブログでは以下が参考になります。
 http://home.r01.itscom.net/yukkuri/yamayuki/ookusuyama120325/ookusuyama120325.html
 荘司個人としては12月~2月にしか行っていないので、3月下旬に行くのが楽しみです。

3.芦ヶ久保・日向山ツアー(コース番号25708、レベル入門):3月29日(金)、4月3日(水)、4月6日(土)

 みどころは途中の「山の花道」にあるカタクリやアズマイチゲ、ヒトリシズカなどの可憐な花です。ウグイスのさえずりも聞こえることでしょう。


過去に別の場所で撮影した花の写真を添付しますね。

まずは四阿屋山ツアーで期待できる

セツブンソウ

セツブンソウです。自生地とは行っても保護された場所でしか見ることはできないでしょう。次は

フクジュソウ

フクジュソウです。これも人知れず咲いていたところは盗掘の対象となり、ほとんどの自生地が保護されているのではないでしょうか?

オオシマザクラ

これは大楠山で期待できるオオシマザクラです。ソメイヨシノの片親と考えられている種ですが、ソメイと違って花より葉の展開が先です。でも花はソメイより大きく良い香りがするので素晴らしいです。香りがよいので、オオシマザクラの葉は桜餅に使われます。

そして芦ヶ久保・日向山で期待できる

カタクリ

カタクリと

アズマイチゲ

アズマイチゲと

ヒトリシズカ

ヒトリシズカです。

どうですか、可憐でしょう。

こんな美しい花が見られる季節が近づいてきました。

ああ、春が待ち遠しい!









 

奥沼津アルプスツアー(2013.2.14)

沼津南部に低い山の連なりがあります。

沼津市の中心に近い方の5山(香貫山、横山、徳倉山、鷲頭山、大平山)は沼津アルプスと呼ばれており、岩崎元郎さんの新日本百名山の1つに選ばれています。その大平山から先の大嵐山、茶臼山に至る山並みは、奥沼津アルプスと呼ばれていて、前者ほど著名ではありません。
今回は、奥沼津アルプスと、沼津アルプスの最高峰鷲頭山を加えたコースを歩きました。

2月中旬に割には暖かく風もない、良いコンディション。9時半頃石堂橋口より登山開始です。
昨日朝まで降った雨の影響はそれほど無く、やや滑りやすい程度の登山道を進みます。

登りはじめは笹藪が広がっていましたが、大嵐山(日守山)へ近づくと常緑広葉樹林が広がっています。

大嵐山

約1時間で大嵐山(おおぞれやま)に着きました。この頃には青空が広がってきていました。富士山が見えないのは残念ですが。眼下の街並みと狩野川の流れが美しいです。

ここから隣の大平山まではかなりの距離があります。お腹がすいてきたので途中で

ランチタイム

ランチタイムです。今日のお弁当は沼津市内の弁当屋さん製で、カラフルでとてもおいしかったです。
お弁当屋さん、ありがとうございました。

再び出発。しばらく行くと難所に差し掛かりました。

難所

大きな岩が行く手を阻んでいるのでそれを巻くように道が付けられています。
ハシゴで下りた後はロープで急斜面をトラバースしていきます。

でも今日の参加者の皆様は、終始笑い声が絶えません。とても山慣れた人が多かったとみえ、難所を楽しんでいるようでした。実にたのもしいです。

大平山を越え沼津アルプスに入りました。行く先には最高峰鷲頭山が見えています。

この辺りは尾根が痩せていて樹木が這いつくばっています。その中を

ウバメガシ林

鞍部に向かって下っていきます。母岩の上に薄い土壌ができて樹木が薄い土壌に根を広げています。その根で歩きにくい場所が続きます。この幹がくねくねした木はウバメガシという樫の木で、大変堅くて良質な炭とされる樹木です。備長炭はこの木を使って作られます。

この付近はウバメガシ林の北限に当たっているそうで、貴重な植生となっています。

最後の登りを何とかクリアして鷲頭山に到着です。ばんざい!

鷲頭山山頂

実に爽快です。ここまで登りはじめから約5時間です。

今日は天気が良くて風が弱いので、ランチタイムや休憩時間を長めに取り、ゆったりした行程です。

しばし山頂での展望を楽しんだ後、ストレッチをし直して下山開始です。鷲頭山のすぐ横にある小鷲頭山からはものすごい急降下です。

急降下

しっかりしたロープの連続で、わずか15分位の間に標高差150mを下りました。志下(しず)峠を経てバスが待つ大平の集落に16時着。お疲れ様でした。

今回のコースは標高こそ400mに満たないですが、大変アップダウンが激しく所々にロープが掛けられ、ハシゴもあるようなハードなコースでした。それにも関わらず帰りのバスでも終始にぎやか。本当に今日の参加者の皆様は強者が揃っていました。実に楽しいツアーでした。

ご参加された皆様、本当にありがとうございました。




達磨山ツアー3回目(2013.2.9)

新宿発達磨山ツアーはとても人気があって、この冬は5回ツアーが催行されることになりました。

今回はその3回目。天気予報は良いので今回もきっとばっちり富士山が見えると思って楽観していきました。

が、予想に反して空はどんより。ちょっと不安な気持ちで登山開始です。

達磨山への登り

達磨山は笹山です。その昔、木材を過剰利用したのでしょう。その後の強風や笹の侵入で森林が復活しないのではないでしょうか? 笹山なので風が大変強いところですが、この日はほとんどありませんでした。お日様の光が当たっていないこんな時に強風が吹いたら、さぞかし寒かったでしょう。

達磨山山頂でお昼ご飯を食べ、北へ向かいます。

達磨山からの下り

このコースの良いところは、真っ正面に富士山が見えることです。でもこの日はこのとおりすっかり隠れています。南アルプスは見えていますが、天城山や箱根も雲の中。歩いていると白いものがチラチラ。ん?これ雪??

西の方には

戸田港

戸田港が見下ろせます。この山は西方が急に落ち込んでいてそのまま駿河湾となるため、西風が吹くと遮るものがありません。眺めが良いところは風が強いのです。

雪は大した事無く止み戸田峠を越える頃には日が差してきました。少し希望を持って金冠山を登ると

金冠山から

じゃーん! ついに現れました。実に劇的です。

金冠山にて2

お日様が照るとあったかいこと! 本当にハッピー。

金冠山にて

やはり富士山はいつも主役です。
この日は遠く大阪からツアーに参加された方がいらっしゃいました。
現れてくれたことに感謝して下山しました。ありがとうございました。


このコースは、2/19、2/25にもツアーが催行されます。
残席がほとんどないようですが、ご希望の方はお問い合わせください。

奥沼津アルプス(2013.2.7)

またまた間が開いてしまいました。

2/14ツアーの下見のため、奥沼津アルプスを歩きました。

昨日、関東地方雪が降ったので軽アイゼンを持参しましたが、雪は全くありません。しかしたっぷり雨が降ったようで、道が滑って歩きにくかったです。

このツアーは山の連なりの最も東から登り始めます。石堂橋に近いので石堂橋登山口と命名されています。

ネザサが多い道を登っていくと小一時間で大嵐山(日守山)に着きました。

大嵐山にて

展望台がこしらえてあり、なかなか良い眺めです。

大嵐山より

富士山の中腹には雲がかかっていましたが、眼下の狩野川のゆったりとした流れが良い感じです。

ここから次の大平山までは結構距離があります。所々にロープが掛けられていますが、2カ所に

ハシゴ

このようなハシゴが取り付けてありました。大きな岩があるせいですが、ちょっとスリルがあります。

大平山

この岩は礫が混じっていて、そのむかしは海底だったことを示しています。そしてその向こうにはこれから行く大平山がそびえています。

まだ2月ですが次第に日が長くなることを植物は感じていて

オニシバリ

オニシバリという花が咲き始めました。黄緑色の花なので葉っぱと区別が付きにくいですが、4弁の花が見えますよね。ジンチョウゲの仲間で、茎が丈夫で鬼を縛っても切れないことから名前が付いたそうです。試したことはありませんが・・・。

ややきつい登りで展望のない大平山を越え一旦下って鷲頭山に登り始めます。

富士山

先ほどまで出ていた雲は消え、富士山がきれいに見えてきました。

これから登る鷲頭山は

鷲頭山

前方にどっしりと構えています。足元には

ツバキ

ヤブツバキの花が落ちていました。この木はかなり大きくなるので、落ちていないと花が咲いていても気づかずに通り過ぎてしまいます。

鷲頭山を越えるとほどなくして小鷲頭山に到着しました。ここは

小鷲頭山にて

駿河湾と富士山の眺めが素晴らしいところです。

強い南風が吹き出して薄雲が広がってきたので、コントラストの低い写真となってしまったのが残念です。

この山の下りはかなり急で

急降下

連続的にロープが掛けられています。あっという間に志下峠(しずとうげ)に付き、ここから大平方面へ下山しました。

沼津アルプスはこの先にも徳倉山、横山、香貫山と続いていて長大な連なりです。でもこれを1日で踏破するとなるとかなりの体力と時間が必要です。今回はその半分を歩く感じです。


絶好のロケーションにあるせいか、このコースは展望に恵まれています。アップダウンが激しく所々にロープやハシゴが掛けられているので、初心者には少し厳しいコースですが、山なれた人には楽しいでしょう。

クラブツーリズム新宿発のツアーは2月14日に1本だけ催行されます(コース番号25709)。ご参加をお待ちしています。




プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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