山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

藤野鷹取山(472m)(2013年3月29日)

3月も終わりに近づき、世の中は年度替わりで落ち着かない時期です。

ここ数日の寒さから満開のソメイヨシノは、まだ花が落ちないで残っています。

でもこの日はとても暖かでうららかな春日より。

中央線上野原駅からバスで沢井入口まで行き、藤野鷹取山(472m)に登りました。

登山口にある老人ホームの前には

芝桜

芝桜が満開。ずいぶん早いですね。

鷹取山は雑木林の山で桜の自生と植栽が混在しています。

登山口にはソメイヨシノが植栽されていましたが、少し登ると

ヤマザクラ

ヤマザクラが咲いていました。今年はヤマザクラの花付きが少し良くないように思います。

マメザクラ

マメザクラはもう葉っぱが出ているので花は終盤です。小花柄に毛がいっぱい付いていますね。

サクラ以外では

クロモジ

早くもクロモジが咲きだし、

ウリカエデ

ウリカエデもあちこちで花を咲かせていました。

両種とも雌雄別株ですが、覗いたのはどれも雄花で、雌花を見つけられませんでした。

ほどなく

鷹取山山頂

藤野鷹取山の山頂に到着です。この日はヒノキの花粉が大量に飛んでいるせいか、空が霞んでいて隣の山さえはっきり見えません。

そのヒノキの葉を手にとって見ました。

ヒノキ雄花

雄花がいっぱい付いていますが雌花は見あたりません。木の上の方にあるのでしょう。

とその時、葉っぱに手が触れて花粉がもうもうと飛び散りました。いやー、すごい!

鷹取山からは主に下りですが、アップダウンが続き、長い道のりです。

途中で

ジュウニヒトエ

もうジュウニヒトエが咲き始めていました。

一方で、

チョウジザクラ

チョウジザクラはもう花が終わりかけています。このサクラは花がとても小さく、葉っぱが毛だらけで、大変地味な花ですが、どこか味があります。

長い尾根道を鷹取神社まで歩き、藤野駅まで下山しました。


この山並みは藤野駅の裏山で標高は500mありません。そのため気軽に上れて春浅い時期には楽しく歩けますが、この日は誰一人にも会いませんでした。

ちょっとしたハイキングにおすすめです。

フォーゲルでは、4月5日にツアーを実施いたしますし、よみうりカルチャーでも4月18日に予定しています。

低山歩きの楽しみを一緒に味わいませんか?

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芦ヶ久保・日向山(2013.3.28)

ここ数日、寒い日が続きました。

暖かいばかりではないと思っていましたが、昨日などは昼でも10℃以下だと非常に寒く感じました。

しかし今日は一転して良い天気で気温が高くなりそう。

奥武蔵・芦ヶ久保の日向山へ下見に行きました。

駅前の川

駅前の川沿いにソメイヨシノが植えられていますが、まだほとんど咲いていないところを見ると、この辺りは寒いのでしょう。道路を渡ったところには満開の桜がありました。よく見ると

カワヅザクラ

カワヅザクラのようです。やはり暖地より3週間~1ヶ月近く遅いですね。

ここから芦ヶ久保果樹園村というところへ登っていきます。

ベニシダレ

このしだれ桜(ベニシダレ)はかなり花が開いていました。そしてハルコガネバナという別名を持つ

サンシュユ

サンシュユが満開です。本当にきれいな花です。

山の花道

さあ、いよいよ本日のお目当てである「山の花道」の入り口に着きました。

カタクリなどが咲いているのは北斜面なので、まだまだ先です。

北側に回り込み、沢へ向かって下りていくと

アブラチャン

アブラチャンの黄色い花が柔らかく辺りを取り囲んでいます。

そして林床には

アズマイチゲ

アズマイチゲと

カタクリ

カタクリが咲いていました。もっと咲いているかと思ったのですがつぼみの個体が多く、2割も咲いていなかったかも知れません。

ここは自然の地形そのままなので、自生地の雰囲気が残されていてとてもいいです。他にはセツブンソウの咲き残りもありましたし、もうじきミヤマエンレイソウやヒトリシズカも咲き出すでしょう。

山の花道から戻って日向山へ登っていきます。

日向山山頂

山頂は落葉樹林の中です。センボンヤリやセントウソウが静かに咲いていました。

さてここから下山です。

雑木林の道

この辺りは典型的な雑木林。林床には

シュンラン

シュンランや

コスミレ

コスミレが花盛り。ウグイスカグラも咲いていましたし、ウリカエデやダンコウバイも咲きそうでした。

比較的近くに武甲山の痛々しい姿が見られ、削られている山の惨めさを感じました。

もうじき4月。ここ芦ヶ久保でも着実に春が来ていました。


クラブツーリズムでは、4月3日にここ日向山の新宿発ツアーがあります(催行決定、コース番号25708)。

この頃にはカタクリや桜は満開かも知れません。

まだ残席がありますので、これらの花を見たい方はぜひご参加ください。

大楠山に春が来た(2013.3.22)

春分が過ぎても、一寒二温が続いています。

21日は少々寒かったですが、今日は20℃まで上がるとのこと。

相変わらず温度変化が激しいです。

大楠山は標高242mの山ですが、これでも三浦半島最高峰。都内でかなり咲き進んだソメイヨシノがどの程度咲いているか楽しみです。

9時半に安針塚駅着。ここから登り始めます。

急な坂道を登っていき、タイワンリスの巣を見たり早くも咲き出したミツバツツジの花を発見しました。
スタートから30分弱で塚山公園に着到着。

桜(ソメイヨシノ)はまだ一部咲きです。ちょっとびっくり。でも八重のしだれ桜には花がいっぱい付いていました。

この公園には展望台があります。

塚山公園にて

空気が澄んでいて、富士山やこれから行く大楠山方面は良く見えていてます。

しばし休んだ後、塚山公園から一度下り、道路を歩いて民家の庭に咲く花を楽しみます。

複雑なルートを通り抜け、阿部倉温泉を越えてようやく登山口です(スタートから2時間)。

川沿いを上る

やっと山らしくなってきました。

沢沿いのシダがたくさん生えている道を登ります。ゴルフ場の横を通り、山頂直下の急な階段の道

最後の登り

を登ってようやく大楠山山頂に12:15に着きました。

展望塔は工事中で登れなかったのは残念でしたが、富士山、大島、房総の眺めが素晴らしいです。

ここで昼食を食べ、少し下の

菜の花畑

菜の花畑に到着です。どうですか、このまぶしさ。ちょうど見頃でした。菜の花畑を上から見るとどうなるでしょう?

展望台にて

ということで展望台に登ってみることにしました。

本当に真っ青な空に海が広がり、富士山や丹沢・箱根・大島・房総がぐるりと見渡せて最高。もちろん眼下の菜の花畑は輝いていました。

ここからはオオシマザクラの並木のある前田橋コースを下ります。

前田川コース

足元にはスミレが、そして頭上にはオオシマザクラが咲いています。

なかなか気持ちの良い道を下りていき前田川に出ました。

ここからは川沿いに遊歩道ができています。

川沿いを歩く

せせらぎのすぐ横を飛び石が置いてあって、さわやかな風が吹き足元にニリンソウが咲く遊歩道を下っていきます。なかなか楽しい道です。

14時半頃ゴールの前田橋バス停近くに到着。

まぶしい陽光とさわやかな風。色とりどりの花とウグイスのさえずり。富士山や大島の眺めと元気なお客様。

今日の大楠山ツアーも本当に楽しいものでした。

ご参加された皆様ありがとうございました。

花いっぱいの弘法山ツアー(2013.3.20)

今日は春分。暦の上では春本番です。それでも普通の年ならまだ春浅く、桜がもうじき咲き出す頃で、スミレなどはチラホラ程度のはずですが、今年は違います。

ソメイヨシノの開花は東京で16日、横浜で18日。東京ではもう五分以上の開花状況です。この分だと、各地の桜祭りの頃には葉桜になっていそう。

企画時点で弘法山周辺は花がそれほど咲いていないだろうと思っていたのですが、今年はさにあらず。花がいっぱいです。

雑木林

雑木林の木々はもう芽吹きはじめ新緑が始まっています。

キブシ

長い花穂を垂らすキブシは今が旬で

ウグイスカグラ

低木のウグイスカグラはあちこちでピンク色の星形花をたくさん付けています。

林床にはタチツボスミレと少し色が濃くて気品のある

ニオイタチツボスミレ

ニオイタチツボスミレがあちこちで咲いていました。

マメザクラ

写真ではわかりにくいですが、小振りな花を付けるマメザクラは満開。他にもオオシマザクラはかなり花を付けていました。

弘法山を越え権現山の展望台で周囲の展望を楽しみ、

権現山

あと1週間後なら満開の桜を見下ろしたであろう景観を眺めました。

この写真のちょうちんは桜の開花に合わせて行われるお祭り用でしょう。

ここから秦野駅へ向かう途中に植栽された

カンヒザクラ

真っ赤なカンヒザクラも満開。このほかミツバツチグリ、キジムシロ、シュンラン、モミジイチゴ、クサイチゴなどの花々や、サルトリイバラの葉に産卵したばかりのルリタテハの、透き通った美しい卵を見ることができました。

一足早くやってきた春を十分に堪能した弘法山ツアーでした。

春到来・鋸山ツアー(2013.3.17)

3月も後半。相変わらず暖かい日が続いていて、16日に東京でソメイヨシノが開花。至上最も早い記録タイとのこと。この2週間異常な暖かさが続いていたので、桜だけでなく他の植物も開花が異様に早くなっています。

本日のツアーは房総の鋸山。330m位の低い山ですが歴史を秘めています。

神奈川県の人は久里浜からフェリーで、千葉県の人は浜金谷駅で集合し、春らしい陽気となった山へ登ります。

再び観月台コースへ。階段が続くこの道は両側が鬱そうとしたスダジイの森でしたが、

桜植樹

何か様子が変です。薄暗かった森が明るい・・・。 ははあ、木が伐採されたようです。

伐採跡地

こんな派手な場所もありました。伐採跡地には桜が植栽されています。この暗いうっそうとした森が好きだったのですが、どこにでもある桜を植えてあってがっかりです。この上の展望台からの景観を確保するためでもあったのでしょうが。

観月台で小休止した後一旦下ります。参加された方がここで白い大輪の花を発見しました!

オオシマザクラ

花びらが大きくて真っ白いオオシマザクラです。素晴らしい花を見られました。ラッキー。

再び登り始めて石切場を見学した後日本寺へ向かいます。

600円の拝観料を払って入ると例によって

百尺観音

本当に巨大な構造物です。百尺観音といいますが、百尺(=30m)はないでしょう。

ここからは回り込んで地獄のぞきへ登っていきます。

地獄のぞき

地獄のぞき2

かなり恐怖感のある場所ですが、今日ご参加された方は何のその。どんどん奥へ入っていきます。

しばし山頂の素晴らしい景観を楽しんだ後、日本寺を下っていきます。

この日は千五百羅漢をスキップして直接大仏へ向かいました。途中で

ヤマルリソウ

ヤマルリソウの花が所狭しと咲いていました。他にタチツボスミレ、タニギキョウ、ツルカノコソウなども咲きだし、早くも春本番に近づいた感がします。

お昼を大分回って大仏前に到着。ここのあずまやでお昼です。地獄のぞきは眺めがよいのですが、トビが飛び交っており、弁当を盗まれるのでは無いかと思い、冷や冷やです。大仏前なら安心して食べられるので、ここまで我慢してきたのです。

食後は一気にお寺を出て保田駅へ向かいます。この道がとてものどかで良かった。

保田への道

道の両側に菜の花がたくさん咲いて春を演出し、

空き地にはびっしりと

つくし畑

ツクシが顔を出していました。

この春は雨が少なかったせいか、今までほとんどツクシを見ていませんでした。

このツクシ畑にはびっくり!

のどかな道をゆっくり歩いてゴールの保田駅へ着き、ツアー終了です。

ご参加された方は大変ご苦労さまでした。


花盛りの四阿屋山ツアー(2013.3.10)

下見から4日後。この日はツアー本番です。

寒冷前線が近づいていて南風が吹き、最高気温の予想が何と25℃!。夏日です。

都内から埼玉県内を走っているとなんだか空が霞んでいます。花粉なのか黄砂なのか?

最初は節分草園の見学です。日曜日とあって駐車場はいっぱい。かなりの人手です。

セツブンソウ園

それでもこの園は大変広いので、セツブンソウをじっくりと見ることができます。

セツブンソウいっぱい

4日前、探さなければわからないほど少なかった花は驚くほどたくさん咲いていました。

ここ数日の陽気でどんどん咲き出したのです。

セツブンソウのアップ

セツブンソウを見るのは初めてという方もいらっしゃって、可憐な姿に見とれていました。

下ばかり見ていてはじめは気づきませんでしたが、マンサクの黄色い花も咲いていました。

道の駅に戻って四阿屋山へ登山開始です。

ここにはフクジュソウの自生地があり、まずはそこへ向かいました。

手前にウメとロウバイが植栽してあり

花盛り

赤・白・黄色の3色でとてもきれいでした。ロウバイの香りも漂っていて春の気分いっぱいです。

この先の福寿草園では

フクジュソウ

もちろんフクジュソウがたくさん咲いていて、ロウバイ・ソシンロウバイも見頃。アセビも咲き出したとあって、今日参加された方は本当にラッキーでした。この場所でゆっくりとお昼ご飯を食べて登り始めました。

両神神社の奥社を過ぎると道は険しくなります。

鎖場の登り

距離は短いですがくさり場が連続し、スリルがある登りです。

稜線に出ると両神山がうっすらと眺められ、その手前の杉林からは

沸き立つ花粉と両神山

山火事のように黄色い花粉が沸き立っています。花粉症の身の上には震えが出ますが見て見ないようにしていました。

山頂

ほどなくして山頂到着です。ここまで登山開始から歩いた時間は2時間くらいでしょうか。山頂は大変狭くて長居はできません。記念写真を撮ったり周囲を眺めたりした後、来た道を引き返しました。

すると急に強い風が吹き出して、帽子を飛ばされてしまった方がいました。

登りより難しいのが下りです。

鎖場の下り

慎重に慎重にくさり場を下ります。途中で20人あまりの人とすれ違いましたが、狭い場所でのすれ違いは大変です。

無事奥社に戻って、来た道とは別の尾根を下り始めましたが・・・

突風に耐える

途中でものすごい突風に遭遇しました。木立は激しく揺れ、木の葉や枝が飛んできてぶつかったり吹き飛ばされそうになりました。

それでもこの日参加された方は冷静に行動され、「普段は体験できない風を体験できて良かった」と心に余裕がありました。それでも危険な尾根をこれ以上下山するのはやめて、風の弱い道を通ることにしました。

これ以降はゆっくりと楽しみながら登山口に戻りました。


今回のツアーは花に恵まれ、季節はずれの暖かさと寒冷前線通過時の突風。そして杉花粉など山歩きの楽しさと厳しさ、そして仲間のありがたさを十二分に体験できました。

ご参加された方は本当にご苦労さまでした。

福寿草の四阿屋山(秩父)(2013.3.6)

啓蟄をすぎてやっと暖かくなってきました。

本日発表された桜の開花予報は軒並み前倒しとなり、東京では3月23日に開花となっています。
3月末には満開になりそうです。

桜の前にいち早く咲く花はいろいろとありますが、草花でいうとセツブンソウとフクジュソウがその最たるものでしょう。これらの名所である四阿屋山を訪ねました。

日本で最大規模を誇るセツブンソウ自生地は、四阿屋山の麓にあります。小鹿野町という埼玉県の山奥がそこです。

セツブンソウ自生地

北向きの落葉樹林の林床が一面の白い絨毯となるようですが、この日はちらほらさきだしたばかり。

セツブンソウちらほら

こんな感じです。それにしてもここの自生地は確かに広いです。一面に咲くとどれほど素晴らしいのでしょう。

道の駅まで下りてきて今度は四阿屋山に登り、この山の中腹にあるフクジュソウを見に行きます。

登山道

杉檜の人工林とコナラ主体の雑木林のミックスした林を登っていきます。

すると車道に出て車が止まっている観光地のような場所に出ました。しばらく行くと山居園地という整備された場所があり、ここに

山居園地

ロウバイが植栽され自生しているフクジュソウがたくさん見られました。

ソシンロウバイ

よい香りをぷんぷんさせているロウバイ(ソシンロウバイ)と

フクジュソウ

大きな株でたくさん咲いているフクジュソウが青空の下でめいっぱい花を広げていました。

花にはハナアブの仲間が蜜を吸いに来ていました。気温が高いので昆虫の活動が活発で、これなら受粉もうまくいくことでしょう。

この園地にもありましたが、登山道にもある

アセビ

アセビが、暖かい気候で咲き出していました。

ふたたび登山開始です。少し登ったところにある両神神社の奥社から先は急に道が険しくなります。

鎖場

かなりの急登で鎖が連続して付けられています。

標高差で100mほどでしょうか。ようやく

四阿屋山山頂

四阿屋山の山頂に到着です。

山頂は大変狭いので、パーティの方がうまく場所を確保して昼食を取っているところでした。

山頂とその途中からは

両神山

両神山の荒々しい姿や、

秩父御岳山

秩父御岳山とその奥の雲取山などの鋭い峰々が間近に眺められ素晴らしかったです。


ここに書いた植物以外の花はほとんど見られず、まだ春浅い季節ですが、高い山にまだ残っている雪もここではほとんどなく、ようやく遅い春が到来しそうな感じでした。


このコースは3月10日(日)にツアーがあります(新宿発)。

まだお席がありますので、花をご覧になりたい方はぜひご参加ください(コース番号25881)。

藤野のラブレター探検(2013.3.5)

今日は二十四節季の啓蟄。今まで寒い日が続いていましたが、ようやくそれも終わりになりそうです。

平年より高くなりしかも空は真っ青。

今日はカルチャー講座下見のため、藤野丘陵を訪れました。

藤野駅を下りると目に付くのはこれ。

ラブレター遠望

そう、森の中にある大きなラブレターです。

このラブレターがあるのが藤野丘陵です。さあ、行ってみましょう。

相模湖にかかる橋を渡って登っていくと

下から見たところ

ありました。これです。ずいぶん巨大な構造物です。

遠くから見えるように手前の木を切ってあるので、ススキや笹が生えていました。

下からだと見づらいので上へ回り込んでみました。

上から見たところ

工事現場で使う足場の鉄パイプに2色の幕を張ってあるのです。大きさは左右10m位ありそう。

作るのも大変ですが維持するのも大変です。いやはやご苦労様です。



まだ春は浅くて花は全くといいほど見ません。

講座で歩くコースを決めるため、丘陵内をあちこち歩いてみました。

ほとんどが

雑木林

コナラやクリ主体の雑木林です。林床には笹がはびこっていました。

京塚山山頂

この辺りで最も高い京塚山に着きました。それなりの登りです。

記録し忘れましたが標高は350m位です。

京塚山より

京塚山からは道志や丹沢方面の山が眺められました。

一度下山して今度は古峯山(標高310m)に登りました。

古峯山より

こちらは相模湖や陣馬山方面の眺めが良いです。

この時期はあちこちで蛾の繭が落ちていました。

ヤママユの繭

これはヤママユという蛾の繭です。

この時期、通常は空っぽです。夏から秋にかけてさなぎの時に収まっているカプセルだからです。

でもこの繭は天然の蚕で、天蚕とも呼ばれていて、蚕の代わりにこれを使うと大変貴重な絹織物になります。

緑がかった何とも上品な色が織物の価値を高めているせいか、非常に高価なものです。

昆虫の能力とそれを利用する人間の知恵に、ただただ驚くばかりです。


講座で歩くコースを決めて車道に出て、芸術家の町ならではのたくさんの街頭オブジェを拝見して藤野駅に戻りました。



梅林と幕山・南郷山ツアー(2013.3.3)

3月1日の春一番から一転して冬に逆戻り。まだ三寒二温くらいです。

でも日差しは強くなっていますし昼の時間も大分長くなりました。

今年の梅の開花は昨年ほど遅くはないにしても、例年よりかなり遅いです。

湯河原幕山梅林の梅祭り、「梅の宴」の期間は3月16日まで。

でも、この日の梅はまだこんな感じです。

幕山と梅林

公式発表は3分咲き。期間が終了する16日でも五分咲き位でしょう。

祭り期間中は入園料200円かかりますが、3月下旬に来た人は祭りが終わった後なので無料で満開の梅を見られるに違いありません。

この梅林の中を登っていきます。

梅の木と城山

梅の花のさわやかな香りが漂う中を行くと満開に近い株も見られました。
花の向こうは2月21日に登った城山です。

登る途中でオニシバリの花と

シキミ花

レモンイエローをした優美なシキミの花が見られました。

この日は大変人手が多く、幕山も大入り。山頂は

幕山山頂

こんな感じで、これでも全員写っていませんし、人がどんどん入れ替わっています。

幕山の植生は落葉広葉樹林にススキが混じっています。土の色は所々で真っ黒。

これはその昔、この山に広大な採草地があって、火入れでその環境を維持していたことを表しています。その後価値が無くなった草地を雑木林に転換して今に至っているのでしょう。

昼食後、幕山から南郷山に向けて出発。途中で源頼朝がかつて立ち寄って自害を思いとどまったという自鑑水(自害水)

自鑑水

を見たました。ずいぶん水量が少なくて自分の姿を水面に映すことは断念しました。

南郷山から少し下った場所に

真鶴半島

真鶴半島の素晴らしい展望台がありました。真鶴半島は箱根が噴火したときに溶岩が流れ下った跡だといいます。こんなに遠くまで流れてきたなんて、さぞかし恐ろしい噴火だったのでしょう。

下山途中で早咲きの桜である

カワヅザクラ

カワヅザクラ(河津桜)と思われます。

大輪でピンク色が濃くて華やかな桜です。

いよいよ花の季節がやってきて嬉しい限りです。

鍛冶屋バス停まで無事到着し、ツアーを終了しました。

春一番の中・二子山ツアー(2013.3.1)

今日から3月。この冬は12月から2月まで丸々3ヶ月寒かったですね。

平年と比較して1℃低かったとのこと。たった1℃ですか?

3月は平年並みと予報されています。桜開花予報も平年並みの3月25日頃だとか。

この日はフォーゲルの二子山ツアーです。二子山は三浦半島の付け根にあり、標高208mの山です。

三浦半島は最高でも242mの大楠山で標高は低いですが、山(丘?)また山。登山道があちこちに分岐していて迷わずに歩くのが難しく、油断はできません。

それでもこの日のコースである東逗子駅~二子山~長柄はわかりやすいです。

寒冷前線が日本海から南下してきて、それに向かって強い南風が吹いています。今日は春一番になりそう。

時期的にもピークを迎える杉花粉飛散はこの風と相まってすごいです。

杉人工林

この写真は杉林を写したものですが、雄花の色で杉が茶色くなっています。時折煙のように黄色っぽい花粉が風に飛ばされていくのが見えます。

風は生暖かく、春らしい陽気。3月を実感します。

少し休憩しているときに上を見ると

リスの仕業

樹皮がすっかり剥がされた木が。これは枯れて剥がれたのではなさそう。

そうなんです。これは猛威をふるっているタイワンリスの仕業です。リスやネズミの仲間は一生、切歯が伸び続けるので堅いものをかじる習性があるのです。木がその犠牲となってしまったわけで可哀想です。

二子山のすぐ下でも

リスの仕業2

彫刻刀で彫られたような横筋が幾重にもある木がたくさんありました。

いやはや、これはひどい。

この日はリスを見かけませんでしたが随所に樹皮の被害現場を見ることができました。

そもそもタイワンリスは日本にはいない動物です。この辺りの個体は飼育していたものが逃げ出して野生化したため、タイワンリスに対する防御策を持たない植物が被害を被っています。一部ではリスを駆除していますが、増加傾向に歯止めがかかっていません。

台湾など本来のタイワンリスの生息地では、天敵がリスの増加を抑えているはずです。植物も何らかの防御策を持っているのでしょう。それらがどんなものかを知りたいと思います。

二子山山頂

二子山山頂に到着です。風が強いのですがすり鉢状になった場所は草が堆積していてクッションが効き、かつ風も防げたので昼食場所として最適です。

大楠山方面

展望台から南の方には最高峰・大楠山が見えています。近いですね。

二子山からは森戸川に下り、

森戸川源流

源流を何度か徒渉しながら長柄に下山しました。

さすがに今まで寒かったとあって花はほとんどありませんでしたが、ヤマネコノメソウの花は見られ、ニワトコのつぼみ、ヨゴレネコノメの芽生えなどを見ることができました。

これから一気に開花が進むでしょう。



プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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