山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

奥多摩・御前山ツアー2回目(2013.4.27)

御前山ツアー2回目も1回目に増して良い天気に恵まれました。

3連休初日だというのに道路はスイスイ。いつもこんなだと良いのですが。

10時に栃寄沢登山口スタート。

栃寄沢

さわやかな風が吹き抜けます。

小滝

岩の間から滝が流れています。涼しそうでしょう。

川で泳ぎたいと言っていたお客様もいらっしゃいました。

新緑の沢歩き

栃寄沢には花が多く、ニリンソウ、フタバアオイ、ミヤマハコベ、ヤマブキ、ヨゴレネコノメ、そして

コガネネコノメソウ

コガネネコノメソウなどが咲いていましたが、ヒトリシズカはもう終わりです。

沢を離れて体験の森を登っていきます。

カツラとイタヤカエデ

ものすごく太いカツラとイタヤカエデをじっくりみました。イタヤカエデは黄色い花を木全体に咲かせていて、それは見事です。

カツラは花が終わりになり小さい葉が出始めていました。23日は真っ赤に開花していたのですが、早いですね。

足元にはシカが食べないハシリドコロがたくさん咲いていました。おっと、そういえば

ミヤマエンレイソウ

象の耳のような葉っぱをしたミヤマエンレイソウも真っ白い花を付けていました。

この日も山頂ではなく、あずまやがあるカラマツ林でランチタイムです。ここまで約2時間半でした。

この付近のカタクリは花がピークを過ぎていましたが、登るにつれて

カタクリ

花がフレッシュになってきます。

カタクリは、この辺では4月と5月しか葉を出さず、この2ヶ月間で芽吹き・開葉・開花・結実・地上部枯れと目まぐるしく行動し、6月から翌年の3月まではお休みなのです。1年で2ヶ月しか稼がないため、わずかずつしか成長できず、そのために芽出しから開花まで8年もかかってしまうのです。

なぜ2ヶ月かというと、気温が上がってから地上に光が届かなくなるまでの期間が、落葉樹林でもそのくらいしかないからです。杉檜などの針葉樹林では年中暗いので開花できません。

御前山山頂に着いたのが14時です。登り始めてから4時間ですね。写真休憩くらいにして下山開始です。

三頭山方面

空気は澄んでいるので遠くはよく見え、富士山(写真左の木に隠れてはっきり見えません)や三つ峠、そして手前の三頭山がばっちり見えています。

惣岳山

惣岳山山頂に着きました。
この付近ではまだ芽吹いていませんね。

この先急降下があり、やっと下ったと思ったら

下山路の崖

右側が切れ落ちている尾根を通り

逆光が美しい防火帯

逆行で新緑が映える防火帯を歩いて

16時半に月夜見第2駐車場に到着です。

全行程6時間半でした。

ご参加された皆様、大変ご苦労さまでした。

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新緑の大月・高川山(2013.4.26)

富士急線の田野倉駅から新緑真っ盛りの高川山へ出かけました。

明日から大型連休に入り、あちこちで混雑が予想されます。今日は嵐の前の静けさで、電車も山の中も平穏でした。

桂川と高川山

田野倉駅からしばらく行くと相模川の上流・桂川を横切ります。そこから高川山が望めました。まぶしい新緑です。

松葉入コースで登り始めました。

とにかく花が多いです。

イカリソウ

ところ狭しとイカリソウが咲き

ジュウニヒトエ

ジュウニヒトエも登山道沿いのあちこちで花が見られます。

馬頭観音を過ぎると尾根道に出て

フデリンドウ

フデリンドウと

ヤマツツジとアオダモ

朱色のヤマツツジ、白いマルバアオダモのコンビネーションが見事です。

山頂近くなると

アケボノスミレ

開花時に葉が開ききらないアケボノスミレもちらほらと見られました。

2時間くらいで

山頂

高川山山頂に到着です。大気が不安定なせいか、富士山の上の方にはガスがかかっています。ここからの富士山の眺めは最高なのですがちょっと残念です。

この山はぐるり360°の展望が得られます。三つ峠、杓子、御生体、今倉、九鬼、倉岳、扇、百蔵、雁ヶ腹擦、黒岳、大蔵高丸、滝子、鶴ヶ鳥屋の山々がぜーんぶ見えました。この山の下を貫いているリニア実験線も見えています。

さて下山です。途中まで往路を戻り、中谷入コースに入ります。こちらは急斜面にジグザグが切ってあるので歩きやすい道です。

ミツバツチグリ

よく目に付く色をしたミツバツチグリが登山道を彩っています。

登る道は尾根筋でしたが、下りはしばらくすると沢筋に下ります。植物も異なっていて

マルバコンロンソウ

マルバコンロンソウが広い範囲にありました。このほか、ミヤマキケマンの花とヨゴレネコノメの実、コクサギの花など多彩な植物がありました。

4月も下旬になって夏鳥も次々と渡ってきています。先日確認したコマドリ、センダイムシクイやツツドリに続き、今日はキビタキ、オオルリ、クロツグミ、サンショウクイなども確認でき、にぎやかになってきました。

ゆっくりと歩き2時間弱で田野倉駅まで戻りました。


本日のコースはクラブツーリズム山旅会(新宿発)で5月9日に催行されます(コース番号R8844)。

まだ席がありますので花の高川山に出かけませんか?





奥多摩・御前山ツアー

今年第1回目の御前山ツアーに行きました。

昨年までは月夜見第2駐車場から登って奥多摩湖に下りるコースでしたが、今年はより花の多い栃寄沢を登山コースとするよう提案して実施することになりました。

栃寄沢の入口でバスを止め登山開始。

栃寄沢

新緑が進む美しい沢には美しい滝や流れが楽しめます。ワサビ田も作られていて水温が低く水質が良いことを示しています。足元には

コガネネコノメソウ

コガネネコノメソウや、ヒトリシズカ、フタバアオイ、ヨゴレネコノメなどがたくさん咲いていました。

トチノキ巨木

これは栃寄沢の主みたいなトチノキの巨木です。2~3人が手を広げてやっと届くような太い木です。

沢から離れる場所には

ゴハンギョウの滝

ゴハンギョウの滝があります。周りの植物が芽吹いて雰囲気があります。

体験の森を通ってカラマツ林を登ります。しばらく行ったところで平らな場所があり、

ランチタイム

ここでランチタイムです。ものすごく立派なあずまやがありました。

この辺りから足元には

カタクリ

カタクリが咲き始めていました。

カタクリ2

カタクリは曇ったり雨の時は花が閉じますが、このときは薄日が差していたので花が開いていて良かった。

一昨日降った雪がまだ残っていて

山頂まであと少し

雪が解けてぬかるんだ道を余儀なくされました。

御前山山頂

歩行時間3時間あまりで山頂に着きました。やや曇っていますが雲取山や鷹ノ巣山がはっきりと見えました。少し進んだ場所からは三頭山や丹沢の眺めが良かったですが、富士山は見えませんでした。

山頂から少し下りたところにシカが侵入できないように設置した柵があって、その中には

柵の中のカタクリ

カタクリが高密度で咲いています(写真ではわかりにくいですが)。それだけ柵の外はシカの食害が進んでいることを意味しています。カタクリも食べられているようです。ゴール地点の月夜見第2駐車場までに何カ所か柵があって、どれも柵の中の植生は豊かなので、同じことがいえます。シカ個体数をもっと減らさなければ、かなり大きな影響が出ることでしょう。

急降下

急斜面を下っていきます。この先には片側が谷に向かって切れ落ちているところがあって気が抜けません。

ヤマエンゴサク

その斜面にヤマエンゴサクがたくさん咲いているのに感動しました。

最後に急斜面を登って、山頂から2時間あまりでゴール地点の月夜見第2駐車場に到着しました。

本当にご苦労さまでした。


このツアーは27日と29日に催行されます。どうやらキャンセル待ちになっているようですが、ご興味ある方はお問い合わせください。コース番号25817です。





今年2度目の坪山ツアー(2013.4.22)

4月14日にツアーに行った坪山を本日再び訪れました。

上野原から山道を奥へ入っていきます。道中の新緑の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいほど素晴らしいものでした。集落には八重桜や花桃が丁寧に植えられていて、その色鮮やかさも記憶に鮮明に残りました。

約40分で登山口に到着。ここから登山開始です。

今年の開花の早さは何度もお知らせしたとおりですが、14日にはピークをやや過ぎていたヒカゲツツジが気になります。

登山開始から約1時間でイワウチワ群落のある場所へ着きました。咲いているでしょうか?

イワウチワ

あっ! ありました。大部分は花が終わっていましたが少しは残っていてまずはほっとしました。

気になるヒカゲツツジは・・・?

ヒカゲツツジ

かなり少なくなっていましたが、咲いている株もありました。ああ良かった!!

ロープを使った登り

それにしても今日の天気は申し分ないの一言に尽きます。快晴無風、平地での最高気温16℃。さらに昨日の雨で空気中のチリなどが洗い流されて、景色が実にすっきりと見えます。奥多摩方面を見ると

雲取山

雲取山(右)と飛竜山はご覧の通り。山の白いものは昨日積もった雪です。これにもびっくり。

ロープを使った登り

最後の急坂を登り詰めて、登りはじめから2時間あまりで山頂に着きました。

すぐ近くの三頭山、奈良倉山、権現山を始め、真っ白な富士山や大菩薩の峰々がはっきりと望めました。実に爽快です。

山頂でゆっくりとランチを取り、びりゅう館の方面へ下山します。ミツバツツジも

ミツバツツジ

まだ咲き残っていました。所々にヤマザクラのまぶしい花を眺めたり

イヌブナの新緑

イヌブナのまぶしい新緑を眺めながら2時間あまりで下山しました。

昨年は4月25日に満開のヒカゲツツジを見ることができましたが、今年は22日でももう終盤でした。これだけ年による差が大きいのには閉口します。

でも来年もまたツアーを実施したいと強く思いました。



箱根浅間山から湯坂路ツアー(2013.4.21)

4月も下旬になりました。

今まで晴天が続いてきましたが、昨日から降り出した雨はまだ止みません。

気温は低く2月から3月の寒さです。

そんな中、箱根湯坂路ツアーに出かけました。

雨中の登り

宮ノ下から登り始めました。小雨が降り続いていますが登りやすい道なので全く問題ありません。

雨宿り

富士見台にあるあずまやで休憩です。ちょっと小さめですがとてもありがたいです。

次第に雨は小降りとなり、尾根道に着く頃にはほとんど上がって

ランチタイム

浅間山では座って昼食を食べることができました。

尾根道ではまだ

桜咲く尾根道

ヤマザクラやオオシマザクラが咲き残っていて安堵しました。

ここから湯本に向かって下り始めます。

霧中の下り

今度はガスがかかってきました。桜の花はもう終盤でしたが、カエデの新緑がとても素晴らしかったのと、ことし初めて聞いたコマドリの「ヒンカラカラカラ」という、馬がいななくような美しい囀りを聞くことができました。

長く続いた尾根の最後は

石畳の道

石畳の道です。雨のあとはこれが滑って大変。途中で転んだ人もいましたが、けがをする人もなく無事湯本へ下山しました。

昨年のこの時期は桜並木が美しかったのですが、今年はずいぶん様子が違っていました。こんなに花の時期が変動するとお花見ツアーの時期設定はとても難しいです。

でも花は少なくても他にいろいろと楽しめたツアーでした。

参加された皆様、大変ご苦労さまでした。

坪山ツアー(2013.4.14)

10年ほど前まで地元の人以外ほとんど知られていなかった坪山。三頭山と権現山(扇山)の間にあります。

国土地理院の地形図にも山の名前は記載されていません。

その坪山が近年、とても人気の山となっています。それはヒカゲツツジの群落があるからです。

クラブツーリズムの坪山ツアーで出かけてきましたのでご報告いたします。

山間の集落でバスを止め、川沿いの道から歩き始めました。

ミツバツツジ

あちこちでミツバツツジのピンク色が目立ちます。この花は葉の展開に先立って開花するので、とても華やかな感じがします。そしてしばらく急な道を登ると

ヒカゲツツジ

いよいよ主人公の登場です。広い範囲で咲いていましたし、相棒の

イワウチワ

イワウチワも足元で可憐な花を咲かせていました。

尾根道は次第に細く傾斜が急になってきて

やせ尾根

あえぎながら登ります(全く余裕の人もかなりいらっしゃいました)。

奈良倉山

西の方には奈良倉山が見えていますし、遠くには雲取山や飛竜山もはっきりと眺められました。

登り始めて約2時間で坪山の山頂に到着です。山頂はとても狭い上、たくさんの方が休息中でしたので、写真撮影だけにして山頂をあとにし、隣の1034mのピークまで行って

昼食

お昼ご飯を食べることにしました。

とても暖かい日で気持ちの良いランチタイムでした。三頭山とそこを基点にした長い笹尾根が真っ正面に望めます。

この先は上り下りを繰り返しながらびりゅう館に向かって行きます。

最後の斜面

尾根から北へ折れて最後の斜面を下ります。

登り始めて約5時間後の15時少し前に下山口のびりゅう館に到着しました。

みなさん、ヒカゲツツジとイワウチワなどの花を堪能されたようでした。

けがをされる方もなく無事に終わることができた花登山でした。

みなさん、大変ご苦労さまでした。


この後の花登山のスケジュールは以下の通りです。全て私がご案内いたします。

花好き山好きなみなさん、ご参加を心よりお待ちしております。

坪山ツアー(コース番号25718) 4/22催行決定
浅間山・湯坂路ツアー(コース番号25710) 4/21催行決定。下見記録はこちら。
奥多摩・御前山ツアー(コース番号25817) 4/23、4/27、4129催行決定。下見記録はこちら。
日光・鳴虫山ツアー(コース番号25707) 4/30、5/2、5/11催行決定。秋のツアー記録はこちら(1,2,3)
鶴寝山と大マテイツアー(コース番号25822) 5/13催行未決定、5/17,5/19催行決定

奥多摩・御前山でカタクリ咲き始め(2013.4.12)

今年の春は季節の進みが10日から2週間程度早いことはお伝えしておりますが、暖かい日ばかりではなく寒の戻りもあります。この日は特に寒い日です。

奥多摩駅から奥多摩湖行きのバスに乗り境橋で下車。ここから栃寄沢を経て御前山に登り、月夜見第2駐車場を通って都民の森まで行くのが本日の行程です。このコースは御前山ツアーのコースを含んでおり、下見が目的です。

栃寄沢

栃寄沢は大変美しい沢で新緑が始まっていました。ここにはサワビ田があり水が冷たくてきれいな証拠でしょう。

ヨゴレネコノメ

足元にはヨゴレネコノメや

コガネネコノメ

コガネネコノメソウ

ヤマエンゴサク

ヤマエンゴサク、そしてヒトリシズカなどがところ狭しと咲いていて、全く飽きません。途中には

大栃と大桂

トチノキ(手前)とカツラ(奥)の巨木があり、自然度の高さを感じることが出来ます。

素晴らしい自然は野生動物たちにも住みよいようで、サルを2頭発見しましたし

シカ糞

どっさりとシカの糞が落ちていました。

沢を離れる直前に

ゴハンギョウの滝

栃寄大滝(ゴハンギョウの滝)があります。少し曲がっていて面白い形ですね。

この上には都民の森があり森林施業を実施しているところがあります。

ここからは広い斜面を登っていきます。

イタヤカエデ巨木

素晴らしく太くて良い形の巨木が他を圧倒していました。

まだ葉が出ていませんが、どうやらイタヤカエデのようです。こんな太いイタヤカエデもそうは見られません。

足元にはよく山菜と間違って食べて中毒を起こす

ハシリドコロ

ハシリドコロがたくさん咲いていました。

ハシリドコロ群落

こんなにたくさん群落となっているんです。

これはこの植物が有毒でシカが食べないことと、シカが他の植物をかなり食べているために、ハシリドコロだけが残っているためです。かなりシカの影響を受けていることの証拠です。

途中からカラマツ林となります。次第にカタクリが出てきました。ぽつりぽつり咲き始めています。

カタクリ開花

でもまだほとんどがつぼみなので、まだしばらく楽しめるでしょう。

避難小屋を過ぎてしばらく登ると

御前山山頂

御前山の山頂に到着です。

この日は平日にも関わらず、かなり人が多かったです。そろそろカタクリの季節だからでしょう。

しばし休んで下山開始です。

ここから小河内峠の途中まではカタクリが見られましたし

ヒナスミレ

ヒナスミレも咲いていました。

山頂を境にしてこちら側はクリやイヌブナが多い林です。

クリ林

大変広い防火帯となっていて遠くまで見通すことが出来ます。

奥多摩湖

右手遠方には奥多摩湖が見えています。

山頂から2時間ほどで

月夜見駐車場

月夜見第2駐車場に着きました。某TV曲が番組のロケの最中でした。

ヤドリギ

駐車場横の木にはたくさんのヤドリギが付いていました。

ここから路線バスのある都民の森まで2時間半の道のりでした。


クラブツーリズムの新宿発ツアーは4月下旬に3本催行されます(23日、27日、29日、コース番号25817)。まだどの日も空席がありますので、行ってみたい方は是非ご参加ください!

箱根・湯坂路は桜の散歩道(2013.4.10)

爆弾低気圧が週末に駆け抜けてから晴天が続いています。

今日は雲が多いとはいえ概ね良い天気ですが、冷たい空気に入れ替わりました。

4月21日のツアー下見のため、箱根の浅間山から湯坂路を訪れました。

宮ノ下駅から浅間山に登っていきます。この路は明るい林で花が多いです。

キクザキイチゲ

湿ったところに多いキクザキイチゲや

ミヤマカタバミ

清楚なカントウミヤマカタバミ

ヒナスミレ

スミレのプリンセス、ヒナスミレ。そしてミミガタテンナンショウなどの草花や、アオキ、コクサギ、ヤマザクラや

ミヤマシキミ

このミヤマシキミなどの木の花がたくさん見られました。

稜線

気持ちの良い道を登ると稜線に出ました。出たところは浅間山(804m)の山頂付近です。

二子山が見えています。

この稜線は防火帯となっていて広くて気持ちの良い散歩道です。

桜の道

桜が植栽されているので、この時期は大変美しくて鼻歌を歌いたくなるほどです。

マメザクラ

花期が最も早いのはマメザクラです。もうすでにピークは過ぎている感じでしたがつぼみの株もありました。

ヤマザクラ

最も多いのはこのヤマザクラ。花と葉っぱの展開が同時です。

オオシマザクラ

そしてこの豪華な花はオオシマザクラです。とても良い香りがします。

このほかソメイヨシノも満開状態でした。

サクラ以外で植栽されているのは秋に紅葉するイロハモミジで

イロハカエデつぼみ

つぼみがいっぱいです。下の方では開花している株もたくさんありました。

アセビ

これはアセビです。小さい花がびっしりと付いています。

足元に目をやれば

クサボケ

クサボケがあちこちでオレンジ色の大きな花を広げていました。背丈が低いのは毎年冬に草刈りされるからです。でも良くこうして毎年咲いていますね。

他には

ナツトウダイ

ナツドウダイの花です。花びらがないので花に見えないですね。そして

ニオイタチツボスミレ

良い香りがするというニオイタチツボスミレと

アケボノスミレ

アケボノスミレまで咲いていました。

このほかにも書ききれないくらい花が見られました。本当に桜の散歩道です。

このコースが良いのは山を下りながら花見をできることです。

そして下りきると箱根湯本の町に着き、一風呂浴びて帰れるという大変おすすめのコースです。


このコースのツアーは4月21日に催行されます(コース番号25710)。

残席はわずかですよ。

桐生吾妻山の素晴らしい新緑(2013.4.9)

東京ではソメイヨシノの花のピークは過ぎたようですが、北関東はどうでしょうか?

4月9日に桐生吾妻山をご案内いたしました。
添乗員さんに撮影していただいた写真とともにご報告させていただきます。

お天気が良くて気温は山頂で17℃、微風という絶好のコンディションのもと、萌葱色(もえぎいろ)に染まった山とたくさんの花を観察できたツアーでした。

吾妻公園

吾妻公園をスタート。ここには桜の他、いろいろな植物が植栽されていて、今は

チューリップ祭り

チューリップが見頃で、お祭りが行われていました。

コスミレ

その横には葉っぱが少し長いコスミレがまだ咲いていました。

雑木林の新緑

雑木林の新緑を見ながら道路に掛けられた橋を渡り吾妻山に登っていきます。

ヤマツツジ

何と、もうヤマツツジが咲いています。他には

クサボケ

クサボケと

ジュウニヒトエ

ジュウニヒトエと

アオダモ

アオダモ、そして

ヒトツバエゾスミレ

ちょっと珍しいヒトツバエゾスミレの花です。この花はややピンクがかっていますが、この白花品種をナルカミスミレ(生育地の鳴神山から命名)といい、幻の花となっています。

1時間半ほどで吾妻山山頂です。

吾妻山山頂

桐生の街がよく眺められる絶好の展望ポイントでお昼ご飯です。

ここからは下りです。その途中で

カタクリ

カタクリが広い範囲で群生していました。花のピークは過ぎていましたが、それでもまだかなり咲いていました。

道中、あちこちでヤマザクラが素晴らしい輝きを放っていましたが、桜といっても目立たないタイプがあります。

チョウジザクラ

チョウジザクラです。花を横から見ると丁の字に見えるからとか。大きさはマメザクラよりもずっと小さいし、花と葉が同時なので実に地味です。

林がとぎれたところからは袈裟丸山や赤城山がはっきりと認識できました。

自然観察の森への下り

鳴神山へ向かう稜線から西へ折れ、自然観察の森へ下ります。
スギ、ヒノキなどの手入れされていない人工林が混じる林ですが、片側にはリョウブなどの木々の芽吹きがまぶしいくらいで、この上なく良いタイミングです。

ヤマザクラ

自然観察の森はひときわ整備されていて、豊かな自然の中を散策路が作られていました。この写真はヤマザクラです。

間もなくゴール

ネイチャーセンターを過ぎ、まもなくゴールの駐車場です。お疲れ様でした。

本日の森は木の色彩が1本1本異なる、言葉では言い尽くせない素晴らしい新緑で、その中に点在するヤマザクラが息を飲むように美しかったです。

天候にも恵まれ、みな満足して帰路につきました。

新緑まぶしい狭山丘陵(2013.4.8)

4月に入って1週間が過ぎました。

季節の進みは相変わらず早く、自宅近くではカンザン(八重桜)が咲き始めました。

例年4月20日頃なので、10日以上早い感じがします。

今日は狭山丘陵の野山北・六道山公園に出かけてきました。

発達した低気圧が過ぎて真っ青な空が広がっています。この上ない天気です。

六道山公園に向かう途中の雑木林は

新緑の雑木林

もう新緑真っ盛り。コナラもクヌギももうじき咲きそうです。

フモトスミレ

足元ではフモトスミレに出会いました。もう花盛りです。

六道山公園

六道山公園にはヤマザクラが植栽されていて、新緑と青空に映えています。

この公園には展望台があって登ってみると

展望台より富士山とヤマザクラ

それはもう、胸のすくような眺めです。画面中央遠方の真っ白い富士山が見えますか?

展望台を下りて岸田んぼに向かいます。

谷戸と雑木林

休耕田が多いですが、この広がりと雑木林の新緑が何ともいえず良い雰囲気です。

岸田んぼ

下の方には今でも耕作されている田んぼがありました。水田にはアカガエルのオタマジャクシと産み立ての卵塊があり、生き物の大事な場所となっています。

民家園を過ぎて野山北公園の方にも足を伸ばしてみました。

谷戸がいくつもあり、そのうちの1つの谷戸では

ヤマザクラと新緑

ここでも美しいヤマザクラと新緑のコンビネーションがあり、

ムラサキケマン

2色のムラサキケマンや

マルバスミレ

マルバスミレも見ることができました。


やはり狭山丘陵でも10日くらい季節が進んでいるように思いました。

このコースを4月17日のカルチャー講座でご案内します。

そのころにはもう、ウワミズザクラやヤマツツジが雑木林を彩っていることでしょう。

雨の日向山ツアー(2013.4.3)

4月に入って周期的な天気変化をするようになってきました。

ただし、今年は寒暖の差が激しいことが多く、その場合低気圧が発達して暴風雨となることがたまにあります。

この日がまさにそうでした。関東沖で発達した低気圧のせいで、銚子で最大瞬間風速40mというとんでもない強風が吹き荒れました。

日向山ツアーの当日でしたので、現地に向かいながらどうなるかと案じていました。

でも結果的には全く大したことはありませんでした。

芦ヶ久保駅前の道の駅にはソメイヨシノやレンギョウが植栽してあって華やかです。そんな中をスタートしました。

登り

小雨の降る中を登っていきます。風は微風程度です。途中でもベニシダレザクラやサンシュユの花が見頃で、見所はたくさんありました。

日向山の山腹には「山の花道」という花の多いところがあって、そこがこのツアーの売り物です。

この季節は3月28日の下見記録にもあるように、カタクリやアズマイチゲの花がお目当てです。

山の花道の下り

北斜面を下っていきます。クリーム色のかんざしのようなキブシの花や、アブラチャンの黄色い花が見事です。

足元にはずいぶん広い範囲にカタクリが生育しています。カタクリは暑さに弱いので、5月頃には地上部が枯れて休眠してしまうまで、1年に2ヶ月程度しか働いていません。この短い期間にしか光合成しないので、ちょうどその期間に上の樹木の葉がない落葉樹林である必要があります。ここではもちろん落葉樹林です。そして気温が上がらない北斜面であることは必須条件です。1年で2ヶ月しか働かないので少しずつしか大きくなれず、芽だしから開花まで8年くらいかかってしまうのです。

野草を見る


お天気が良くないのでどの花も閉じていて残念でしたが、カタクリ、アズマイチゲ、ミヤマエンレイソウの多くの花が見られました。

あずまや

お昼は一番奥のあずまやで食べました。少々狭かったですが少人数でしたので、身を寄せ合っておしゃべりしながらたのしくランチタイムを楽しみました。すぐ近くを流れる川は

増水した川

下見の時と比べものにならないほど増水していました。それだけ昨夜からの雨量が多かったのでしょう。

この後は登山道に戻って日向山を目指します。ほどなくして

日向山山頂

雑木林の日向山山頂に着きました。次第に雨が上がってきて周囲の山が見えるようになってきました。

両神山方面も見ることができました。

下山開始です。雨の後はぬかるんだり川のように水が流れて歩きにくい場所もありましたが、ゆっくり慎重に進みます。正面には

武甲山

武甲山が巨大な山体を見せてくれています。こちら側の面は石灰岩の採取のために削られて痛々しい感じです。

この辺りは雑木林が広がっていて、ウグイスカグラやシュンラン、タチツボスミレなどの花を見ながらの下りです。

下山

ここまでくればもう麓も近いです。

観音様


巨大な観音様を仰ぎ見て道の駅まで下山しました。

道の駅に着いた頃には空が明るくなっていて、遠くの山がよく見える状況でした。


春山の花登山特集の一環としてこの日向山ツアーは企画されました。普段よりゆっくり花を見たり、花のカラー資料もお配りしています。この後もこの特集は続きますので、花好きな方は是非ご参加ください。

4月の企画としては、催行決定しているものを挙げますと

4月14日(日)、22日(月)坪山(初級B!) 25718
4月21日(日)浅間山から湯坂路(初級A) 25710
4月23日(火)、27日(土)、29日(月祝) 奥多摩御前山(初級B) 25817
4月30日(火)鳴虫山(初級B) 25707

の7本です。

よろしくお願いいたします。

桐生吾妻山でも桜が満開(2013.4.1)

今年の桜の開花は過去もっとも早い年とほぼ同じでした。東京では3月25日頃には満開になりましたが、その後気温が低い日もあって、何とか4月1日まであまり散らずに残りました。

北関東の桐生ではまだ満開ではないと思っていましたが、

駐車場

吾妻公園の駐車場に植栽されている桜(ソメイヨシノ)はもう満開。南関東とそれほど違いません。

気温は海沿いの南関東より内陸の北関東の方が高い日もあって、時期的に大きな違いがなかったのでしょうか?

この日は吾妻公園から吾妻山481mを経て自然観察の森へ向かいました。

吾妻公園

吾妻公園には色とりどりの花が植栽されていて、とても春らしい風情です。

でも足元を見ると目立ちませんが

コスミレ


コスミレが自己主張していました。

吾妻公園の奥から山道に入ります。

吾妻山の登り

吾妻山への登りはそれなりに傾斜がありますが、2カ所に渡って男坂・女坂の2ルートがあり、お好みの道を選べるようになっています。迷わず女坂を行きました。

しばらくすると

トンビ岩

トンビ岩という小さな展望台に着きました。かすみがかっていますが、桐生の街並みが広がって爽快な気分です。春休みのせいか子供がたくさんいて、おじいちゃんやおばあちゃんが引率しているケースをいくつか見ました。

この山は市民にとって格好なハイキングの対象です。

吾妻山山頂

ほどなくして吾妻山山頂です。調理をしておしそうに昼食を取っているパーティがいました。

山頂にはカワヅザクラとマメザクラが植栽されていて、どちらもきれいに咲いていました。

吾妻山から先には本日のお目当てがあります。

カタクリ

そう、ここはカタクリの自生地なのです。自生している範囲はかなり広く登山道沿いに拡がっていました。

カタクリはちょうど開花時期で、かなりの花を見ました。自生はほとんどといって良いくらい北向き斜面で、杉檜の人工林の中は株があってもほとんど咲いていません。また、ネザサが覆っている場所もあって、カタクリの保全としては十分でないと感じました。地元のハイカーが、かつてのカタクリ群落より花が少なくなってきていることを嘆いていました。

コースにはあちこちで

ウグイスカグラ

かわいいウグイスカグラが花を付けていました。今年は2月が寒かったので開花が遅れ、3月下旬から一斉に咲き出しました。

このコースは7kmも先の鳴神山まで続いていますが、途中からやや単調な植生になっています。縦走コースとしてはそれほど魅力的ではなく、吾妻山と鳴神山の別々に登った方が良さそうです。

次の萱野山の手前を西に折れ自然観察の森へ下ります。

途中には思いがけず

チョウジザクラ

チョウジザクラの株がいくつもあり開花していました。つぼみもたくさんあるのでしばらく楽しめそうです。

この桜は花が小さくて大変地味ですが、よくみるととてもかわいいです。6mにもなる大きな株もありました。

階段が続く道を下ると自然観察の森に出ました。ここはよく手入れがされている美しい森が拡がっていて

ヤマザクラ

ヤマザクラが美しく咲いていました。


今日歩いたのは標高差にして330mの比較的歩きやすいコースです。

4月9日にこのコースのツアーがあります。クラブツーリズム山旅会のツアーです(コース番号R8843)。

あと1週間先なので桜の花が持つか心配ですが、カタクリはまだ咲いているでしょうし、今日ご紹介していない花も咲き始めるでしょう。

良い季節になりました。花を見にご参加しませんか?



プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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