山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

富士山お中道ツアー2回目(2013.7.28)

世界遺産になってさらに大勢の人が行くようになった富士山。

日曜日のこの日はマイカー規制がかかっているとはいえ、多くのバスが行くので五合目の大混雑が予想されました。

大混雑

予想通りの人出です。迷子になりそうなので、一塊になっての移動を強いられました。

しかし、

静寂

1回目と大きく違ったのは、お中道を歩く人がほとんど見あたらないのです。ほとんど貸し切り状態で歩き始めました。

富士山頂

麓や富士五湖の方は雲で見えませんが、富士山頂は見え隠れしていました。

御庭からは森の中を進みます。スコリア(握り拳大の軽石)がごろごろしている斜面とは全く違う自然がそこに広がっています。

原生林

この日はシャクナゲの花盛り。あちこちで大輪の花が咲いていました。

スギゴケの仲間

林床はスギゴケなどのコケがびっしりと覆い、

シャクナゲ幼木

シャクナゲやシラビソの幼木がすくすくと育っていました。

この森は噴火から1000年以上経って形成されてきた原生林。次世代も順調です。

昼食をはさみ、歩き始めて約3時間で大沢崩れに着きました。

晴れた

ちょうどガスが晴れてきて富士山最大の崩壊地が見事に眺められました。

大沢崩れを眺める

みなさん、大満足です。

この後は来た道を引き返しました。

枯沢

何回か涸れた沢を横切ります。

中には将来の大沢崩れに発達しそうな場所もあります。

次第に青空が広がってきて

シャクナゲ

シャクナゲが輝きを放っていました。


まずまずのお天気と壮大な大沢崩れの景観を見ることができて良かったです。

ご参加されたみなさま、お疲れ様でした。

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富士山お中道ツアー1回目(2013.7.23)

世界遺産に登録された途端に、さらに注目を浴びるようになった富士山。

夏休みに入ってどれほど混雑するかわからず、不安な気持ちで五合目へ向かいました。

スバルラインの五合目より手前でマイカーは止められ、バスだけが進むことができたので、五合目には予定通り着くことが出来ました。しかし迷子になりそうな都会の混雑です。

五合目

何とか群衆をかき分け、お中道の入口までやって来ました。

シャクナゲ

下界の暑さとは違って日陰に入るととても涼しく、ちょうどシャクナゲが見頃とあってとても気持ちの良い山歩きが楽しめそうです。

山頂付近

この日はガスで山頂が姿を現してくれませんでした。残念。

本栖湖

この写真は構図を失敗しましたが、右端に本栖湖が写っています。歩き始めた頃は遠望が良く利き、精進湖と河口湖、そして三つ峠や黒岳などの御坂の山々がよく見えました。

しかし・・・

銀座通り

林間学校の生徒や他の団体などで道は大混雑。こんなに混んでいるのは初めてです。ビックリ。

でも御庭を過ぎると

静寂

出会う人もほとんどいない静寂の世界です。深い森の中へ入っていきます。

滑沢

大沢崩れまで行く間に数カ所でガレ場や涸沢を横切ります。ここはその中でも最も大きな滑沢です。転倒しないように注意深く進みます。

ついに大沢崩れに着きました。最初はガスで何も見えませんでしたが、しばらくすると

大沢崩れ

ガスが晴れてきて、富士山で最も大きな崩壊地を全員で目の当たりに見ることができました。

この後は来た道を御庭まで戻りスバルライン上の駐車場で待つバスに向かいましたが、途中で雨が降り出して雨具のお世話になりました。

とても涼しい中、富士五湖のうちの3湖と御坂山地の眺め、大沢崩れの景観、シャクナゲなどの花々がいろいろと見られ、楽しいツアーでした。

ご参加された皆様、ご苦労様でした。


北アルプス・爺ヶ岳(2013.7.22)

8月1日と2日にツアーの催行が決まっている、北アルプス後立山連峰の爺ヶ岳へ行ってきました。

基点は、立山黒部アルペンルートの扇沢です。ここからは柏原新道というとてもよく整備された歩きやすいコースがあって、爺ヶ岳を往復しました。

登山口にある沢は地名と同じ

扇沢

扇沢です。延々と砂防堰堤が続いています。ここから種池山荘までは標高差約1000mあります。

最初は森の中を歩きますが、しばらく行くと視界が開けてきて眺めが良くなります。

途中で見た花は、ゴゼンタチバナ、オオバキスミレ、サンカヨウ、ベニバナイチゴ、ハクサンオミナエシなど多数で、長い登りでも飽きることがありません。

登山口から約3時間半で

種池山荘

種池山荘の手前に広がるお花畑に到着です。

コバイケイソウ

ここで最も目立つのはコバイケイソウ。そして

ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲや

チングルマ

チングルマ、

アオノツガザクラ

アオノツガザクラなどなどなかなかの見応えです。

山荘の横からこれから行く

爺ヶ岳

爺ヶ岳がよく望めます。右のピラミッド型のピークが南峰、そしてその左に中央峰への尾根が続いています。

振り返れば

針ノ木岳

左から蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳と残雪を抱えた山々のパノラマが広がります。針ノ木岳の雪渓は、日本三大雪渓の1つです。

ウラジロナナカマド

ウラジロナナカマドがあちこちで真っ白な花を咲かせていて、ハチがたくさん吸蜜に訪れていました。

ハイマツ帯に入りました。キバナシャクナゲは終わっていましたが、

ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲは見頃です。強風に耐えるべく低い位置で咲いていました。

次第にガスがかかってきました。

鹿島槍

鹿島槍の双耳峰はガスに隠れ、

剣立山連峰

剣立山連峰は隠れていて見えません。

晴れたらさぞかし展望がよいことでしょう。

爺ヶ岳山頂

種池山荘から1時間で爺ヶ岳中央峰に到着した頃はガスで何も見えなくなりました。

この先は冷池山荘を経て鹿島槍へ向かう道が続いていますが、来た道を引き返しました。

この辺りはライチョウの生息地なので探しましたが見つかりません。その代わり、

ホシガラス

ホシガラスのファミリーが、飛行訓練とか食べ物を探す訓練のような行動をしていたので、しばし観察しました。
辺りを警戒しているところです。

この他にはイワヒバリが良く鳴いていて、繁殖真っ最中のようでした。

高山の鳥は観察しやすくて良いです。本番でライチョウなどが見られると良いと思いました。

来た道を延々と扇沢まで引き返しました。


このツアーは山旅会の企画です。詳しくはこちらをご覧ください。

北アルプスを身近に楽しめる山としておすすめいたします。





2回目の東篭ノ登山ツアー(2013.7.19)

梅雨明け直後の猛暑は一段落し、平年並みの夏に戻りました。

浅間山の西に広がる2000m級の高峰高原は大変涼しく、気持ちの良い山歩きが期待できそうです。

前回(7月6日)は強風が吹き荒れて、水ノ塔山の登頂を断念せざるを得ませんでしたが、この日は風が弱く心配なさそうです。

登山開始

高峰温泉から登山開始です。薄曇りで登るにはちょうど良い感じです。

水ノ塔山

時々ガレ場があって、その先に水ノ塔山が見えています。

テガタチドリ

足元にはピンク色のテガタチドリや、黄色いニガナの仲間とハクサンオミナエシのつぼみ、そしてウスユキソウなどのカラフルな花が見られます。

岩場

岩場に差し掛かりました。危険な場所はありませんが、岩が大きくて少々手こずります。

遠望が利き、

富士山

奥秩父の山並みの奥に富士山が見えてきました。

登り始めてから約1時間で水ノ塔山に到着です。

東篭ノ登山

これから進む東篭ノ登山が大きくなってきました。

縦走路

昼食後、東篭ノ登山へ向けて縦走開始です。とても眺めが良い稜線です。

約1時間で

東篭ノ登山山頂

東篭ノ登山に着きました! 青空が広がってきています。

山頂からは360度のパノラマです。

浅間山

まずはザレ場がある水ノ塔山とその先の浅間山。

四阿山

四阿山(中央)と根子岳(左)。そして

槍穂

北アルプスの槍ヶ岳、穂高岳連峰です。本当に良く見えました。

しばし展望を楽しんだ後

池の平

写真中央の池ノ平へ下っていきます。

木道

花を見ながら湿原にある木道を周遊します。

アヤメとノハナショウブ

この日はアヤメの花が大変多く、ノハナショウブ(やや大きめで赤紫の花)も混じっていました。

鏡池

鏡池からの東篭ノ登山です。鏡のような水面ではありませんでしたが、とても絵になる風景です。

たくさんの花を見ながら池ノ平を回ってバスに戻りました。


お天気に恵まれ、花に恵まれ、楽しい山旅でした。

ご参加された皆様、ご苦労様でした。


このコースは8月20日、27日、31日にも計画されています。 くわしくはこちらです。

花が入れ替わりますが、初秋の花がたくさん見られます。ぜひご参加ください。




2回目の安達太良山ツアー(2013.7.15)

関東では梅雨明けして10日経ち、この間猛暑が続いていますが、東北地方はまだ梅雨明けしていません。

そればかりか梅雨前線がずっとかかっていて、所により大雨が降っています。

福島県中部にある安達太良山はどうでしょうか?

一抹の不安を抱えながら登山口の奥岳温泉でバスを下りると、小雨がぱらぱら降っていますが幸いロープウェイは動いています。良かった!

一応、雨の支度をしてロープウェイに乗りました。山頂駅に着いた頃桐が次第に晴れてきて薄日が差してきました。

五葉松平へ

雨上がりのスリップしやすい木道を注意深く進みます。緑がとてもきれいです。

ハクサンシャクナゲ

この時期に目玉はこれ。ハクサンシャクナゲです。この他、ウラジロヨウラクもまだ咲き残っていました。

この辺りは五葉松平というだけあってゴヨウマツが多く

マツボックリ

たくさん松ぼっくりが付いています。松ぼっくりは2年がかりで成熟します。従ってこれは一昨年以前に開花した後結実したものです。それにしても大きい(比較対象がなくてすみません)松ぼっくりです。

コバイケイソウ

梅雨明けが近づいてコバイケイソウが見事に並んで咲いています。この花を見ると北アルプスを連想します。

山頂間近

山頂が近づいてきました。どんどんガスが上がって視界が広がっています。

山頂

山頂の肩までやって来ました。ここでランチタイムです。

安達太良山というといくつかのピーク(乳首山、和尚山、船明神山、鉄山など)を指す場合と、乳首山だけを指す場合がありますが、ここでは乳首山をそう呼ぶことにします。大変風が強い場所ですが、場所によっては風を避けることができました。

食事後は山頂へ向かいます。少々の岩場があり鎖がかけられていますが、それほど危険ではありません。

山頂の祠

上り詰めると山頂に祠があります。何を奉ってあるのでしょうか?

牛の背

北の方にこれから行く稜線(牛の背)が見えてきました。赤茶けた山肌が火山の面影をとどめています。

肩まで下りてこれからミニ縦走です。

稜線散歩

ここから牛の背まではわずか15分ですが、山上のプロムナードです。

沼ノ平

牛の背からは、1889年~90年に噴火した火口、沼ノ平が間近で強烈な硫黄の臭いが流れてきました。

火山性ガスが強いので、まだ木や草がほとんど生えていません。

ここから峰の辻に向かって下ります。

峰の辻へ

沼ノ平から離れるに従って徐々に植物が見えてきました。この写真の左よりのピークが山頂です。

沢の水が絶えないところにはモウセンゴケが生え、登山道沿いにはあちこちで

コメツツジ

米粒のように小さいコメツツジがたくさん咲いていました。

峰の辻からくろがね小屋を経由して長い長いジープ道を下ります。

クロヅル

このクロヅルやヤマブキショウマ、ミヤマホツツジ、イチヤクソウなどを見ながらの下山です。

だいぶ下った後で展望が利く場所があって、そこからは

すっかり良い天気に

智恵子の見たであろう本当の青空が、安達太良山の中腹に広がっていました。

ご参加された皆様、ご苦労様でした。


このツアーの下見記録は こちら 
第1回目の記録は こちら

をご覧ください。季節変化がよくおわかりになりますよ。






4回目の四阿山根子岳ツアー(2013.7.13)

東京では連日猛暑が続いています。梅雨明けしたので当然なのでしょうが、それにしても耐え難い暑さですね。

一方で、東北では梅雨前線の大雨が降っています。南北に長い日本列島は、本当に地域によって天候がバラエティーに富んでいます。

四阿山根子岳ツアーはこの日で4回目。行くたびに自然の移り変わりの速さを感じます。

新幹線を上田駅で降りバスに乗って菅平へ向かいます。涼しいし時折小雨の降る天気。昨日までの予報は悪くなかったのですが・・・。

菅平牧場からスタートします。ここでも時々雨が落ちてきました。

牧場

牧場ではノイバラが花盛りです。刺があるので牛が好まないのか、たくさん咲いています。

足元には

ウツボグサ

弓矢の入れ物から命名されたというウツボグサが、あちこちで紫色の花を開いていました。

カラフトイバラ

ハマナスに似たカラフトイバラです。ハマナスほど枝に刺がありませんが確かに似ています。

このバラは北海道と本州の群馬県・長野県に分布していますが、本州は鹿沢高原、霧ヶ峰、菅平でまれに見られる程度の稀少植物だそうです。これらの生育地は全て草原なので、寒冷地を好む草原性の植物なのでしょう。

ダケカンバ林を登っていくと足元に可憐な花がいっぱいです。

ラン咲く道

ハクサンチドリとテガタチドリの群生です。ハクサンはもうピークを過ぎましたが、テガタの方は今が真っ盛りです。

根子岳山頂

根子岳山頂に着きました。雨は止み視界が開けてきました。

浅間山から湯ノ丸山への稜線、戸隠山から高妻山、妙高火打連山、そして

志賀高原方面

志賀高原方面もぜーんぶ見えています。

昼ご飯を食べた後四阿山へ向けて出発です。

リンネソウ

生物分類学者の名前が付いているリンネソウを発見。この植物は茎から花が2つずつ付いているのでメオトバナ(夫婦花)とも呼ばれています。こちらの方が親しみやすいです。

四阿山

わずかな岩場を越えると四阿山がどーんと構えています。その前に鞍部まで150mの下りがあり、「あーあ、もったいない!」の声が。

鞍部からはこのコースで最も苦しい登りがあり、何とか乗り越えて

四阿山山頂

山頂が目前に見えてきました。

山頂目前

あと一のぼりです。

ほぼ予定の時間に山頂に着きました。

山頂からは

根子岳と高妻山

今越えてきた根子岳とそのうんと遠方の高妻山や戸隠山、そして反対の方には

浅間山

浅間山と浅間隠山、鼻曲山、榛名連山、妙義の山並みも全て見通すことができました。

せっかく百名山の山頂に着いたのですがゆっくりする時間もなく(参加された方には申し訳ないですが)下山開始です。

途中から道を分岐して南側の尾根を下山します。

シラビソやハイマツの疎林を下り、ダケカンバの林に下りてきました。

テガタチドリとシュロソウ

本日、最も目立っていたテガタチドリとシュロソウが、美しさを競っていました。

時折小雨がパラパラ落ちてきましたが、それほど濡れることもなく、涼しい山歩きを楽しめました。

ほぼ時間通りに菅平牧場へ下山し、温泉でさっぱりして帰路につきました。


おまけです。この日は上田祇園祭が開かれていて、

上田祇園祭

上田駅前で神輿が担がれていました。浴衣姿の方も大勢いて、こんな時に雨が降らなくて良かったです。


1日いろんなことがありましたが、とにかくお一人も怪我されることなく登山を楽しんでいただきました。

ご参加された皆様、ご苦労様でした!



参考:過去の記録のリンクです。

 下見記録 、 第1回目(6月15日) 、 第2回目(6月17日) 、 第3回目(7月1日)

8月、9月もツアーは2回ずつあります。8月4日(日、催行決定)、7日(水)、9月8日(日)、11日(水)
詳しくは こちら をご覧ください。

花も展望も楽しめますし、歩き応えのあるコースです。週末でも渋滞の心配がありません。

是非、ご参加ください!



倉岳山と高畑山(2013.7.10)

猛暑は続くよどこまでも、という感じで今日も猛暑日のようです。

先日に引き続いて中央線沿いで、本日は倉岳山と高畑山です。

上野原と大月の中間位にあり、上り下りとも沢沿いにコースがある山々です。

倉岳山

梁川駅からスタート。この写真の中央が倉岳山です。雲一つない良い?お天気です。

月尾根沢という沢を登っていきます。

タマアジサイ

夏に咲き出すタマアジサイがもうじき開花しそうです。

ギンバイソウ

ギンバイソウは咲き出したところ。大きな花が次々と開きます。この花に

トラマルハナバチ

トラマルハナバチがやってきてせっせと花粉を集めていました。後肢にある花粉かごに集めた白い花粉の塊が見えますね。

カワトンボ

透明な翅のカワトンボが止まっていました。オレンジ色の翅の雄はなわばりを構えるのに対し、透明翅の雄はなわばりを構えません。そういえば今日はオレンジ色の個体を見ませんでした。そろそろカワトンボの成虫のシーズンは終わりで、最初にオレンジ色の翅の個体が姿を消すのでしょうか?

この日は下山中にミヤマカワトンボを見ました。このトンボは夏が最盛期なのでカワトンボと入れ替わりの時期なのでしょう。

この月尾根沢といえば主みたいな木があります。この木です。

トチノキ巨樹

どーんと構えているトチノキ巨樹です。この沢にはこれ以外にもトチノキの巨木が何本かあり、地元の人が大切にしてきたのだと思います。

駅から2時間あまりで

倉岳山山頂

倉岳山の山頂に着きました。北側の樹木が伐採してあって、北側の大菩薩や扇山、権現山などの眺めが良いです。

暑いこともあってハイカーはこの日も少なく、全行程で3人に会っただけでした。

倉岳山からは穴路峠へ下り、登りなおします。高畑山までは約1時間。同じくらいの高さの山です。

峠から少し登ったところに小ピーク(天神山)があり、そのあとは下ったり登ったです。

ヤマホタルブクロ

ヤマホタルブクロが暑さに我慢しながら咲いています。この花が何やらごそごそ動いているので虫が入っているようです。しばらく待っていたらオオマルハナバチが出てきました。蜜を吸うか花粉を集めていたのですね。

高畑山の山頂まであと一歩というところで南側が開けてきて

富士山

今、もっとも注目を集めている富士山が見えました。雪がほとんど見えません。たくさんの人が登っていることでしょう。

そして程なくしたら

高畑山山頂

高畑山の山頂に着きました。倉岳山と違って南側の視界が開けています。倉岳山と合わせ技で両方みられてよかったです。

山頂からは北側の尾根道をひたすら下り、沢に出ました。

オシノ沢

オシノ沢です。この沢ではいろいろな動植物に出会いました。

イワタバコ

渓流に咲くイワタバコですが、まだつぼみでした。

向かう先にちょろちょろと小鳥が小声で鳴きながら移動しているのが見えました。尾羽が大変短いので巣立ち雛のようです。大きさといい色といい、ミソサザイの雛であることがわかりました。飛ぶのは下手ですが、親と同じように尾羽を上下に動かしています。

頭上では猛禽のツミが鳴いていました。ツミはもし営巣していればこの時期巣立ちに近いはずなので、餌が欲しいでしょう。ミソサザイの雛が捕まらなければ良いが・・・。

この他にもあれっ、と思うような動物を確認しましたが、ここではご紹介しないでおきます。この沢は自然度が高いようでした。

しばらく下ると

小篠貯水池

小篠貯水池に着き、ここから炎天下の車道を鳥沢駅まであえぎました。この日も甲州市で39℃以上あったとのこと。暑い中お疲れ様でした。

尾根あり沢あり。このコースは変化に富んでいるし、トチノキ巨樹や沢沿いの植物など見所が多いです。

9月24日(火)に現地集合ツアーをこのコースで実施します。 詳細はこちらです。

秋に咲く花がたくさんあったのできっと楽しいツアーになると思いますよ。

猛暑の中の鶴ヶ鳥屋山(2013.7.8)

梅雨が明けて標高の低い山は登るのに勇気が必要になりました。

今日も猛暑の予報。覚悟を決めて笹子駅からすぐに登れる鶴ヶ鳥屋山へ行くことにしました。

あとでわかったのは、この近くの甲州市で最高気温が38.6℃となり、全国一だったとのこと。どおりでめちゃくちゃ暑かったです。

笹子駅から登り始めました。登山口までいく途中で

ノリウツギ

ノリウツギがもう開花していました。

人工林の中の急な道を登っていきます。暗い林の中で

ギンリョウソウ?

何やら白い奇妙なものが・・・。どうやらギンリョウソウの芽生えのようです。

1時間ほど歩くと林道に出てさらに登っていきます。足元に白くて細い花びらが落ちているので見上げると

ネジキ

ネジキがあっちでもこっちでも咲いていました。なかなかきれいです。

そして足元には

キンレイカ

オミナエシの仲間、キンレイカ(金鈴花)です。こんな所にも咲くのですね。

歩き始めて2時間あまりで

角研山

角研山(1377m)に着きました。どうしてこんな名前が付いたのでしょうか? シカが角でも研いだ跡があったのかなあ?

ここからは狭い稜線歩きです。所々で木々の間から周囲の山が見えてきました。

金峰

奥秩父の山で左は金峰山です。五畳岩が見えます。写真には写っていませんが、この左には八ヶ岳が見えています。

そして反対の方には御正体山と

三ツ峠

三ッ峠山がとても近いです。

再び鶴ヶ鳥屋山へ向かっていきます。日当たりの良いところに

シモツケ

シモツケが咲いていました。先日三頭山の都民の森駐車場で見たので、今年2回目のご対面です。

そして

ニガイチゴ

ニガイチゴの実はこの後もちろん私の口に入ってしまいました。決して苦くはないですよ。

ウスユキソウ

こちらはウスユキソウです。次々と夏の花を見つけられて嬉しいです。

歩き始めて3時間あまりで

鶴ヶ鳥屋山

鶴ヶ鳥屋山に到着です。それにしても暑いせいか誰にも会いません。

この後はひたすら下って

林道

林道に出て初狩駅へ向かいました。

いやー、それにしても暑かった。さすがに38℃の低山はなかなか大変でした。


このコースは9月21日(土)に現地集合で計画されています。 詳しくは こちらへ

そのころにはだいぶ涼しくなって秋の花がたくさん咲いていることでしょう。

なかなか歩き応えのあるコースです。大雨の後でなければ登りに沢沿いのコースを利用します。

どうぞご参加ください。

強風の中の東篭ノ登山ツアー(2013.7.6)

この日は何と関東甲信地方で梅雨が明けたとのこと。ずいぶん早い梅雨明けです。

出発前の予報でも軽井沢で最高気温が30℃近くになるとの予報もあって、熱中症に気を付けましょうと行くバスの中でお話していたのですが・・・。

登山口の高峰温泉に着いたらそんなイメージは一変です。すごい風が吹き荒れて肌寒いくらいです。

水ノ塔山へ向けて登り始めましたが、上からハイカーがどんどん下りてきて、強風で縦走できないとのこと。

私たちも「うぐいす展望台」まで行きましたが、そこから先はザレ・ガレ場を強風が吹き荒れていて、転落の危険があって縦走をあきらめざるを得ませんでした。

高峰温泉まで戻ってバスで池ノ平へ向かい、東篭ノ登山をピストンすることにしました。

東篭ノ登山へ登山開始

森の中は風が弱くて静かです。ルリビタキとキクイタダキがさえずる中を登っていきます。
足元にはツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、カラマツソウなど白い花が咲いています。

森林限界

森林限界まで来ました。ガスが濃いのと次第に風が強くなりました。コケモモ、クロマメノキなどの花が強風に耐えています。

東篭ノ登山山頂

約40分で東篭ノ登山山頂に到着。ガスで何も見えません。時々風で吹き飛ばされそうになりながら記念写真を撮り、しばし休憩した後そそくさと来た道を戻りました。

天然カラマツ林

天然カラマツ林とその林床のみずみずしい緑とフィトンチッドを感じながら池ノ平へ戻りました。

今度は池ノ平散策です。

池ノ平湿原

湿原でもガスが濃くてその広がりが見えません。

ハクサンチドリ

ここにはハクサンチドリやアヤメ、ハクサンシャクナゲなどが美しく咲いています。

その後で三方が峰へ向かいました。ここにはコマクサ園があります。

コマクサ

少し盛りを過ぎていましたが、コマクサは咲いていました。

ここには柵があって、

コマクサ園

金網の穴からカメラを出して撮影しなければなりません。

コマクサやサラサドウダンなどの花を楽しんだ後は来た道を戻りました。

最後まで風と霧に悩まされましたが、みなさん無事山歩きを楽しんでいただきました。

今度はぜひ、お天気の良いときに縦走され、眺望を楽しんでいただくことができたら、と思っています。

このコースのツアーは7月19日と8月20日、27日、31日に計画されています。

詳しくは こちら をご覧ください。



雨の安達太良山ツアー(2013.7.3)

福島県中部の名峰、安達太良山へツアーに行ってきました。

この山は高村光太郎の小説に出てくる智恵子のふるさと二本松市にあり、日本百名山と花の百名山に選定されています。

山麓からロープウェイがかかっていて、わずか10分で高台に立つことが出来ることもあって人気の山です。

しかしこのロープウェイは風が強いに日しばしばストップするため、登山計画の変更を余儀なくされます。

この日は雨風でしたが、幸いなことに運行していましたで。でも私たち以外登山者はほとんどいません。

雨を避けて建物の中で昼食を食べ、いよいよスタートです。

五葉松平へ

しばらくは木道が設置されていて歩きやすい道が続きます。

以前に皇太子様が雅子様と一緒に訪問された写真が展示してあったので、その時に整備されたのでしょうか。

この日目立ったのは

ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲです。白っぽい花が多いのですが、この株は濃いピンク色をしていました。

他には

ウラジロヨウラク

ウラジロヨウラクは広い範囲で咲いていて

サラサドウダン

盛りを過ぎたサラサドウダンは数が少ないながらまだ咲き残っていました。

この辺りは五葉松平と呼ばれているだけあってゴヨウマツが多い場所です。ハイマツと良く似ていて見分けが難しいですが、立ち上がっているので樹形はかなり異なります。

山頂間近

山頂が近くなってきましたが、ガスでほとんど見えません。一時止んだ雨が再び降り出して、残念ながらコンディションはあまりよくありません。

山頂

それほど風が強くなかったので、希望者は山頂を踏むことができました。

お天気が良ければ360°の眺望があるのに残念。

お天気が良くないので山頂からは牛の背には向かわず、直接峰の辻からくろがね小屋へ下りることにしました。

くろがね小屋へ

石の上は滑りますが、ここの土は比較的水はけが良いので、あまりぬかるまずに歩けて良かったです。

コバイケイソウ

コバイケイソウの大きな花穂が風で少しお辞儀していました。

コメツツジ

小さな小さなコメツツジが純白の花を輝かせています。

景色は見えず残念でしたが、あちこちで見られたたくさんの花に慰められました。

くろがね小屋の外で休憩させてもらい、エネルギー補給して

くろがね小屋からの下山

一路、登山口まで広い道を下山しました。


ご参加された皆様、雨風の中本当にご苦労さまでした。


3回目の根子岳・四阿山ツアー(2013.7.1)

この日から7月。富士山山開きの日です。

今年は相当込んでいることでしょう。

今年3回目の根子岳・四阿山ツアーです。3回目ともなるとペースがだいぶつかめてきました。

どちらも花が多い山なので、季節の変化とともに移り変わっていく花や景観を見るのが楽しいです。

シラカバ林

シラカバ林のレンゲツツジはもう終盤です。さすがに7月ともなると少し遅いようです。

代わって目立って増えてきたのは

ベニバナイチヤクソウ

ベニバナイチヤクソウと

カラフトイバラ

ちょっと珍しいカラフトイバラ、そして何といっても目玉は

ハクサンチドリ

ハクサンチドリです。どうですか、この美しい姿は!

ハクサンチドリを撮る

群生地があちこちにあり、カメラマンに取り囲まれました。

この他ツマトリソウは見頃、ゴゼンタチバナは咲き出してきて、イワカガミはピークを過ぎた感じです。

登り始めて約2時間で

根子岳山頂

根子岳山頂です。

このにぎわいは都内から来た中学生の団体です。その数200人。山頂を埋め尽くすほどでした。

それと地元の人のグループに合いました。根子岳山頂のしめ縄を新しくされたとのこと。

根子岳山頂神社

そうそう、山頂の祠に新しい山名板が取り付けられていました。2週間前にはなかったので、本日取り付けてくれたのでしょう。これで記念写真を撮りやすくなりました。

中学生の団体は峰の原の方へ下山したので、ここからは静かな山旅です。でも行く方向の四阿山は

四阿山方面

ガスの中。残念。

根子岳に何度か来ていますが、すぐ近くの四阿山が見える確率は半分くらいです。そのくらい、この山はガスがかかりやすいのでしょう。

鞍部を過ぎてきつい登りをクリアし、四阿山は目前となってきました。

タカネナナカマド

タカネナナカマドが目立たない花を付けています。ナナカマドより地味ですね。

この先四阿山山頂で写真を撮るのを忘れてしまいました。失敗。

全員無事登頂を済ませ下山開始です。相変わらずガスが晴れず残念です。

中四阿より下まで下りてきたらようやく視界が晴れてきました。

小四阿から根子岳

小四阿まで来たら根子岳はご覧の通りその姿を現してくれましたが、四阿山はお隠れになったまま。この日は恥ずかしかったようです。

レンゲツツジの下山路

咲き残っているレンゲツツジの中を一歩一歩下ります。

最後の沢沿いに

わーいクリンソウだ

クリンソウの花を見つけてみなさん大喜び。こちらも大人気です。

だいたい予定時刻に全員無事下山できました。本当におけがもなく良かったです。ご苦労様でした。


3回目のツアーが無事終了しました。これからも根子岳・四阿山ツアーは続きます。

これからご参加を計画されているみなさま、あるいはご参加をご検討されているみなさま、6月から9月までたくさんの花と素晴らしい展望が見られる山です。ご参加をお待ちしております。



下見記録1回目のツアー記録2回目のツアー記録 を合わせてご覧いただければ幸いです。










コマクサ咲く草津・本白根山(2013.6.30)

10月の紅葉時期に志賀高原・芳ヶ平と草津・本白根山を訪れることになり、まだ行ったことのない本白根山のコースを知るべく、ツアーに下見参加しました。

この時期はコマクサの咲く季節。地元の人の保護活動の結果、増えたコマクサが見られるとあって、どんなか知りたいと思っていました。

白根火山レストハウスからスタート。まず逢ノ峰を登降しスキー場の横を抜けて

スキー場の先へ

鏡池方面へ進みます。足元には

イワカガミ

イワカガミや

ツマトリソウ

ツマトリソウ、そしてマイヅルソウがびっしりと咲いていました。

クロマメノキ

秋にブルーベリーのようなおいしい実がなるクロマメノキも開花中です。

歩き始めて1時間あまりで

鏡池

鏡池に到着です。

紅葉の時期はさぞかしきれいでしょう。

この先にコマクサ群生地があります。コマクサは砂礫地を好む(正確に言うと、砂礫地でない場所では他の植物との競争に勝てなくて砂礫地に逃げ込んでいる)植物です。

コマクサ群生地

さすがに保護活動されただけあって、広い範囲ですごい多くの株数です。アップしますと

コマクサのアップ

今まで見たことの無いほど濃いピンク色に驚きました。

なかなかの壮観です。

コマクサの写真撮影

参加されたお客様も楽しそうにシャッターを押し続けていらっしゃいました。

展望所と書いてある見晴らしの良い場所で親子連れが

ラーメンがおいしい

おいしそうに昼食を食べていました。少々肌寒かったのでさぞおいしかったでしょう。お聞きするとたびたび山へ出かけていらっしゃるとのこと。とてもほほえましい光景でした。

一周して元の場所に戻ってきました。

弓池2

レストハウス近くには弓池があります。

ガスで隠れていた白根山が

弓池と白根山

一瞬現れました。池の畔を少し散策しバスに乗って帰途につきました。


10月のツアーは1泊2日で、この他に志賀山、芳ヶ平にも行きます。ここはナナカマドが多くて本当に紅葉が素晴らしいところです。万座温泉にも宿泊します。具体的には以下のように計画されておりますので、みなさまのご参加をお待ちしております。

ツアー詳細は こちら

昨年秋の日帰りツアー(芳ヶ平)の様子は 10月3日10月14日

プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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