山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

箱根・明神ヶ岳・明星ヶ岳ツアー2回目(2013.9.29)

今度は台風20号が東へ抜けて、また秋が深まりました。朝晩は肌寒いくらいに感じられるようになりました。

9月ももうじき終わり。2回目の明神明星ツアーに出かけてきました。

杉林

大雄山最乗寺の立派な杉林からスタートです。この木々は樹齢350年~500年で、神奈川県指定の天然記念物です。

しばらくは植林地を登っていきます。1時間くらい歩くと

見晴小屋

見晴小屋に着きました。植栽されているヒガンバナの花はもう終わり。今年は見事にお彼岸に咲きました。

この先は防火帯を登っていきます。刺のないアザミと形容されるタムラソウ、ワレモコウ、ツリガネニンジン、シラヤマギク、ヤマハッカ、ヤマハギ、ススキなどが咲き、それらの花にはマルハナバチが訪れてせっせと受粉をしていました。

オミナエシ

ヤマハギ、ススキと並んで秋の七草の1つのオミナエシは花が終盤戦です。

明神への登り

カエデが色づき始めている山道を登っていきます。振り返れば

足柄平野

丹沢の大山と足柄平野がばっちり見えました。

さらに海の方へ目をやると江ノ島や房総半島も望め、稜線に出てからは伊豆大島や伊豆半島の山並みも眺めることができました。

この日はやや雲が多くて日当たりの良い道の登りはあまり暑くなくて良かったし、明神ヶ岳山頂では

明神から富士山

ご覧のようにばっちり富士山を見ることができました。

明神山頂

山頂でゆっくりとランチタイム。木がほとんどない場所で晴れると暑いのですが、薄曇りでやや風もあって快適です。

フジアザミ

山頂の一角にはフジアザミも大きな頭を下げて咲いていました。

ランチの後は明星ヶ岳に向けて出発です。

稜線には花が多く

マツムシソウ

マツムシソウや

ホトトギス

ホトトギス。そしてアキノキリンソウ、ウメバチソウ、リュウノウギク、ノコンギク、タイアザミなどが登山道沿いに所狭しと咲いていて、それは見事でした。

しかし、1回目のツアーの時にも書きましたが

マルバフジバカマ

この白い花、マルバフジバカマには脅威を感じました。

私が知る限り、ここ箱根にしかない外来種ですが、ものすごい勢いで広がっていて、この付近全体が白い花に覆われていました。ここだけでなく、あちこちでも見られ、早く対策しないと在来植物を圧迫して大変なことになると思います。国立公園管理官の方へ。この植物は特定外来生物の指定すべきではないでしょうか。早めの対応をお願いします。

まったく山頂らしくない明星ヶ岳の山頂を踏み、宮城野へ向かって下り始めました。

この日も

大文字の中

大文字焼きの「大」の字の一角に立って眺めを楽しみ、

大文字

下山してから再び「大」の文字を遠望しました。

「大」の字の中で眺望を楽しみ、下山してから明神から明星の稜線とこの文字を見るのが、このツアーの定番となりました。

ツアーにご参加された皆様、ご苦労様でした。そしてありがとうございました。


過去のリンクです。

今年1回目(2013.9.20)
昨年1回目(2012.9.24)
昨年2回目(2012.9.29)

こちらも合わせてご覧ください。






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山旅会・駅から登山・倉岳山と高畑山(2013.9.24)

鶴ヶ鳥屋山に引き続いて中央線沿いの倉岳山と高畑山ツアーに出かけてきました。

この付近の山は、電車を降りるとそのまま登り始められ、下山してそのまま電車に乗ることができる山がいくつもあります。この日もそんなコースを歩きました。

お彼岸の中日を過ぎ、一層涼しくなって山歩きには良い季節です。

桂川を渡る

集合場所の梁川駅を出発するとすぐに大きな川を渡ります。橋がかなり高いところにかけてあるので、凄い高度感があって吸い込まれそうです。

月尾根沢

月尾根沢を登っていきます。前夜からこの日の朝までまとまった雨が降ったようで、水量が多くて大きな音を立てて流れています。ですが幾度かの渡渉も難なくクリアしました。

雨が降った後で湿っているせいか動物がたくさん出てきました。まずはヒバカリ(ヘビ)。そしてカエル(ヒキガエルとヤマアカガエル)です。ヒバカリは大人になっても長さ60cm位にしかならない小型のヘビで大変おとなしいです。ヒキガエルは10cm以上の大型の個体もいましたし、オタマからカエルになったばかりの小さなアカガエルもいました。


さて、この沢には大きなトチノキがたくさんあります。その中でも

大トチ

最も太いこの木は沢の主のような風貌をしています。実に豪快で周囲は6m以上あるでしょう。

9月といえばトチノキの実がたくさん落ちている時期ですが、この日は実を包む皮はたくさんあれど、実がほとんど落ちていません。動物が次から次へ来て持ち運んだのでしょうか?

これだけトチノキの大木があるのは、きっと昔から地域の人たちに大切にされたからでしょう。

初夏に咲くトチノキの花は上質の蜜を出すので、蜂蜜の原料として重要です。そしてトチの実は栃餅などに加工されて食用となります。きっとトチノキの花や実から地元の人は恩恵を受けてきたのでしょう。

ところで9月はスズメバチに気を付けなくていならない季節です。この日もキイロスズメバチにつきまとわれましたし、途中の木の根元にクロスズメバチ(ジバチ)の巣があって、たくさんの蜂が飛んでいました。少し路を迂回して切り抜けましたが、細心の注意が必要です。

倉岳山山頂

お昼頃、倉岳山の山頂に到着です。楽しいランチタイムです。

あいにく他の山にはガスがかかっていてあまり展望が利きませんが、だんだんジメジメ感がなくなってさわやかな天候です。

この後は一度、穴路峠まで下って今度は高畑山に登ります。

ホタルブクロ

途中に見慣れない花がありました。どうやらホタルブクロのようです。普通は下を向いて咲いているのですが、この株はなぜか上向きで、しかも末広がりでした。ちょっと変!

秋と言えばもう1つキノコの時期です。

タマゴタケ

こんな真っ赤なキノコを見つけました。タマゴタケです!

真っ赤なキノコは毒と思っている方は多いのですが、これは実においしいキノコです。それと似たようなものがありません。そのため、登山道沿いで見つけることはそう多くないのですが、登山者が少ないせいでしょうか、5つくらい固まって生えていました!

高畑山

2つ目のピーク、高畑山に着きました。この山は富士山がよく見えるはずなのですが、残念ながら雲で見えません。

高畑山から沢に向かって急な下りを進みます。この日に最も多かった花は

シモバシラ群落

シモバシラです。あちこちで大きな群落が清楚な花を開いていました。

アカマツの林では、鶴ヶ鳥屋山にもあったパンケーキのような

イグチ

イグチの仲間がびっしり。ヌメリイグチでしょうか。

この後は沢へ下りて貯水池を越え、鳥沢駅に到着しました。途中で少しトラブルがあって、着いたのは17時を少し回っていました。ご参加された皆様、長時間お疲れ様でした!!


それにしてもカエルといい、ヘビといい、キノコといい、シモバシラの花といい、途中でほおばったサルナシの実といい、秋を十二分に満喫したツアーでした。


山旅会・駅から登山・鶴ヶ鳥屋山(2013.9.21)

彼岸に入りました。この頃はお天気がぐずつくことが多いのですが、ありがたいことに相変わらず良いお天気です。

多くの人は3連休の初日です。高速道路は混んでいることでしょう。

この日は「駅から登山」。つまり現地集合現地解散のツアーで、中央線沿いの鶴ヶ鳥屋山へ向かいます。

笹子駅で集合して出発です。

船橋沢

台風18号が通り過ぎて5日経つのですが、沢の水は多いです。

渡渉

でも渡るのには支障はありません。

沢を離れると急な登りが続き、

車道で休憩

立派な道に到着です。側溝に足をつっこんで一休み。

それにしても、こんな山の中に車が全く通らない道。こんな道にどれほどお金を使って造り維持しているのでしょうか?

再び登山開始しました。

オオバショウマ

このオオバショウマの他、コウヤボウキ、コウシュウヒゴタイなど秋の花が見られました。

稜線に出てしばらく行くと少し展望が利く所があって

三つ峠と富士山

大きな三つ峠とその先に富士山が頭だけのぞき、

本社ヶ丸

そしてその横には本社ヶ丸が大きいです。

ミツバツツジが紅葉し始めているのもわかりますね。

鶴ヶ鳥屋山山頂

登山開始して約3時間半で鶴ヶ鳥屋山に到着です。ここまでアップダウンの繰り返しがあり、なかなかハードでした。

ここでランチタイムです。

5日前に通過した台風18号のため、たくさんのミズナラドングリが落ちていました。その数は膨大です。

それに対してブナは全く落ちていません。たぶん、今年はミズナラが豊作、ブナが凶作なのでしょう。

イヌブナの実

これはイヌブナの実です。イヌブナの実は少し落ちていました。イヌブナの実はぱっくりと開いて種がしっかり見えるのに対して、ブナの実はあまり開かず種が少しのぞく程度です。

そのミズナラ林を下っていきます。林床には

トリカブト

トリカブトがたくさん咲いていました。

この付近もシカの食害が多いようで、林床の植物は少なめですがトリカブトは毒性が強いせいもあって、ここではほとんど食べられていません。

さらに下るとアカマツ林となってきました。ここで驚いたのはキノコの多さです。

イグチ

パンケーキのようなキノコがアカマツの根元にびっしり。イグチの仲間のようです。

台風の時にたっぷり雨が降ったので、一斉にキノコが発生したのでしょう。

急な坂をどんどん下って、ついに沢に着きました。

沢の水でさっぱり

冷たい沢の水で顔を洗ってさっぱり。この後は小1時間、車道を歩いてゴールの初狩駅まで無事たどりつきました。

なかなかハードなコースでしたが、ご参加された皆様、本当にお疲れ様でした!

台風の置きみやげでいろいろな木の実やキノコを見ることができた山行でした。



箱根・明神ヶ岳・明星ヶ岳ツアー1回目(2013.9.20)

台風が16日に去った後は晴天続きとなりました。この日も4日目の快晴です。

台風が秋の空気を運んできたので、からっとしていて気持ちの良い秋晴れです。

秋の花は次第に低山に移ってきて、多くが見頃となっています。

スタート地点は大雄山の道了尊です。

神奈川県の天然記念物に指定されている杉の巨木群を眺めながら進んでいきます。

道了尊の階段

尾根に出るまでは急な階段が続きます。

見晴らしのあまり利かない見晴らし小屋を過ぎ、防火帯に入ってきました。

防火帯のタムラソウ

タムラソウやツリガネニンジン、シラヤマギク、ヤマハギ、アキノキリンソウ、ワレモコウなどがびっしりと咲いていて見事です。

小田原と相模湾

振り返れば小田原市郊外や相模湾が眺められます。壮観です。

稜線に出た

稜線に出ました。

神山

神山がどっしりと構えています。足元にはフジアザミが大きな花を下に向けています。

そして程なくして明神ヶ岳山頂に到着です。登山開始から3時間あまりです。

明神山頂

山頂には樹木がないので、お天気がよいと暑いです。

富士山

富士山は金時山の向こうにその巨大な山体を見せていました。

下山開始

昼食後下山開始です。

この稜線も花が多く、マツムシソウ、ホトトギス、ノコンギク、オミナエシ、トリカブトなどがたくさん見られました。

一方で見たくない植物もあります。

マルバフジバカマ

箱根ではこの外来種マルバフジバカマが大繁殖してあるこちで拡大しているのです。

早いうちに根絶しないと大変なことになりそうです。

この後明星ヶ岳を経由して宮城野に下山いたしました。

明星ヶ岳はお盆の時期、大文字焼きを見ることが出来る山ですが、まさにその場所に到着です。

大文字焼き

「大」の字のどの部分にいるのかを想像しながら、あとで宮城野に下ってこの山を眺め、いた場所を納得して見ることが出来ました。

宮城野には登り始めから約7時間で到着いたしました。

ご参加された皆様、ご苦労様でした。



高座山・杓子山ツアー2回目(2013.9.17)

台風18号の上陸により、15日に予定されていたこのツアーは中止となり、今回が2回目となります。

台風は16日に通過し、京都や福井などに大きな被害を与えました。

この日は台風一過。文句のない天気です。

高座山

高座山の南面は草原状でススキ原が広がっています。

草原から富士山

草原からは富士山がくっきり。雲一つありません。

南アルプス

ここからは遠く南アルプスも望めました。

からっとしたお天気でしたが、紫外線が強くて日向の登りは暑くて堪えました。

高座山最後の急登

最後の急登を登り切り、

高座山山頂

高座山山頂に到着しました。ここまで1時間あまりです。

ここからは登ったり下ったりを繰り返して行きます。

サラシナショウマ

サラシナショウマがブラシのような花を開いていました。

鉄塔のある場所からは遠望が利き

御坂山地

三つ峠や黒岳、そして遠く南アルプスの峰々が望めました。

杓子山の急登

杓子山の手前にも急登があり、力を絞って

杓子山山頂

杓子山の山頂に到着です。ここまで登山開始から3時間あまりかかりました。

山中湖

山中湖、愛鷹連峰、伊豆半島の山々もはっきり見えますし、この左には箱根の山々がばっちりでした。

とにかくいつまでもクリアな視界で爽快です。

ここからは鹿留山、立ノ塚峠を経て内野の集落に下山しました。


最後までお天気が続き、さわやかな風が吹き渡って、気持ちの良い登山を楽しむことができました。

ご参加された皆様、本当にお疲れ様でした!!




高座山・杓子山ツアー1回目(2013.9.13)

富士山の近く、忍野村と都留市にある高座山と杓子山を縦走するツアーの1回目に出かけました。

高座山は毎年山焼きをやって維持している草原の山、そして杓子山から鹿留山はブナ・ミズナラなどの立派な木がある森の山です。

この日は概ね晴れのち曇。夏がぶり返してきているので、晴天の草原の山を登るのは暑くて大変です。

富士山

富士山は雲の切れ目からわずかに山頂付近が見える程度と残念。

フタバハギ

紫色のフタバハギはあちこちで大群落をつくって美しい色を演出しています。この他草原にはタチフウロ、ヤマハギ、カワラナデシコ、ワレモコウ、そして

オミナエシ

オミナエシや稀少な植物も見られましたが、

富士山を背にして

暑い中の登りでしたので、余裕を持って花を見られないのが残念でした。

高座山への登り

次第に斜度がきつくなってきて、最後は

ロープを使って

既設のロープを使って何とか高座山に到着いたしました。

まずはヤレヤレです。

ここから先は森の中。涼しい風が吹き抜けます。

レイジンソウ

レイジンソウや

トリカブト

トリカブト、そして

セキヤノアキチョウジ

セキヤノアキチョウジなど紫色の花が多い斜面を下ったり登ったりして

杓子山山頂

登山開始から約3時間で杓子山山頂に着きました。バンザイ!
ここからはゆっくり登ったり下ったりの繰り返しで、だんだんブナの太い木が出てきました。

林床にはこの辺り特産の

ハンカイシオガマ

ハンカイシオガマがキリンのように長い茎を付けてその先に花を咲かせていました。

展望の利かない最高峰、鹿留山で記念写真を撮った後、本日最大の難所の急降下に差し掛かりました。

急な下り

道が滑る上、急斜面にはあちこちでロープがかけてあって気が抜けません。

やっと切り抜けて立ノ塚峠に到着。この後は林道を下ってバスにたどり着きました。

なかなか大変な山でしたが、みなさん無事下山され、たっぷりかいた汗を温泉で洗い流して帰路につきました。

ご参加された皆様、ハードな登山ご苦労様でした!!





山旅会・宝永山ツアー(2013.9.10)

富士山で最後に噴火した宝永山。その火口を訪れるツアーに行きました。

9月に入って登山道は閉鎖されたはずなのに、富士宮口新五合目の駐車場には車がいっぱい。新六合目の小屋より上では山小屋が閉まっているはずなので、ここに止めて弾丸登山をしている人が多いのでしょう。

アキノキリンソウ

新五合目にはアキノキリンソウや

ヤハズヒゴタイ

ヤハズヒゴタイが咲き残っていました。

登山開始

いよいよ登山開始です。ここは富士登山のコースなので、ロープで仕切られた広い道が整備されています。

ガスがかかっていて視界はあまり利きません。

この日は大型バスが何台も止まっていて、大勢の小学生や大学生が集団で登っています。いったいどこへ行くのでしょう?

長蛇の列

宝永第一火口へ向かう道も長蛇の列。なかなか進みません。

フジザクラ

富士山を代表するアザミのフジアザミが咲いています。とにかく大きなアザミで下向きに咲くのが特徴です。刺に触れると飛び上がるくらい痛いです。

遠足の子ども

小学5年生の遠足でしょうか。大変にぎやかです。でも小学生と大学生はここまで来て下山です。この先は

第一宝永火口

静かな登山道に戻りました。ここは半径1kmもある第一宝永火口で、富士山頂の火口より大きいそうです。ガスで全体が見渡せないのが残念。

登りにくい道

ここから宝永山までやや急な道をたどりますが、小さい石や砂がザクザクしていて、バランスを取りにくいし3歩進むと1歩くらい下がってしまうので、登るのにエネルギーが必要です。

馬の背

苦労して登ってやっと馬の背に着きました。かなり強い風が吹いていますが、時々ガスが切れて富士山が少し見えるようになってきました。

宝永山頂

ついに宝永山山頂に到着です。ばんざーい! 登山開始から2時間半ほどかかりました。

宝永山から富士山

山頂で昼食を食べていると、ガスの切れ間から富士山がダイナミックに見え隠れして、何とも言えず壮大で印象的な景観を楽しむことができました。

しばし休息後下山開始しました。今度は1歩踏み出すと1歩半くらい進むので速いです。あっというまに

第一宝永火口まで下山

宝永第一火口まで下山しました。その広大な火口にびっくり。ここが300年前に大噴火して江戸まで火山灰を降らせた所なのですが、ちょっと信じられない感じです。

この後再びガスが濃くなって視界が利かなくなりました。第二火口はガスで全く見えません。火口から少し離れた斜面には

ハイカラマツ

這いまわっているカラマツの林が広がっています。日本の山では通常、この標高にはハイマツで覆われていますが、富士山は大変若い山。ハイマツがまだ侵入していません。最も近い南アルプスなどから種が飛んできて定着するまでにはまだ長い時間がかかるのでしょう。

第二火口分岐から新五合目に戻る道は

森の中

成熟した森の中です。このダケカンバの他、トウヒ、シラビソ、カラマツなどの木がずいぶん高く育っています。つまり、森林限界の下まで来たのです。森の中にはコケモモやキオンなどの植物が根付いていて、今までの荒涼とした景観とは対照的です。たぶん、宝永山の噴火の影響を受けなかったのでしょう。

ミヤマオトコヨモギ

あちこちでミヤマオトコヨモギがたくさん見られました。

登山開始から4時間半ほどで新五合目に戻りました。

今年は少し開花が進んでいて、花はそれほど見られませんでしたが、宝永山の火山景観を十分に楽しむことができました。ご参加された皆様、ご苦労様でした。


9月2日の下見の様子は こちら にアップしてありますので、あわせてご覧ください。


四阿山根子岳ツアー6回目(2013.9.8)

6月から行われてきたこのツアーも、今年最後となりました。

有終の美を飾りたいと思っていますが、残念ながら予報は雨。心配なスタートです。

毎回と同じように、菅平牧場を10時頃登り始めました。予報通り雨の中の登山です。

マツムシソウ

でも登山道沿いに咲いている花が気を慰めてくれます。これはこの時期に多いマツムシソウ。

この他、ワレモコウやノハラアザミ、アキノキリンソウなどがわんさか咲いています。

私たちが登り始める前に降ったと思われる大雨のせいで、登山道には川のように水が流れています。ところどころ、その水が貯まっていて迂回を余儀なくされました。

こんな雨の中、山を歩いている人は他にいません(私たちより少し早い時間に四阿山を往復した1パーティはいましたが、途中で会いませんでした)。つまり貸し切り状態です。

シラタマノキ

つぶすとサロメチールのような強烈な臭いがするシラタマノキの真っ白い実です。この実を好むのはどの動物でしょうか?

根子岳への登り

根子岳に近づきました。ナナカマドの紅葉はまだですが、もう実が赤くなっています。菅平スキー場の山が霧の中で見え隠れしています。

根子岳山頂

お昼頃、根子岳山頂に着きました。ガスの中で何も見えません。

蒸し暑かった東京と大違いで風が吹くと寒いので、短時間で休憩を切り上げて四阿山へ向かいました。

ゴゼンタチバナ

7月に花を付けていたゴゼンタチバナには真っ赤な実が。動物に食べて欲しいと誘惑しています。

四阿山との鞍部には水がたんまり貯まっていたので、笹原を藪こぎして切り抜けました。なかなかできない経験です。

きつい登りを何とか登り切り、根子岳から約2時間で四阿山に到着です。困難な天候の中、やりました!!

(ごめんなさい。山頂の写真を撮り忘れました

この段階で雨がほぼ止み、上空が少し明るくなってきました!

タカネナナカマド

タカネナナカマドの実はちょっといびつで、ナナカマドより大きく目立ちます。

エゾリンドウ

この日に見られた花で最も目立ったのはエゾリンドウです。

エゾリンドウ群落

ササ原の中でこんなにたくさん咲いていました。

四阿山

後ろを振り返ると四阿山の山頂が見えてきました!

根子岳を望む

根子岳もばっちりです。

浅間から烏帽子

南の方には、烏帽子・湯ノ丸山から浅間山に連なる山並みもごらんのとおり。

やっと晴れた

中四阿に着いた頃には薄日が差し、何と北アルプスの鹿島槍や剣岳、白馬岳までもが見られました 先ほどまでの天気が信じられません。

登ってきた甲斐がありましたね。

ここからは雨上がりの滑りやすい道に気を付けながら

タムラソウ

タムラソウやマツムシソウの花を見ながら、17時過ぎに菅平牧場に無事下山しました。

雨の中ご参加された皆様、本当にご苦労さまでした。


これで今年の四阿山根子岳ツアーを終了いたしました。全部で8回企画され、そのうち6回が催行され無事終了いたしました。ご参加されたみなさま、ありがとうございました。お礼申し上げます。

過去のツアーの様子は以下にリンクを貼っておきますね。

6月15日6月17日7月1日7月13日8月4日


当面の荘司担当ツアー(2013.9.6)

みなさま、こんにちは。

9月に入って少し秋らしくなってきました。

夏山シーズンは終わり、これからは秋の花や木の実、そして紅葉を楽しむ山旅へ行きましょう。

今後1ヶ月あまりの担当ツアーを以下にご紹介いたします。

<クラブツーリズム新宿出発ツアー>

9月10日(火) 山旅会・宝永山
9月13日(金)、15日(日)、17日(火) 高座山・杓子山
9月20日(金)、29日(日) 明神・明星ヶ岳
9月21日(土) 山旅会・鶴ヶ鳥屋山(現地集合・現地解散)
9月24日(火) 山旅会・倉岳山・高畑山(現地集合・現地解散)

 以上、すべて催行決定です。

10月1日(火)~2日(水) 志賀高原・本白根山 特に紅葉が素晴らしいです! →昨年10/3のツアーのリンク
10月4日(金)~5日(土) 栗駒山・船形山 船形山ブナ林の紅葉は見事です!
10月7日(月)~8日(火) 栗駒山・船形山 船形山ブナ林の紅葉は見事です!
10月12日(土)~13日(日) 志賀高原・本白根山 →昨年10/14のツアーのリンク
10月21日(月)~22日(火) 山旅会・浅草岳、志津倉山 こちらも素晴らしい紅葉です!
10月15日(火)、18日(金) 山旅会・赤城長七郎・地蔵岳

 このうち、10月12日~13日のみ催行決定です。(9月10日時点で10月1日~2日のツアーも催行決定となりました)


昨年10月3日の芳ヶ平ツアーの紅葉の写真を以下にご覧に入れます。
ぱっとしない天気にも関わらず、ササの緑の中で紅葉の早いナナカマドが真っ赤になってコントラストがとても見事でした。10月1日~2日のツアーはもちろん芳ヶ平に行きます。あと一歩で催行決定になるでしょう。万座温泉の評判良い宿に泊まるのでお薦めですよ!

芳ヶ平紅葉1S

芳ヶ平紅葉2S

ガスと強風の宝永山(2013.9.2)

8月が終わり富士山が静かになってきました。

マイカー規制が終わったので、山旅会の宝永山ツアー下見のため、新五合目から登ってきました。

しかし、秋雨前線と遠くにある台風の間接的な影響で、お天気が芳しくありません。

南風に乗ってガスがどんどん上がってきて、雄大な景観は全く見えません。

新六合目に向けて登山開始です。

ソバナ

薄紫色のソバナがまだ咲き残っていました。

ミヤマオトコヨモギ

特徴ある形態のミヤマオトコヨモギです。全く栄養がなさそうなスコリアにも平気で生えていますね。

お花畑

他にはアキノキリンソウやオンタデも加わってにぎやかです。

ガスの中

足元の花は良く見えますが、ガスで景観は何も見えません。

黙々と歩いていくと

フジアザミ

咲き始めた大きなフジアザミがガスの中から現れました。

この後、宝永第一火口から宝永山方面へ登りましたが、ガスで何も見えないばかりか猛烈な風により、それ以上進むのは危険と判断して馬の背で引き返してきました。ですので写真はありません。

宝永第二火口から新五合目への道は森の中。ここで少しゆっくりと花や美を楽しみました。

ヤハズヒゴタイ

ヤハズヒゴタイと

コケモモ

コケモモと

タイツリオウギ

タイツリオウギです。

タイツリオウギはその名の通り、「鯛釣り」のかっこうをしているので面白かったです。

3時間あまりで新五合目に戻りました。

そのすぐ後にシャワーのような大雨に見舞われ、這々の体で帰ってきました。


山旅会・宝永山ツアーは9月10日に行われます。 くわしくは こちら

お天気がよいことを祈ります。



プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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