山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

奥多摩・金袋山(2013.10.21)

前日の雨が上がりお天気が良くなるとのことなので、奥多摩の金袋山に出かけました。

山旅会で行く下見目的です。

日原鍾乳洞行きのバスに乗り、登山口のある籠岩の先まで行こうとしたら

燕岩

何と手前にある燕岩の更に手前に通行止めの看板とフェンスが。いきなり予定が狂いました。

2年半前の大地震以後、落石が多いためだそうです。やむを得ず、あまり通りたくなかった一石山神社からの道を取ることにしました。

一石山神社

神社でお参りを済ませ、ここからかなりの急坂を登っていきます。

昨日の雨で滑りやすくて少し苦労しましたが、小1時間で

一石山

一石山に到着。この辺りから斜度は緩やかになり、広い尾根を登っていきます。

さすがにまだ紅葉はほとんどしていません。

お天気が良いはずなのに次第にガスが出てきて視界が狭くなってきました。

一石山から約30分で

ミズナラ巨樹

有名なミズナラ巨樹のところに出ました。が何だか様子が変です。

反対の方から見ると

折れた枝

上の太い枝が幹から折れて、幹にぽっかりと大きな穴が見えるではないですか!

折れた場所がまだ新しそうなので、最近の事故なのでしょう。

樹齢800年ともいわれる巨樹ですが、ずいぶん痛々しい姿で気の毒でした。

ガスで視界が狭い中、踏み跡を探しながら登山を続け、ミズナラから30分ほどで

金袋山

金袋山の山頂に到着です。ガスのため残念ながら眺望は全くありませんが

カエデ紅葉

カエデの紅葉が始まっていました。

コハウチワカエデ

コハウチワカエデです。あと10日もすれば山全体の色づきが進むでしょう。

この先まだまだ尾根が続きますが、ここで来た道を引き返しました。

ここしばらく雨が多いせいか、たくさんのキノコを見ました。

スッポンタケ

少し古いスッポンタケです。普通はずいぶん臭いキノコですが、グレバの部分がほとんど無くなっていて(ハエがなめたのでしょう)、それほど臭いませんでした。

一石山神社に戻るまでに出会った人はたったの1人。しかもその人は朽ち木を掘りクワガタを探している昆虫青年で、登山者には会いませんでした。


一石山コースは、前半がかなり急でやや歩きにくいコースです。

でもそれより上はミズナラの太い木が多くカエデの種類も多いので、きっと本番の頃には素晴らしく色づいた美林歩きを楽しむ事ができるでしょう。


ツアーは10月31日と11月8日に予定されています。帰りに生涯青年の湯・つるつる温泉で汗を流します。

詳しくは こちら をご覧ください。






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長七郎山・地蔵岳ツアー(2013.10.18)

台風26号が関東に接近して伊豆大島に甚大な被害をもたらしました。

亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、不明者の一刻も早い生存の発見をただただ願うばかりです。

間髪を入れず次の27号が南海上で発生しました。また同じようなコースを取るらしいとのこと。もう勘弁して欲しいです。

台風一過になると思っていたのに曇りがち。この日は山旅会で、赤城山の長七郎山・地蔵岳ツアーに出かけました。

スタートは小沼(この)駐車場です。ここからは

小沼

不思議な色をした小沼を望むことができます。これから行く長七郎山はガスの中。晴れて欲しいです。

長七郎への登り

この時間帯には薄日が差して、サラサドウダンなどの色づいた木々が大変きれいでした。

わずか40分位で

長七郎山頂

長七郎山の山頂に到着です。驚いたのは幼稚園児の2歳児と3歳児が登ってきていました。残念ながら山頂はガスの中。何にも見えません。

反対方向に下山し

小沼湖畔

しっとりとした秋の景観の小沼のほとりを歩き、小沼を一周してスタート地点に戻りました。

ここからは地蔵岳に登ります。ちょうど良い歩幅の木の階段を上り詰めると

地蔵岳山頂

大きな鉄塔の建つ地蔵岳の山頂に到着。ますますガスが濃くなってきました。

山頂にはその名の通り

首のないお地蔵

お地蔵さんが並んでいましたが、全員首がありません(-_-;)。

ここで昼食を食べて大洞方向に急な斜面を下山しました。

先日の台風のせいなのか、紅葉した葉っぱがずいぶん落ちていたので

色づいた落ち葉

それを使って並べてみました。

上の列は左から順に、ウリハダカエデ、ツタウルシ
2列目は左から順に、サワフタギ、コミネカエデ
3列目はオオイタヤメイゲツ
4列目は左の3つがイロハモミジ、最も右がサラサドウダン

だと思います。

車道に下りた後、覚満淵の湿原を一周しました。

覚満淵

大きな池が真ん中にあり、周囲を湿原と山に囲まれている風光明媚な場所です。

草紅葉

湿原の草紅葉が大変きれいで、その中に赤や黄色い実を付けたズミが点在していました。

最後までガスが晴れなくて残念でしたが、雨には降られずすっかり秋色の赤城山の自然を楽しむことができました。

ご参加された皆様、ありがとうございました。



快晴と強風の草津白根山と芳ヶ平(2013.10.13)

志賀高原・草津白根山ツアーの2日目です。

昨夜の濃霧は晴れたでしょうか?

ホテル前

ホテルの前はまぶしい紅葉です。どうやら天気は良さそうですが、雲の流れが大変速いところを見ると山の上では相当強い風が吹いているようです。

今回も渋峠から下山開始します。

爽快な道

昨日とはうって変わって快晴。真っ青な空の中を歩くのはとても気持ちが良いです。

青空

遠くの景色も本当によく見えます。胸のすくような思いです。

紅白の実

岩がごろごろした道ではゴゼンタチバナとシラタマノキの実がたくさん実っていました。

ダマシ平

スキーヤーが間違わないように名付けられたダマシ平の笹原もまぶしい景観です。

白根山を望む

白根山を望める場所までやってきました。そしてここでは何と

富士山

はるか遠方の富士山も見えました!

芳ヶ平遠望

芳ヶ平が見えてきました(レンズの汚れで青空に変な模様が写り込んでいます。すみません)

紅葉と白根山

カラマツの黄葉とナナカマドの紅葉、そして白根山。何と絵になる風景なのでしょう!

ほどなくして芳ヶ平へ下りてきました。

芳ヶ平周遊

青空と背景の山と草紅葉。何度来てもこの景観は飽きることがありません。

池と湿原

強い風がびゅーびゅー吹いて池の水面が波立っています。じっくりと止まっていると寒くなってきます。

池と湿原2

でもこんな場面に居合わせることができることを幸せに思います。

芳ヶ平ヒュッテで休憩後、白根山方面へ登り始めます。

葉が落ちたナナカマド

ナナカマドの葉は大半が落ちていましたが、真っ赤な実が青空に映えて感動的です。長い間山を歩いているのにこのことに初めて気づきました。

紅葉の斜面

赤いクロマメノキと緑のガンコウランに覆われた斜面は自然のパズルです。

ナナカマドと白根山

大きな岩がごろごろした白根山は迫力満点。こんな岩が飛ばされた噴火はさぞかし怖かったでしょう。

月面

さらに進むと月面のような荒涼とした斜面です。木が1本も生えていないところを見ると、ここは30年前の噴火で大きな影響が出たところでしょう。

レストハウスで昼食後、本白根山へ向かいます。

鏡池

鏡池の周辺が見渡せる場所に来ました。すっかり紅葉は終わっていて、ダケカンバの白い幹が骨のように目立っています。

この辺りでは、風がそれほど強くなかったのですが

コマクサ群生地

ハイマツ帯を抜けて本白根山展望所まであと一歩というところまで来たときに、ものすごい強風が吹き荒れて一歩も進めなくなってしまいました。

ここは初夏に斜面がピンク色に染まるほどコマクサが咲き乱れるところです。木が全くないので風がもろに当たって危険を感じました。

ここに来るまで出会ったハイカーからも、風が強くて危険とアドバイスを受けていましたが、たしかにそれを実感し、やむを得ずここで来た道を引き返すことにしました。

強風下でも雲はほとんどなく、

浅間山

浅間山もすぐ近くに感じるほどはっきりと望めました。

弓池

レストハウス近くの弓池も魅力的な場所ですが、今回は身体が冷え切ってしまったので寄らずにレストハウスに直行し、無事ツアーを終了しました。


昨年は10月14日でもナナカマドの紅葉を見ることができましたが、今年はほぼ同じ時期なのにほとんど終わりかけていました。年によってずいぶん違います。

今回のツアーは3連休と好天続きのため行く先々道路が渋滞しましたが、強風のために断念した本白根山展望所以外は行程を終了することができました。

ご参加された皆様、本当にご苦労さまでした。そしてありがとうございました。


過去のリンクです。

今年のツアー1回目

本白根山下見(2013年6月30日)

昨年の芳ヶ平ツアー1回目

昨年の芳ヶ平ツアー2回目




二度目の志賀山はガスの中(2013.10.12)

10月も中旬になるのに、ここ数日は各地で高温記録が続出です。

糸魚川では何と猛暑日! 東京でも最も遅い真夏日が更新されたとか。

身体がすっかり暑さに慣れたまま志賀高原と草津白根山のツアーに出かけました。

3連休の初日とあって高速道路は大渋滞。何とか昼過ぎに前山リフトに到着です。

志賀山と鉢山

リフトを降りて登山開始です。左はこれから登る志賀山、右は今回行かない鉢山です。

分岐の先

分岐を過ぎ志賀山へ向かいます。この頃からガスが出始めました。

ゴゼンタチバナ紅葉

ゴゼンタチバナの実はまだたくさん残っていましたが、紅葉して実がなくなった株も見られました。

大釜池

お釜池はかろうじて見えましたが

志賀山の登り

志賀山の斜面は次第に見えなくなり、山頂に着く頃にはすっかりガスの中。

鞍部

志賀山から鞍部に下りてきました。これから行く裏志賀山も何にも見えません。

裏志賀山で小休止し、神社にお参りして下山開始です。

ナナカマド

ナナカマドの葉はすっかり落ちて真っ赤な実がとても目立ちます。

四十八池

四十八池湿原もガスの中。この頃から急に気温が下がり、寒々としています。

ちょっと残念な天気になりました。リフトの運転終了の時間が近づいてきたので、早足で戻り何とかリフトに間に合いました。

濃霧の中をこの日の宿、万座温泉へ向かいました。

2日目は次のトピックをご覧ください。

秋田・虎毛山(2013.10.8)

台風24号が日本海を北上しています。あまり被害が出ないことを祈ります。

今回はツアーではなく、フリーで虎毛山へ行ってきました。

栗駒山は紅葉で大変有名になりましたが、その栗駒山の西側に位置する標高1434mの山で、栗駒国定公園の中にあります。山頂に湿原があるのが特徴で、山腹のブナ林と山頂の湿原が楽しみです。

登山口

登山口には大きな看板が。雲上のオアシスという表現があります。

赤倉沢

ここからしばらくは赤倉沢沿いの林道を進みます。1時間ほど歩くと

徒渉点

徒渉点にかかる橋を渡り、ここから急登が始まります。

ヒバの森

登り始めはヒノキアスナロ(ヒバ)の森です。あまり見たことがないほどヒノキアスナロとクロベが群生しています。

そしてしばらく行くと今度は

ブナの森

ブナの森に変わります。ブナは黄色く色づきますが、それ以外にもカエデなど色彩豊かな樹木が多く紅葉が美しい森です。この辺りではまだカエデはあまり色づいていませんが

ヤマウルシ

ヤマウルシは素晴らしい色に染まっていました。足元には

ツルリンドウ

ツルリンドウの怪しげな色の実も。

虎毛山

急登が終わると稜線に出ました。これから登る虎毛山が大きく望めます。山頂付近では華やかな色になっているのが遠目にもわかりました。

ハウチワカエデ

ハウチワカエデはもう真っ赤です。

コシアブラ

山菜として食べるとおいしいコシアブラはうっすらと黄色く色づいて、黒い実をたくさん付けています。

山頂が近くなってくると次第に樹木の高さが低くなり

低木林

サラサドウダンやミヤマナラなどの低木林が広がっています。

アカミノイヌツゲ

多雪地に多いアカミノイヌツゲが赤い実をぶら下げていました。

ミヤマナラ

ミズナラの変種のミヤマナラや

キャラボク

イチイの仲間のキャラボク、そして

サラサドウダン

素晴らしい色彩のサラサドウダンが秋の雰囲気を出していました。

避難小屋

この大きな黒っぽい建物は山頂付近に立つ避難小屋です。

3年前の台風で壊れてしまったので、昨年に新築された真新しい小屋です。

小屋内部

扉を開けると木の臭いがぷーんと漂い、すごく立派な住んでみたい小屋でした。

虎毛山山頂

小屋のすぐ横に山頂があって立派な石碑が建っています。そして山頂の反対側には

湿原

草紅葉となった湿原が広がっていて

湿原と池塘

池塘も点在していました。

ゆっくりしていたい山頂でしたが、この日は時間的な余裕が無くお天気も下り坂なので、昼食を取った後すぐに来た道を下山しました。

紅葉は山頂付近で見頃、山腹では少し早めでしたが、沢沿いの道とヒノキアスナロ林・ブナ林、そして山頂付近の低木林と湿原。変化に富んだコースでした。

全行程を通じて出会ったのは2パーティ3人。平日とはいえ大変少なかったです。

十分に秋を感じた静かな山歩きでした。

花の咲く季節にも来たいですし、いつかツアーも実現したいと思いました。



当面の荘司担当ツアー(2013.10.5)

暖かい日が続いたと思ったら急に寒くなりました。また6日頃からは蒸し暑さが戻るようです。

南海上には台風が2個あって、1個目が沖縄に接近し、2個目は数日後に日本付近をうかがうような状況です。

このような寒暖を繰り返しながら、秋は次第に深まっていきます。

笹とナナカマド

この写真は10月2日に芳ヶ平周辺で撮影したものです。真っ赤なナナカマドが笹原に点在して、ひときわ目立っていますね。

今後のクラブツーリズムの荘司担当ツアーをご紹介たします。いずれも紅葉の素晴らしい山と時期を選んでいます。
よろしくお願いいたします。
 
10月12日(土)~13日(日) 志賀山・芳ヶ平・本白根山 残席わずかです! →10月1日~2日の記録
10月18日(金) 山旅会・長七郎山、地蔵岳(赤城山) →10月4日の下見
10月25日(金) 夜叉神峠・高谷山 →昨年の記録
10月31日(木) 山旅会・金袋山(奥多摩) 残席わずかです!
11月 3日(日) 夜叉神峠・高谷山 →昨年の記録
11月 7日(木) 日光・鳴虫山 →昨年の記録

以上は催行決定です。まだ催行決定していないのは

11月 4日(月・祝) 日光・鳴虫山 →昨年の記録
11月 5日(火) 山旅会・笠丸山(西上州)
11月 8日(金) 山旅会・金袋山(奥多摩) 10月9日現在、催行決定しました!
11月10日(日) 日光・鳴虫山 →昨年の記録
11月11日(月) 山旅会・笠丸山(西上州)
11月14日(木)、16日(土)、18日(月) 高川山 

赤城・長七郎山と地蔵岳(2013.10.4)

10月に入って暖かい日が続いていましたが、今日は一転して寒空です。

寒暖の差が大きいので調子が狂います。

今日は、山旅会下見のため、赤城山の長七郎山と地蔵岳に登ります。

長七郎山へ

小沼駐車場から長七郎山に向けてスタートです。小沼はガスが出ていて見づらいですが、

小沼はガスの中

ガスの切れ間から沼が顔を出しました。背後の山は左が小地蔵岳、右が長七郎山です。

紅葉はだいぶ進んでいて、

ウリハダカエデ紅葉

ウリハダカエデはご覧の通り。他にもオオモミジやオオイタヤメイゲツなどのカエデの紅葉が見られました。

長七郎山山頂

長七郎山の山頂は殺風景です。ガスが出ていて他の山や小沼などは全く見えません。

ズミ

至る所にあるズミは赤や黄色の実を付けていました。

サラサドウダン紅葉

サラサドウダンは派手好き。とにかく紅葉は見事です。

小沼駐車場に戻って今後は地蔵岳に登ります。

地蔵岳への登り

標高差200m位なので大した登りではありませんし、木の階段が設置してあって歩きやすいです。

周囲はミズナラの森が広がっています。

地蔵岳山頂

まとわりつくようにしっとりと濡れる霧雨を感じながら30分弱で着きました。

展望のよい山なのですが残念です。

地蔵岳下山路

逆に大洞付近に下りる登山道はかなりの急斜面で、大石がごろごろしているし、えぐれていて歩きにくい道です。
火山の周囲はえぐれることが多く、ここもそうなのでしょう。

車道に下りて覚満淵を一周。大変風光明媚な場所なのですが、

覚満淵

ガスでほとんど見えず残念。

ところでこのツアーは10月18日に催行されます。

詳しくは こちら をご覧ください。

本番はお天気に恵まれることをお祈りいたします。


錦絵のような芳ヶ平の紅葉と本白根山(2013.10.2)

万座温泉でゆっくりと温泉につかりすっかり疲労回復して2日目を迎えました。2日目は渋峠からスタートし、芳ヶ平湿原を経由して白根山のレストハウスに出て、その後本白根山を一周する長丁場。さて紅葉はどうでしょうか?

この日も朝から良い天気です。志賀草津高原ルートからはすばらしい眺めが展開します。

高原ルートから

車窓から眼下を眺めると、笹原の中に赤い木が点在しているのが見えます。どうやらナナカマドが紅葉しているようです。

渋峠

渋峠に着きました。ここから登山(いや下山)開始です。

歩きにくい下り道

夜に雨が降ったのか道が濡れています。大きな石がごろごろしていてそれでなくても歩きにくいのに、濡れているので滑りやすくて大変。慎重に進みます。

道の両側には木の実がいっぱい。

ゴゼンタチバナ

前日に見たゴゼンタチバナ

シラタマノキ

つぶすとサロメチールの臭いがするシラタマノキ

オオカメノキ

大きな葉っぱが美しく色づいたオオカメノキ

マイヅルソウ

鶴が舞っているような形の葉をしたマイヅルソウ。どれも鮮明な色をしています。

ダマシ平

広い笹原に出ました。ここは雪が積もっているとスキーヤーが道迷いしやすいということでその名が付いた「ダマシ平」。なんだかひどい名前です。

この辺りから木道となって歩きやすくなります。

芳ヶ平を俯瞰

これから行く芳ヶ平が見えてきました。

笹原と湿原の草紅葉。火山と針葉樹とナナカマド。本当に絵になる風景です。ここにこの時期に着た人だけが楽しめる、とっておきの空間なのです。

芳ヶ平草紅葉

渋峠から1時間半で芳ヶ平に着きました。木道が延びていてそこを1周すると夢のような空間が広がります。広い広い草紅葉の広がる湿原と

池と紅葉

池と針葉樹とナナカマド。見飽きることがありません。

芳ヶ平を後にして白根山方面へ登っていきます。

ナナカマドの中の登り

この辺りは火山性ガスの影響を受けて見られる植物は限られています。その中でナナカマドはとても元気です。

笹とナナカマド

この木は火山の周辺に多い酸性土壌に強く、他の植物が生育しにくい場所でも平気です。もともとは荒れた土地に生えるパイオニア植物で、森林ができてしまうと元気がなくなってしまうのです。火山の近くでは他の植物が出てこないので、火山が近づくほどナナカマドが多くなります。

錦の丘

そのほかにも火山に強い植物があります。この写真の赤い絨毯のような部分にはクロマメノキ、緑色の部分にはガンコウランという植物が生えています。風が強いせいか自然に刈り込んだようになっていますが、こんな景観となるのは、これらの植物が火山周辺の環境に強いことを示しています。

渋峠から約3時間で白根山麓のレストハウスに到着です。ここで昼食を取った後は本白根山に出発です。

本白根へ

スキー場となっている斜面を抜け美しい森が広がる道を進みます。

鏡池

ここにも池があります。この池は鏡池という名が付いているのですが、近寄れないので鏡の残念ながらイメージが湧きません。

しばらく登っていくと

本白根展望所

本白根山展望所に着きました。本白根山はこの辺りのピークの総称で、あちこちに小さなピークがあります。この展望所からは素晴らしい眺めが得られ

白根山と横手山

北の方には噴煙を上げる白根山とその奥の横手山が遠望されました。この日は横手山の方に位置する渋峠から歩いてきたので、ずいぶん長い距離を歩いたことが実感できました。

お鉢を巡る

この後はかつての噴火口のお鉢を巡り初夏、広い範囲にコマクサが彩る斜面を横切りながら、白根山レストハウスまで戻りました。この日の全行程は6時間。長丁場でした。


さて2日間のツアーが終了いたしました。幸いお天気に恵まれ、紅葉に恵まれ、実に楽しいツアーとなりました。ご参加された皆様、大変ご苦労さまでした。そしてありがとうございました。



紅葉の志賀山(2013.10.1)

いよいよ10月。紅葉の季節が到来です。

10月最初のツアーは志賀高原と草津白根山周辺で、1泊2日の行程です。

台風22号が接近して雨が降る東京を出発。不安なスタートです。

昼前に硯川に到着。幸い、お天気はまずまずのようです。

いざ志賀山へ

前山にかかるスキーリフトで前山展望台へ。標高1800mまで高度をかせぎます。

前山から北アルプス

リフト周辺ではナナカマドが美しく紅葉し、遠く北アルプスの峰々も望めます。

志賀山と鉢山

笹原の向こうに、これから登る志賀山(左)と平たい植木鉢をひっくり返したような鉢山(右)がはっきりと見えました。

針葉樹林の道

この付近は標高1800mを越えているため、シラビソやコメツガが多い針葉樹林帯です。その中の広い道を緩く登っていきます。針葉樹林ばかりではなく、黄色いひょろひょろのダケカンバも目立ちますが、これはそこにあった針葉樹が風などで倒れて、今がチャンスとばかり一斉に芽生えて大きくなったのでしょう。

林床の笹はネマガリダケ(別名チシマザサ)で、多雪地に多いもので山菜として重宝されています。

分岐を過ぎ、いよいよ急な登りが始まりました。

ゴゼンタチバナ

足元にはゴゼンタチバナの実がたくさん。7月頃白い花をたくさん咲かせていたのでしょう。

急な斜面

この斜面はかなり急で、気温が高いこともあって汗をかかされました。

志賀高原はかつてあちこちで噴火した火山群で、当時の噴火口に水が貯まって池ができている場所がたくさんあります。

お釜池

必死に登るみなさんの眼下には、針葉樹に囲まれたお釜池という深ーい色のひとみのような池があって、雰囲気を醸し出しています。

前山展望台から1時間20分で志賀山に到着。浅間山や四阿山、妙高山などが望めました。

裏志賀山

隣の裏志賀山はすぐ近くですが、一度下って登らなければなりません。

オヤマリンドウ

山頂のすぐ下にはオヤマリンドウが美しく咲いていました。

次第に晴れ間が広がって暑くなってきました。でも眺めは最高です。

志賀山から30分ほどで裏志賀山に到着。ここからは何と言っても

大沼池

志賀高原で最も大きい大沼池がエメラルドグリーンに輝いていて、実に感動的でした。その奥には岩菅山もはっきりと見えました。

横手山と四十八池

これから進む四十八池湿原と少し先には志賀高原第二の高峰・横手山がどっしりと構えています。

しばし素晴らしい展望を楽しんだ後、裏志賀山から急な斜面を下り

湿原を歩く

四十八池湿原に下りてきました。一面の草紅葉です。

湿原と志賀山

湿原には四十八を上回る60個くらいの池とうがあり、その1つから今登ってきた志賀山(左)と裏志賀山が青空に映え、池にも映り込んで印象的な景観でした。

ぐるっと一周して前山展望台へ戻る途中にある

渋池

渋池からは横手山と沼畔の紅葉が美しく輝いていました。

笠ヶ岳

笠ヶ岳を眺めながら再びリフトの人になって硯川に下り、バスの人になりました。
横手山の山腹は実に素晴らしいスカイラインで、車窓から

四阿山

遠く四阿山、根子岳や湯ノ丸山を望み、本日の宿万座温泉へ向かいました。

この後は次のトピックへ続きます。お合わせてご覧ください。


プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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