山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

今年2回目の奥多摩・御前山ツアー(2014.4.29)

25日に引き続いて奥多摩・御前山ツアーに出かけました。

数日前の天気予報では、この日は雨の予報でしたが、少しずつ降り出しが遅くなる予報となり、この日を迎えました。

何となくお天気が持ちそうな予感です。

栃寄森の家

この日も栃寄森の家からスタートです。この付近に植栽されている桜は散り始めていました。

車道を40分ほど進むと

ゴハンギョウの滝

ゴハンギョウの滝(栃寄大滝)が見えてきました。手前の木々の芽吹きが進んだので、4日前より見えにくいです。

体験の森

まだ雪が残る体験の森の中の登山道を進みます。

イタヤカエデの大木の辺りで、千葉発クラツーのツアーパーティに追いつかれました。彼らは歩くのが速そうです。

彼らに先に行ってもらうことにしました。

千葉発ツアーと合流

残雪はなかなか融けません。

この日もたくさんの花が見られ、ヤマエンゴサク、エイザンスミレ、ナガバノスミレサイシン、ヒナスミレ、ニリンソウ、アズマイチゲ、ヨゴレネコノメ、コガネネコノメソウの他

ミヤマエンレイソウ

ミヤマエンレイソウが咲き出していました。

少しお天気が心配なのと4日前より少し遅れたため、途中のあずまやのあたりでランチタイムとしました。

ランチの後は

カタクリ

カタクリを見ながら登っていきます。どんより曇っているので花が半開きになっているものが多くちょっと残念です。

あずまやから30分あまりで

避難小屋

避難小屋に着きました。ガスがかかってきています。

小屋から一登りで

御前山山頂

御前山の山頂に到着です。千葉発ツアーパーティの他、別のパーティと都レンジャーやサポートレンジャーが広報活動をしていて賑やかでした。

ガスがかかっていて他の山が見えないし、止まっていると寒くなるので、そそくさと下山開始です。

芽吹き前の林

この辺りの林はまだ芽吹き前。明るい林床には光がまだ届くので、いろいろは花が咲いています。

きれいな花

これはアケボノスミレを撮影しているところでしょうか。スミレだけでも5種類くらい見られました。

ヒトリシズカ

ヒトリシズカが可憐に咲いていました。

防火帯

片側が崖になっていて、さらに防火帯なので、転倒すると危険な尾根を慎重に下っていきます。

花を見ながらどんどん進むと

小河内峠

小河内峠に着きました。ヤマザクラが満開で美しいです。

最後の最後でややきつい登りを何とか登り切って、ゴール地点の月夜見第2駐車場に到着しました。

雨が心配されましたが、途中で小雨がパラパラした程度で雨具を付けるほどでもなく、本当に良かったです。

ご参加された皆様、ありがとうございました。


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アカヤシオ咲く鳴神山ツアー(2014.4.28)

いよいよ大型連休がスタートしました。今年は暦の具合があまり良くないので、連休前半の混雑はそれ程ではないようです。

この日は連休の谷間ということもあって道路の混雑はなく、スイスイと桐生までやって来ました。

桐生といえば10日くらい前に山火事がありましたが、幸い鳴神山は外れていましたのでツアーへの影響はありません。

駒形登山口からスタートです。

登りの沢

登山道は新緑の沢沿いを登っていきます。

春の沢沿いには花が多く

ヒトツバエゾスミレ

分布が限られているヒトツバエゾスミレ、

ワtガイソウ

ワチガイソウ(正確にはヒゲネワチガイソウ)、

エイザンスミレ

エイザンスミレなどの他、ニリンソウ、ハルトラノオ、コガネネコノメソウ、マルバスミレ、ミツバツツジが咲いていましたが、カタクリはそろそろ終わりという感じでした。

稜線手前の急な道

稜線に近づくと傾斜が次第に急になり

鳴神山山頂

お昼頃に鳴神山山頂に着きました。お天気は高曇りでしたが、日光男体山や白根山、皇海山、赤城山がしっかり見えていました。

狭い山頂には先着がいたので、となりのピークの仁田山岳でご飯を食べることにしました。そのピークは

ツツジ山

アカヤシオで見事に彩られていて

仁田山岳

アカヤシオに囲まれながら取ったランチは最高でした

袈裟丸山方面

ランチの後は北へ向かって下ります。遠くに袈裟丸山が見えています。あちらは標高が高いので、アカヤシオはまだ先でしょう。

アカヤシオの中を下る

やや急な下りでしたが、薄ピンク色に彩られた道は最高に楽しかったです。

下りきったところが「裏の肩」と呼ばれる場所で、ここから下山するのとは反対方向の斜面にあって、保護されているカッコソウを見に行きました。開花はまだ先だと思ってあまり期待はしていなかったのですが、

カッコソウ

ややっ わずかに咲いていました

幸せな気分になってまた花を見ながら沢沿いを下り林道に出ました。

新緑の林道下り

美しい新緑をのんびり楽しみながら、無事登山口に到着し温泉でさっぱりして帰路につきました。

ご参加された皆様、ありがとうございました。


なお、このコースは5月10日(土)にもツアーが予定されています。詳しくは こちら をご覧ください。

アカヤシオには少し遅いかも知れませんが、ヤマツツジが咲きだしカッコソウの花の絨毯が見られそうです。

また、下見の記録は こちら にあります。合わせてご覧ください。

奥多摩・御前山ツアー1回目(2014.4.25)

もうじき五月連休。平地では新緑が進み、木々の葉が広がってきています。

でも奥多摩はまだ早春。2月に降った大雪も所々で残っており、草花は例年より開花が遅れているようです。

今年1回目の御前山ツアーは、栃寄沢が崩落による通行止めのため、栃寄森の家のすぐしたにある駐車場からスタートです。

登山口の花園

森の家の近くには桜や花桃、ミツバツツジなどの樹木が植栽されていて、実に華やかです。

ここから車道を歩いていくと

多い残雪

周囲より少し低くなったところに大量の残雪がありました。ここ数年続けてこの時期に訪れていますが、こんなに残雪があったことはありません。

アズマイチゲ

早春の花がたくさん残っていて、この写真のアズマイチゲの他、ヤマエンゴサク、コガネネコノメソウ、ヨゴレネコノメ、ミツバコンロンソウ、ナガバノスミレサイシン、ヒナスミレなどの可憐な花と、

ハシリドコロ

有毒の植物、ハシリドコロがわんさか咲いていました。

体験の森には多数の倒木があって、所々で登山道を塞いでいました。大雪のせいでしょうか?

残雪の中の登り

登山道に残る雪を登っていきます。この時期の雪は登りコースに使うなら表面が凍っていない限り問題ありません。

栃寄沢を通れずに、バスで奥まで入ったので、予定より早い12時過ぎに

御前山山頂

御前山山頂に着きました。他のパーティもいてにぎやかな山頂です。

昼食後、惣岳山の方へ向けて出発です。

カタクリ

至る所でカタクリが咲いていましたが、

ネットの中のカタクリ

このネットの中のカタクリの密度よりずっと低いです。

このネットはシカが入れないように設置したもので、シカの食害を調べるためのものです。

ネットの中はうっすらとピンク色になるほどたくさんのカタクリが咲いているのを見ると、シカの採食圧はかなり高いことが伺えます。ネットの中のようなカタクリがこの山全体に咲いたらどんなに素晴らしいでしょう!

環境省は増えすぎたシカを減らすべく、やっと重い腰を上げていろいろな施策を始めようとしています。とにかく手遅れにならないうちに徹底的にやって欲しいです。

ミツバツツジ咲く下山路

この後は延々続く防火帯沿いの道を抜け、バスが待つ月夜見第2駐車場に着きました。全行程約5時間半の道のりで、栃寄沢を通らなかった分だけ早く着きました。

ご参加された皆様、ありがとうございました。

このツアーは4月29日(火・祝)と5月7日(水)にも催行されます。

両日とも残席はわずかです。よろしくお願いいたします。





上州・大峰山、吾妻耶山(2014.4.23)

群馬県みなかみ町の西に大峰山(1255m)、吾妻耶山(1323m)が並んでいます。

山旅会ツアーの下見のため出かけてきました。

大峰沼登山口からスタートし、30分弱で

大峰沼

大峰沼に到着しました。対岸にはまだ雪が残っています。

今年は群馬県でも2月に大雪が降り、例年より雪が多いとのことです。

峠への登り

大沼峠までの道にもあちこちで残雪がありましたが、雪が解けた斜面からはカタクリが芽を出していました。

峠から大峰山に登っていきます。

上から見る大峰沼

先ほど近くで見た大峰沼が眼下に光っています。

落葉樹はまだ葉を開いていないので、その隙間から山々も見ることができます。

ほどなく、大きくV字型にアップダウンする場所にきました。

キレット

長ーい鉄製のハシゴがかかっています。ここがキレットです。

しっかりしたハシゴなので、足を踏み外さない限り危険はありません。

電波塔

しばらく登ると電波塔のある広い場所に出てきました。谷川岳のある北側の展望はありませんが、東側には開けていて

上州武尊

上州武尊山がはっきりと望まれ、その左には至仏山も見ることができました。

更に進むとほどなくして

大峰山

大峰山山頂に到着です。展望がないので指導標がないと気づかないで通り過ぎそうです。

所々雪が残る尾根を進みと小1時間で

吾妻耶山

祠がある吾妻耶山山頂に着きました。

ここからの眺めは素晴らしく、

谷川岳

谷川岳(左)がまぶしく見えました。

レンズを引いて撮影すると

国境稜線

平標山に至る国境稜線が素晴らしい連なりです(写真には仙ノ倉山までしか写っていません)。

しばし山頂で休息した後、さらに北に向かって下山です。

下り始めの残雪が多い斜面を過ぎ、急な尾根を下っていきます。

シャクナゲつぼみ

付近にはシャクナゲが多く、つぼみがだいぶ膨らんでいました。

吾妻耶山北面

振り返ると吾妻耶山の北面が圧倒的に迫っています。

道路に近づいた頃、奇妙な岩が現れました。

仏岩

人の姿のように見えた岩には仏岩と命名されていました。それにしても大きな岩です。高さ10mくらいあるでしょうか。

更に下って道路に出て下見を終了しました。

残雪があちこちにあり、雪が解けた場所でもまだ植物の芽生えが始まったばかりでした。

でもツアーまで2週間あるので、その間にたくさんの花が咲き出すでしょう。


ツアーは5月9日(金)です。詳しくは こちら をご覧ください。

※下りの急斜面を考えるとコースを逆にするかも知れません。

鈴鹿山脈ツアー(2014.4.19~4.20)

三重県と滋賀県の境には標高1000~1200mくらいの山が続いていて、その山並みは鈴鹿山脈と命名されています。

その南部には御在所岳や鎌ヶ岳などの山があり、中部には藤原岳や最高峰・御池岳、そして北部には霊仙山など、比較的有名な山があります。このツアーはもともと中部の藤原岳と御池岳を2日間で行く予定でしたが、登山口に通じる国道が土砂崩れによる通行止めのため、予定を変更して1日目に南部の御在所岳と鎌ヶ岳に、2日目は藤原岳に行くことになりました。

さて1日目(4月19日)。まずは御在所ロープウェイを利用して御在所岳の山頂近くまで行きます。

御在所ロープウェイ

素晴らしい天気になりました。ゴツゴツとした山がくっきりと見えますね。

点在するタムシバ

ゴンドラからは、眼下の岩肌とピンク色のアカヤシオ、そして白い花が目立つタムシバがあちこちで咲いて自己主張しています。

ゴンドラを下り20分くらい歩くと

御在所岳

とても広い御在所岳の山頂に着きました。好天とあって多くの人が訪れています。

この日はもう、ここでランチライム。風が少々強いですがお天気が良くて気持ちの良い時間です。

ここから武平峠を経由して鎌ヶ岳に登ります。

尖峰鎌ヶ岳

天を突くような鎌ヶ岳。甲斐駒のような風格です。それもそのはず、実は甲斐駒と同じ花崗岩からできているのです。

花崗岩の山は風化されやすく、切り立った岩山が多いのです。たとえば瑞垣山などもそうです。

この写真の足元の岩も崩れてボロボロになっていますし、突然前が見えなくなるような急斜面が現れます。

急斜面を下る

下から見るとこんな感じですが、みなさん上手な足運びで難なく切り抜けました。

アカヤシオとタムシバ

咲き始めたアカヤシオと一足先に花開いたタムシバ。紅白の縁起がよい道です。

まだ春浅い山の中ですが、あちこちに可愛らしいショウジョウバカマやスミレがピンク色の花を開き、

タテヤマリンドウ

ハルリンドウの仲間のタテヤマリンドウと

キクバオウレン

バイカオウレンが咲き競っていました。

スリルある岩場をクリアして、御在所岳から約2時間半で

鎌ヶ岳山頂

ついに鎌ヶ岳山頂に立ちました!! みなさん、やりましたね。

山頂からの展望は申し分ありません。四方に尾根が延び、

アカヤシオが点在する斜面

所々でピンクのアカヤシオと白いタムシバが点在して素晴らしい景観でした。

急な下りを慎重にこなし、武平峠からバスの待つ駐車場まで下りて1日目を終了しました。


2日目の4月20日になりました。

朝からどんより曇っています。雨が降らないことを祈りつつ藤原岳表登山口に向かいました。

神武神社

神武神社の横から登山スタートです。八合目までは杉の人工林とコナラの雑木林の中の登りやすい道が続きますが、花はそれほど多くありません。この山のハイライトは八合目から上です。

八合目に着くと花が多くなってきました。しかし

フクジュソウの実

フクジュソウはもう多くが実になっていました。今年は雪が少なくて花が早かったようです。それでも

ヒロハアマナ

ヒロハアマナはあちこちに山ほど咲いていましたし、

ハナネコノメ

このハナネコノメとヨゴレネコノメ、

ミノコバイモ

ミノコバイモも大きな花をたくさん付けていました。

この他、アズマイチゲやキクザキイチゲ、そしてカタクリやヤマエンゴサクなどの花もありましたが、終始霧雨が降りガスがかかっていたので、花が開かず残念でした。

藤原岳は、前日の御在所岳や鎌ヶ岳と違って石灰岩の山。秩父の武甲山と同じようにセメント原料を取るために今でも削られています。

しかし石灰岩の山は蛇紋岩と並んで花の名所として知られています。藤原岳には高尾山を越す2000種の植物が生育していると言われていますし、近くには伊吹山や霊仙山などの石灰岩からなる花の名山も有名です。

でも、今回見て感じたのは花の大きさがどれも大変小さいことです。

フクジュソウ

このフクジュソウは別格ですが、ネコノメソウの仲間にしてもカタクリにしても、ヒロハアマナにしても、スミレにしても、他の場所で見るよりうんと小さいのです。石灰岩は雨水で溶けてカルシウムがたくさん土壌に含まれるので、成長を阻害するのでしょうか? いずれにしても石灰岩から成る山は土壌が薄くて樹木が育ちにくいのだそうです。

避難小屋

ガスと強風の中、避難小屋に着きました。こういう日はとてもありがたい存在です。

中はかなり広く50人くらい入れそうでした。

ここから山頂を往復します。昨日の山とは違い、山頂付近は広がりのある景観が広がっているのですが、残念ながら見えません。

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマも超小型で、開花したばかりのため濃いピンク色をしていました。そして

藤原岳

石灰岩のカルスト地形が明瞭な藤原岳の山頂に到着しました。何も見えず残念ですが、何とか山頂を踏むことができました。

往路を戻って登山口に全員無事下山しました。


藤原岳にはいろいろな種類の花が咲いていましたが、目玉のフクジュソウがピークを過ぎほとんど実になっていました。お天気があまり良くなかったので、フクジュソウもその他の花も開いていないものが多く、花の名山を実感することはできず残念でした。

でも、前日登った山との差は大変大きく、その地形から植物まで何から何まで違っていました。同じ山脈なのにこれほどまでに違うことに気づいたのは新鮮でした。

今思えば、2日間で対照的な山に登ることができ、変化に富んだ体験ができて良かったです。

そして教訓となったのは、フクジュソウの花を見るならもう1週間早くツアーを設定し、他の花をあまり期待しないことです。雪解け直後に咲くフクジュソウは、それほどに他の植物と花の時期が離れているのです。

ツアーにご参加された皆様、少々ハードなツアーとなってしまいましたことをお詫びしつつ、ご参加していただき誠にありがとうございました。そして本当にご苦労さまでした。

ちなみに下見の記録は こちら と こちら にあります。

下見の時は御在所岳・鎌ヶ岳が吹雪、藤原岳が晴天だったので、逆の結果になりました。

ヒカゲツツジの海の中・坪山ツアー(2014.4.18)

山梨県東部のヒカゲツツジの名所・坪山をツアーで訪れました。

ツツジの名所はほとんどが急峻な岩山です。ここ坪山も例外ではありません。

この日はあいにくの天気ですが、こんな日は悪いことばかりではありません。

山を歩く人がほとんどいないのです。

坪山は最近有名になり、ヒカゲツツジのシーズンとなると多くの人が訪れます。

それでなくても登山道や山頂は狭いので、相当苦労することになります。

しかし、この日は私たちのほとんど貸し切り状態。幸いなことに午前中はほとんど雨にも遭わず、午後も小雨程度ですみました。

登山口

標高560mくらいある登山口は桜のまっさかり。とてもきれいに咲いています。

桜の咲く頃に咲くカタクリやナガバノスミレサイシンの花も見られました。

急な尾根にさしかかる

次第に急な尾根に差し掛かります。ミツバツツジの花が見えてきました。

ヒカゲツツジとミツバツツジ

登るにつれヒカゲツツジの花も混じってきました。この2色が何とも言えずいいハーモニーです。

満開のヒカゲツツジ

下の方のヒカゲツツジは花のピークをやや過ぎていましたが、少し登ると満開に! 

ずっと海のように広がっていて感動的です。

ヒカゲツツジの下にはイワウチワもたくさん咲いていました。

ツツジノ中を登る

ガスの中のきつい登りですが、こんなに素晴らしい花園の中なので、疲れも吹っ飛びます。

約2時間で山頂に着き、ランチタイム。誰もいないので狭い山頂を独占しました。

濃霧の中を下る

急な斜面を下山開始です。下りの方はヒカゲツツジの花もありますが、ミツバツツジが優勢です。

どこまでもミツバツツジ

右側の急な斜面にはどこまでもミツバツツジの花園が広がっていて、本当に素晴らしい景観でした。

無事下山

アップダウンの繰り返しの後、尾根から下ります。

この付近の樹木はとても太い上至る所にこぶのようなものがあって、昔の人が利用し続けたことがわかります。

やや滑る斜面を何とかクリアし、

ご苦労様でした

桜が咲き乱れる麓の町まで全員無事下山しました。

みなさま、大変ご苦労さまでした。そしてありがとうございました。




アカヤシオ咲き始めた鳴神山(2014.4.15)

桜前線は北へ向かい、もう東北南部まで北上しました。

群馬県にある鳴神山に向かう途中でも、平地ではもう終わりかけています。

鳴神山(標高980m)は桐生市北部にあり、アカヤシオで有名な山です。下見のため訪れました。

駒形登山口から登っていきます。

看板

この山の一帯は群馬県の自然環境保全地域に指定されている、豊かな自然が魅力です。

沢沿いの登山道

歩きやすい沢沿いの道を登っていきます。足元にはもう花が見られ

トウゴクサバノオ

トウゴクサバノオはたくさん咲いていました。この他にも

ニリンソウ

ニリンソウや

ハルトラノオ

ハルトラノオ

カタクリ

カタクリ

ヒトツバエゾスミレ

ヒトツバエゾスミレ

などなど、歩いていて楽しい道です。

沢の両側にはもうすでに所々でアカヤシオが咲いていました。

肩にある鳥居

登り始めて1時間半で稜線に出ました。ここにはかわいい狛犬と鳥居があって、ここをくぐっていくと

鳴神山山頂

ものの5分で鳴神山に着きました。山頂には祠がいくつもあります。

山頂からは360度の素晴らしい眺めで

アカヤシオと日光の山

日光の男体山や日光白根山、袈裟丸山と皇海山、上州武尊、谷川連峰などを見ることができ満足です。

アカヤシオ

山頂のアカヤシオはほとんどつぼみでしたが、わずかに咲き始めていました。

ここからは北へ下山し、裏の肩を通って赤柴を経由して駒形登山道に戻ります。

裏の肩からは尾根から沢に下り、

コガネネコノメ

登る途中にもあったコガネネコノメソウやハルトラノオ、そしてニリンソウやトウゴクサバノオなどたくさんの花を楽しみながら下山しました。


鳴神山は比較的手軽に登ることができ、花も展望も良く人も少ない魅力的な山でした。

新宿発のツアーは4月28日(月)と5月10日(土)に予定されています。アカヤシオを見るなら28日が良く、ヤマツツジや厳重に保護されているカッコソウを見るなら5月10日が良いでしょう。

みなさまのご参加をお待ちしております。

箱根・浅間山から湯坂山(2014.4.9)

東京ではソメイヨシノも散り始め、新緑の季節を迎えてきました。

桜前線は北へ上へ向かい、私たちハイカーは山で桜の花を楽しめる季節となりました。

昨年も実施した箱根・湯坂路ツアーを、おかげさまで今年も現地集合ツアーで実施できることになり、出かけてきました。

箱根湯本駅からタクシーで宮ノ下へ行き、富士屋ホテルの横から登っていきます。

浅間山までの北斜面には

ミヤマカタバミ

たくさんのミヤマカタバミと

キクザキイチゲ

キクザキイチゲが咲き、ヒナスミレやミミガタテンナンショウなどの花も見ることができました。

浅間山にて

幅広い防火帯に出ました。この近くが浅間山の山頂です。

この付近ではヤマザクラはまだつぼみでしたが、マメザクラがあちこちで小さな下向きの花を美しく開いていました。

防火帯の下り

広い防火帯にはサクラの他イロハモミジなどのカエデが植栽され、カエデの新緑もお天気に映えていました。

桜並木には少し早くて残念でしたが、カラッとしたお天気とさわやかな風が吹き、ハイキングにはこの上ないコンディションです。

桜咲く尾根

尾根を下ってくると、ヤマザクラ、ソメイヨシノ、そしてオオシマザクラもちらほらと咲きだし、クライマックスです。

オオシマザクラ

葉を開くと同時に開花するオオシマザクラは、白くてとても大きな花を付けます。この葉っぱを塩蔵して桜餅に使います。

いつまでもこの快適な防火帯が続いてくれればよいのに、道は狭く急になってきました。

急な下り路

それでもキブシやアオキなどの花を見ながらの下りを楽しみました。

全員無事、国道1号に下りて解散し、温泉に向かう人をお見送りしながら箱根湯本駅に到着いたしました。


この日に初めて山歩きをされたお客様もいらっしゃいましたが、とても素晴らしい日よりとなり本当に良かったです。

ご参加された皆様、ご苦労様でした。



藤原岳(鈴鹿山脈、2014.4.7)

御在所岳、鎌ヶ岳のあとは藤原岳です。

御在所岳や鎌ヶ岳が花崗岩の山なのに対し、藤原岳は石灰岩の山で、秩父の武甲山のようにセメント原料採取のため、山肌が削られていました。

西藤原駅

藤原岳の拠点は三岐鉄道の西藤原駅です。列車型をしたかわいい駅舎ですね。

今回は裏登山道(聖宝寺コース)から登り表登山道(大貝戸コース)から下ります。

聖宝寺登山道入口

登山口の階段を上っていきます。

聖宝寺を通過して谷に到達すると、そびえたつのは

砂防ダム

巨大な砂防ダム! これを乗り越えていかねばなりません。

このコースは昨年春まで崩落による通行止めでしたが、何とか復旧した場所です。

この後も道は荒れていて少々大変な道です。

裏登山道五合目

5合目まで来ると落葉樹林となり、花が見られるようになってきました。

大貝戸コースと合流する8合目まで来たら

フクジュソウ

この山の主役、フクジュソウが見えてきました。とにかく数が多いです。

石灰岩とフクジュソウ

雨水で溶けて角が丸まった石灰岩がたくさん散りばめられていて、その間に咲く黄色い花が目立ちます。

まだ時期が早いので、それ以外で見られる花はセツブンソウくらい。これから次々に咲き出すでしょう。

昨日の雪が解けて登山口は泥だらけ。バランスを取るのに苦労しました。

急などろんこ道をゆっくり行くと傾斜が緩くなってきて、ようやく

藤原山荘

避難小屋藤原山荘が見えてきました。

避難小屋から藤原岳山頂に向かいます。次第に木々がなくなり見晴らしの良い草原となって、昨日の雪が白く見えます。

藤原岳

この丸いいただきが藤原岳山頂です。

藤原岳山頂

積み重なっている石灰岩のごろごろした岩を登ると、素晴らしい展望です!

御池岳

今回行くことができなかった御池岳とその手前の天狗岩がはっきり望めます。

前日登った御在所岳や霊仙山もばっちりです。

避難小屋まで引き返して今度は天狗岩へ向かいます。

北方の眺め

途中で眺めの良い場所があり、ここからは伊吹山、白山、そして御嶽山までもがしっかりと見えて感激。

天狗岩

避難小屋に戻ったあとずんずん下り、大貝戸コース(表登山道)へ入りました。

裏登山道よりずっと歩きやすく危険も少ないです。

ニシキゴロモ

ツクバキンモンソウの仲間のニシキゴロモなどの花もいろいろと見られ、下に行くほどみどりが目立ってきていました。


ツアーで藤原岳は、御在所岳・鎌ヶ岳の翌日に登る予定です。

コース変更については、お申し込みになったお客様へお手紙が届けられます。

よろしくお願いいたします。

御在所岳・鎌ヶ岳(鈴鹿山脈、2014.4.6)

三重県四日市市をベースに、鈴鹿山脈の山を訪れました。

まず1日目はロープウェイで上れる御在所岳と、その隣の鎌ヶ岳です。

御在所岳は標高1200mくらいありますが、山頂近くまでロープウェイが延びています。それに乗車しました。

コブシ花点在

コブシでしょうか、タムシバでしょうか、全体が白く光っている木が点在しています。もう2週間もするとアカヤシオのピンク色が目立ち始めるでしょう。

雪景色

上に上がるにつれ、だんだん白いものが見えてきました。雪です! すっかり雪山になっています。

ここ一両日の寒さで雪になったのです。

ロープウェイを下車してしばらく歩くと

御在所岳山頂

御在所岳の山頂に着きました。積雪は10cmほどです。吹雪いているので何も景色は見えず残念。

ここから鈴鹿スカイラインの最高地点に近い武平峠まで下っていきます。

アセビの花に雪

咲き出したアセビの花に無情にも雪がかぶっていました。

鎌ヶ岳

所により猛烈な風が吹き抜けていきます。が、天候は少しずつ回復傾向で、鎌ヶ岳が見える瞬間も出てきました。

なかなか迫力ある山容をしていますね。

武平峠

更に下って武平峠に着きました。ここからスカイラインまでは15分くらいの下りです。

峠からは鎌ヶ岳目指して登り始めました。

鎌ヶ岳岩場

急な岩場を回り込むと

鎌ヶ岳山頂

山頂に飛び出しました。意外に広い山頂です。

晴れたらさぞかし眺めがよいのでしょう!

ここからは北東方向に延びている長石尾根を下ります。

いきなり急斜面の連続で休む暇がありません。

長石尾根から鎌ヶ岳

途中で振り返ると鎌ヶ岳の切り立った斜面がかっこいい。

下るにつれて花が目立ち始め

マンサク

変わった形をしたマンサクの花や

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ。そして道路に下りる頃には

アカヤシオ

アカヤシオも花開く寸前でした。

このまま、長く急な尾根を通って、湯の山温泉まで歩いて下山しました。


さて、今回鈴鹿に来たのは山旅会ツアー下見のためです。しかしもともとの予定にはなく、予定では鈴鹿の御池岳に行くことになっていました。しかし御池岳の登山口に通ずる道路が土砂崩れにて通行止めのため、コース変更を余儀なくされました。

スタッフと決めた新しい計画では、御在所岳ロープウェイを使って山頂まで着いた後、武平峠から鎌ヶ岳まで登り、再び武平峠に下りることになります。

あと2週間あるので麓のアカヤシオが中腹まで咲き上がっていることでしょう。

この山とセットで登る藤原岳は次のトピックをご覧ください。

花の百名山・高鈴山ツアー(2014.4.3)

桜が満開になり、いろいろな花が楽しめる季節になりました。

今年は3月まで寒かったので、春の花が一気に咲き出した感じです。

花登山シリーズは、今まで中止が続いていたので今回が1回目。

この日は残念ながらあいにくの天気ですが花を楽しみたいです。

高鈴山は茨城県日立市にあり、由緒ある御岩神社が基点です。

御岩神社

参道にはいろいろは植物が植栽されていて、ちょうど

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマが見頃を向かえていました。

表参道を進みます。

奥の院

奥の院に着きました。この神社の階段横に大きな岩があり、イワウチワが植栽されています。

見るとつぼみがたくさんあり、1輪が開いていました。

最初に登る御岩山山頂直下の岩場を迂回して、山頂から急な坂を少し下り岩場に向かいました。

イワウチワ群落

イワウチワはこの岩場に生育しています。ピンク色の花も多いのですが、これは

イワウチワ

白っぽい花でした。

それにしても、下見の時には咲き始めたばかりでしたのに、この日はたくさん咲いていてヨカッタです。

御岩山に戻って高鈴山に向かいます。

高鈴山への道

リョウブとアセビが多い林を進んでいきます。道は比較的歩きやすく、小雨でやや滑りましたが問題なく歩けました。

アセビが花盛り

アセビはちょうど花盛り。なかなか壮観でした。

高鈴山山頂少し手前のあずまやで昼食を取った後、一登りで

高鈴山

ついに高鈴山に到着です。

お天気が良ければ眺めの良い山頂なのに、少し残念です。

下山はほぼ往路を戻りました。

最後まで雨が止みませんでしたが、たくさんのイワウチワとアセビに出会うことができました。

ご参加された皆様、雨の中ご苦労様でした。

秩父・弟冨士山、朝越山ツアー(2014.3.31)

今日で3月も終わり、年度末です。

前日の嵐も去って朝から快晴の素晴らしい天気です。

6日前に下見した植物がどうなっているか気になるところです。

秩父の盟主、武甲山を眺めながらバスはその奥まで進みます。

秩父鉄道の武州日野駅で下車。ソメイヨシノはやっと咲き始めたところです。

いざ登山開始

踏切を渡って駅の裏山へ向かいます。ここは弟富士山の北側斜面があり

カタクリの咲く斜面

カタクリが自生しています。6日前、全く咲いていなかったカタクリは・・・

カタクリ

しっかり咲いていました。感激!

花の密度はそれほど高くないですが、よく見るとどの株も咲いていてそれは見事です。

カタクリは暑いのが苦手。今から2万年前の氷河期には勢力を広めていましたが、その後の温暖化とともに分布が縮小して、関東付近の標高が低いところでは、山麓の湿ったところ&北側に向いた落葉樹林の斜面にしか残っていません。

春早く花を付け実を成らしますが、5月後半には消えてなくなってしまいます。1年にわずか2ヶ月しか働かないのです!

このようなカタクリと同じ性質を持つのアズマイチゲは数株咲いていましたが、セツブンソウはもう花が終わりかけていました。

この後一登りすると

弟富士山

あっという間に弟富士山に着いてしまいました。麓からの標高差はたったの100m。ちょっとした足慣らしです。

違う方向に山を下りるとそこには

弟富士神社

浅間神社があり、鳥居の横には神楽の舞台もありました。

少し離れたところで振り返ってみると

弟富士山と熊倉山

三角形の富士山型をしている小山である弟富士山と、背後の熊倉山がすっきりと見えています。

この後は秩父の田園地帯を進んでいきます。

秩父の里

山麓の集落にはあちこち花の美しい樹木や草が植えられていて、黄色い

サンシュユ

サンシュユはまぶしい輝きを放っていました。

シダレウメ

どうですか、この見事なしだれウメは! 青空にピンク色が実に良く映えていました。

ここを過ぎて杉の人工林をゆっくりと登っていきます。上空はひゅーひゅーと風が音を立てていますが、森の中は気持ちの良いくらいの風でした。

ランチタイム

明るい林に付くと、そこは「憩いの広場」です。ベンチや四阿などが適度に配置してあるので、ここでランチタイムです。

遠くに両神山や二子山がくっきりと見えていました。

この広場にはフクジュソウがたくさん見られ

フクジュソウ

まぶしいくらいです。奥の方にはまだ雪が残っていたので、フクジュソウ以外の花は樹木のアブラチャンやダンコウバイくらいで、ほとんど咲いていません。

登山再開

ゆっくり休んで登山再開。次第に風が強くなり、稜線に出ると寒いくらいになりました。ほどなくして

朝越山

朝越山(国見の広場)に到着です。国見ということは展望台のはずなのですが、樹木がたくさんあって景色がよく見えず残念です。

急降下

朝越山からは急な斜面が続きます。慎重に慎重に下り、ゴール地点の清雲寺に到着しました。この寺はシダレザクラで有名で、6日前には咲きそうもなかったですが、

清雲寺のシダレザクラ

少し咲いていました。ヨカッタ!!

満開までまだ数日かかりそうですが、それにしても実に見事な桜です。本当に咲いてくれてありがとう!!

全員、無事下山いたしました。ありがとうございました。

この日の写真は添乗員の長谷川さんにすべて撮影していただきました。長谷川さんに感謝いたします。



プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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