山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

山旅会・横尾山・天狗山ツアー(2014.5.26~27)

5月も末に近づいてきました。梅雨入りが気になる季節ですが、今年は遅くなるとのこと。まだ大丈夫でしょう。

山旅会のツアーで山梨・長野県境の横尾山と、長野県川上村の天狗山の2つを巡るツアーに出かけてきました。

まず1日目は横尾山です。

信州峠から登山スタートです。

明るい林

カラマツやミズナラ主体の明るい林を登っていきます。まだ芽吹いたばかりです。

サナギイチゴ?

いきなり見たことのない花がありました。キイチゴの仲間でサナギイチゴではないでしょうか?

ツバメオモト

ツバメオモトの小さい花をお客様が見つけてくれました。が、

下見の時に見たヒメスミレサイシンはもう花が終わっていて、林床の花は少なくなっていました。

急登
やや急な坂を登っていくと

カヤトの原

カヤトが広がる高みに出ました。「カヤトの原」と命名されています。

草原性の植物が咲く場所で

アズマギク

アズマギクや

サクラスミレ

スミレの女王、サクラスミレが点々と咲いていました。

低気圧の接近で南風が強く、高い山にはガスがかかって見えません。視界はまずまずなのですが、高山が見えないのが残念です。

細かいアップダウンを繰り返して進みます。

ヒメイチゲ

ヒメイチゲの花は終盤戦。オオカメノキやトウゴクミツバツツジの花、そして

ミヤマエンレイソウ

ミヤマエンレイソウの花を見ながら進み、横尾山に到着です。

幸いにも山頂は風が弱くて昼食を食べるのに支障はありませんでした。

下りは往路を戻ります。空はやや明るさを取り戻してきたようですが、低気圧が近づいているのでどうでしょうか?

瑞垣山

登りに山頂が見えなかった瑞垣山は荒々しい全体が見えていました。

信州峠に下りる直前で1人のハイカーに出会いましたが、それ以外の人は全く見ることはなく、ほとんど貸し切り状態でした。

この後、雨に降られずに無事信州峠まで下山して、本日の宿である清里のホテルへ向かいました。

ホテル

ツアーではホテルで星空ウォッチングをする予定でしたが、夜にはしっかり降られてしまい断念いたしました。


2日目となりました。雨は上がり空は明るくなりましたがガスが出て山が見えません。

天狗山に向けてスタートです。

馬越峠(まごいとうげ)から登山開始しました。

馬越峠より急登

峠からいきなり急登です。岩場ということでツツジ類が多く

トウゴクミツバツツジつぼみ

今にも咲きそうなトウゴクミツバツツジのつぼみはものすごく沢山あります。

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲは真っ赤なつぼみと開花したばかりの濃いピンクの花が本当に美しいです。

急登をよじ登る

最後の急坂をよじ登ると

記念写真

狭い狭い山頂に到着です。ご苦労様でした

しばらくすると

赤岳が出現

ガスの中から赤岳が出現したかと思ったら

男山と赤岳横岳

次第に隣の横岳も見えてきて感動的な光景です

御座山

北の方には西上州最高峰の御座山もばっちり。

トウゴクミツバツツジ花

かれんなトウゴクミツバツツジも一部咲き始めていて彩りを添えています。

素晴らしい展望を楽しんだ後は注意深く来た道を引き返します。振り返ると今登った

天狗山を振り返る

天狗山が圧倒的な眺めです。

誰にも会うこともなく馬越峠まで無事下山し、下道を走る頃にはすっかりお天気が良くなり

赤岳と横岳

八ヶ岳がばっちりですし、南アルプスや富士山も眺めることができました。


星が見られなかったとはいえ、2日間の登山で雨に当たらずに済んだことを幸いに思いつつ、帰路に付きました。

ご参加された皆様、本当にありがとうございました。






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山旅会・金時山・夕日の滝ルート(2014.5.23)

あまりに有名になった金時山ですが、あまり人に歩かれていないルートがあります。

地蔵堂から夕日の滝を通って丸鉢山を経由し金時山に至るルートです。そこへ山旅会で出かけてきました。

地蔵堂

スタートは地蔵堂です。この中には何が奉られているのでしょうか?

看板
登山開始です。ここからしばらく車道を歩くと

夕日の滝

金太郎が産湯につかったといわれる夕日の滝があります。落差23mと結構大きな滝で、なかなか迫力がありました。

杉林を登

沢沿いを歩いた後は整備された杉林を登っていきます。

クジャクシダ

クジャクが羽を広げたように見えるということで名付いたクジャクシダです。どうですか、クジャクの羽に見えますか?

次第に広葉樹やアカマツの多い森になってきました。

ギンリョウソウ

この日は多くのギンリョウソウを見ました。十五兄弟もいましたよ。

丸鉢山に着いた後は足柄峠からの広い道を登っていきます。

サラサドウダン

紅白の更紗模様が全くないサラサドウダンが咲いていました。

オオバウマノスズクサ

この奇妙な黄色いものは何でしょうか?

これはオオバウマノスズクサという植物の花で、横から見ると管楽器のサックスのような形をしている変てこな花です。毒性があり、これを食べるジャコウアゲハという蝶にも毒が移り、鳥に食べられないのだそうです。

ハシゴの連続

さて、ここからは急斜面。ハシゴが連続します。

30年前はハシゴもなく、きつい斜面を登った記憶がありますが、今はラクラクです。

シロヤシオ

この日はこの階段の周囲と下り道沿いにシロヤシオがいっぱい咲いていて見事でした

カルデラを望む

ガスがかかっていてあまり展望の利かない日でしたが、山頂からは神山や芦ノ湖などカルデラの内部がよーく見えて良かったです。

乙女峠

昼食後は乙女峠を経由してふじみ茶屋まで下山しました。

ご参加された皆様、ご苦労様でした。そしてありがとうございました。

この日の写真は添乗員の蓬田さんに撮影していただきました。ありがとうございました。

2回目の今倉山ツアー(2014.5.20)

道志村のトレイルラン大会にぶつかった前回から9日経ち、2回目のツアーに出かけました。

緑は日に日に濃くなり、新緑は標高の高いところへ向かっています。

今倉山は標高1470mありますが、山頂付近でも木々の芽吹きが進んでいます。

今倉山の登り

静かな山道を登っていきます。木々の緑が濃くなってきたので周囲の山が見えにくくなってきました。

カラマツとリョウブの新緑

今倉山に着き稜線を歩き始めます。カラマツやリョウブが芽吹いていますね。

トウゴクミツバツツジ

前回のミツバツツジに代わってトウゴクミツバツツジが咲き始めていました。

ヤマタイミンガサ

ブナ林の林床にはヤブレガサを大きくしたようなヤマタイミンガサが絨毯のように広がっています。シカが食べないのでしょうか、凄い繁殖力です。

赤岩にて

今回もお天気がまずまずなので赤岩山頂でランチタイムです。

赤岩から富士山

富士山の前にやや邪魔な雲がかかっていました。

少々暑いくらいですが、展望がよい場所での食事は最高です。

ランチ後は二十六夜山の方へ下りていきます。

燃える新緑

ブナ、ミズナラが広がる林の新緑が息を飲むような美しさです。

ツルキンバイ

ミツバツチグリを大きくしたようなツルキンバイが花盛りです。

二十六夜山からはやや急な道を下っていきます。

タチガシワ

奇妙な色をしたタチガシワの花が1つポツンと立っていました。

斜度が緩くなりトラバース気味の道になった後、

仙人水

仙人水の冷たい水で手を洗ってひたすら下り続け、

月待ちの湯

ゴールの芭蕉月待ちの湯に到着です。

ご参加された皆様、ご苦労様でした。そしてありがとうございました。

前回(5/11)のツアーの様子は こちら

昨年の山旅会ツアー(6/11)の様子は こちら

をご覧ください。







飯士山・米山ツアー(2014.5.16-17)その2

(前トピックより続く)

2日目になりました。この日は日本海の海沿いにそびえる米山に登ります。

長岡の宿から高速を飛ばして柿崎ICから下牧登山口に着きました。ここから登山開始です。

お天気は霧がかかっていてあまり見通しがよくありません。風が吹くと木の上にたまった水がばらばら落ちてきて雨のようです。

キリの花

ここに来る途中でもキリやフジの花がたくさん見られましたが、登山道にもキリの花が落ちていました。大きいですね!

ホウノキ

大きいと言えばこの木もそうです。ホオノキのつぼみです。

イカリソウ

やや花が終わりかけてきましたが、イカリソウがまだ咲き残っていました。こちらのイカリソウはピンク色ではなく白です。

オオイワカガミ

雪解けの遅かった場所ではオオイワカガミがたくさん咲いていました。

トリガタハンショウヅル

白いハンショウヅルはトリガタハンショウヅルです。この山ではなぜか普通のハンショウヅルを見ませんでした。

ところで米山は日本三大薬師の1つ。1年中、薬師如来の参拝者がいる信仰の山なので、

石碑と登山道

このような石碑で登山道の道案内をしています。

三十三観音

これは三十三観音。観音様が33体もある場所です。

ユキグニミツバツツジ

私がこの日もっとも美しいと思ったのはこの花、ユキグニミツバツツジです。濡れているせいもあるでしょうが、紫がかった濃いピンク色が実に印象的です。

ユキツバキ

ユキツバキも咲き残っていました。この木はヤブツバキの変種で、雪の下敷きになっても幹が折れないようなしなやかな身体が特徴です。

登り始めて2時間半ほどで

米山山頂

米山山頂に到着です。ガスで何も見えず残念。風はそれほど強くないので助かりました。

この山頂には

原三角点

原三角点があります。これは明治の初期に全国大三画測量が行われたときのもので、その後一等三角点に移るまでの過渡的なものです。現存しているのは米山の他、雲取山など全国で3カ所しかないのだそうです。

昼食後は来た道を戻り、途中から水野林道登山口に向けて下山です。

スミレサイシン

日本海側で見られるスミレサイシンや

コシノカンアオイ

花が巨大なコシノカンアオイなどたくさんの花を見ながら下り

ゴール

ゴールの林道終点に到着です。ご苦労様でした!

2日間の新潟県のツアーが終わり、帰路に付きました。雪解けしてすぐに咲き出す花を見ることを1つの目的としたツアーでしたが、思い通りにいった点がある反面、思い通りにならなかった点もあります。たとえばカタクリなどはほとんど実になっていて残念でした。

今回の経験を今後のツアーの企画に生かしていきたいと思います。

ご参加された皆様、ありがとうございました。

そしてブログの写真を撮ってくれた添乗員の蓬田さんに感謝いたします。

飯士山・米山ツアー(2014.5.16-17)その1

5月も中旬となると、新潟県の山々でも雪解けが進みます。雪国では雪解け直後から花が咲き始め、すぐに新緑に包まれます。そんな花たちを見に、越後湯沢の近くの飯士山と、海沿いの米山を巡るツアーに出かけました。

まずは1日目、飯士山です。

スキー場を登

雲が出て涼しいスキー場のゲレンデを登っていきます。

いよいよ山道

リフト2本分を登り切り、ここからいよいよ山道です。

タムシバの咲く登山道

両側にはタムシバが咲いていて、良い香りが漂っています。タムシバはコブシの仲間ですが、こちらの方が良い香りがします。

タムシバ

コブシより花が巨大で、花びらが落ちると地面が真っ白くなっています。

その足元には

イワナシ

どこまでも続くイワナシと

イワウチワ

イワウチワがすごい数咲いていました。イワウチワは太平洋側の花よりずいぶん大きい感じです。

ミツバツツジ

濃いピンク色の花はユキグニミツバツツジ。とても華やかな色が印象に残ります。

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲも素晴らしいピンク色をしています。この他、イワカガミもあり、全体的にピンク色の花が目立ちます。

あそこまで行くの?

急な尾根を登っていくと、山頂が間近に見えてきました。 「えーっ、あそこまで行くの?」

山頂手前の急斜面

山頂直下はずいぶんな急斜面でしたが、みなさん何とか登り切りました。

飯士山山頂にて

山頂到着、「バンザーイ!!」

山頂からの眺めは最高でした。谷川岳方面、苗場山方面、湯沢の町、巻機山、・・・。

とにかく360°の素晴らしい展望を楽しむことができました。

下りは登りの道から途中で分けて、スキー場の最上部に出て、

林道下り

そこから所々雪が残る道をテクテク下ります。

スキー場下り

最後はまたゲレンデをのんびり下ってバスの待つ駐車場に向かいました。




横尾山(1818m)と天狗山(1882m) (2014.5.14)

八ヶ岳と奥秩父に挟まれた山域を下見のため訪れました。

まずはカヤトの横尾山です。韮崎から瑞垣山へ行く道を分けて信州峠に着き、ここから登り始めます。

横尾山登山開始

登り始めはカラマツやカンバ類が広がるササ原を縫っていきます。

アケボノスミレ

明るい林床にはこのアケボノスミレの他、タチツボスミレやミツバツチグリ、ヒメスミレサイシンなどが咲いています。

カヤトの原

少し急な道を登り切るとカヤトの原という場所に出ました。ここからは

金峰と瑞垣

残雪を頂いた金峰山と荒々しい瑞垣山が迫力ある姿を見せています。ここからは富士山や南アルプスも良く眺められました。

ここから岩がゴロゴロしている尾根を登っていきます。

ヒメイチゲ

可憐なヒメイチゲが沢山見られました。

岩場とカヤトを越えていくと

横尾山山頂

横尾山山頂に到着です。少し先まで行くと木々の間から

八ヶ岳連峰

赤岳を始めとする八ヶ岳の秀峰が気持ちよく眺められました。

下山は来た道を信州峠まで戻りました。

引き続き、天狗山へ向かいます。

天狗山は馬越峠が登山口です。信州峠から車で約30分で到着です。

天狗山登山開始

馬越峠からはいきなり岩場の急登です。

ヒメスミレサイシン

横尾山にもあったヒメスミレサイシンが美しく咲いています。このスミレはフォッサマグナ要素といって、山梨県や長野県などの一部地域でしか見られない植物です。

岩の山なのでツツジの仲間が多く、

ミツバツツジ

ミツバツツジや

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲのつぼみが膨らんで、もうすぐ咲きそうです。

ずいぶんたくさんあったので、咲いたら見事でしょう。

天狗山

途中の岩場から見た天狗山です。標高差はそれほどないのですが迫力があります。

最後の岩場

最後の急な岩場を下りてくる人がいます。かなり急なのですが、足場があるので意外と大変ではありません。

天狗山山頂

そしてついに天狗山山頂に到着です。狭い山頂ですが、大変眺めが良く

御座山

西上州最奥の御座山(おぐらやま)や、浅間山、もちろん八ヶ岳もかすみ空の中でも見ることができました。

下山は往路を馬越峠まで戻りました。

八ヶ岳の東横の横尾山と天狗山は、どちらも大変眺めのよい山で、これから咲くであろう横尾山の草原性の花と天狗山のツツジ類が魅力です。

ツアーは5月26日(月)~27日(火)に1泊で催行されます。宿泊は清里高原ホテルで、お天気が良ければ星空ウォッチングも予定しています。

詳しくはHPをご覧ください(なぜか現在リンクが貼れません。コース番号R8782です)。

みなさまのご参加をお待ちしております。

1回目の今倉山ツアー(2014.5.11)

今倉山は道志の一角にある1470mの山で、山梨百名山の1つとなっています。

今年もツアーで出かけることになりました。

登山口

都留市から道志へ抜ける峠に道坂トンネルがあり、ここから登り始めます。

登山口からの登り

尾根に出るまでゆっくり登り始めたのは良かったのですが、

実はこの日に、道志村主催のトレイルラン大会があったのです。

尾根に着いた途端、

トレイルランナー

上から次から次へとランナーが下りてくるのです。競争ですから中には血相を変えてスピードを落とさずに駆け下りてくるので、危険きわまりません。

怒鳴り声をあげて制止を叫ぶのですが、そんなことおかまえなしにスピードを落とさないランナーもいます。ランナーの出した埃が舞い上がって気分が悪いことこの上ありません。

はたまた我々を避けるように、登山道を外れてすれ違おうとするので、植物は踏みつけられ登山道が広がっている場所も見られます。ひどい自然破壊です。何でも参加者は1300人とか。尋常な数ではありません。

荒廃する登山道

走った道はこんな感じです。主催者はランナーの注意事項をしっかりと伝えてあるのでしょうか?

もうじき今倉山

大半が通り過ぎてやっと静かな登山道に戻ってきてほっとしました。間もなく今倉山です。

今倉山山頂にはスタッフが何人かいましたが、その人たちに私たちが迷惑をかけられたことを伝えても、あまり真剣に対処してくれません。本当に困ったことです。

今倉山からはトレイルランコースから外れるので、ようやく解放されました。

カラマツの新緑とサクラ

ちょうどカラマツの芽吹きの時期で、桜の花も咲いています。

しばらくアップダウンを繰り返して進むと

ミツバツツジと富士山

素晴らしい富士山が現れ、ミツバツツジが彩りを添えています。

エイザンスミレ

二十六夜山が花の百名山に指定されたときにその対象となったエイザンスミレも健在です。

お昼前に赤岩に着きました。ここからの展望は素晴らしいの一語に尽きます。

赤岩からみた富士山

真近な富士山はもちろん

三つ峠と南アルプス

三ッ峠とその向こうに白く輝く南アルプスや八ヶ岳。

そして奥多摩や中央線沿線の山々、丹沢、箱根、伊豆半島、伊豆大島、御正体山、杓子山、大菩薩の峰々など、本当に360°のファンタスティックな眺めです。

他の団体が来て狭い山頂が混雑してきたので下山開始です。

素晴らしい森

この付近はブナやミズナラの素晴らしい林が連続します。秋の紅葉もきっと素晴らしいでしょう。

その反面時期が少し早すぎたせいか、花は少なめでした。

一度林道に下りて

二十六夜山

二十六夜山に登りなおします。

二十六夜山からもなかなか素晴らしい富士山などの眺望が得られました。

ここからはやや暗い森を2時間ほど下って

もうじき温泉

登山口に下りてきました。

やや長いコースでしたが、どなたも怪我することもなく無事下山いたしました。

ご参加された皆様、ありがとうございました。

今年2回目の鳴神山ツアー(2014.5.10)

4月28日に引き続き2回目の鳴神山ツアーに出かけました。

今回はやや風が強いながらもお天気は最高。本当に良かったです。

登りの岩場

沢沿いをゆっくりと登っていきます。岩場はそんなにはありませんが、ここは数少ない岩場です。

ヤマツツジ

もうすっかり緑が濃くなってヤマツツジの朱色の花が新緑に映えます。

カタクリやコガネネコノメソウ、ハルトラノオの花は終わり、スミレもそろそろ終盤ですが

フモトスミレとヒトツバエゾスミレ

小さな小さなフモトスミレ(左)とヒトツバエゾスミレはまだ咲いていました。

他にはニリンソウ、ヤマブキソウ、ワチガイソウ、マムシグサ、ウラシマソウ、ミヤマハコベ、トゴクサバノオ、ヒメウツギ、ツボスミレなどの花も見られました。

山頂直下の岩場

山頂直下の岩場に差し掛かりました。もう山頂は目前です。

鳴神山山頂

昼過ぎに山頂に着きました。みなさん、登頂おめでとうございます!

ほとんど貸し切り状態の中で、山頂からの眺めは最高です。

北方の眺め

北の方には日光男体山、白根山、その西側の皇海山、袈裟丸山、そしてさらに西には上州武尊山や赤城山がばっちり見えました。

1ヶ月近く前に近くで起きた山火事の跡は全くわかりません。どれほどのダメージだったのでしょうか?

美味しいランチのあと、下山開始です。

ミツバツツジとヤマツツジ

アカヤシオは残念ながらほとんど見られませんでしたが、代わりにトウゴクミツバツツジが美しく咲いており、ヤマツツジも所によっては花開いていました。

世界でも鳴神山周辺にしかなく、賢明な保護活動が続けられているカッコソウ(サクラソウの仲間)の花が見頃だということで、コースから少し外れますが見に行くことにしました。

カッコソウ保護地

杉林の中に移植された保護地には、保護活動にずっと関わった来られた方がいらっしゃいました。

カッコソウ

その中でカッコソウは可憐な花をいっぱい付けていてとても感動しました。

最初はほとんど絶滅状態からの復活です。バイオで増やしてやっとここまで来たのだそうです。

種子繁殖ではないため、この保護地に咲くカッコソウはみな同じ遺伝子なので種子ができません。他の場所にある遺伝子が異なる株と交配させない限り種子はできないのです。それでもここまで来るまでに何と26年の歳月を要したといいますから、そのご苦労に頭が下がる思いです。何とか種子できてカッコソウがさらに復活することを祈るのみです。

見学後は再びコースに戻り、下山を続けました。

長い林道に出てお客様が

ヒイラギソウ

ヒイラギソウの群落を発見してくれました。ヒイラギのような葉をしている草なのでこの名が付いたと言います。なかなかきれいな花ですね。

新緑の斜面

まぶしくなった新緑の斜面を見ながら、登山口まで無事到着しツアーを終了いたしました。

ご参加された皆様、ありがとうございました。



山旅会・吾妻耶山ツアー(2014.5.9)

五月連休が過ぎ、みどりが次第に濃くなってきました。

高速道路を走っていると、その中にキリやフジのうす紫色が目立ちます。

この日は群馬県みなかみ町の横にそびえる吾妻耶山と大峰山に登るツアーに出かけました。

仏岩ポケットパーク

仏岩ポケットパークという駐車場からスタートです。除雪して積まれた雪がまだ残っていました。

登山開始

最初は杉林の中を緩く登っていきます。

残雪

2月に降った大雪はまだ解け残っていました。

キクザキイチゲ

雪解け直後にキクザキイチゲが咲いていました。この山には白い花と薄紫色の花が両方ありました。

仏岩

仏岩という巨大な岩に到着です。一番上の岩が仏様の頭に見えますか?

タムシバと吾妻耶山

白い大きな花が目立ちます。これはコブシではなくタムシバです。

コブシの仲間ですが花のすぐ下に葉がないので見分けができます。別名ニオイコブシと言われているだけあって、かすかに良い香りがします。

尾根を登っていくと斜度が次第に急になってきました。

アズマシャクナゲ

見てください。アズマシャクナゲの花が素晴らしいでしょう! 

アズマシャクナゲと吾妻耶山

思わずシャッターを押したくなりますね。背後に見える山が吾妻耶山です。

急な尾根を登り切った後、一旦沢の源頭部を登ります。そこにも

沢源頭部

たっぷりと雪が残っていました。北斜面なので解けにくいのです。

吾妻耶山山頂

お昼をだいぶ回った頃、吾妻耶山山頂に着きました。晴れていれば谷川連峰の眺めが良いのですが。

それどころか雲行きが怪しくなってきて、一時ひょうも降り出しました。寒気が入ってきているのです。

ランチ後、下山開始です。赤谷越峠に近づいたとき、ゴロゴロと雷が鳴り出し突風も吹いてきたので、尾根づたいに大峰山へ行くのは断念し、大峰山を巻くように麓のルートを通ることにしました。

スキー場を下る

ここにはノルンみなかみスキー場があって、そのゲレンデを下っていきます。右手に見える山が大峰山です。

スキー場横の林道を歩いて

大峰沼

風光明媚な大峰沼にやって来ました。この時間になると青空が広がってきて良い天気になりました。

つい欲が出て大峰沼を1周することになりました。

ショウジョウバカマ

残雪が多いところで苦労しましたが、ご褒美として咲きたてのショウジョウバカマがキリッとしてあちこちに美しい姿を輝かせていました!

ハウチワカエデ

ハウチワカエデの花も存在感を主張していました。

この後大峰沼登山口まで歩いてツアーを終了致しました。

ご参加された皆様、ありがとうございました。

なお、今回の写真は添乗員の蓬田さんに撮っていただきました。感謝いたします。



今年3回目の奥多摩・御前山ツアー(2014.5.7)

五月連休が終わりました。会社勤めの人はまた気持ちを新たにされていることと思いますが、ガイドの立場からすると、やっと平穏に戻る感じで嬉しいです。道路はスイスイ。山は静か。良いことずくめです。

さて、連休明け初日の今日、3回目の御前山ツアーに出かけました。

今回も栃寄森の家の駐車場をスタート。車道を登っていきます。

栃寄大滝

ゴハンギョウの滝(栃寄大滝)は木々の葉で見えにくくなってきました。

雪崩と倒木

体験の森のカラマツ人工林は、大雪のせいで雪崩に巻き込まれたりして、ひどく倒れています。そのため登山道は至る所で迂回を余儀なくされています。

それでも雪が解けた斜面には花が多く

コガネネコノメソウ

コガネネコノメソウや

ニリンソウ

ニリンソウ、そしてミヤマエンレイソウ、ヨゴレネコノメ、マルバスミレ、ヤマエンゴサク、アズマイチゲなどの花がたくさん見られました。

あずま屋

今回もあずまやの所で昼食です。カタクリの花はもう終盤でした。

斜面を登る

ザックは軽くなりましたが、重くなったお腹をかかえて再度登り始めました。

避難小屋の近くまで来ると

大岳山と鋸山

隣の大岳山(右)と鋸山がはっきり見えてきました。

足元には

シコクスミレ

シコクスミレの群落が広がっています。純白でキリっとした凛々しいスミレです。

避難小屋

避難小屋に到着しました。ずいぶん頑丈な建物なので、この冬の大雪でもびくともしなかったようです。

御前山

昼食をはさんで3時間半ほどで御前山に到着しました。

連休を過ぎたせいか、私たち以外の登山者は少なかったです。

御前山から惣岳山を経由して下山です。

防火帯

片側が切り立った防火帯も何のその。足取りも軽く進んでいきます。

その防火帯には

ヒトリシズカ

あちこちでヒトリシズカの大群落がありました。

最後の急な登りをクリアして

赤いプードル

赤いプードルが待つ月夜見第2駐車場に、予定通りの時間に到着しました。

ご参加された皆様、ありがとうございました。


これでこの春の御前山ツアーは終了致しました。

過去2回は以下のリンクにありますので、合わせてご覧ください。

1回目

2回目



日本海に近い米山(992m)(2014.5.3)

このトピックは前の飯士山から続きます。

湯沢から約2時間で米山の下牧登山口に到着しました。

下牧登山口

廃校になった校舎の空き地が駐車場です。ここから登り始めました。

イカリソウ

イカリソウがびっしりと咲いています。ここのイカリソウは全て白花です。

オオイワカガミ

花の数が多いオオイワカガミも本当に沢山咲いています。

ナガハシスミレ

蜜のある部分が長ーいナガハシスミレは日本海側に多いスミレです。これもいっぱいです。

登山道に雪

少し登ると登山道に雪が出てきました。

このコースはえぐれていて、吹きだまりのようになって残雪が多く歩きにくいです。

yukitubaki.jpg

日本海側のツバキはユキツバキといって雪が積もっても枝が折れにくい性質をしています。この木は新潟県の木に指定されています。

ムラサキヤシオ

これも日本海側に多いムラサキヤシオです。

シラネアオイ

超大型のシラネアオイも立派な花を付けていました。

ブナ林

道は歩きにくいのですがブナの森は素晴らしいです。お天気がよいと新緑が映えるのですが。

下りに使う水野林道からの道を合わせ、しばらく進むと

避難小屋

しらば避難小屋に到着です。ここから山頂まで900mとの記載がありました。
やせ尾根

この先に痩せ尾根があって、強風が吹いていたこともあってちょっとスリルがありました。

すぐに通過し、しばらく登っていきますと

雪に覆われた登山道

雪がだいぶ深くなりました。アイゼンは付けなくても問題ないのですが、時間がなくなってしまいました。

山頂まで約300mくらいのところだと思うのですが、残念ながらここで退却です。

この後水野林道コースを下ります。こちらは下牧コースより歩きやすい道です。

カタクリ

雪が解けたばかりの場所にはカタクリの花が群生していました。

あっという間に登山口に出てひたすら林道を下り、下牧登山口に戻りました。


今年は日本海側の雪が少なく、今回訪れた飯士山も米山も、ツアーが催行される5月16日、17日の頃はわずかに残っているだけでしょう。

雪が少ないため開花も進んでいます。その頃には他の花もいろいろと咲いていることでしょう。

どちらも展望の素晴らしい山なので、ツアー本番にはともに晴れることを祈っています。











越後湯沢・飯士山(2014.5.3)

五月連休中にツアー下見のため、越後の2座を相次いで訪れました。

最初は湯沢の町の横にある飯士山(1112m)です。

スキー場を登る

岩原スキー場から登り始めます。スキー場はもうクローズしているので、どこを歩いても問題ありません。

日差しが強くなり隠れる場所がないスキー場は少々暑いです。

リフト終点から振り返る

リフト2本分を登り、後ろを振り返りました。とても眺めが良くて暑いのが我慢できます。

ここからようやく山道に入りました。所々で雪が残っていますが、雪が解けたところから次々と花が咲き始めています。

イワナシ

イワナシと

イワウチワ

イワウチワ。そして

タムシバと巻機山

こちらはタムシバ。背景は巻機山です。

タムシバはコブシに近い仲間ですが、主に日本海側に分布しています。

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲも咲き始めていました。遠くに苗場山が見えています。

山頂直下

急な斜面を登り切ると南峰に着き、飯士山山頂が間近となりました。

雪庇が帯状に残雪となっています。ここを上り詰めると

飯士山山頂

山頂に着きました。連休中でこんなに良いお天気なのに誰もいません。

この山頂からは360°のパノラマで、最高の眺めです。

苗場山と湯沢の町

南西の方角は遠くの苗場山と眼下の湯沢の町並みです。

谷川連峰

南の方には魚の川の流れと谷川連峰です。

東の方には巻機山、北東の方には越後三山です。とにかく素晴らしいの一語に尽きます。

下りは東の方へ向かいました。

途中の登山道にはイワウチワの花がびっしり。凄い数です。

雪が解けたスキー場の斜面には

フキノトウ

あちこちでフキノトウが顔を出していました。

林道下り

雪で覆われた林道をグリセードして、スキー場の駐車場に戻りました。

この日はこの後、車で米山へ向かいました。


お薦めの宿泊ツアー(2014.5.1)

今日から5月。新緑は標高1000mくらいまで登っています。

これからは、少し遠くの山にも行ってみたくなる季節です。

遠くの山だとどうしても宿泊したくなりますね。

そこで、私が担当する5月の宿泊ツアーを2つご紹介させていただきます。

どちらも1日目と2日目は別の山に登り、麓のホテルに宿泊するツアーです。


横尾山と天狗山~星空ウォッチング(山旅会)

出発は5月26日(月)の1泊ツアーです。

八ヶ岳の東側にある2座に登ります。どちらも入門コースです。HPは こちら です。

横尾山はカヤトの山。草原性の花が見られます。

azumagiku.jpg

これはアズマギク。もしかしたら

okinagusa.jpg

今では珍しくなったオキナグサが見られるかも知れません。

他にはフデリンドウなども。

宿は清里高原ホテルという美し森にあるリゾートホテルです。

抜群のロケーションにあって、近くからは南アルプス・八ヶ岳・奥秩父の山々がパノラマのように見えますし、夜は晴れていれば夏の銀河(天の川)をはじめ満天の星空が見られるでしょう。


2日目は天狗山という岩山です。岩場に咲くツツジやシャクナゲの花が楽しめます。

tougoku.jpg

これは別の場所で撮ったトウゴクミツバツツジです。こんな感じに咲いているでしょうか?

もちろん八ヶ岳はばっちりです。

このツアーは催行決定していますが、残席はたくさんあります。


那須・南月山と八方ヶ原から高原山・剣ヶ峰(山へ旅しよう)

那須や塩原周辺にある2座に登ります。レベルは初級Aです。HPは こちら です。

出発は5月31日(土)の1泊ツアーです。

1日目は那須ロープウェイから南月山(みなみがっさん)に登ります。この山は茶臼岳の南にあり、この時期にはミネザクラが一面に咲いているはずです。噴煙を上げる茶臼岳をバックにミネザクラの花が美しく映えるでしょう。他にシロヤシオ、アズマシャクナゲなどの花も見頃になっていることでしょう。下山場所の沼原湿原の景観も楽しみです。

shoroyasio.jpg

シロヤシオは葉が開いてから開花します。近くにトウゴクミツバツツジが咲いていると紅白のツツジ競演となります。

宿は有名な塩原温泉ホテルです。

2日目はツツジの名所八方ヶ原から剣ヶ峰に登ります。

この時期、八方ヶ原は一面のヤマツツジ、そして登るにつれトウゴクミツバツツジやシロヤシオなどが出てきて、さながらツツジ山といったところでしょうか。

2つともあまり有名な山ではありませんが、2日間樹木の花を中心に十二分にお楽しみいただけるでしょう。

このツアーはまだ催行決定しておりません。

みなさまのお申し込みをお待ちしております。











プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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