山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

山旅会・東西吾妻連峰ツアー(2014.7.28-29)その2

(前トピックから続く)

2日目になりました。この日も素晴らしい天気です。

西吾妻連峰へのツアーは、白布温泉を基点にして天元台スキー場からピストンするものが多いですが、今回は南側のグランデコスキー場のパノラマゴンドラリフトを利用し、北側の天元台に抜ける南北横断コースとしました。

ゴンドラ

グランデコスキー場のパノラマゴンドラリフトに乗ると、これから登る西大巓、西吾妻山の他、背後には磐梯山、安達太良山も見えるそうです、私には残念ながら安達太良山を見ることができませんでした。

ゴンドラを下りて日当たりの良いゲレンデを登っていきます。30分ほどで森の中に入り、ここからは日陰で涼しく助かります。

あちこちで

ギンリョウソウ

ギンリョウソウが咲いていました。銀色の竜のような草という和名ですが、とても可愛い竜に見えます。

ゲレンデにあったブナから次第にシラビソ主体の森に変わり

西大巓への登り

高度を上げるにつれ樹高が低く展望が利くようになってきます。

西吾妻山への縦走路

西大巓に近づくと西吾妻山への伸びやかな稜線と縦走路がはっきりと見えるようになります。

吾妻連峰には急峻な山がほとんどなく、標高1800~2000mの山々が長く長く連なって独特の山岳景観を見ることができます。

600mの標高差を登り切り、最初の三角点である西大巓に着きました。

西大巓から磐梯山

霞んでいて見づらいですが、磐梯山を撮影しています。ご覧になれますか?

西大巓を後にして縦走路を西吾妻山へ向けて進みます。

西吾妻避難小屋

真っ赤な屋根の避難小屋の横でランチタイム。何を食べても美味しいひとときです。

西吾妻山は吾妻連峰の最高峰。日本百名山の1つです。その山頂はというと

西吾妻山頂

ここです。展望はなくとても狭い山頂なのです。

写真だけ撮影してそそくさと下山です。

天狗岩への登り

背の低いオオシラビソが広がる中を天狗岩に向けて進みます。小高くなった場所から西吾妻山を振り返ると、眼下に盆栽園があるように、1つ1つ刈り込まれたようなオオシラビソが点在して独特の景観となっています。

この付近は冬に樹氷原となっているのでしょう。

ここから天狗岩、梵天岩を通過し、湿原の散りばめられた中を進みます。

大凹(おおくぼ)の水場を過ぎると広大な湿原が広がっています。

ワタスゲ揺れる湿原

ワタスゲの実がびっしりとゆれる場所や

チングルマのお花畑

チングルマのお花畑は夢のような空間です。ゆっくりしていたい気持ちを抑えて進みます。

中大巓への縦走路

いよいよ縦走も終わりに近づいて来ました。丘のような中大巓とそこを通る登山道を目標に進み、歩き始めから6時間あまり経過して

天元台リフト

ゴールの天元台リフト山頂駅に到着いたしました。

ここから3本のリフトと1本のロープウェイを乗り継いで白布湯元へたどり着き、本日の行程を終了いたしました。


この上ないコンディディションの中で、広がりのある空間と多くの花を眺めることができ、楽しい山旅を終了することができました。

ご参加されたみなさま、2日間ありがとうございました。

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山旅会・東西吾妻連峰ツアー(2014.7.28-29)その1

遅れていた東北地方の梅雨が7月28日に明けました。ちょうどその日に東西吾妻連峰ツアーにあたり、とてもラッキーです。

1日目は東吾妻連峰です。浄土平を基点とし一切経山を登ります。

前日、寒冷前線が通過し、涼しく乾いた空気と入れ替わったのでとても快適な登山日和です。

いざ出発

そんな中、浄土平を出発しました。

一切経へ

鎌沼へ行く道を右に折れ、酸ヶ平を一切経山方面へ向かいます。

避難小屋を越え、どんどん高度を上げていきます。

一切経山へ近づくと

小富士

吾妻小富士が見えてきました。浄土平からすぐに登れる山ですが、火口に水が貯まっていないので、観光要素としてはインパクトがちょっと小さいかも知れません。

登り始めて1時間半ほどで

一切経山山頂

一切経山の山頂に着きました。とても風が強くて帽子を被っていられません。

樹木がないこの山からは360°の展望の他に、素晴らしいものを見ることができます。

五色沼

吾妻の瞳・五色沼です。本当に息を飲むような感動的な色彩をした沼ですね。

風が強い山頂を避け、少し下りたところで昼食を取った後、来た道を戻ります。

鎌沼と東吾妻山

涼しい風に吹かれながら鎌沼と東吾妻山を見ながらの下山は実に気持ちの良いものです。

酸ヶ平に戻って木道を鎌沼方面に向かいます。木道沿いにはいろいろな花が咲いていて、

ミヤマリンドウとオトギリソウ

ミヤマリンドウとオトギリソウの他、モミジカラマツ、ネバリノギラン、ニガナ、ヤマハハコ、クロマメノキ、シラタマノキ、クロヅルなどが見られました。

鎌沼と一切経山

鎌沼を半周し、反対側から一切経山を振り返ります。

この辺りには強風のせいか、背の低い針葉樹が多く見られます。この日はどれがコメツガかオオシラビソか、が盛り上がりました。

コメツガとオオシラビソ

この写真の左がコメツガ、右がオオシラビソ(アオモリトドマツ)で、コメツガの方は葉の並びが不規則です。どちらも標高1800m以上の同じような環境に生育していますが、シラビソやオオシラビソは純林を作りやすいのに対して、コメツガはより開けた場所を好む(別の見方をすると、一度森ができてしまうとコメツガは追い出されているのかも知れません)と思います。

姥ヶ平を経て浄土平へ戻ります。ゴヨウマツの1種(ハイマツ?)の多い木道をどんどん下っていくと

浄土平へ戻る

浄土平と吾妻小富士が見えてきました。

ゴール間近の場所でなぜか

ホシガラス

ホシガラスが数羽固まって水浴びしたり食べ物を隠したり食べたりしている場面に遭遇していました。

私たちが近くで観察していても逃げずに被写体になってくれました。

浄土平へ戻って1日目の登山は終了です。素晴らしい天候に恵まれ、この日のホテルへ向かいました。

なお、この日の写真は添乗員の長谷川エミリーさんに撮影していただきました。素晴らしい写真をありがとうございました。


富士山お中道ツアー3回目(2014.7.26)

梅雨が明け、猛暑が続くようになりました。標高の高い山が恋しくなります。

そんな時、富士山5合目を巡るお中道ツアーは最適です。

3回目のツアーに出かけてきました。

土曜日とあって道路は大混雑。夏休み中で子供を乗せたバスが多く、高速道路のサービスエリアも人でごったがえしています。

素晴らしい天気の中、御庭駐車場から歩き始めました。

御庭から富士山

カラマツの中から富士山がくっきりと顔を出しています。真夏の様相ですね。御庭から大沢崩れに向かうところはほとんどシラビソ林の中で涼しいのですが、

滑沢を横切る

何回かこういったザレ場を伴う沢を横切ります。この日は雲海が広がっていて仙人になった気分です。

ヤマオダマキ

日当たりの良い斜面にはヤマオダマキが咲き出していました。標高が高くて残雪の多かった今年、この辺りではまだ咲き始めなのです。

大沢休泊所

大沢休泊所に着きました。暑いのでみなさん日陰に隠れます。

大沢崩れ

この日の大沢崩れは剣ヶ峰までくっきりと見えています。噴火の度に堆積した火山灰が層状に見られますね。

タカネグンナイフウロ

この辺りにはタカネグンナイフウロの紫色の花がとてもきれいに咲いています。

大沢崩れを見たあと来た道を戻ります。

今年の大雪で至る所に痛々しい倒木が見られます。

ダケカンバの倒木

この横倒しになった木はほとんどがダケカンバです。もともとダケカンバだけの森だったということですが、それはこの付近にたびたび雪崩が襲っていることを示しています。というのは、ダケカンバはシラビソと違って裸地に生える植物で、攪乱が起こった場所にいち早く入って森を形成する樹木だからです。シラビソが生えている森は、しばらく攪乱のない安定した森なのです。

御庭あずまやから富士山

再び御庭に戻ってきました。3時半だというのにガスも出ず、相変わらずくっきりと富士山が見えています。こんな日は夏にはとても珍しい。

シャクナゲ

今年はシャクナゲの開花がやや遅れ、今が満開であちこち素晴らしい花を見ることができます。

富士吉田口五合目に出る直前に

タカネバラ

可憐なタカネバラの花を見ることができました。

この日はお天気が申し分なく、シャクナゲも見頃とあって、山では素晴らしい体験をすることができました。

しかし行きも帰りも激しい渋滞に巻き込まれました。

ご参加されたみなさま、ご苦労様でした。そしてありがとうございました。


これで今年のお中道ツアーを全て終了いたしました。

2回目1回目のツアーの記録も合わせてご覧ください。







富士山お中道ツアー2回目(2014.7.24)

梅雨が明け、富士登山シーズンがいよいよ本格化し、五合目に登るバスがひっきりなしに通るようになりました。

今年は五合目の混雑を考慮し、御庭駐車場からスタートするコースに変更したので、駐車場に入る渋滞の恐れはなくなりましたが、この日は林間学校でしょうか、御庭駐車場に下りた小学生の集団がいて、

登山開始

あとを追われるように御庭駐車場をスタートです。

シャクナゲ

1回目のツアーではつぼみが多かったハクサンシャクナゲですが、この日は開花が進んでいます。

富士山

ガスがかかっていないため、富士山はよく見えますし

本栖湖

本栖湖(写真)や河口湖も遠望できました。

シラビソ主体の森を進んでいきます。

ミヤマハンショウヅル

ちょっと日当たりが良いところにミヤマハンショウヅルが咲いていました。

火の見櫓にかかる半鐘に、花の形が似ているために付いた名前ですが、ミヤマハンショウヅルの方はそれ程似ていません。

滑沢

滑沢はじめいくつかの水のない川を横切って昼頃に

大沢崩れ

大沢崩れに到着しました。この日も運良くガスが晴れていて、富士山で最も崩壊が進んでいる荒々しい沢を俯瞰することができました。

タカネグンナイフウロやヤマブキショウマなどが咲く大沢休泊所でランチタイムとし、来た道を引き返しました。

御庭から富士吉田口五合目への道は銀座コースです。多くの人が行き交うところですが、2時半過ぎとあって静かです。

コメツガ

日当たりが良いところで育つコメツガは、若い実をたくさん付けています(当日は雌花とお伝えしましたが、正しくは受粉が済んで若い実となった状態でした。申し訳ありませんでした)。

この辺りは特に冬に西よりの猛烈な風が吹く場所なので、樹木もその影響を受けて

旗形樹形

枝が片側にだけ向けて伸びています。反対側に出た枝も無理矢理反対側に曲げられているのがわかります。

このようなものを旗形樹形といいますが、ものすごい力が働いているのでしょう。

イワオウギ

イワオウギの可憐な花を見ながらゴールの五合目に到着しました。

曇りがちで涼しく、とても歩きやすい日でした。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。




根子岳・四阿山ツアー3回目(2014.7.20)

梅雨明け間近となり、梅雨前線がもう消えかかっていますが、寒気が入り大気がとても不安定の予報です。雷雨のおそれが高いとあって不安な気持ちで3回目の根子岳・四阿山ツアーに出かけました。

いつものように菅平牧場をスタートします。

ヤナギラン

夏の花、ヤナギランが咲き始めです。これが満開になるととても賑やかになります。

テガタチドリ

根が手の形をしているというテガタチドリが上品な花を付けています。ハクサンチドリに少し似ていますが、1つ1つの花の形が違います。

根子岳山頂

登り始めて2時間弱で根子岳到着です。北アルプスや浅間山方面はガスがかかっていて残念ながら見えません。

お天気の悪化が気になるので休憩も短時間にして四阿山に向かいます。

根子岳から四阿山

それまでガスで覆われていて見えなかった四阿山が、そのどっしりした姿を現しました。

鞍部への笹原を下る

せっかくかせいだ高度を170mもはき出して、笹原の中を鞍部に下ります。

そしてこのコースでもっともきつい針葉樹林帯の急登を登り切り、しばらく進むと

四阿山山頂

四阿山山頂に到着しました。やったー!

ガスで他の山が見えないのが残念ですが、心配されていた天候の悪化もなく、とても涼しい気候の中での登頂です。おめでとうございます!!

ここからは別の尾根を通って下ります。

タカネニガナ

華やかな黄色をしたタカネニガナや、咲き始めたハクサンオミナエシなどを見ながら尾根を下っていきます。

天候はしだいに回復し、

中四阿から根子岳

尾根の途中から根子岳がはっきりと姿を現しました。

中四阿で小休止

中四阿の横で小休止です。どうやら雷の心配もありません。

小四阿を通り

シカラバ・ダケカンバ林

途中で通り雨が来ましたが、シラカバやダケカンバの森を抜けて、7時間弱で菅平牧場へ無事下山しました。


ご参加されたみなさま、ありがとうございました。



富士山お中道ツアー1回目(2014.7.19)

海の日を含む3連休になりました。大半の小中学校は夏休みに入りました。

お天気がぱっとしないとあってそれ程の大渋滞ではありませんが、道路やサービスエリアは混雑しています。

富士登山シーズンとあって富士吉田五合目の駐車場はマイカー規制にも関わらず渋滞するので、今年の富士山お中道ツアーは御庭駐車場からスタートすることにしました。

登山開始

スバルラインの横から御庭に登る登山道が始まっています。火山噴火の時に吹き飛んだ石(スコリア)がゴロゴロして歩きにくい道を登っていきます。

シャクナゲ開花

薄日が差してきて、ハクサンシャクナゲの花が美しく見えます。

旗形樹形

富士山は特に冬季強風地帯ですがらカラマツは這いまわり、上に伸びた幹は風下側にだけ枝を出しています(旗型樹形)。

30分しないうちに御庭に着き、ここからは水平に富士山を(上から見て)反時計回りに歩いていきます。

樹林帯の道

すぐに針葉樹の樹林帯に入っていきます。ここの森はシラビソ主体でハクサンシャクナゲが所々混じっています。

メボソムシクイ、ルリビタキ、ホシガラス、ビンズイ、キクイタダキ、ウソなどの鳥の声が良く聞こえたり、時々姿を見せてくれます。

苔の絨毯

林床は分厚い苔の絨毯となっていて、触れるととても気持ちが良いです。

富士山を構成する土壌は水はけが大変良く、降った雨は地下に浸透してしまいます。そのため、富士山本体には水が流れる川がありません。

涸沢を横断

こういったザレ場や水のない川を時々横切り、昼食をはさんで御庭から2時間弱で大沢崩れに着きました。

大沢崩れ

この日は幸いなことに崩壊地にガスがかかってなく、よく見ることができます。すごい迫力ですね! ぱっとしない天気で心配していただけに全貌が見えて良かった。昔はここを越えて1周21kmのお中道を回ったわけですが、現在では大沢の崩壊が進んで、とても渡れそうにありません(道もありません)。

大沢休泊所

通称お助け小屋と呼ばれる大沢休泊所で小休止した後、来た道を戻ります。

御庭

御庭まで戻ってきました。途中でゴロゴロ鳴っていた雷も雨も収まり、薄日が差してきました。巨大な富士山の眺めは素晴らしいです。

今年の冬から春に降った大雪がまだ残っていますね。

ここから五合目までは花を見ながらのんびり歩きです。

ベニバナイチヤクソウ

このベニバナイチヤクソウやコケモモ、ハクサンシャクナゲなどを見ながら小一時間でゴールの五合目に着きました。

この日は小雨が降ったり雷がなったりと、ぱっと晴れませんでしたが、その分とても涼しく歩くには良いコンディションでした。

ご参加されたみなさまあ、ありがとうございました。


秋田駒・乳頭山ツアー2回目(2014.7.14-15)

台風が通り過ぎ一過の晴天を期待して2回目のツアーに出かけました。

まず1日目の秋田駒です。

シャクナゲ

シャクナゲコースのハクサンシャクナゲは開花が進んでいます。

焼森への登り

焼森への登りではまだマルバシモツケやエゾツツジは咲いていましたし、

イワブクロ

イワブクロの開花も進んでいましたが、タカネスミレはほぼ終わっていました。

焼森から横岳を通過してコマクサの咲く大焼砂を下ります。

ガスが濃くてなかなか展望が見られませんが、時折ガスが切れてムーミン谷が見えるようになってきました。

その時、

大焼砂のコマクサ

コマクサの大大群落が姿を現しました! ものすごい数で斜面がピンク色に染まっている感じです。

うまく写真に撮れませんでしたが、もっと凄いところがあって皆さんしっかり目に焼き付けました!

ここからムーミン谷に向かいます。

ムーミン谷

チングルマはやや盛りを過ぎていましたが、雪解けが遅いところにはまだ群落が残っていて、ムーミン谷らしい景観を楽しむことができました。

阿弥陀池への超急斜面を登ります。何とか登り切ると少々下って阿弥陀池避難小屋に到着です。ここから最高峰・男女岳に登りますが、

男女岳へ

視界がきわめて悪くてどんなところを登っているのか想像が付きません。

トウゲブキ

前回まだ咲いていなかったトウゲブキやエゾシオガマの美しい花を見ながら男女岳を登頂し、避難小屋に戻ってくる途中で

阿弥陀池

一瞬ガスが晴れて阿弥陀池と避難小屋が姿を現しました。

下山の片倉コースもずっとガスの中。

ニッコウキズゲ

延々と続くニッコウキスゲの花園を眺めながら

八合目到着

八合目にたどり着き、最終のシャトルバスに飛び乗ってホテルへと向かいました。


1晩明けて2日目。乳頭山を経由して乳頭温泉まで13kmの長丁場です。

笹森山へ

1晩経ってもガスが晴れず残念ですが、その分大変涼しく歩きやすい気候です。

ニッコウキスゲ

こんなにたくさんあるのか、という位ニッコウキスゲが遠くの方まで咲いていて、それは見事です。

湯森山を通過して

熊見平

湿原・熊見平に着きました。ニッコウキスゲの他に

トキソウ

ピンク色のトキソウがたくさん咲いていて、本当に見事でした。

笊森山を通過し、千沼ヶ原に向かいます。

ウサギギク

華やかなウサギギクがまぶしいくらいに咲いていて

花が多くて幸せ

登山道の周囲を彩っています。あちこちでたくさんの花に囲まれて本当にハッピーな山道です。

千沼ヶ原

この時もランチは千沼ヶ原の池塘前です。心が安らぐ広ーい空間です。

ヒメシャクナゲの可憐な花を見ることができました。

千沼ヶ原から乳頭山に向かう道沿いにもたくさんの花があって

イチヤクソウ群落

イチヤクソウ群落や

ウスユキソウ

ウスユキソウ群落、そしてミヤマリンドウ、ツリガネニンジン、コメツツジ、ハクサンシャクナゲなどなど数え上げたらきりがありません。

乳頭山

ガスで隠れていた乳頭山が顔を出してきました。烏帽子岳とも命名されいていて、こちら側の斜面の形から乳頭山や烏帽子岳という名前になったのでしょう。

ガンガン登って

乳頭山山頂

乳頭山に登頂です。背後は本日登った最高標高の笊森山をです。やっと見えてきました。

この後は田代平を通ってブナ林を下り、

乳頭温泉

乳頭温泉に無事下山いたしました。

この日もガスがかかることが多く、展望には恵まれませんでしたが、その分涼しく疲労を押さえられたと思います。そしてさすがこの山域の花の多さは格別で、入れ替わりはありましたが前回同様たくさんの花を見ることができて、花の名山を実感いたしました。

ご参加されたみなさま、2日間本当にお疲れ様でした。そしてご参加いただきありがとうございました。















蔵王・熊野岳ツアー2回目(2014.7.13)

1回目より10日後に2回目のツアーに出かけました。

天気予報はずっと良かったのに、前日くらいから急に怪しくなって、登山口の大黒天に着いた頃には小雨が降り出してしまいました。

登山開始

雨の中、登山開始です。

五色岳

この時点ではガスがかかっていなくて五色岳やその上の馬の背が見えています。

コマクサ

コマクサは1回目より多めに咲いています。

刈田嶺神社

刈田嶺神社に着いた頃はガスがかかってきて、お釜が見えにくくなっています。

レストハウスで休憩後、熊野岳へ向けて出発しますが

熊野岳への道

先がすっかり見えなくなっています。次第に風が強くなってきて馬の背らしい雰囲気です。

熊野岳の避難小屋に着いた頃、もの凄い突風が吹いて、先に進めなくなってしまいました。あの辺りは風の通り道のようで、避難小屋の場所として適していないかも知れません。災難小屋になるところでした。

突風が吹いた避難小屋

仕方がないので来た道を引き返し、別の道から山頂を目指します。

そしてやっとの思いで

熊野岳

何とか熊野岳山頂に着くことができました。やりました!

来た道を引き返しながら周囲を見てみると、

オノエラン

オノエランがあちこちで美しく咲き、

来たときに気づかなかった

点在するコマクサ

コマクサが広い範囲で点在していました。

お釜

お釜もしっかり見えるようになって、雨の中でも楽しく歩くことができました。

ほぼ予定通りの時間に刈田岳周辺のレストハウスに到着し、登山を終了しました。

ご参加されたみなさま、雨と強風の中本当にご苦労さまでした。そしてありがとうございました。


秋田駒・乳頭山ツアー(2014.7.7-8)2日目

2日目も駒ヶ岳八合目が出発点です。

縦走スタート

この日の行程は13kmと長いのですが、急なアップダウンが少ないので距離の割には楽です。

行く先々に湿原があり、イワイチョウやヒナザクラが咲いていますし、湿原以外の場所にはゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ、ヨツバシオガマ、ウラジロヨウラク、オオバキスミレなどが本当にたくさん見られます。

湯森山

笹森山の山頂近くを巻き、次の山の湯森山で休憩です。

ミネザクラと湯森山

雪解けが終わったばかりの場所ではまだミネザクラが満開。ピンク色がとても濃い株です。

ヨツバシオガマ

この日、最も輝いていたのがこのヨツバシオガマ。無数の株が開花して美しい姿を見せていました。

大きな雪渓を横に見ながら進みます。

たくさんの花咲く道

黄色いウサギギクも混じって一層華やかになってきました。

ワタスゲが揺れる熊見平湿原を越え、笊森山へ登っていくと

ミヤマウスユキソウ

ひときわまぶしくミヤマウスユキソウが咲いています。ウスユキソウの中でも、ひときわ美しいものの1つです。

なかなか頂上に着かない笊森山でしたが、ようやく

笊森山

到着しました。この日の最高峰ですので眺めは大変良いです。

ここから高層湿原の千沼ヶ原へ下っていきます。

千沼ヶ原

千個も沼があるといわれる別天地が見えてきました。

下りきると

池塘群

山間の土地に人が作った段々田んぼのように、たくさんの沼が折り重なるように続いています。

沼にはミツガシワ、そしてその周囲にはヒメシャクナゲが咲いていて、本当に素晴らしい湿原です。

ゆっくりしたい場所でしたが、この日はまだまだ長い行程を控えています。お昼ご飯休憩だけにして先へ進みます。

乳頭山

乳頭山(別名 烏帽子岳)がだんだん近づいてきました。東側は絶壁となっていて迫力があります。

右から回り込んで一歩一歩登っていくと山頂に到着しました。やったー!

しばし休憩後、田代平に向けて下山です。こちらも湿原が点在し良い雰囲気です。

ミツガシワ

避難小屋横の池塘にもミツガシワがびっしり。ウスバスミレの群落や稀少植物もあり、すばらしい雰囲気です。

田代平からはひたすら

ブナ林を下る

ブナ林を下って乳頭温泉へ無事下山しました。

8時間の長丁場でしたが、ご参加されたみなさま本当にご苦労さまでした。

2日間お天気に恵まれ良かったです。ありがとうございました。






秋田駒・乳頭山ツアー(2014.7.7-8)1日目

今日は七夕。今年もそんな季節となりました。

梅雨も後半に入り、梅雨前線が北上して来る時期ですが、今年は相変わらず南岸沿いに停滞しています。

そんなときは東北北部は晴れが続き、花も多いこの時期は山歩きに最適です。

ツアー初日は秋田駒ヶ岳八合目から秋田駒ヶ岳に登ります。

八合目

八合目でシャトルバスを下り、ここから登山スタートです。普通はここから片倉コースを経て阿弥陀池に行くのですが、今回訪れる馬場の小路(通称ムーミン谷)に下りる斜面がとてつもなく急なので、今回は逆コースとするためシャクナゲコースから焼森に向かいます。

シャクナゲと北方の山々

ハクサンシャクナゲはだいぶ咲き始めています。遠くに見えるのは翌日に上る、笹森山、湯森山、そして乳頭山(中央の尖ったピーク)です。

エゾツツジ

下見の時に咲いていなくて何だかわからなかった植物は、このピンク色をしたエゾツツジです。とても美しく咲いています。

焼森

全く植物がない焼森山頂です。かつての火山活動で植生が失われたのでしょう。

ザレた場所には、コマクサやタカネスミレ、そして

イワブクロ

イワブクロなどの花を見ることができました。これらの植物は好きこのんでザレ場に生育しているわけではないはずです。しかし条件の良い場所では他の植物との競争に勝てなくて、こんな厳しい場所に逃げ込んでいるのでしょう。

コマクサ

高山女王のコマクサもそんな植物の1つです。

コマクサ咲く斜面からムーミン谷を俯瞰

これから行くムーミン谷を俯瞰する大焼砂にはコマクサが群生していますが、水も養分も少ない環境で必死に生きているのです。

ムーミン谷入口

さて、いよいよこの日のハイライトであるムーミン谷(馬場の小路)に入りました。

下見の時にはあまり咲いていなかったチングルマも10日経ったら花園になっています。

ムーミン谷上部

男岳、女岳、横岳、小岳に囲まれた深い谷間には豊富な積雪があり、他よりやや雪解けが遅くてこの時期に花園ができあがります。それにしてもこの名前のようにメルヘンのような素晴らしい世界です。

チングルマの花園を過ぎると傾斜は次第にきつくなり、シラネアオイの花が目立つようになっています。

ムーミン谷から登る

最後の急登を登り切ると阿弥陀池が見え、ここから最高峰男女岳(おなめだけ)に登ります。

男女岳から岩手山

最高峰の山頂からは岩手山がすぐ近く。雲が増えましたが、展望はまずまずでした。

阿弥陀池

阿弥陀池を見ながら下り、片倉コースを通って八合目に到着し、1日目の行程を終了しました。







蔵王・熊野岳ツアー1回目(2014.7.3)

今年もはや前半が終わり後半に突入しました。梅雨前線が徐々に北上し、梅雨が後半に入った感じがします。

そんなおり、蔵王熊野岳ツアーに出かけてきました。

山形蔵王スキー場は学生の頃、良く通った場所ですが、地蔵岳より上は今回のツアーの下見(6/30)が初めてでした。

宮城県側からバスで上り、大黒天という場所で下車して登山開始です。

五色岳と馬の背

蔵王もご多分に漏れず、過去何度も噴火した火山ですが、ここ70年以上は音沙汰がありません。この写真の中央右側にある五色岳周辺が一番新しく(1940年に)噴火した場所で、層状に見えるのは度重なる噴火の度に火山灰などをまき散らして貯まったことを示しています。

有名なお釜は左奥の稜線(馬の背)と五色岳の間にあります。

ピンク色ハクサンチドリ

この時期はハクサンチドリがたくさん咲いています。その中で2株だけ変わった色の花がありました。

白色ハクサンチドリ

じゃーん! これです。私は白色のハクサンチドリを初めて見ました。色素の欠落(アルビノ)で起きたのでしょうか?

ツマトリソウ

ツマトリソウもたくさん咲いていましたが、この株はほんのり赤味を帯びています。褄取草とは稀にある縁が赤い花を指して、着物の褄(すそ)を取ると裏地の赤い部分が見えることに見立てて名付けられたそうですが、この花は縁ではないのでちょっと違いますね。

コマクサ

蔵王といえばコマクサですが、株数はそれほど多くありません。花の時期にはやや早い感じでしたが見られて良かったです。

刈田嶺神社

歩き始めて1時間あまりで刈田岳山頂にある刈田嶺神社に着きました。ここでランチです。

ここからはお釜が望めるのですが、次第に上がってきたガスで見えなくなってしまいました。本来なら

お釜

こんな感じに見えるのですが(この写真は6月30日の下見時に撮影)。

この後は最高峰・熊野岳を往復します。ほぼ平坦な道を進み最後に少し上ると

熊野岳避難小屋

熊野岳の避難小屋が見えてきました。ずいぶん頑丈にできているのは雨風や雪を凌ぐだけでなく、突然の火山活動にも耐えられるようになっているものと思います。

ここから10分も歩くと

熊野岳

だだっ広い熊野岳山頂に到着です。こちらの山頂にも神社が祀られていました。

熊野岳でしばし休憩した後別の道を通って下山です。

イワカガミ

雪解けが遅かった場所ではイワカガミやオノエラン、アオノツガザクラなどが咲き出していて、高山植物を楽しむことができました。

レストハウス

終始お釜はほとんど見えませんでしたが、最後にガスの切れ目から薄ぼんやりと見ることができました!ヨカッタ。

刈田岳山頂直下にあるレストハウスまで来て登山終了です。

この日は曇がちでガスが出て展望は今一でしたが、風もなく梅雨の間としてはまずまずの天候で歩くことができて良かったです。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

栗駒山・焼石岳ツアー2回目(2014.6.28-29)

6月も間もなく終わり。23日に引き続いて2回目の栗駒山・焼石岳ツアーに出かけてきました。

残念ながら登山口のいわかがみ平では雨。レストハウスの方にお聞きすると、昨日からまとまった雨が降っているとのこと。予定の東栗駒コースには渡渉があり、1回目で苦労しました。雪解け水に雨水が加わわると渡渉が困難になると予想されるため、中央コースを通ることに変更しました。

中央コース

中央コースは石が敷き詰められコンクリートで固められているので、あまり自然な感じはしないのですが、こんな天気の時は安心です。

サラサドウダン

サラサドウダンや

ウラジロヨウラク

ウラジロヨウラクの花が目立ちました。

山頂が近づくにつれ風が強くなって、最も強いときは進入禁止のロープにつかまりながら進み

栗駒山

何とか栗駒山頂に着くことができました。残念ながらガスで何も見えません。

しばし休憩後、須川温泉に向けて下山開始です。

この日は南寄りの風なので、天狗平から北へ折れると風が弱くなり、雨の止み間から青空も出てきました。

昭和湖

乳白色の昭和湖まで来ると硫黄臭がきつくなってきました。

地獄谷

地獄谷下の渡渉点を難なく越え

名残が原

ワタスゲやイワイチョウが咲く名残が原まで下りてきました。

もうここまで来ればゴールは近いです。

須川温泉

蕩々とお湯が流れる須川温泉に下山して1日目の登山を終了しました。


2日目は焼石岳です。1回目同様中沼コースに向かいます。

この日は激しい雨。後で聞いたニュースでは、各地でゲリラ豪雨が降ったとのこと。私たちもそこに居合わせたようです。

こんな雨なので登山道でカエル(アカガエルorタゴガエル、ヒキガエル)に3回も遭遇し、中沼では

モリアオガエル卵塊

モリアオガエルの卵塊をいくつも見かけました。

雪解け水で登山道はそれでなくとも水が多いのに雨水も加わって

登山道は川

登山道は完全に川と化しています。

ミズバショウは健在

雪解けしてすぐに咲くミズバショウはだいぶ少なくなりましたが、まだ健在です。リュウキンカもたくさん咲いていました。

2時間半あまりかかって銀明水の避難小屋に到着です。大雨の時はとても助かります。

この先には大きな雪渓があり、お花畑が咲く姥石平までは1時間20分の道のりです。リスクは小さいのですが、まだ雨は降っているしずぶぬれになっていたので、タクシー会社に迎えを早めてもらえるよう連絡が取れたこともあって、これより進むことを諦め下山することにしました。

渡渉する場所の橋が壊れていて迂回する必要性に迫られ、川をまたぐスノーブリッジを通過する際、急な雪渓を下る必要があったので、

ロープ

ロープを張って慎重に通過しました。

残雪

わずかに残雪がある道を通過して、全員無事中沼登山口に到着しました。

今回はお天気に恵まれず、安全のためコース変更、短縮等させていただき申し訳ありませんでした。

また天気の良いときにご参加いただければ幸いです。

ご参加されたみなさま、雨の中本当にご苦労さまでした。



乳頭山縦走(2014.6.26)

(前トピックに続く)

秋田駒ヶ岳八合目の避難小屋に泊まり、早朝から乳頭山へ向けて出発しました。

さすがに縦走路は秋田駒ヶ岳周辺と違って登山道に笹や草が被っていて、朝露で濡れてしまうので雨具ズボンが必要です。

笹森山への道

かなりガスが深くて雪もあり注意して進みます。

ヒナザクラとイワイチョウ

雪が解けた場所にはヒナザクラの花がびっしり。イワイチョウの葉っぱもたくさん出ていました。

ハクサンチドリ群落

このコースにもハクサンチドリは多く、このような群落もたくさん見かけます。

木道と乳頭山

ところどころ木道があって助かります。遠方には乳頭山が尖ったピークを見せています。

男女岳と焼森

振り返ればガスの上から男女岳と焼森が青空の下で映えています。

コース上に花は多くて

ミヤマウスユキソウ

久しぶりに見るミヤマウスユキソウの他にも、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、ヨツバシオガマ、マルバシモツケ、ネバリノギラン、オオバキスミレ、ベニバナイチゴ、マイヅルソウなど枚挙にいとまがありません。

熊見平

熊見平という湿原に出ました。ここはヒナザクラやチングルマがびっしりです。ニッコウキズゲのつぼみがたくさんあったので、本番が楽しみです。

宿岩と湯森山

宿岩という大きな岩を抜け、

針葉樹

冬場の強風のためか、ハイマツやミヤマネズといった背丈の低い針葉樹とその間に咲くイソツツジが咲く低木林を

笊森山

笊森山まで緩く登っていきます。山頂を越えると

千沼ヶ原を望む

大湿原である千沼ヶ原が見えてきました! 

下りきると

千沼ヶ原入口

感動の光景が広がっています。まだこの時期花は少ないですが、池塘を散りばめた広がりのある大湿原は、気持ちをおおらかにしてくれます。

乳頭山とは反対方向に湿原を歩いてみました。

千沼ヶ原中央

こんな光景が20分も先まで続いています。池の中にはミツガシワが一部咲いていました。

池の中をよく見てみると、何と

イモリ

イモリがあちこち泳いでいるのでびっくり。こんなに標高の高いところまでいるんですね。

再び乳頭山方面に進みます。大きな雪渓を越えしばらく進むと

乳頭山

絶壁のような乳頭山が威圧しています。右から回り込むように登っていきます。

シラネアオイと乳頭山

その時、大きな黒い鳥が現れました。

イヌワシ

イヌワシ成鳥のようです。堂々たる風格で悠然と飛び回っていました。

崖沿いに咲くシラネアオイを見ながらよじ登り、ついに

乳頭山から男女岳

乳頭山に登頂しました。遠方は秋田駒の男女岳です。

遙か遠くに来たものです。

ここで地元の人とおしゃべりをして

田代平

田代平を経て

ブナ林

ブナ林を延々下り

乳頭温泉

乳頭温泉にたどり着きました。

2日間、お天気に恵まれとても良い下見ができました。本番もこんな天気を願っています。

秋田駒の自然に触れることができた充実した2日間でした。







秋田駒ヶ岳(2014.6.25)

栗駒・焼石ツアーを終了後、そのまま翌日秋田にやって来ました。秋田駒ヶ岳・乳頭山ツアーの下見のためです。

まずは秋田駒ヶ岳を周遊します。

八合目

スタート地点の駒ヶ岳八合目には売店や休憩所、避難小屋があって便利です。

靴底洗い水

登山道の入口には靴底を洗う水がたっぷり流れています。これは靴底についた植物の種を取り除くためのもので、山にある植物を保護する上でとても重要なことです。

片倉コースを進みます。

片倉岳巻道

片倉岳の西側を巻く道が続いています。まだ雪解けして時間が経っていないせいか、緑がまぶしいです。

オオバキスミレやキバナノコマノツメなどのスミレ、そしてイワハタザオの花を見ながら進んでいくと

片倉岳

片倉岳に到着しました。山は最高峰男女(おなめ)岳です。

この辺りからミヤマダイコンソウやミヤマキンバイなど黄色い花が目立ってきます。

田沢湖

ガスの間から田沢湖が見えてきました。

更に進むと次第に平坦になり、阿弥陀池が見えてきました。

阿弥陀池横お花畑

その手前のチングルマやイワカガミのお花畑が何と素晴らしいこと!

阿弥陀池から

男女岳への登り

男女岳に登っていきます。タカネスミレやホソバイワベンケイなどの花を見ながら登っていくと

男女岳から男岳

ほどなくして山頂に到着です。奥に見えるのは男岳(おだけ)です。男女岳より少し低いですが、眺めはとても素晴らしいとのことです。

再び阿弥陀池に下り、男岳への登りの途中からムーミン谷へ下ることにしました。

女岳

峠に立つと、鳥肌が立つほどの急斜面です! 正面に見えるのは女岳で、1970年に噴火したばかりで、山の上の方には植物が生えていません。

この急斜面を慎重に下っていくと、雪解けしたばかりの斜面にはシラネアオイがたくさん咲いています。

下りきったところがムーミン谷(馬場の小路)。何だかメルヘンチックな名前ですね。

谷の最上部ではもうすでに

ムーミン谷最上部

チングルマのお花畑がありました。更に下っていくと

駒池

まだ半分雪に覆われている駒池がありました。ここがムーミン谷の中心です。

ここのお花畑はまだ1週間以上先でしょう。

ムーミン谷を下ると今度はザクザクした歩きにくいスコリア原となります。ここから横岳に登っていく斜面

大焼砂

を大焼砂(おおやけすな)といい、コマクサやタカネスミレの自生地になっています。

コマクサ

コマクサはまだ咲き始めたばかり、

タカネスミレ

タカネスミレは満開という感じでした。タカネスミレは分布が北東北に限られる貴重な植物で、今回初めて見ました。

キバナノコマノツメに似ていますが、葉に光沢があるので容易に区別できます。

ムーミン谷全景

振り返ると男岳、女岳とムーミン谷の全景がしっかり俯瞰できました。

歩きにくい道を登り切ると横岳に到着です。ここからは

横岳から阿弥陀池

男女岳と阿弥陀池が鳥瞰図のように立体視することができました。

横岳からは焼森、シャクナゲコースを通って八合目に着きました。今宵は避難小屋泊まりです。

夕日と森吉山

森吉山の横に沈む夕日が大変美しくて感動的でした。








プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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