宮城県の北西部にあり栗駒山を望む位置にある大土ヶ森と、仙台市民の憩いの山である仙台市北西部の泉ヶ岳を相次いで訪れました。
まずは大土ヶ森です。のどかな田園地帯を7年前まで走っていた、くりはら田園鉄道の駅である細倉マインパーク駅から約5kmの場所にある登山口を探し当て

ここからスタートです。

沢沿いの道を進みます。この辺りは標高200m前後ですが、もう色づいています。

まっすぐ進むと中央コース、左折すると沢コースの分岐に到着です。今回は登りで沢コースを進みました。
幾度も渡渉を繰り返しつつ進むと程なくして中央コースに合流しました。

次第に紅葉が見頃となってきました。カエデが多いようです。
途中までは歩きやすい道でしたが、最後の500mの熊おとし坂はものすごい急登。降り始めた雨で道は滑り、歩きにくかったですが、急登を終えると平坦な場所に出て、すぐに

大土ヶ森の山頂に着きました。この日は冬型の気圧配置が強くて、ものすごい風と断続的な雨に会いましたが、時折晴れてもくれました。
山頂のすぐ先に

展望広場があって、南側と北側が開けていて見通しが良かったですが、栗駒山は残念ながら見えません。
下山はいっき坂を下ります。こちらは熊おとし坂ほどではありませんが、やはり急坂でした。
急な斜面が落ち着いたところで、登りではスキップした観察広場に立ち寄りました。
何が観察できるのかと思ったら

大土ヶ森のピークより南側の尾根が見えています。なるほど、これだったのですか。
歩きやすい道をスイスイ下り、登山口まで下山しました。
大土ヶ森は里山という感じのやまでしたが、関東地方と異なるのは、低山特有のスギ、ヒノキ林があまりなく、紅葉する広葉樹林が主体だったことです。沢も美しくてとても良かったです。
大土ヶ森登山の翌日(10月29日)は泉ヶ岳登山です。
あまり登山者の多くない表コースから登ります。

10台くらい止められる駐車場があり、ここから登山開始です。

このコースもミズナラやカエデ主体の林で紅葉がとても美しいです。

ブナも少しありますが、雪が少ないせいでしょうかミズナラが多く生育しています。
それにしてもかなりの急登です。それほど長くはなく危険な場所もないのですが、少し手強いコースです。
一段落して斜度が緩やかになると今度は

ブナと笹の森となりました。標高が高くなったせいですっかり落葉しています。
そして山頂から賑やかな声がしてくるので、もしかしたらと思った通り

遠足の小学生がこれから昼食というタイミングでした。さすがに市民の憩いの山です。
下山は水神コースを進みます。
ほどなくして賽の河原に到着です。ここは植物が生えていなくてとても眺めがよい場所です。

雲で山頂が見えない蔵王連峰、

今月に登ったばかりの船形山とその周辺の山々などがはっきり望めました。
ほどほどの斜度の道を下っていくと

コースの名前の由来となっている巨大な水神の碑が登山道の真ん中にあってびっくり。

カラマツ林の黄葉と

ミズナラ林の黄葉を眺めつつ、

少年自然の家や泉岳自然ふれあい館に到着し、登山を終了いたしました。
この2つの山は、11月9日出発のツアーで来る山であり、下見のため訪れました。
また、ツアー1日目の夕方と2日目の早朝に池でガンを見学することになっています。そのガンの見学場所の下見については次のトピックで。