山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

伊豆沼と蕪栗沼のガン大群に感激(2014.10.28-29)

11月9日出発のツアー下見のため、宮城県北部の蕪栗沼と伊豆沼を訪れました。

このツアーは2日間で、それぞれの日に山に登りつつ、1日目の夕方と2日目の早朝に沼でガンを見るとい、一風変わったツアーです。

まずは1日目に蕪栗沼に行きました。この沼も伊豆沼同様、ラムサール条約登録湿地に指定されていますが、伊豆沼と違って観光地化されていないので、それほど便利ではありませんしトイレなどの設備はありません。

この沼に来る途中の水田にガンが集まって落ち穂拾いをいました。

水田のマガン2

水田のマガン

この鳥はマガンという最も数が多いガンで、宮城県で越冬する10万羽のガンの大半を占めています。

夜は沼に集まって眠りますが、昼には餌を採るためファミリーあるいはそれより大きな単位で主に水田に移動して落ち穂を食べているのです。従って、昼に沼に行ってもガンを見ることはできません。

ガンの仲間はとても警戒心が強くて、近づくとすぐに逃げてしまいますが、車の中からですと警戒しつつも食事を続けているので、こうして写真を撮ることができます。

マガンの飛翔

移動するときはファミリーかそれ以上の単位で飛んでいきます。

マガンの飛翔2

カモより大きな鳥ですし、甲高い鳴き声を出しながら飛ぶので、とても迫力があります。

蕪栗沼景観

さて、蕪栗沼に着きました。この辺りには3つの沼があり、総称して蕪栗沼というのでしょうか?

沼にはカモやハクチョウ、サギの仲間もいてとても賑やかになっています。

日の入りが近くなると

マガンの飛翔3

方々からガンが集まってきて

沼のガンの群れ

沼には次第に鳥影が増えてきます。沼はものすごいにぎわいです。

時折、何が起きたのかわかりませんが、一斉に飛び立つときがあり大騒ぎとなります。そんな挙動1つ1つがとても新鮮で、久々に来た甲斐がありました。

この日は厳しい北西の風が吹き荒れて身体が冷え切ってしまいましたが、この素晴らしい景観に感動し時を忘れて見ていました。


翌朝、日の出30分前に今度は伊豆沼へ足を運びました。

広い沼

伊豆沼は蕪栗沼よりずっと大きく、ガンまでの距離が遠いのが難点です。

夕方より暗いのでうまく写真を撮れませんでしたが、ここでも

ガン飛び立ち

飛び立ちの感動がありました。以前のように一斉に飛び立つことがなくなったと聞きますが、それでも一群、また一群と飛び立って行くのを飽きもせずに見ていました。

伊豆沼・蕪栗沼に集まるガンの数は日本一。合わせると10万羽近くになります。

こんな素晴らしい光景がいつまでの見られることを祈っています。

ツアー本番でも素晴らしいガンの帰還と飛び立ちが見られますように。

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大土ヶ森(580m)と泉ヶ岳(1172m)(2014.10.28-29)

宮城県の北西部にあり栗駒山を望む位置にある大土ヶ森と、仙台市民の憩いの山である仙台市北西部の泉ヶ岳を相次いで訪れました。

まずは大土ヶ森です。のどかな田園地帯を7年前まで走っていた、くりはら田園鉄道の駅である細倉マインパーク駅から約5kmの場所にある登山口を探し当て

登山口

ここからスタートです。

登山開始

沢沿いの道を進みます。この辺りは標高200m前後ですが、もう色づいています。

コース分岐

まっすぐ進むと中央コース、左折すると沢コースの分岐に到着です。今回は登りで沢コースを進みました。

幾度も渡渉を繰り返しつつ進むと程なくして中央コースに合流しました。

紅葉が見頃

次第に紅葉が見頃となってきました。カエデが多いようです。

途中までは歩きやすい道でしたが、最後の500mの熊おとし坂はものすごい急登。降り始めた雨で道は滑り、歩きにくかったですが、急登を終えると平坦な場所に出て、すぐに

大土ヶ森

大土ヶ森の山頂に着きました。この日は冬型の気圧配置が強くて、ものすごい風と断続的な雨に会いましたが、時折晴れてもくれました。

山頂のすぐ先に

展望広場

展望広場があって、南側と北側が開けていて見通しが良かったですが、栗駒山は残念ながら見えません。

下山はいっき坂を下ります。こちらは熊おとし坂ほどではありませんが、やはり急坂でした。

急な斜面が落ち着いたところで、登りではスキップした観察広場に立ち寄りました。

何が観察できるのかと思ったら

観察広場より

大土ヶ森のピークより南側の尾根が見えています。なるほど、これだったのですか。

歩きやすい道をスイスイ下り、登山口まで下山しました。

大土ヶ森は里山という感じのやまでしたが、関東地方と異なるのは、低山特有のスギ、ヒノキ林があまりなく、紅葉する広葉樹林が主体だったことです。沢も美しくてとても良かったです。


大土ヶ森登山の翌日(10月29日)は泉ヶ岳登山です。

あまり登山者の多くない表コースから登ります。

表コース登山口

10台くらい止められる駐車場があり、ここから登山開始です。

紅葉が美しい

このコースもミズナラやカエデ主体の林で紅葉がとても美しいです。

ミズナラ林

ブナも少しありますが、雪が少ないせいでしょうかミズナラが多く生育しています。

それにしてもかなりの急登です。それほど長くはなく危険な場所もないのですが、少し手強いコースです。

一段落して斜度が緩やかになると今度は

落葉したブナ林

ブナと笹の森となりました。標高が高くなったせいですっかり落葉しています。

そして山頂から賑やかな声がしてくるので、もしかしたらと思った通り

賑やかな山頂

遠足の小学生がこれから昼食というタイミングでした。さすがに市民の憩いの山です。

下山は水神コースを進みます。

ほどなくして賽の河原に到着です。ここは植物が生えていなくてとても眺めがよい場所です。

蔵王連峰

雲で山頂が見えない蔵王連峰、

船形連峰

今月に登ったばかりの船形山とその周辺の山々などがはっきり望めました。

ほどほどの斜度の道を下っていくと

水神碑

コースの名前の由来となっている巨大な水神の碑が登山道の真ん中にあってびっくり。

カラマツ林

カラマツ林の黄葉と

ミズナラ黄葉

ミズナラ林の黄葉を眺めつつ、

ゴール

少年自然の家や泉岳自然ふれあい館に到着し、登山を終了いたしました。


この2つの山は、11月9日出発のツアーで来る山であり、下見のため訪れました。

また、ツアー1日目の夕方と2日目の早朝に池でガンを見学することになっています。そのガンの見学場所の下見については次のトピックで。


岩と紅葉の西上州・三ッ岩岳(1032m、2014.10.24)

西上州には標高は低いながらゴツゴツした岩山が多く、そういう場所はツツジの名所となっています。

標高1032mの三ッ岩岳もそんな山の1つです。春のツツジの花のシーズンと秋の紅葉のシーズンが良さそうです。

下仁田から山間の道を進んでいくと

大仁田ダム

巨大な大仁田ダムが現れました。ここが三ッ岩岳の登山口です。

沢沿いの薄暗い急な道を登っていきます。尾根に出てしばらくいくと

やせ尾根

だんだん尾根がやせてきます。

1ヶ所ロープをかけてある岩場があり、そこを登り切ると

岩場の紅葉

紅葉と展望の素晴らしい場所に着きました。北の方に続く山々も岩山が多くて特徴的な形をしていますね。

この辺りからアカヤシオがたくさん見られるようになりました。

アカヤシオ紅葉

見事に紅葉してとても美しいアカヤシオ。春の花もピンク色の大輪の花が素晴らしいですが、秋の紅葉も本当にきれいです。

タカノツメ黄葉

黄色く色づいているのはタカノツメです。お日様の光で輝いていました。

アカヤシオのトンネル

アカヤシオがびっしり生えている尾根を進むのはとても気持ちの良いものです。

そしてほどなく

三ッ岩岳

三ッ岩岳山頂に到着しました。かなり狭い山頂です。

山頂からの展望

岩場の山頂からの展望は本当に素晴らしいです。

山頂もアカヤシオに囲まれています。

アカヤシオ実

そのアカヤシオには実が付いていました。

下山する途中で振り返ってみたら

アカヤシオの尾根

尾根全体が真っ赤に燃えていました。さぞかし春の花の時も感動ものでしょう。

尾根からの下山は人工林の中の急降下です。足が疲れる頃登山口に到着しました。

全行程2時間半と手軽な山ですが、岩場の紅葉の見事さはとても印象に残りました。

来年ツアーを企画したいと思いました。



栗駒・虎毛ツアー2日目(虎毛山、2014.10.12)

2日目は虎毛山に登ります。秋の宮温泉からはすぐ近くにあるので、比較的早い時間帯から登り始められます。

この日は朝から快晴。からっとしてさわやかなお天気です。

登山開始

しばらくは赤倉沢沿いの林道を進みます。この辺りは標高500mほどで、まだあまり紅葉していません。

1時間あまりで橋を渡り、

急登開始

小休止。ここからいよいよ600mの急登が始まります。

ヒバの森

しばらく登るとヒバやクロベの森が続きます。林床にヒバの次世代がたくさん育っているのにクロベは全くありません。クロベはパイオニアでヒバが次の森を形成するのでしょう。

展望が開けてきた

しだいに木々の間から他の山々が見えてきました。紅葉も見頃となっています。

夫婦檜

同じくらいの太さ・高さのヒノキが2本並んでいて、その名も夫婦檜。ここでもしばし休憩です。

この先が紅葉クライマックス。

豊穣の森

ブナ黄葉

紅葉まっさかりのブナの森は、本当に息を飲むような美しさです。

600mの急登を登り切るとようやく

虎毛山が見えた

ドーム状の虎毛山が見えてきました! 

ここから小1時間ほどで

避難小屋

登山開始から4時間あまりで山頂に立つ避難小屋の間近までやって来ました。

虎毛山頂にて

「バンザーイ!」 全員無事山頂に立つことができました!

山頂からは360°のパノラマが待っていました。

栗駒山を望む

隣の栗駒山を始め、焼石岳、岩手山、早池峰山、鳥海山、神室山、月山、朝日連峰、船形山、蔵王連峰などなど。本当に胸のすくような展望です!

避難小屋と昼食風景

こんなぜいたくな場所でたべるランチはサイコーです。

後ろ髪を引かれつつ

下山開始

下山開始です。もやから突き出た月山を見ながら下るのもよい気分です。

来た道を戻り、再び豊穣の森を通過します。

カエデ大木

カエデの巨木が素晴らしく色づいているのは何度見ても良いものです。

針葉樹の森では面白いものを見つけました。

キクイムシの食べ跡

樹皮の内側にあるキクイムシの食痕です。見てください、この模様。虫が食べ進んだ後が美しいい痕跡となっていて芸術のようです。

急坂を下りきり、再び川沿いの道を1時間あまり戻って、ツアーを終了いたしました。

本当に素晴らしい紅葉と展望を楽しむことができた虎毛山でした。

この後、宿となる鳴子温泉へ移動して2日目を終了いたしました。

3日目は台風接近のため登山を諦め、観光をしばし楽しんだ後、電車で東京に戻りました。


栗駒山・虎毛山ツアーはお天気に恵まれ、紅葉を楽しむことができたツアーとなりました。

ご参加されたみなさま、大変ご苦労さまでした。そして突然の計画変更にもかかわらずご参加いただきまして誠にありがとうございました。

この2日間のブログの写真は添乗員の蓬田さんに撮影していただきました。蓬田さん、ありがとうございました。





栗駒・虎毛ツアー1日目(栗駒山、2014.10.11)

当初の予定では、10月の3連休に蔵王熊野岳・虎毛山・栗駒山の3山を訪れるツアーに行く予定でしたが、9日に蔵王のお釜周辺で火山活動の活発化が報道され、蔵王に行けなくなりました。

3日目には台風が近づいて来るという情報もあり、出発の前日になって1日目に栗駒山、2日目に虎毛山を訪れる日程に変更いたしました。

その1日目、栗駒山です。

当初は東栗駒コースを登り須川温泉コースを下る予定でしたが、時間的に厳しくなったので、登りを中央コースに変更させていただきました。

スタート地点のいわかがみ平へ向かう道は

いわかがみ平への車道

美しく色づいていて、青空に色彩が映えています。

いわかがみ平に着いたのはもう昼過ぎ。多くの人が下山してきています。

中央コースを登る

その中央コースを登り始めました。

サラサドウダンが華やかに色づいている中を登っていきます。

ナナカマド実

ナナカマドはその葉っぱをもう落としていて実だけが残っています。

広いところで一休み。さて

誰でしょう?

私は誰でしょう?

栗駒山目指して

ハイマツの中を青空にくっきり見える山頂を目指していきます。

東栗駒山と栗駒草原

右の方には東栗駒山と草紅葉となった栗駒草原が広がっています。

東栗駒コースと合流してしばらく登ると

栗駒山山頂

立派な標識を持つ栗駒山山頂に着きました。「バンザーイ!」。

北風が強くて寒いのでそそくさと下山開始です。

両川沿いをしばらく進むと、これから下山する

須川温泉を見下ろす

須川温泉の建物が見えてきました。

天狗平の分岐から須川コースに入り、ややぬかるんだ道を下ると

昭和湖

ややきつい硫黄の臭いがする昭和湖が見えてきました。この先の地獄谷を横目で見ながら進み

名残ヶ原

広い湿原・名残ヶ原を通り抜け、登山開始から約4時間で

須川温泉

須川温泉に着きました。

足湯をしている人たちをうらやましく見ながら、バスで本日の宿である秋の宮山荘に到着し、1日目の行程を無事終了しました。


北八ヶ岳ツアー(2014.10.8-9)

久々の皆既月食を山の中で見たいということで、紅葉のいい時期と予想して北八ヶ岳の高見石小屋泊のツアーに出かけてきました。

登山開始

登山口の渋ノ湯をスタート。すぐにコメツガ・シラビソの森に入ります。

針葉樹林と青空

ところどころ明るいダケカンバのある場所を通過します。ダケカンバの黄色い葉っぱはまだ少し残っていますが、カエデの赤い葉っぱはほとんど落ちてしまっています。

ランチタイム

広い尾根に出たところでランチタイム。日なたは暖かいですが、2000m以上あるので日陰にいると寒くなってきます。

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナの赤い実がまだ少し残っていますが、針葉樹林のやや暗い森の中では光不足のためあまり咲けないせいか、実は少なめです。

このコースにはとにかく大きな石が多くて

石ゴロゴロの道

濡れていると滑るのでとても歩きにくい道です。

この後、黒百合平から中山峠を通って薄暗くなる頃、高見石小屋に到着しました。なかなか手強い道でした。


夕食の頃は濃いガスに包まれていて、皆既月食が見られるのか心配です。

食後、着込んでからテラスに出て月が出ないか見てみますが、なかなかその姿を現してくれません。事前に作ったてるてる坊主に登場してもらい、ガスが晴れるのを祈りました。

すると何と何と、1時間ほどある皆既月食の期間のちょうど真ん中頃になったらガスが晴れて、とうとう赤銅色のお月様が現れました! そして周りの星や天の川も見えるではないですか!!

きんきんに冷えた空気の中でしたが、満天の星空と赤銅色のお月様。これは今まで夢見ていた光景です。お客様も大変寒い中感動されてご覧になっていました(写真は残念ながら撮れませんでした)。

こうして1日目は大きな目的を果たして終了いたしました。


2日目になりました。まずはご来光を見に行きます。

小屋の裏にある高見石は大きな岩がゴロゴロを積み重なった丘で、登るととても良い展望台です。ヘッドランプを付けてよじ登ります。

早朝の高見石にて

とても良い天気ですが、西よりの風が冷たくてとても寒い朝です。風を遮られる場所に陣取って日の出を待ちました。
見えている池は白駒池です。

ご来光

ついに雲海の上から太陽が昇り始めました。何度見てもご来光は素晴らしいものです。

小屋に戻ると

ホシガラス

餌付けされているホシガラスが餌を探していました。よく見ると星模様がとてもおしゃれです。

朝食後に、小屋の前で

小屋の前で

はい、チーズ。朝日を浴びてまぶしい記念写真です。

高見石小屋の人たちはとても優しくおもてなししていただきました。大変お世話になりありがとうございました。

2日目はまずは白駒池に下りて池を一周します。ここは紅葉の名所ですが、

白駒池

残念ながら紅葉のピークは過ぎています。それでもサラサドウダンやダケカンバの葉が残っていて、場所によっては美しい紅葉が見られます。

白駒池周辺の森も

苔の森

苔の絨毯が素晴らしく広がっています。「もののけの森」とネーミングされた場所もあります。

白駒池から麦草峠を越え、

茶臼と縞枯

茶臼山(左)と縞枯山に登ります。

縞枯現象

シラビソの木がある幅に渡って全て立ち枯れています。でも枯れた木の下にはすでに次世代が育っていて、この森が続くことを示しています。

縞枯れた場所は徐々に移動していく面白い現象です。つまり、縞状に枯れるとその隣接地に光が入って乾燥化したり風が強まって高木が枯れ、高木が枯れると森の中に光が差し込むので次世代が伸びる・・・ことを繰り返していきます。これが毎年2m位のスピードで移動するという研究結果があるのだそうです。

縞枯れ現象は北八ヶ岳だけの現象ではなく、志賀高原とか奥日光、八甲田山など他の場所でも確認されていますが、共通するのは林床が岩の塊で覆われているのだそうです。岩の上なので樹木が根をしっかり張れず倒れやすいからでしょうか?

2つの山を乗り越えて、ようやくゴールの

無事下山

北八ヶ岳ロープウェイに到着いたしました。

何とか念願だった満天の星空で皆既月食を見ることが実現できてほっとしました。

ご参加されたみなさま、寒い中、そして長い行程大変ご苦労さまでした。そしてありがとうございました。

今回の写真は添乗員、金子さんに撮っていただきました。

金子さん、ありがとうございました。








栗駒山・船形山ツアー(2014.10.4-5)

紅葉の名所である栗駒山とブナ原生林の名山船形山を訪れる1泊ツアーに出かけました。

1日目の栗駒山です。

いわかがみ平

いわかがみ平から登山開始です。天気予報は良く、この頃は晴れていたのですが・・・。

東栗駒山

最初に登る東栗駒山でしょうか、錦に染まっている様子がわかります。

東栗駒コース

東栗駒コースを登ります。このコースは滑りやすくやや歩きにくい道が続きます。この頃からお天気が怪しくなってきました。

新湯沢

登山開始から1時間あまりで新湯沢という沢を渡渉します。岩が滑りやすいので増水していると渡渉に苦労しますが、この日はそれほどでもありません。

風が強くなってきたので、稜線に出る前に食事を取って東栗駒山に登ります。

かなりの強風でザックカバーや帽子を飛ばされた人も。予想外の天候です。

栗駒草原

きれいに色づいた栗駒草原も強風とガスの中で楽しむ余裕がありません。

何とか

栗駒山山頂

登山開始から約3時間半で栗駒山山頂へ到着です。残念ながらガスで何も見えません。

中央コース

下山は比較的歩きやすい中央コースです。ところどころ色づたい葉っぱに元気づけられながら、約5時間でいわかがみ平に下山しました。


2日目は船形山です。往復する升沢コースは長丁場なので早朝から出発します。

朝5:30に旗坂キャンプ場をスタート。まだ薄暗い時間帯です。

ブナ林

このコースには広大なブナ原生林が残っています。かなり太い立派なブナもあり、登るに従って紅葉が進んでいきます。

歩き始めて2時間あまりで

三光の宮

三光の宮に着きました。ここは三光(太陽、月、星)が祀られていて、素晴らしい展望台です。この辺りは標高1200m位あり、もっとも紅葉が良い場所です。五葉松の一種のヒメコマツが多く、足元には黄色く色づいた松の葉が落ちています。

ここから40分あまり進むと

升沢小屋

升沢小屋という避難小屋に到着しました。ここまでは歩きやすい道が続いています。

この日は気温が低くて寒かったので小屋で昼食を取り、再度登り始めます。

ここからは

沢を登る

沢沿いの急登となります。この日は水量が少なかったのでまだましですが、水が流れるすぐ横を慎重に登っていきます。

小1時間ほどで稜線に出ました。ガスで展望が利きません。そして程なくして

船形山山頂

ガスの中、船形山(1500m)の山頂に着きました。ご苦労様でした。

山頂避難小屋

山頂には避難小屋がありますが、中は休憩する人でいっぱい。風があって寒いので写真を撮ってすぐ下山です。下りは少し遠回りをして蛇ヶ岳を経由します。途中の湿原や

草原

草原はとても美しい場所ですが、あいにくの天気と滑りやすい道のため、ゆっくりする余裕もなく素通りです。

ブナ林沿いの広い道に出て、来た道を戻ります。

ガスの中のブナ林

霧の中の幻想的なブナ林をいやと言うほど見ながら、約10時間ほど歩いて登山口の旗坂キャンプ場に戻ってきました。

全行程16km。ずいぶん遠い船形山の山頂でした。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。そして大変ご苦労さまでした。






北八ヶ岳(2014.10.1-2)

10月8日からの山旅会・北八ヶ岳ツアーの下見に出かけました。紅葉はどうでしょうか?

今年は残暑があまりなかったので紅葉が早めに推移しています。紅葉が気になるところです。

渋ノ湯から登山開始です。

登山開始

北八ヶ岳といえば苔むした針葉樹の森が魅力です。登り始めから雰囲気が漂っています。

豊富な苔

針葉樹林は常緑樹なのと葉が分厚いので1年中林床に光があまり届きません。そのため乾燥から守られて見事なコケの絨毯が広がっています。

黒百合ヒュッテ

歩き始めて約2時間で黒百合ヒュッテを通過です。少し歩けば

中山峠から天狗岳

中山峠に到着。南の方にはガスがかかった東天狗岳が見え隠れしています。

中山の少し先に

中山展望台

岩がゴロゴロしている展望台があって、針葉樹林の樹海が見えますが、風が強くて寒いです。

そそくさと下り始めます。

小1時間で本日の宿、高見石小屋に到着しました。

小屋のすぐ裏にある小高い丘(高見石)からは、翌日行く白駒池や

高見石から高見石小屋

小屋の赤い屋根が見えます。ここからは夕日もよく見えるそうですが、この日はガスがかかって見えませんでした。

翌日5時に起きてヘッドランプで足元を照らしながら高見石に登ります。

ご来光

雲海の上からご来光を見ることができました! 寒いですがなかなか素晴らしい眺めです。

なかなか眺めが良い丘で、浅間山や中央アルプスも見ることができました。

高見石から白駒池へ下っていきます。

白駒池紅葉1

さすがに紅葉の名所だけあってとてもきれいです。池を1周してみました。道路から近いため大きなカメラを持った人がたくさんいて写真を撮影していました。

白駒池紅葉2

美しい白駒池を通過し、麦草峠に向かいます。

茶臼と縞枯れ

これから登る茶臼山と縞枯山が青空にくっきり見えています。

茶臼山と縞枯山を相次いで登ります。茶臼山の展望台からは

南八ヶ岳と南アルプス

赤岳を始めとする南八ヶ岳と南アルプスがばっちり見えますが、風が強くてちょっと寒くて長居できません。

縞枯山は針葉樹が縞状に枯れる現象が見られます。

縞枯れ2

その縞に入ってみると、確かに高木は枯れていますが、その下に次世代となる幼木が育っています。縞枯の箇所は年々移動して隣接する場所で立ち枯れていく面白い自然現象です。

縞枯山を下りると縞枯山荘があり、ここからはツアーのゴールである北八ヶ岳ロープウェイ乗り場は近いです。

現在通過中の台風が、登山道やアプローチ道路に被害を与えたり、紅葉している葉っぱをあまり落としたりして欲しくないと願いながら、ツアー当日のお天気を祈っています。

箱根・明神ヶ岳、明星ヶ岳ツアー3回目(2014.9.30)

今年は夏の天候が不順で残暑はあまりなく、9月はとても涼しかったのですが、9月末になって気温が高めに推移しています。太平洋高気圧が強まってきて、台風18号が西よりのコースを進んできて、このブログを書いている10月6日に上陸してしまいました。

この日も気温が高い上風がないので、低山歩きには少々堪えました。

天然記念物の杉林

いつものように大雄山最乗寺の杉並木からスタートです。ここは神奈川県の天然記念物に指定されている素晴らしい雰囲気の森です。

階段の急登とその後の暗い人工林の登りを経て、花の咲く防火帯までやって来ました。

トリカブト

過去2回のツアーではほとんど見られなかったトリカブトが咲き始め、

ジイソブ

ジイソブ(ツルニンジン)の花も目立ちましたし

ホトトギス

ホトトギスの華やかな花も目立ってきました。

でも気温が高めで湿気が多いせいか

海はかすんで見えない

小田原の町や相模湾は霞んではっきり見えません。

稜線に出た

歩き始めて3時間ほどで稜線に出ました。

フジアザミやマツムシソウはまだ健在。神山は霞んでいてはっきり見えず残念。

明神山頂

すぐに明神ヶ岳の山頂に到着しました。富士山も残念ながらお隠れです。

2回目から1週間以上空いたので花は入れ替わりつつあり

センブリ

センブリや

リンドウ

リンドウ、そして

ヤマラッキョウ

ヤマラッキョウなどの花が咲き出していました。

これから行く

明星ヶ岳

明星ヶ岳は平坦でどこが山頂かわからない山で、振り返ってみた

明神ヶ岳

明神ヶ岳はどっしりとした姿を見せています。

この後は明星ヶ岳から宮城野に下り、無事ツアーを終了いたしました。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。



プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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