山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

花瓶山(2015.3.26)

茨城県と栃木県の北部県境に花瓶山(はなかめやま、692m)があります。

イワウチワで有名だということでツアーに行くことになり、下見をしてきました。

バスでは入れない道をしばらく進むと、

如来沢

如来沢の入口の「うつぼ沢出合」に着きました。ここには何台か駐車するスペースがあります。

ここからまず、向山(548m)に登ることにしました。登り始めたらすぐにイワウチワが現れ、

イワウチワ花

気の早い株が開花していました。ほとんどはまだ蕾です。

ヒノキの人工林の中ですが、

イワウチワ群落

イワウチワ群落はかなりの規模です。咲き出したらきっと見事でしょう。

急な道を登っていく一登りで

向山

向山に到着です。人工林に囲まれて展望は全くありません。

ここから北に延びる尾根を進みます。アップダウンがかなりあって歩き応えがあるコースです。

人工林の中や雑木林にはカタクリが葉を広げていて、中には

カタクリ

蕾を持っている株もありました。あと1週間くらいで開花するでしょう。延々アップダウンを続けて

花瓶山

やっと花瓶山に到着しました。木々の間から八溝山や那須連山が覗けました。

花瓶山からしばらく北に進むと、茨城県側には立派なブナ林があり

ブナ林と八溝山

ブナの向こうに八溝山(茨城・福島・栃木の3県境、1022m)を望むことができました。

この付近には太郎ブナ、次郎ブナという兄弟ブナがあります。現状を確認するために行ってみると、

次郎ブナ

次郎ブナは2本ある幹の1本が倒れ、

太郎ブナ

太郎ブナは完全に倒れたのか、伐採してありました。

ネットの情報に依れば、3年前に倒れたとのことです。推定樹齢5百年だったとのことで、とても残念です。

兄弟ブナはコースから外れているためピストンしましたが、花瓶山近くの下山道に戻り、沢に向かって下ります。

急な下りを終えればすぐに林道に突き当たり、ここからは

林道歩き

延々、長い林道歩きです。1時間あまり下ってようやく出発点に戻りました。

ほとんど人工林の山ですが、イワウチワやカタクリが間もなく一斉に咲き出しますし、山頂付近のブナ林など見所があります。この日は誰1人会いませんでしたが、普段から登山者が少ないせいか、ブッシュがうるさいところもありますので、登山される方は長袖長ズボンが必須です。

ツアーは4月8日(水)と4月11日(土)に催行されます。残席わずかですので、ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。詳細は こちら をご覧下さい。





スポンサーサイト

御嶽山・雨引山ツアー(2015.3.24)

春分が過ぎ、まもなくお彼岸が明けようとしています。

先週は暖かい日が多く、東京ではソメイヨシノが23日に開花しました。いよいよ春本番を迎えます。

しかし、23日頃から急に寒くなり、寒の戻りとなってしまいました。

そんな中、茨城県の筑波山から北に延びる尾根にある、御嶽山と雨引山ツアーに出かけました。

岩瀬駅

スタートはJR水戸線岩瀬駅です。ロータリーはできたばかりでしたが、駅舎はとても年季が入っています。

ここから登山口まで休耕田の横をのんびりと進みます。

キブシ

林の縁にはかんざしようなキブシの花が、優しい色をして垂れていました。

登山口

舗装道路の終点に登山口があり、ここから山道となります。

不動滝

木の升からちょろちょろ流れる水。そう、ここが不動滝なのです!

御嶽山神社

最初に登る御嶽山は標高230m。神社があって、その横からは今来た町が良く眺められました。

登り始めると、すぐに西側の展望が開け、そこには遙か遠くに

女峰山

日光女峰山が望めましたし、別の場所からはうっすらと富士山を見ることもできました。まさかそこまで見えると思わなかったので、嬉しくなりました。

花は少ないながらも

タチツボスミレ

タチツボスミレや

シュンラン

シュンラン、そしてウグイスカグラやヒサカキの花も確認できました。

登山開始して約2時間半で雨引山到着です。やったー。

雨引山からの眺め

山頂からは特に南側の眺めが良く、筑波山(右)、加波山と燕山(左)が良く眺められました。

昼食後は1時間もしないで、雨引観音に無事下山しました。

この観音様は楽法寺というお寺でもあって、文化財級がたくさん保管されています。

花の寺としても有名で、特に桜とアジサイが良いとのことですが、今回は

雨引観音

カワヅザクラが満開で素晴らしかったです。

このお寺をゴールとし、この後入浴して上野に帰りました。

最後に満開の桜を見られ、満たされた気分でツアーを終了できて良かったです。

ご参加されたみなさま、ご苦労様でした。

今回の写真は添乗員の金子さんに撮っていただきました。金子さん、ありがとうございました。

山旅会・石垣島・西表島ツアー(2015.3.17-3.20)4日目

ついにツアー最終日4日目になってしまいました。

この日は朝、西表島を離れ、石垣島で半日過ごします。

来た時とは逆に、反対回りで大原港に出た後、高速船で石垣港へ向かいます。

2日目と4日目に高速船に乗りましたが、どちらもあまり揺れずに済み良かったです。

具志堅選手の銅像

石垣港で出迎えてくれたのは、かつて長い間ボクシングの世界チャンピオンだった具志堅用高選手の銅像です。具志堅選手は石垣市の出身だったのですね。

バスに乗りミシュランガイド三つ星の観光地、川平湾にやって来ました。

川平湾

素晴らしく澄んだ青い海がここの魅力です。まずはここで

グラスボート

グラスボートに乗りました。このボートは底にガラスが貼ってあって、カラフルなサンゴや魚が見られるようになっています。

いくつかのポイントに連れて行ってくれて

エダサンゴ

海の底を見せてくれます。これはエダサンゴですね。

この後しばらくここで過ごした後、

吹通川のマングローブ

マングローブ群落がある吹通川へやって来ました。ちょうど干潮とあっていろいろな生き物を見ることができました。

干潟の生き物

真ん中の魚はミナミトビハゼ。ムツゴロウのように砂浜をジャンプして跳ねます。回りのカニは片側のハサミが大きいシオマネキなどです。川の中には小さい魚もたくさんいました。

そして

オヒルギの種

マングローブの1種、オヒルギには種が出来かけていました。これが伸びてそこで発芽し、下に落ちて砂浜に突き刺さり、若木が生長していきます。

しばしゆっくりした後、今度は太平洋側に回り込み、

サンゴの海

玉取崎展望台からの眺めを楽しみました。右の白波が立っているところから左側が珊瑚礁地域です。本当に美しい海の色ですね。この付近にはいろいろな植物が植栽してあり、

ハイビスカス

ハイビスカスとか

アダンの実

パイナップルのようなアダンの実、そして真っ赤に燃える

デイゴの花

デイゴの花です。

本当に南国らしい雰囲気を楽しむことができました。

石垣空港から那覇空港に来て乗り継ぎの間に

那覇空港に沈む夕日

日没直前の夕日を見ることができました。何だかちょっぴり寂しい思いをして羽田行きの飛行機に乗りました。


4日間ともほぼ晴天に恵まれツアーを無事終了することができました。

ご参加されたみなさま、本当にお疲れ様でした。亜熱帯の森と美しい海をご満喫いただけたら幸いです。そしてご参加いただいたことを心より感謝申し上げます。

4日間の写真の多くは添乗員の蓬田さんに撮影していただきました。蓬田さん、ありがとうございました。







山旅会・石垣島・西表島ツアー(2015.3.17-3.20)3日目

ツアーも後半、3日目になりました。この日はジャングルの秘境ナーラの滝目指してカヌー(カヤック)を漕ぎます。

潮の関係で遅めのスタート。

ツアーの準備

その前に装備品などの準備をホテルで行います。

星砂の浜

前座で、星砂で有名な海岸に連れて行っていただきました。この美しい浜には星砂がたくさんあり、目を凝らして探しました。

ライフジャケット装着

さていよいよカヌー出発点にやってきました。まずはライフジャケットを装着です。

いざ出発!

そしてパドルの持ち方など注意事項を聞いたあと、

ナーラの滝目指して

ナーラの滝目指して出発!!

最初は広い川

最初は湾内、それから広い川をゆっくり上ります。この日は向かい風がややあって大変でした。

向かい風がきつい

なかなかまっすぐに進めずに苦労します。

次第に狭まる川

次第に川幅が狭くなってきました。深山・秘境の様相を呈してきました。

カヌーに乗っていると陸路を薮漕ぎしながら進むより楽ですし、川岸の植物に近づくことができます。

オヒルギの花

これはマングローブの1種、オヒルギの花。そして

フトモモの花

これはフトモモの美しい花です。

そして漕ぐこと4時間、かなりくたびれた頃、ようやく

カヌー終点

カヌーで行ける終点まで到着しました。ふう!

ここからは歩いてナーラの滝を目指します。

ジャングルを進

道ははっきりしていますが、崖っぷちのような場所あり、大きな岩をよじ登るところあり、そして

渡渉

渡渉する場所もあり、なかなかハードでした。

そしてついについに

ナーラの滝

ナーラの滝到着です。めでたしめでたし、じゃなかった。帰りがあります。

カヌー終点まで来た道を引き返します。

そこには船が迎えに来ていて、

帰りは船

4時間苦労したカヌーの苦闘の跡を、休みながらもわずか40分で通過し、白浜から車でホテルに戻りました。

本当に大変な行程でしたが、全員無事帰着でき、満足感いっぱいの体験をすることができた1日でした。

こうして無事3日目が終了いたしました。





山旅会・石垣島・西表島ツアー(2015.3.17-3.10)2日目

2日目となりました。朝から高速船で西表島に渡ります。

島の南東側の大原港に上陸後、バスで島を半周し、北西側にある沖縄県最長の川・浦内川までやって来ました。

ここから

クルーズ船

小型の船に乗りマングローブの森をクルーズします。船を吹き抜ける風がとてもさわやか。この日も良いお天気です。

マングローブは植物の種名を現すのではなく、潮の満ち引きするような場所に生える植物の総称です。

オヒルギ

これはマングローブの1種であるオヒルギです。樹体を支える根と膝のような形をし呼吸する根が実に特徴的です。

満潮になるとこの根は水没し、魚やネビ、かになど小動物の隠れ家となります。

この時期は幻の花に会えるかも知れません。期待しながら進むと

セイシカ

ありました、ありました! 幻の花セイシカ(聖紫花)です。日本では西表島と石垣島だけに生育するツツジの1種ですが、個体数が少ないため幻の花と呼ばれています。本当に美しい花で、たくさんの蝶が集まっていました。

遊歩道

30分ほどのクルーズ後、滝巡りのため遊歩道を進んでいきます。

ツルアダン

ツルアダン(小笠原のタコヅルの近縁種)に巻き付かれて重そう。

シロアリ巣

これはホットドックではありません。樹木にくっついたシロアリの巣です。

オキナワウラジロガシ

日本にはドングリのなる木がたくさんありますが、その中で最大のドングリを成らすことができる、オキナワウラジロガシです。ドングリを探してみましたが、残念ながら見つかりません。

マリユドゥの滝

次第にゴウゴウとした水の音が大きくなってきました。展望台に上がると

マリユドゥの滝

マリユドゥの滝が見えました! 壮観です(^O^)

ここからは程なく進むと

カンピレーの滝

カンピレーの滝も見えてきました。こちらは滑滝です。

神々の居座る場所という意味の名前ですが、おそれ多くもここでランチとさせていただくことにしました。

今日のお弁当は何だろなぁ~

お弁当

おおっ、なかなか美味しそう。この入れ物も気に入りましたが、残念ながら後ほど回収でした(^^;)

優雅なランチタイムを過ごしたあと、滝の前で

滝の前で

記念写真を撮り、来た道を引き返しました。

ホテルにはプライベートビーチがあり、

月ヶ浜海岸

ゆっくりとくつろぐことができる素晴らしいロケーションにありました。

夕日

良いお天気だったので夕日もこのとおり。

この後、ヤエヤマヒメボタル観察ツアーに行き、一足も二足も早いホタルの光を楽しみました。

ゲンジボタルやヘイケボタルより小さいのにとても強い光を放ち、1秒間に2~3回も点滅する素晴らしい光の競演でした。

ホテルに戻ったら今度は月ヶ浜でスターウォッチングです。東京より南に来た分、南の星空を見ることができます。

まだオリオン座や大犬座など明るい星が多い冬の星座が空を賑わしていました。冬の星座をこんな暖かいところで見るのは何かイメージが合わず不思議な感触です。

そして大犬座シリウスのずっと下に、全天で2番目に明るい恒星を見ることができました。カノープスです。

中国ではこの星を「南極老人星」といって、おめでたい星とされ、この星を見た人は長生きをするという伝説もありました。

こうして2日目も無事終了いたしました。

山旅会・石垣島・西表島ツアー(2015.3.17ー3.10)1日目

沖縄県の西にあって台湾に近い島々を八重山諸島といいます。八重山諸島の中心となる石垣島と、日本最後の秘境といわれ、島の大半が原始の森に覆われている西表(いりおもて)島を4日間のツアーで訪れました。その様子をご報告いたします。

まず1日目(3月17日)です。

羽田から3時間半ほどの直行便フライトで石垣島に到着しました。こちらはもう初夏。午前中でも23℃あります。

空港にはハイビスカスなど色とりどりの花で飾られ、南国ムードが漂っています。

バスで20分ほどの所に登山口があり、ここから

於茂登岳

沖縄県最高峰・於茂登(おもと)岳に登ります。

登山開始

大きなシダやヤシの木が生える道を進んでいきます。

蔓とシダの多い道

木にからみつく蔓はその様子からハブカズラという凄い名前です。

センリョウ

お正月の縁起物、センリョウは自生しています。だいぶ実は落ちていましたが、少しは見ることができました。

カラコンテリギ

関東でも見られるガクウツギ(コンテリギ)の仲間、カラコンテリギはもう花が終わっていました。

イタジイ巨木

ゴツゴツしたこぶがたくさんあって仁王様みたいな樹木はイタジイ(別名スダジイ)です。ここで一休み。肌寒い関東から急に蒸し暑い所に来たので、身体がビックリしています。いたわりながらゆっくりと進むことにしました。

このコースは半分くらいコンクリートで固められている上、ここ数日雨が降っていないせいか、ほとんどぬかるんでいる箇所がないので、とても歩きやすいです。

モッコクモドキ

白い素敵な花はオキナワシャリンバイ(別名モッコクモドキ)です。

足元には

オモロカンアオイ

カンアオイの仲間のオモロカンアオイが咲いていました!

ヒカゲヘゴと山頂方面

大きな木性シダの向こうに於茂登岳の山頂付近が見えてきました。あと少しです。

リュウキュウバライチゴ

大きな木イチゴの花です。これはリュウキュウバライチゴ。花のあとに真っ赤な実が成ります。

山頂付近のドーム

大きな木性シダの向こうに真っ白なドームが見えてきました。そこは山頂ではありませんが、あとちょっとの登りです。

そしてついに

於茂登岳山頂

於茂登岳(526m)に到着しました! バイザーイ!!

最高峰だけあって眺めは素晴らしく、ぐるり360°見渡せました(^O^)

川平湾方面

4日目に行く川平湾方面の海はとても美しい色をしていました。

往路を登山口まで戻り、石垣市街にあるホテルで一休み。ホテル近くでも春の花がたくさん見られ

デイゴ

沖縄県花のデイゴは情熱的な色で目立っていました。蜜が多いのか花が美味しいのか、たくさんのカラス(オサハシブトガラスという本州のものより小さいカラス)が集まっていました。

こうしてまずまずのお天気の1日目が無事終了しました。


西表島マングローブクルーズと滝巡り(2015.3.8)

石垣島から高速船で40~50分ほど乗ると西表島に着きます。

西表島は石垣島とは対照的に、全島ジャングルに覆われている原始の島で、人口も石垣島45000人に対して西表島2300人と1/20しかいません。手つかずの自然が魅力の島と言えます。

今回の下見では、ツアー本番で行くカヌーツアーとホタル観察ツアーには参加せず、浦内川マングローブクルーズと滝巡り、そして星砂の浜へ行きました。

まずは浦内(うらうち)川です。

浦内川

潮が満ちている時の浦内川です。広ーい川一面に樹木が生えています。この辺りは海とほとんど高低差がなく海水と淡水が混じり合う場所です。

そのような場所に生える樹木は、塩分濃度が高い水にも耐えられなくてはなりません。そういう樹木の総称をマンブローブと呼んでいて、特定の種名を指しているわけではありません。

この川をボートで上流に向かってクルーズします。

クルーズ船

クルーズ船に乗車しました。60人乗りです。海と違って波がないのでほとんど揺れません。

マングローブ

静かな水面を上流に進んでいきます。川の両側に鬱蒼としたマングローブが生えています。

船からは他にも大きなリュウキュウマツの木や、美しいツツジ

セイシカ

セイシカ(聖紫花)を見ることができました。生育地が限られている貴重な美しいツツジです。

上流側船着き場

次第に川幅が狭くなり、これ以上船で行けない場所に上流側の船着き場が見えてきました。30分ほどでクルーズは終わり、

船着き場とボート

船長さんに別れを告げて、今度は滝巡りスタートです。

遊歩道

鬱蒼としたジャングルを進みます。もちろんこの付近にはマングローブはなく、ヤシの仲間や

サキシマスオウノキ

大きな板状の根(板根)を持つサキシマスオウノキなどの森です。サキシマスオウノキがこんな形の根を持つのは、この森の土壌が薄いからです。温湿度が高いので有機物の分解速度が速すぎて、暑い腐葉土ができないのです。樹木を支えるために、こんな形の根にして踏ん張っているわけです。

ツルアダン

それからツルアダン(小笠原のタコヅルそっくり)などの蔓植物や

オオタニワタリ

他の木に居候(着生)しているオオタニワタリなど、亜熱帯特有の植物ばかりです。このオオタニワタリはシダ植物ですが、この島では山菜として食べています。私もお店で食べてみましたが、少々硬いながらも癖のないあっさりした味でした。

さて、最初の滝の展望台にやってきました。

マリユドウの滝

マリユドウの滝です。凄い迫力ですが、残念ながら近くで見られません。かつては行けたようですが、今では道が閉鎖されていました。遠くの展望台からで我慢です。

そして2つ目は

カンピレーの滝

大きな滑滝、カンピレーの滝です。こちらはすぐそばで見ることができてかなりの迫力でした。ゆったりと時間が流れていて、のんびりしたい場所です。

ここに来るまでもあちこちで咲いていたのですが、

サキシマツツジ

ヤマツツジを巨大にしたようなサキシマツツジの花が、素晴らしい輝きをしていました。

しばらく休んだあと来た道を引き返し、船に乗って浦内川を下ります。

先ほどより潮が引いてきて

オヒルギ

マングローブの根が水面から現れていました。これはオヒルギというマングローブで、呼吸をするために膝のような形をした根(膝根)をたくさん出していました。根の形は植物の種によってだいぶ異なり、それで植物を見分けることができます。

下流側の船着き場に戻って、浦内川の楽しいクルーズ&滝巡りを終了しました。

この後は有名な観光地である星砂の浜へ向かいました。

星砂の浜

かなり潮が引いている時間でしたので、かなり沖の方まで歩いていけました。

水際の砂を眺めると

星の砂

すぐに星形をした砂粒が見つかります(写真は相当拡大しています)。満潮時はちょっと見つけづらいかも知れません。

お天気が良ければもっと海の色がきれいでロマンチックに見える場所なのですが、ちょっと残念でした。

この後車であちこちへ出かけ、いろいろな生き物に出会いました。

リュウキュウアサギマダラ

この蝶はリュウキュウアサギマダラです。アサギマダラよりだいぶ小さく色が濃いめですね。

この島にはアサギマダラもタイワンアサギマダラもいて紛らわしいです。

カンムリワシ

この鳥は特別天然記念物カンムリワシです。よく電柱に止まっているので電柱鷲などとも呼ばれていますが、やや色黒のワシです。

この島にはイリオモテヤマネコという、やはり特別天然記念物で絶滅のおそれの高い哺乳類もいますが、普通には全く見ることはできません。

夜行性動物がたくさんいるので夕暮れの森を歩くといろいろな鳴き声がしてきます。多くは夜が来るのを待っているのですね。

今回は以上ですが、ツアーではイリオモテボタルの鑑賞ツアーや、仲良川の上流にある秘境ナーラの滝までのトレッキング&カヌーツアーもあります。ご参加される方はお楽しみにして下さいね。

ツアー本番ではお天気に恵まれることをお祈りしています。

石垣島と於茂登岳(2015.3.7)

山旅会ツアー下見のため、石垣島と西表島を訪れました。

まずは石垣島です。この島には2年前に新空港ができて、ジェット機が就航できるようになったばかりです。

羽田や関西空港から直行便があるのでとても便利ですが、羽田からは3時間半とそれなりにかかります。

石垣空港から於茂登の集落まで来て、ここから登り始めます。

於茂登岳とヒカゲヘゴ

於茂登岳は沖縄県最高峰。といっても標高525mしかありませんが、亜熱帯の森に覆われています。この写真からは頂上が見えていません。

手前にあるのがヒカゲヘゴという木性シダで、大きくなると高さが10mくらいになります。今から3億5千万年前の恐竜が闊歩していた頃から生きながらえてきた、生きた化石です。

小笠原にはマルハチという木性シダがあり、とてもよく似ています。芽はとても巨大で

ヒカゲヘゴの芽

写真では大きさがわかりにくいですが、大の男の二の腕くらいの大きさです。

コミノクロツグ

この巨大な葉はコミノクロツグというヤシの仲間です。いかにも亜熱帯の雰囲気ですね。

オオバイヌビワ

この木の実は幹や枝に直接出ています。オオバイヌビワというイチジクの仲間で、この島に住むオオコウモリが大好きな実です。

さて、変わった植物を観察していると

登山口

登山口に到着しました。ここから山道に入ります。

センリョウ

見慣れた植物のセンリョウです。南国の植物なのですね。

イタジイ巨木

イタジイ(スダジイの別名)の巨木です。それほど幹は太くありませんが、ゴツゴツした幹が幾多の暴風雨に耐えてきた証でしょう。

ハクサンボク

これはガマズミの仲間のハクサンボクです。とてもきれいに咲いていました。

登山道は半分以上がコンクリートで固められていて比較的歩きやすい道です。たぶん頻繁に大雨が降るので、こうでもしないと登山道が崩れてしまうのでしょう。

山頂が近づいて来ました。木々の背丈が低くなってきました。次第にガスに覆われるようになって、せっかくの最高峰からの眺めが楽しめません。そして

於茂登岳山頂

ついに山頂に到着です。山頂付近は

リュウキュウチク

リュウキュウチクというネザサに覆われていました。

この後往路を下山しました。

土曜日ということもあって、子どもを含め多くの市民が登山を楽しんでいました。石垣島の憩いの山であることがよくわかりました。

比較的開発が進んだ石垣島にあって、貴重な亜熱帯の原生林に覆われた於茂登岳は、登山にほどよい山でした。

この後、車で島を巡りました。

川平湾

ツアーの4日目に訪れる川平湾です。今にも泣き出しそうなお天気だったので海の色がぱっとしませんが、晴れたら素晴らしコバルトブルーになり、ミシュランガイドでも三つ星に登録されているそうです。外国人が多く、ドイツ語を話すグループもいました。

島の東側には

玉取崎

玉取崎という展望台があります。ここからの眺めはとても素晴らしいです。

駆け足で石垣島を回り於茂登岳に登りました。本番までにはさらに季節が進んで違った印象になることでしょう。






茨城県・雨引山(2015.3.5)

茨城県の筑波連山の最も北に板東二十四番札所の雨引観音を要する雨引山(409m)があります。

山旅会の下見のため、快晴の本日出かけてきました。

基点はJR水戸線岩瀬駅。とっても小さくてこぎれいな駅です。

関東ふれあいの道看板

駅から続く細い道を登山口へと進みます。ここは「関東ふれあいの道」となっています。

登山口

しばらく行くと駐車場があり、ここで舗装道路は終わりです。ここからいよいよ山道となります。

不動滝とはどんな滝だろうと期待して行ったのですが

不動滝

あれっ? これですか?? あまりに意外な滝?でビックリ。

暗い人工林はすぐに終わり

雑木林

明るい雑木林が続く道となりました。ここの林は笹や草がきれいに刈り取ってあり、春になるとスミレなどの花がいっぱいに咲くでしょう。ヤマツツジがとても多いので5月連休前には道がピンクに彩られるのではないでしょうか。

そんなことを思いながら登っていくと

御嶽山神社

程なくして御嶽山に立つ神社に到着です。

スダジイの大木に囲まれていますが、スダジイはこの辺りが北限に近いそうです。本当かなぁ。

お天気がよいので周囲の山がよく見えます。西の方には

日光連山

雪を頂いた日光連山が。左が男体山、右が女峰山です。その左には日光白根山かも知れない真っ白な山も望めました。

途中採石場を迂回して明るい雑木林をぐんぐん上り詰めていくと

雨引山山頂

登り始めて2時間ほどで雨引山に到着です。ここからは

加波山と筑波山

南の方の山がばっちり眺められました。右が筑波山、左は加波山と燕山です。これらの山へは尾根が続いている長い縦走コースです。

雨引山をあとにして歩きやすい道を下っていくと

雨引観音

雨引観音につきました。歴史あるとても立派なお寺で、1300年前に開山されたとか。

仁王門

仁王門です。このお寺には桜がたくさん植栽されているので春にはとても美しいでしょう。

ツアーは3月24日に催行されますが、その頃にはカワヅザクラがまだ咲き残っていることを願いたいです。

このコースは里山の良さを残しています。春まだ浅い時期ですが、咲き始めた花を探しながらのんびり北関東の低山歩きを楽しみたいです。この日のようなお天気になりますように。




丹沢・シダンゴ山ツアー(2015.3.3)

2月下旬から天気変化が早くなってきましたが、3月にはいると天気と気温が目まぐるしく変わってきました。

3日に1日は雨が降るようになり、雨天中止が原則のフォーゲルのツアーは気が気ではありません。

この日は下り坂ながらも何とか天気が持ちそうで予定通り実施しました。

小田急線新松田駅から寄(やどりき)までバスで行き、ここから登山開始です。

お茶畑の間の急な道を過ぎると山道となります。

シダンゴ山の上り

シダンゴ山周辺は杉檜の人工林に覆われていて、昼なお暗い道が続きます。手入れされていない林が多く、下草が生えていないところもあります。こんな暗い林の中でも

ミヤマシキミ

ミヤマシキミは元気でたくさんの花芽を付けていましたし、オニシバリもちらほら咲いていました。

これらは有毒な植物で、鹿の多い丹沢ならではの光景です。

シダンゴ山頂

登り始めて1時間半ほどでシダンゴ山山頂に着きました。

到着直後は富士山もうっすらと見えていましたが、すぐに隠れてしまいました。

それでも蛭ヶ岳、鍋割山、檜岳など丹沢の峰々を望むことができて良かったです。

曇天ですが無風のまずまずのコンディションの中で昼食です。時折薄日が差すと昼寝をしたくなるような陽気となりました。

アセビ

山頂付近にはアセビがたくさん植栽され、大半は蕾でしたが一部咲き始めている株も見受けられました。
昼食後はシダンゴ山をあとにして宮地山へ向かいます。

途中から人工林は

落葉樹林

ケヤキなどの落葉樹林となり、

雑木林

クヌギが主体の雑木林も広がっていました。やはり真っ暗な人工林より明るい林の方が気持ちが良いです。

比較的歩きやすい道を進みます。ちょっと時間が押してきたので宮地山のピークへ行くことは止めて、そのまま寄のバス停へ下りてきました。

この付近は集落からかなり登った斜面にまで

お茶畑

よく手入れされたお茶畑が広がっていました。こんな急斜面を上り下りするだけでも大変です。作業されている方は足腰が強い人なのでしょう。

チラホラとタチツボスミレの花を見ながら、登り始めて約4時間で寄バス停に到着し、新松田へ戻ってツアーを終了しました。

この日は結局、他のパーティーには誰1人とも会わず、貸切状態でした。

咲き始めたアセビやスミレの花や、さえずり始めた鳥の声を聞き、春の訪れが近いことを感じたツアーでした。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

最新記事
リンク
このブログをリンクに追加する
2012年1月15日より
カレンダー
02 | 2015/03 | 04
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
Facebook
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR