山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

上州三峰山(2015.4.23)

今年の冬は太平洋側の雪が少なかったし、4月の気温が高めなので、花の開花が早まっています。

群馬県北部にある上州三峰山(1123m)はどうでしょうか?

この山は沼田と水上の間にあり、山旅会ツアーに先立って下見に行きました。

河内神社への道

河内神社の駐車場からスタートです。しばらくは舗装された道を進み、途中からよく整備された山道を行くと

河内神社

程なくして河内神社に到着です。立派な鳥居と風格のある建物に身が引き締まります。

お参りをして一登りすると緩やかな尾根道に達し、そこからは

アカマツの多い道

アカマツやイヌシデなどの森の中のとても歩きやすい道が続きます。

途中で左に折れて、農業用のため池である

三峰沼

三峰沼を訪れました。周囲を森に囲まれ静まりかえった沼は、とても良い雰囲気です。

2つの沼のほとりを通って尾根道に戻り、ぐんぐん進みます。

エンレイソウ

エンレイソウや

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマなどが咲き始めていましたが、まだ春の眠りから覚めたばかりで、あまり花は見られませんでした。

いくつかの分岐を過ぎると次第に

ミズナラ林

ミズナラやブナの多い林となり、

山頂から谷川連峰

ついに上州三峰山に到着しました! 雪をいただいた谷川連峰がまぶしいです。

右の方へ目をやると

上州武尊山

どっしりした上州武尊山もこのとおり。この時期の高い山は本当に美しいです。

しばし展望を楽しんだ後、来た道を引き返しました。

ツアー本番1回目は5月7日に予定されています。その頃には新緑に囲まれて、足元にはたくさんの花が咲いていることでしょう。

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山旅会・アカヤシオ咲く栗生山ツアー(2015.4.21)

栗生山は桐生市の北、渡良瀬渓谷鉄道沿いにあります。西に赤城山、北東に袈裟丸山など周囲に著名な山がありますが、栗生山自体はほとんど知られていません。

いつもこの時期になるとアカヤシオが見たくなり、アカヤシオが咲く山を訪れます。今年はツアーで栗生山に行ってまいりました。

渡良瀬渓谷鉄道の水沼駅にて、駅併設の温泉のマイクロバスに乗り換え、栗生神社の手前まで行きます。ここから神社までは歩くことになりました。

栗生神社の苔むした石段

神社の石鳥居をくぐり、苔むした石段を登っていきます。あまり訪れる人がいないのか、苔が生えていて滑ります。

下見の時に気づかなかったのですが、本殿には

本殿の彫刻

素晴らしい彫刻がありました。

安全登山を祈願し、

大スギ

高さ46mもある大杉にパワーをもらって

杉林の急登

杉林の急な道を登っていきます。杉林の下にはユリワサビ、ワチガイソウ、コガネネコノメなどの花が見られました。

急な斜面を登り切ると明るい広葉樹林となり、林床に

カタクリ

カタクリや

フモトスミレ

フモトスミレが咲いていました。

ここまで来ればあとちょっと。ばだ開花していないヤマツツジ群生地を抜け

栗生山頂

栗生山山頂に到着です。アカヤシオがそこここに咲いていて素晴らしい景観です。 遠方の

袈裟丸山

袈裟丸山の手前にアカヤシオを配置すると山が引き立ちますね。

石宮へ向かう

ランチ後、200mほど離れた石宮へ向かいます。ここはアカヤシオの

アカヤシオに感激

一番の群生地とあって、みなさんのカメラが大活躍。何とも良い雰囲気です。

アカヤシオ群生

上品なピンク色に染まった景観をしっかり目に焼き付けて、来た道を引き返しました。


アカヤシオの木にはつぼみがほとんどなかったことから、満開だったのでしょう。多分例年より時期が少し早めで、満開のアカヤシオに出会えて本当にハッピーでした。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

この日の写真は添乗員の金子さんに撮っていただきました。金子さん、ありがとうございました。

坪山ツアー2回目(2015.4.18)

1回目の翌日、2回目のツアーに出かけました。

前日よりお天気は安定し、青空が広がっています。

狭い尾根を登る

土曜日ということもあって登山者が多く、狭い尾根はすれ違いや追い抜きで大変。もしかすると今年最高の人出だったかも知れません。

杉林の中で可憐な

ヒトリシズカ

ヒトリシズカの花を見た後、

ヒカゲツツジ

比較的きれいなヒカゲツツジや

イワウチワ

イワウチワを探しながら歩きます。4月8日の雪だけでなく、今春は気温が高い傾向なので、開花が皆早いのかも知れません。どうもヒカゲツツジとイワウチワはもう、花が終わりという感じです。

私たちより大勢の団体に続いて

坪山にて

昼過ぎに山頂に到着です。お天気は良いですが、とにかくたくさんの人が山頂にいて身動きできないくらいです。

崖に咲くミツバツツジ

下山路右側の崖にはミツバツツジが点在し、お日様に映えていい感じ。

イヌブナ新緑

イヌブナの新緑はとても清楚で美しいです。

やがて降りてくると

コナラ

仁王のようなコナラが立ちはだかっています。

そして麓には

イカリソウ

ピンク色のイカリソウが目立って咲いていました。

この日ははっとすることもありましたが、全員無事に下山してその後温泉に直行しました。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。




坪山ツアー1回目(2015.4.17)

平地で3月下旬に咲いた桜は、次第に標高の高い場所へ移ってきました。

平均で100m登るのに3日かかると言われているので、標高500mの坪山山麓ではそろそろ見頃となっているはずですが。

川沿いの桜

おおっ、たしかに桜が満開です。この他ハナモモとかヤエザクラなども美しく咲き乱れ、一気に春が来たような坪山山麓です。

この付近から登山開始です。

橋を渡る

渓流にかかる橋は新しくなっていました。昨年まではちょっと心配な橋だったのでヨカッタ。

ここからぐんぐん急斜面を登ります。

ヒカゲツツジは、というと

ヒカゲツツジ

あれれ、花付きがあまり良くありません。イワウチワも同様です。

どうも4月8日の雪で花が落ちてしまったようです。それでもきれいに咲いている株もありました。

急斜面

山頂直下の急斜面を登り切ると

坪山山頂

山頂に到着!! 意外に眺めがよいです。

天気が不安定で所により雷雨との予報でしたが、一時的に空がやや暗くなった程度で崩れませんでした。

山頂にて昼食後、

ミツバツツジ

咲き始めたばかりのミツバツツジを見ながら下山開始です。

登ったり下ったりを繰り返しながら

コナラ林

イヌブナやコナラ林をぐんぐん下ります。

麓の方にやっと春の息吹が見られ

ヒナスミレ

可憐なヒナスミレがポツンと花開いていました。

主役のヒカゲツツジは今一でしたが、あちこちでミツバツツジの彩りが見られ、麓で咲き始めた草花を愛でながら、無事ツアーが終了いたしました。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。


栗生山(2015.4.13)

群馬県桐生市の北、渡良瀬渓谷鉄道沿いに栗生山(968m)はあります。

山旅会でツアーに行くため、下見をしてきました。

水沼駅

拠点は渓谷鉄道の水沼駅です。この駅は何と温泉がある変わり種です。ツアーではここでタクシーに乗り換えて栗生神社まで行きますが、帰りはタクシーからバスに乗り換える前に温泉に入る予定になっています。

ここから車で15分ほど走ると

石鳥居

栗生神社の石鳥居に着き、ここから登山開始します。

200段あまりの階段を上ると

栗生神社

神社の本堂があります。とても簡素な造りです。

本堂の横には群馬県の天然記念物で樹高が46mもある

大スギ

大スギが立っています。推定樹齢1200年とか。平安時代から世の中を見続けてきたのですね。

このスギからパワーをもらって進みます。

岩が多い斜面

ところどころに岩があるスギ林の急斜面を登っていきます。スギ林が終わる頃尾根に出て、そこには

カタクリ

つぼみをつけたカタクリがありました。この辺りは標高が高いので、まだ開花していないようです。

そして程なくして

栗生山

栗生山の山頂に到着です。この頃からみぞれ交じりの冷たい雨が降り出しました。「おおっ、さむ!」

お目当てのアカヤシオは

アカヤシオつぼみ

ほとんどつぼみですが、中には

アカヤシオ咲き始め

咲き出している株もありました!

山頂の近くには赤城山方面の展望台があり行ってみましたが

展望台から

ご覧の通り全くみえません^^;

反対側に行くと

石宮

石でできた祠(石宮)がありました。

一帯は250mほどの長さですが、アカマツ主体でリョウブやコナラなど落葉樹林が多く、アカヤシオが咲き出したらきっと見事な景観となるでしょう。

山旅会のツアーは4月21日に予定されています。詳しくは こちら をご覧下さい。

残席はわずかです。本番では晴れますように(^o^)

花瓶山ツアー2回目(2015.4.11)

雪が降った1回目ツアーから3日後に2回目のツアーに出かけました。

残雪はどうでしょうか? 気になるところです。

うつぼ沢出合から向山に向かって登り始めます。最初は小雨が降っていましたがやがて止みました。

急な尾根を登る

3日前の雪は全く残っていません。イワウチワが咲く急斜面を登っていきます。

イワウチワ

雨で花が下を向いているのが残念ですが、これだけたくさん見られると本当に見事です。

向山を越えアップダウンの多い尾根を進んでいきますと

カタクリ

カタクリの群落が見えてきました。かなり広い範囲に渡って大きな群落がありますが、晴れ間が指してきて間がないので、まだ花が完全には開ききっていません。

このコースは歩く人が少ないと見えて、登山道がやや不明瞭ですし、イワウチワやカタクリなどの花が登山道にはみ出してしまっています。なるべく踏まないように気を使いました。

やぶ漕ぎ

人の背丈ほどの笹が生い茂る中を薮漕ぎして進み

花瓶山

登山開始して約3時間ほどで花瓶山に到着です。八溝山が木々の間から見え、心地よい風が吹き抜けていきます。ここでも残雪は全くありません。

次郎ブナへは時間的に厳しかったので、途中まで行って茨城県側に広がるブナ林を観察しました。まもなく新緑となり、素晴らしい色彩に包まれるのでしょう。

急降下

ずるずる滑る道を尾根から急降下して沢に下ります。

林道歩き

ぐんぐん高度を下げていき、林道に出たところに

ヤシャブシ

イモムシのようなヤシャブシの雄花が目に飛び込んできました。

ここからは延々林道歩きですが、

ニリンソウ

ニリンソウ、ヨゴレネコノメ、キクザキイチゲなどがあちこちで咲いていて飽きません。

エイザンスミレだ!

あっ!エイザンスミレだ!!

花はカメラマンにもてもてです。

あっという間にうつぼ沢出合に着き、無事下山しました。


ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

新潟県・八石山ツアー(2015.4.9)

雪国では雪解け直後に一斉に花が咲き乱れます。

その様子が見たくてツアーで八石山(はちこくさん)へ行ってきました。

八石山は新潟県の長岡市と柏崎市の境にあり、刈羽三山の1つです。積雪の多さから登山口を柏崎市の南条(みなみじょう)追田口に変えて、八石山の一角の南条八石への登山としました。

登山開始

土筆いっぱいの道から登り始めます。お天気はばっちりで風もほとんどない絶好の登山日和です。

ショウジョウバカマ

やや暗い杉林をぐんぐん登っていきます。白やピンクのショウジョウバカマがお出迎え。野鳥の囀りも私たちを歓迎してくれているようでした。

登山口

再び林道に出たところが登山口。ここからは明るい林が広がっています。

なにか気分がわくわくする所です。

登山道沿いは花がいっぱい。

オオバキスミレ

オオバキスミレや

トキワイカリソウ

白いトキワイカリソウ

ナガハシスミレ

蜜が入っている場所が長ーくて天狗の鼻のようなテングスミレ(ハガハシスミレ)

コシノカンアオイ

グロテスクなコシノカンアオイ

そしてキクザキイチゲやスミレサイシンなど、まさに花の山です。

程なくして「かやかり場」という場所に来ました。名前からしてここはススキ原だった場所でしょう。その昔ススキはとても大切な資源でした。屋根葺きの材料、牛馬の飼料、田畑の肥料などなど。そういった草地はかつて国土の12%もの広大な面積を占めていたといわれています。集落にほど近いここもそんな場所だったに違いありません。

ススキ原は草原の花の宝庫でした。オキナグサ、オミナエシ、キキョウ、リンドウなど多くの花が見られ、日本人はそれらの花を楽しんできました。ここかやかり場も、資源を採り花を楽しむ大事な場所だったことでしょう。

かやかり場のカタクリ

美しく広がるカタクリの花園をるんるん気分で進んでいきます。

斑のないカタクリ

中には葉に斑のない美人さんもいました。

さらに登ると

米山

たっぷり雪を頂いた米山が見えてきました。米山も刈羽三山の1つです。海に近いので、この山の向こうは日本海です。

八石山にも残雪はかなりあり、今回は残雪のほとんどない

峰コース

尾根コース(峰コース)を進んでいきます。

急な斜面を必死で登ると

八石山

八石山山頂に到着です。やったー!(^^)!

山頂からの眺めは本当に素晴らしく

山頂からのパノラマ

ぐるり360度見渡せました。

越後三山

この越後三山をはじめ守門岳、谷川連峰、苗場山、飯豊連峰、刈羽三山など胸のすくような眺めを楽しむことができました。

快晴無風の山頂でゆっくり過ごした後、

下山開始

残雪を楽しみつつ下山開始し、来た道を引き返しました。

このツアーでは、次の日に角田山周辺の花いっぱい低山歩きを楽しみました。

雨が多い4月ですが、2日間ともお天気に恵まれ無事ツアーを終了することができて本当に良かったです。

ご参加されたみなさまには心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

今回の写真は添乗員の蓬田さんに撮っていただきました。蓬田さん、ありがとうございました。

花瓶山ツアー1回目(2015.4.8)

春まだ浅い北関東にイワウチワやカタクリをみたいと花瓶(はなかめ)山ツアーに出かけました。

この日は午前中雨が残ると予想されていましたが、東北道を進むと次第に雪になり、バスを止めた雲岩寺では

雲岩寺

激しく降っていました。ここでタクシーに乗り換え、登山口のうつぼ沢出合まで行きます。うつぼ沢出合では

うつぼ沢出合

うっすらと雪が積もり始めていました。

まずは向山を目指します。

イワウチワ

イワウチワが急斜面に咲いていました。ここはヒノキ人工林の中なので、雪の大半はヒノキの葉に積もっていて、まだ花を見ることができました。

急斜面を登る

イワウチワが咲く急斜面を登っていきます。その群落の規模は大きく、素晴らしい景観です。

深くなる雪

登るに従って次第に雪は深くなっていき、カタクリ群生地では

カタクリは雪の中

花の先端だけ顔を出しているカタクリがたくさん見られました。あまりにかわいそうなので、

雪をどけてやる

雪をどかしてやりました。雪の布団を剥がされ、かえって寒かったかしら。

この雪は新雪でとても歩きやすく、木々に積もった雪はとてもきれいです。思いがけない雪に参加されたみなさまははしゃいでいらっしゃいました。花は雪の下で見られなくても、きれいな雪山歩きもたまには良いものです。

歩き始めて3時間あまりで

花瓶山

花瓶山山頂に到着です。ご苦労様でした!

ここからは新雪の積もった歩きにくい急斜面を

急な下り

滑るように降りて

長い林道下り

長い林道を歩き、登山口のうつぼ沢出合に着きました。

まさかと思った積雪で、花登山が雪山登山に変わってしまいましたが、みなさまの明るい表情に救われた気がしました。

ご参加されたみなさま、雪道大変お疲れ様でした。そしてこんな天気にも関わらずご参加いただきありがとうございました。



角田山・国上山ツアー(2015.4.4-5) 2日目

夜、随分強い雨が降りました。どうなるのかと思って朝起きてみると雨は小降りになっていました。

これなら大丈夫ということで朝食後、国上山(くがみやま)の登山口に向かいました。

国上寺

登山口にある国上寺(こくじょうじ)は新潟県で最古の古刹で、とても風格のある本堂などの建物が印象的でした。

お寺の横にある登山口から進みます。

しょぼんとしたカタクリ

雨が降っているためカタクリは店じまい。虫が来ない雨の日は、大切な花粉を大事にしまっておくため花を開きません。

タムシバ

タムシバの大きな花も雨に打たれて元気がありません。

大河津分水路

国上山のすぐ南には大河津分水路が流れています。信濃川は過去何度も大洪水を引き起こしてきました。米所の越後では、安定した収量を得るため、この暴れ川を何とかしたくて江戸時代から治水の必要性が叫ばれていました。そして今から1世紀ほど前に、信濃川の水を一部分水して海に流す大規模な土木工事が行われました。それがこの分水路です。

分水路を見つつ更に山頂を目指し、程なくして国上山(313m)山頂に到着です。

集合写真

雨の中でも、やっぱりばんざーい!

山頂をあとにして反対側に下り始めます。緩やかな登山路から一転して、ややもろい地質の険しいところにやって来ました。蛇崩れという場所です。

弥彦方面を眺める

ここからはすぐ南の弥彦山方面が望まれました。

ここ付近にはピンク色の美しいスミレがたくさん咲いていました。

マキノスミレ

おおっ! 何とマキノスミレではないですか!! 葉っぱをピンと立てた姿勢の良いかっこいいスミレです。濃いピンク色から薄いピンク色までとても美しく咲いていました。

やや滑る階段をずんずん下っていき、やがて緩やかな登りに差し掛かりました。

この辺りは雪が吹きだまりになって、雪解けが遅かったのでしょうか。カタクリなどの花がいっぱいです。

花の谷

私たちはここを勝手に「花の谷」と命名しました。雨の中でしたが「花の谷」は私たちに元気を与えてくれました。

そして更に私たちを感動させたのは、春の女神といわれる

春の女神

ギフチョウです。この蝶は左側の翅が痛んでいて、満足に飛べないようでした。それでもさしのべた私の手に乗ってきて、必死に生きようとしていました。その姿に感動し、何とか生き延びて欲しいと、雨が当たりにくい葉の下側にそっと置いてやりました。

ギフチョウは成虫が春先にしか現れません。その美しい容姿から「春の女神」と呼ばれています。

本当に素晴らしい美しさでした。

ユキツバキ

雨に濡れたユキツバキを眺めながら、無事バスの待つ国上寺に到着し、登山を終了いたしました。

2日目は小雨でしたが、たくさんの花を見られ、春の女神にも出会えることができました。


今回は事情があって少人数ツアーとなりましたが、どちらの山でも素晴らしい花々と大景観と、いろいろな出会いがありました。ご参加されたみなさま、2日間本当にご苦労さまでした。そしてありがとうございました。

2日間の写真は添乗員の蓬田さんに撮影していただきました。蓬田さん、ありがとうございました。



角田山・国上山ツアー(2015.4.4-5) 1日目

満開をやや過ぎた桜を横目で見ながら、一路越後へ!

雪解け直後のかれんな花を見に、角田山と国上山ツアーに出かけました。

4日(1日目)は好天が期待できるとあって、行程を変更して1日目に角田山を登ることにしました。

角田浜駐車場からスタート。灯台コースの隣の尾根を登ります。

オオミスミソウ

さっそく、カタクリと並んで人気の高い雪割草(オオミスミソウ)が所狭しと咲いています。この花は白い色が多いですが、ピンク色だったり薄紫色だったり、本当に色々な花色を楽しむことができます。

カタクリ開きかけ

登るまで曇りがちだったとみえて、カタクリは半開きの状態。日が差してきているので花が開いてくることを期待して進みます。

カタクリ咲く登山道を登る

とにかく登山道横にたくさんのカタクリが咲いていてそれは見事です。

白花カタクリ

中には白い花もあって、ショウジョウバカマと白さを競っています。

カタクリとキクザキイチゲ咲く道

圧倒的なカタクリに混じって白いキクザキイチゲも負けじと花開いています。

コシノカンアオイ

このチョコレート色のグロテスクなのはコシノカンアオイの花です。他のカンアオイより花が巨大で横を向いたキノコのようです。

オオミスミソウ2

お天気が良くなって雪割草も元気いっぱい。色が様々だけでなく花の大きさも小さいものから大きいものまで実に多彩です。

紅白カタクリ

あっちを向いていますが、紅白の競演が見事です!

本当にたくさんの花を見ながら登ると、あっという間に

角田山頂

角田山の山頂に到着です。バンザーイ!!

山頂を通り越して少し行った観音堂で休憩です。ここは北側と東側の展望が素晴らしいところです。

新潟平野を一望

眼下に穀倉地帯の蒲原平野を、そして遠方には右から守門岳から粟ヶ岳、中央に飯豊連峰、そして左の遙か彼方には朝日連峰まですっきりと望むことができ最高でした。

時折冷たい風が通りますが、実の遠くまで見通せて時間を忘れるほどです。

重い腰を上げて再びスタート。角田山山頂を再び踏み、下山路は灯台コースを進みます。

灯台コースのカタクリ

灯台コースにもびっしりとカタクリが咲き、歩いていて退屈しません。こんな道がしばらく続きます。

オクチョウジザクラ

日本海側に多いオクチョウジザクラの花が見頃を迎えています。

カタクリが群れ咲いていた平坦な場所を過ぎると、俄然登山道が険しくなります。

佐渡が見える!

おおっ! 海の向こうには何と佐渡島が見えるではないですか! 雪を頂いた大佐渡の山々もはっきりと望めます。

岩場の下り

急な岩場を一歩一歩慎重に下っていきます。海を眺めながらの下りは爽快で迫力満点。

狭い尾根からは眺めが抜群。波が岩に打ち付ける音もザブーンと耳に響きます。

灯台めがけて

ついに灯台が近づいてきました。実に絵になる風景です。打ち寄せる白波が凄い迫力で迫ってきます。

海に飛び込むように

そして最後は海に飛び込むように階段を下りて、無事角田浜に下り立ちました。海抜0メートルへの下山が無事終了。しばし感動の余韻に浸ることができました。

この後は宿入りして、露天風呂から海に沈む夕日を見て、夜に宿の近くでの皆既月食に期待しました。が、夕方から広がってきた雲で夕日は見えず、皆既月食も雲に邪魔されて、雲の切れ間からかすかに見えた程度と、ちょっと残念な結果に終わりました。

でも、たくさんの花と素晴らしい景観を十二分に楽しめた1日目が無事終了いたしました。

八石山(2015.3.31)

長岡市と柏崎市の境にある八石山は標高518mと513mの2つの山から成り、米山・刈羽黒姫山とともに刈羽三山といわれています。

三山の中で標高が最も低いし、前日に登った角田山と標高がそれほど違わないので、まさかそんなに雪があるとは思いませんでしたが、当初予定していた長岡市側の登山口には雪に依る道路閉鎖のため到達できず、コース変更を余儀なくされました。

柏崎側に回り込み、南条追田口を見つけ、ここから登ることにしました。

登山コース

登山コースはこの地図の「峰コース」です。比較的安全に登れるようでほっとしました。

カタクリつぼみ

カタクリはまだつぼみの状態が多かったですが、

カタクリ咲き始め

咲き始めている株もありました。雪解けが遅くやっと道が出てきたばかりです。

マンサク

マンサクは標高が同じであり雪から顔を出せば、どの山でも同じ時期に咲きますね。

途中から眺めが良くなり、刈羽三山の残り2つの

米山

米山と

刈谷黒姫山

刈羽黒姫山が間近に眺められました。それにしても雪が多いですね~~。

残雪
山頂まであと10分の看板の辺りから雪が登山道を覆っていました。

雪道を10分あまり登ると

祠と避難小屋

祠と避難小屋がある南条八石山山頂(513m)の山頂に到着です。

ぐるり360°の眺めが素晴らしです。

男八石

これは隣の男八石(中八石)山です。縦走路はあるのですが、完全に雪の下ですし急斜面なので縦走は危険です。ツアーでも行ける見込みがないので、行くのを断念しました。

越後三山

南の方にも真っ白い山々が連なり、かすかに越後三山を見ることもできました。

ここで来た道を引き返しました。

山頂付近に雪はあるものの、山麓のカタクリやスミレサイシン、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマなどの花々が咲き始めていました。きっとツアー当日(4/9)にはたくさん咲いていることでしょう。

企画時の見通しの甘さから、行程変更を余儀なくされてしまいました。

このツアーにお申し込みの方へは、その旨会社からご連絡が届きます。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

角田山(2015.3.30)

この日は続いて角田山へ。

角田山は新潟市に近く、海から直接登ることができる山です。

角田岬

登山コースの1つ角田岬コースは、角田岬に立つ白い灯台から登り始めます。

急な階段をぐんぐん上っていくと景色が飛ぶように変化していき

灯台

大海原を望む素晴らしい展望コースです。

狭い尾根

狭い尾根ですが、しっかりとした道がついていて、確実に登っていけば心配ありません。

カタクリ群落1

急登が一段落すると、カタクリの群落が見えてきました。素晴らしい輝きです。

マンサク

奇妙な形のマンサクの花もキラキラしてきれいでした。

山頂

花を見ながら登ったら2時間弱で角田山山頂に到着です。

とにかくだだっ広い所ですが、人気の山らしく平日にも関わらずたくさんの人が休憩していました。

一休みした後は、角田岬コースの隣の尾根を下りることにしました。

カタクリ群落2

この尾根もカタクリは満開でしたし、

ナガハシスミレ

蜜のある部分(距)が長ーいナガハシスミレやキクザキイチゲ、そして

オオミスミソウ1

カラフルなオオミスミソウが斜面を咲き誇っていて、それはそれは見事でした。

花に囲まれながら角田岬付近に下山しました。







国上山(2015.3.30)

佐渡弥彦国定公園の西の端に国上山(標高313m)があります。

山腹に国上寺という新潟県最古の古刹があり、あの良寛さんも住んでいた場所として知られています。

国上寺

とても風格がある国上寺の本堂横から登り始めます。

オクチョウジザクラ

とても地味な小さい小さい桜。オクチョウジザクラです。この桜は主に日本海側に分布しています。

ショウジョウバカマ

咲き始めたショウジョウバカマは花茎がまだ小さくカワイイです。

展望の良い場所で一休み。

大河津分水路

天下の大工事、大河津分水路がよく見えます。100年も前に土木工事の技術の粋を集めて信濃川の洪水対策をしたのがこれです。ものすごい年月と人工をかけてようやくできあがったのです。

カタクリ

お天気は回復基調ですが、昨夜の雨でカタクリはまだ花を開いていません。

国上山山頂

程なくして国上山山頂に到着です。とても広い山頂ですが、雨上がりで展望があまり利かず残念です。

山頂からは山の反対側に回り込み、ぐるっと半周して出発点に戻るコースです。

この山がかつての火山である証拠は蛇崩れにあるこの岩に現れています。

蛇崩れ

この山の反対側はこの崩壊地ですぱっと切れ落ちており、対照的な山容を示しています。崩壊地は凝灰岩という火山灰が海底で堆積してできた地層でできていて、これは火山であった証拠なのです。

急な斜面を横目で見ながら下った後は、山腹を巻くように進みます。

カタクリ咲く斜面

花を開き始めたカタクリの大群落や

オオミスミソウ

オオミスミソウが斜面を美しく飾っていました。

稚児道という山道を国上寺まで戻って登山を終了いたしました。



樋曽山(2015.3.29)

3月も間もなく終わり。関東では桜が開花して、いよいよ春本番を迎えようとしています。

雪国新潟はどうでしょうか? ツアー下見のためいくつかの山に行ってきました。

まずは、角田山と多宝山に挟まれた樋曽山(297m)です。

弥彦スカイラインの一角から山へ入ろうとしましたが、入口がよくわかりません。ちょっとウロウロしましたが、あちこち花でいっぱい。

カタクリの丘

カタクリの花でピンク色に染まった斜面が続きます。でも道が行き止まりになっていて引き返してきました。

ようやく登山道を発見して先へ進みます。

ミチノクエンゴサク

この小さい植物はミチノクエンゴサク。ジロウボウエンゴサクより随分華奢な感じです。

ネコノメソウ

ネコノメソウの群落です。とてもきれいに咲いていました。

オクチョウジザクラ

この小さな桜はオクチョウジザクラ。日本海側に分布していますが、チョウジザクラより花が大型です。

コシノカンアオイ

コシノカンアオイ。カンアオイの仲間では花がとてつもなく大きいです。

雑木林

この辺りでは雑木林が続いています。かつて槙や炭にした林で、明るくて気持ちが良いです。雑木林だったから花が多いのでしょう。

マンサク

マンサクの変わった花です。見頃でした。

樋曽山

この写真の黄緑色に塗った石が樋曽山の山頂です。気づかずに通り過ぎそうでした。

角田山方面

北に向かっていくと角田山方面が見えてきました。キブシの花が風景を彩っています。

この山には他にたくさんの花が咲いていました。稀少植物も多いのでここでは紹介いたしませんが、まさに花の山でした。

雨が降り出して来た頃、角田山の登山口付近に下山しました。


プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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