山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

雄阿寒岳・摩周岳ツアー(2015.9.22-24)3日目

3日目となりました。この日も快晴ですが冷え込みました。

阿寒湖から立ち上る霧

阿寒湖畔のホテルの近くから前日に登った雄阿寒岳方面を見ると霧が立ち上っていました。

この日は摩周岳登山です。摩周岳は霧の名所。濃霧注意報が出ているのでちょっと心配。

バスで弟子屈の町にはいると心配された霧に入ってしまいましたが、摩周湖まで登ってくるうちに霧は晴れ、

第一展望台から摩周湖

登山口の第一展望台からは見事な摩周湖と摩周岳が・・・! みなで飛び上がって喜びました。

摩周岳へは摩周湖を反時計回りに1/3周以上して行きます。アップダウンは緩やかで

歩きやすい道

とても歩きやすい道が続いています。摩周岳までは距離が長いのですが、道がよいのでどんどん進みます。

迫り来る摩周岳

これから登る摩周岳がどんどん迫ってきます。この写真の右側が山頂です。

雄阿寒岳遠望

振り返ると前日登った雄阿寒岳や、前々日に近くを歩いた雌阿寒岳などが地平線近くに見えていました。この辺りは実に北海道らしい風景が展開し、釧路方面は続く牧草地が延々どこまでも続いていました。

進むにつれて摩周湖の形も違って見え、

ダイヤモンド摩周

ここからはダイヤモンド摩周などとロマンチックな名前が付いています。

西別岳

隣の西別岳もすぐ近くに見え、山頂には人が立っているのも(双眼鏡で見たら)わかりました。

さていよいよ摩周岳に近づくと

美しいダケカンバ林

真っ白な幹のダケカンバ林が美しい景観を作り出していました。

注意標識

そしてこの注意標識からいよいよ急登が始まるのでさらに気を引き締め進んでいきます。

爆裂火口

約1000年前に爆発した摩周岳の爆裂火口が間近に望める場所を通過し、ついに

摩周岳山頂

とても狭い摩周岳の山頂に到着しました! 本当に素晴らしい眺めです。

山頂から見た摩周湖

すごい高度感で眼下にコバルトブルーの摩周湖が望め、第一展望台とは違った角度の湖が新鮮です。

しかし火口側は400m以上の絶壁ですが保護柵や鎖が何もなく実に恐ろしいです。何か落ち着きません。

それにシロアリと思われる虫がわんさか寄ってきてまとわりつきます。これはたまらんということで退散し、山頂で食べようと思っていたランチは少し下りたところで取ることにしました。

ランチタイム

西別岳との分岐で落ち着いて食べています。まだ興奮が冷めません。

帰りは往路をそのまま戻り、第一展望台で登山を終了しました。

今まで観光では1点で見ていた摩周湖が、今回の登山で多角的に眺めら摩周湖の素顔に少し迫ることができました。

1日中見ることができたのは本当に幸運でした。


こうして3日間のツアーが無事終了しました。

3日間とも素晴らしい天気となり、たくさんの山と湖と素晴らしい原生林を巡ることができた山旅となりました。

ご参加された皆様、3日間大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。










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雄阿寒岳・摩周岳ツアー(2015.9.22-24)2日目

2日目は雲一つ無い天気になりました。いよいよこの日は雄阿寒岳登山です。

大半が森の中のコースなので、日当たりが良くても大丈夫です。

滝口登山口

阿寒湖の畔にある滝口登山口から登山開始します。

阿寒湖の水が水門を通って流れ込む小さい湖が

太郎湖

太郎湖です。この湖の畔を進みます。

次郎湖は離れたところから眺め、原生林の中をどんどん登っていきます。

ツバメオモト実

足元にはツバメオモトの葉っぱがたくさんあり、中には実を付けている個体もありました。花の時期はさぞかしきれいでしょう。

エゾマツ、トドマツなどの針葉樹に混じってシナノキや

美しいダケカンバ林

ダケカンバが青空にとてもよく映えています。本当に美しい林です。

原生林のきつい登り

コースには一合目から九合目まで標識が立っていますが、等間隔ではありません。五合目までがとても長く、とくに三合目から五合目が急坂できつい登りです。

何とか登り切ってようやく

五合目

五合目に着きました。ここまで来ると8割クリアですって! どうして八合目としないのでしょう? だれもが感じる疑問です。

実際、ここからは斜度も緩くなり、六合目、七合目と次々に現れます。

五合目付近がもっとも紅葉が美しく、

ミネカエデ黄葉の道

この付近のミネカエデは圧巻でした。そして

大斜面

七合目くらの大斜面に転々と紅葉した木が。真っ青な空に素晴らしいコントラストで迫ってきました。

阿寒湖の眺め

振り向けば、広ーい阿寒湖とその向こうの雌阿寒岳、阿寒富士、フップシ岳などが胸のすくような眺めです。

そして小ピークを越えたら

山頂が見えてきた

ようやく雄阿寒岳山頂が見えてきました!

お鉢を巡るように旧火口を回り込んで登山開始から4時間余りたって山頂に着きました。

雄阿寒岳山頂にて

ばんざーい!!

山頂の反対側には眼下に

パンケトー

原生湖パンケトーが自然のままの姿で原生林の中にたたずんでいました。

その昔、阿寒湖とパンケトーの間に雄阿寒岳が噴火して今のような姿になったのです。

遠くには明日登る摩周岳、そしてその奥に斜里岳、さらに遠くに知床の連山まで見通すことができ、心から360度のパノラマを楽しむことが出来ました。

山頂で十二分に展望を満喫した後は往路を下山しました。途中でゆっくりしてしまったので、滝口登山口に着いた頃はもう薄暗くなっていました。

こんな素晴らしい天気に恵まれたのはいつ以来だろうか、などと思いつつ阿寒湖のホテルでこの日のファンタスティックな想い出に浸り、無事2日目が終了しました。



雄阿寒岳・摩周岳ツアー(2015.9.22-24)1日目

長く続いた秋雨はようやく終わりを告げ、晴れが続くようになってきました。

いつもの年なら今頃は秋雨の本番なのですが、今年はだいぶ早く推移しています。

9月22日から山旅会で北海道の山に登るツアーに行って参りました。

1日目: 雌阿寒岳山麓の湖・オンネトー周辺の森歩き
2日目: 雄阿寒岳登山
3日目: 摩周岳登山

の予定で、まずは1日目です。

オンネトー

阿寒湖から車で20分くらいの所にある湖がオンネトーです。湖畔からは雌阿寒岳(左)と阿寒富士が仲良く並んで見えます。現在、雌阿寒岳は火山活動が活発なため、6合目までしか登山できません。

5連休ということもあって湖畔は車やバイクで大混雑。でも一歩、森の中に入れば途端に静けさが訪れます。

原生林歩き

この辺りの森は針葉樹と広葉樹が混じった原生林。からっとした気候なので歩いていてとても気持ちが良いです。

シナノキ巨木

この巨木はシナノキです。真っ直ぐに伸びて私たちを見下ろしています。

展望台

30分もしないうちに展望台に着き、ここでランチです。2つの山とオンネトーが見えている中でのランチは格別です。

森の中を歩いているといろいろ面白い物が目に入ります。

凍裂

左側の木はトドマツですが、縦にひびが入っています。これは染みこんだ水が寒さで凍って膨張し、幹にひびを入れてしまったものです。それほどこちらの寒さは厳しいのですね。

アリの巣

木の根元に溜まったオガクズのようなもの。これはアリの巣です。この中にたくさんのアリがウジャウジャ動いていました。

年輪

立ち枯れてしまい伐られた幹です。年輪を見るととても細かくて、1年の成長がとても遅いことがよくわかります。

この木はエゾマツですが、材質が緻密で楽器や建材などに利用されています。それにしてももったいない。

オンネトーの裏側に回り込みました。

オンネトー湖畔の紅葉

湖畔は森の中と違って日当たりがよいのでカエデの色づきが良いです。

湖畔を歩く

キラキラ輝く湖を見ながら進みます。

アカエゾマツ原生林

この付近には樹齢150~200年のアカエゾマツ原生林が広がっています。この木は主に環境条件の悪いところに生育していて、日本中を見ても極めて分布域が狭いので、ここの森はとても貴重なものです。

ゴゼンタチバナ

森の中ではゴゼンタチバナがたくさんの実を付けていました。

薄暗い森の中にも明るくなった場所があります。そこはギャップと呼ばれ、太い木が倒れた場所にできます。

ギャップ

明るくて色づいているのを見るとなぜかほっとします。

約3時間の森歩きで無事ゴールの雌阿寒温泉に到着しました。

普段見ることができない原生林を肌で感じつつ、これから2日間の登山に備えた足慣らしをして、北海道の初日を過ごしました。

箱根・明神ヶ岳ツアー1回目(2015.9.20)

今年はなぜか秋に5連休が設けられ、お天気が良いこともあって、連休前半の高速道路下り線はどこも大変な混雑です。

東名高速もご多分に漏れず大渋滞となり、登山口の大雄山最乗寺に行くまでに、新宿から3時間半以上もかかってしまいました。

お昼前くらいになってようやく登山開始。さわやかな天気の下をゆっくりと登っていきます。

見晴らし小屋を過ぎた先に

防火帯のススキ原

防火帯が切ってあって、日当たりがよい草地となっていて

オミナエシ

オミナエシや

タムラソウ

タムラソウ(アザミに似ていますが刺がありません)、

ワレモコウ

ワレモコウ、そしてシラヤマギク、ヤマハギ、ツリガネニンジン、ゲンノショウコ、ヤマハッカ、タイアザミなどの花がいっぱい咲いていました。

箱根周辺には火山灰土壌が厚く堆積していて、

えぐれた道

断面がV字型となったとても滑る赤土の道が所々にあります。前日が晴れていたのでそれほど歩きにくくはなかったですが、それでもバランスを取るのに苦労します。

登り初めから4時間近くかかってようやく

神山と大涌谷

稜線に出て神山と大涌谷が望める稜線に出ました。やったー!

この辺りからは

相模湾

相模湾もばっちり望めました。ここからはものの3分で

明神ヶ岳山頂

ついに明神ヶ岳山頂に着きました。バンザイ!

この日は残念ながら富士山が雲隠れしていましたが、さわやかな風が吹きぬける山頂はとて気持ちが良かったです。

でも登山開始が遅かったので、時はすでに3時半。急いで下りないと暗くなってしまいます。

ここからは宮城野に向けて一歩一歩確実に進みます。

ヤマボウシ実

だいぶ熟してきたヤマボウシの実をほおばりながら、薄暗くなった山道をチームワークで何とか乗り切り、日が沈んだ頃無事に宮城野に下山しました。

交通渋滞でどうなるかと思いましたが、何とか明神ヶ岳に登頂できて良かったです。

ご参加された皆様、大変ご苦労さまでした。そしてありがとうございました。


日光ミズナラ・ハルニレの森歩きと高山登山ツアー(2015.9.15)

数日前に栃木県で発生した大雨のため、不安をかかえて日光に向かいました。

この日は幸い、晴れ間が覗く山歩き日よりとなりそうです。

コースは赤沼でバスを乗り換えて西ノ湖入口まで行き、そこから西ノ湖と千手が浜で巨木林を観察し、高山に登って竜頭の滝上まで下ります。

赤沼

赤沼に着きました。男体山がどーんと大きくそびえています。ここで低公害バスに乗り換えます。

西ノ湖入口で下車し、西ノ湖に向けて歩き出しました。

カラマツ人工林

はじめはカラマツの人工林ですが、吊り橋を渡って

西ノ湖

西ノ湖に着くとその辺りにはミズナラ巨木やヤチダモの保護された林が広がっていました。

千手ヶ浜歩道へ

次は千手ヶ原から千手が浜にかけて歩道を進みます。次第に

ミズナラ巨木林

ミズナラの太い木がたくさん現れてきて、とても見事です。

昼過ぎには千手が浜に付き、

中禅寺湖畔でランチ

中禅寺湖の広大な広がりと波の音を聞きながら豪華なランチタイムです。本当に素晴らしい時が流れました。

千手が浜には

ハルニレ巨木

何本もハルニレの巨木があり圧倒されます。

どうしてこの場所にはこんなに巨木が多いのでしょう。

もともと中禅寺湖と西ノ湖は1つの大きな湖だったそうで、その後水位が下がって別々の湖になり、その間が現在の千手ヶ原となりました。つまり以前ここは湿地だったわけで、ハルニレが生育するのに適していたのですね。この素晴らしい森が切られずにきたのには多くの人が保護に奔走したからであって、私たちはその恩恵をいただくことができたことに感謝したいと思います。

さて森歩きの次は高山登山です。

日光もご多分に漏れずシカの食害がひどく、花の種類は少なくシカの嫌いな植物が繁茂しています。その1つが

シロヨメナの海

シロヨメナで花が至るところで海のように広がっていて異様な光景です。こんな場所は見たことがありません。

高山の樹木でおやっ!と思ったことが1つあります。

カラマツ巨木

この樹皮はどうみてもアカマツですが、実際にはカラマツの巨木です。

この付近の植林カラマツは他と同じく黒っぽいのに、天然カラマツはみんなこんな赤っぽい色をしているのです。これも意外でした。

高山

さて、無事高山に登頂し、その後反対側に

無事下山

下山して、最後に

竜頭の滝上

雨の後で水量の増えた竜頭の滝を上から眺め、無事登山を終了しました。

心配された大雨の後遺症も、今回のコースにはなくてほっとしました。

ご参加された皆様ごくろうさまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。






糸魚川ジオパークと明星山ツアー(2015.9.8-9)

今年の3月に北陸新幹線が開業して近くなった糸魚川。以前から世界ジオパークに興味を持っていたので、ここを訪れるツアーを企画し行って参りました。

折しも台風18号が7日に発生し、いきなり加速して9日には上陸するという、予測の付かない中を出発しました。

さて1日目です。もともとは海川沿いの海谷渓谷を歩く予定でしたが、前日までの雨による増水で渡渉できず断念。代替コースとして幾つかのジオサイトを回ることになりました。

幸い、糸魚川は曇り空。糸魚川駅にて現地ガイドの方と合流し、出発です。

まず最初は高浪の池です。展望台から眺めます。

高浪の池展望台より

眼下の池とその向こうの明星山がジオラマのように望めます。明星山は翌日登る山。あんな絶壁を登のでしょうか?

池のほとりでランチとし池を巡ります。この池は土砂が崩れて堆積した場所に水が溜まってできたのだそうです。体長4mの巨大魚ナミタロウが住んでいるといわれているとか。

高浪の池と明星山

とても静かな池のまわりには遊歩道があって一周しながら植物観察を楽しみました。


次にいったのは

ヒスイ峡にて

日本で最初に翡翠(ヒスイ)が見つかった場所、小滝川ヒスイ峡です。

現地ガイド平野さんが資料を使って実にわかりやすく説明してくれたので、難しい地理のことが少しわかったような気になりました。

ヒスイの原石は平野さんの後方の白っぽい岩で、この辺り一帯が天然記念物なので、もちろん持って行くことはできません。

ヒスイ峡は明星山のすぐ横にあって、少し移動すると

明星山の大岩壁

全山石灰岩の明星山の大岩壁が間近に見られ、迫力満点です。ここはクライマーがよく練習に使うところだそうで、登っている写真が展示されていました。いやー、おっかない。

ところで明日登るコースはこの丁度反対側。森に覆われたコースです。

この後、フォッサマグマパークへ行きました。

糸魚川は大断層帯の糸魚川静岡構造線が町の真ん中を走っています。この構造線はフォッサマグナの西の縁にあるので、つまり町の半分はフォッサマグナということになります。

その構造線を現場で見ることができました。

糸静構造線

ここがその場所です。そう、どこが断層かわかりませんね。むき出しになっていた時はわかりやすかったのですが、崩れないようにするために固めてしまったのでわかりにくくなっているのです。ちょっと残念。

でもこの線の東西で地質も違うし、文化も違うという説明にはとても共感してしまいました。

さて最後に訪れたのは青海海岸です。ここは姫川から流れ出た石が堆積する場所なので、ヒスイが転がっていることがあるそうです。

青海海岸にて

こんなに石がたくさん落ちている何て。この中から

石拾い

1個1個探します。とてもきれいな石はたくさんありますが、残念ながらヒスイらしき石は見つかりませんでした。

ジオパークの話をとてもわかりやすく話してくれた平野ガイドとお別れし、宿入りして1日目が無事終了しました。


さて明星山の登る2日目はついに台風が東海地方に上陸。糸魚川も雨になってしまいました。

延々1時間半も林道を歩いた末にようやく

登山口

登山口に到着し、ここから山道を登り始めます。

滑りやすい道を登る

この日だけでなく、数日前から雨が降っていたせいか、石灰岩の上に堆積した赤土がつるつる滑ります。

悪路に足を取られて時間をロスしたのと、山頂近くなったところで雨が強くなり、台風による風とガスも出てきたのでついに登頂を断念しました。

もう少し台風が遅く来るか早く来ればと思うと残念でしたが、これもやむを得ません。

下りたら晴れそうだと思っていたら

駒ヶ岳から雨飾山

その通りになってきました。

左の駒ヶ岳から右の雨飾山までの山々が素晴らしく眺められ、下りてきてからでも見られて良かったと思いました。

お疲れ様でした

全身泥だらけになりながらも全員無事下山しました。本当にご苦労さまでした!!

こうして2日間のツアーが無事終了しました。

海谷渓谷歩きができず、明星山も登頂できなかったですが、糸魚川ジオパークのことを少し理解できたのと、泥んこになりながら明星山の九合目くらいまで登ることができて良かったです。

2日間ご苦労様でした。そして台風接近にもかかわらずご参加いただいたことを心より感謝いたします。

現地ガイド平野さんにもこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

黒斑山・東篭ノ登山ツアー(2015.9.5ー6)2日目

一晩開けて2日目となりました。

お天気が下り坂で少し気になる中を、車坂峠から西側に登り始めます。

花咲く小径を高峯山に昇っていきます。この山には

エゾリンドウ

エゾリンドウが目立ちました。上品な花の色で足が止まってしまいます。

南の方角を見ると

八ヶ岳を望む

薄雲の中に八ヶ岳と蓼科山(右)を遠くに望むことができました。

緩い登りを終えると

高峯山にて

少し岩が重なっている山頂に着きました。神社でお詣りをして少し来た道を戻り、途中の分岐から高峰温泉方面へ向かいます。

登山口看板

そして今度は水ノ塔山へ登り返します。

水ノ塔と篭ノ登

あと少しで水ノ塔山に着くという頃、ついに小雨が降り出してしまいました。

水ノ塔山で短時間のランチとした後、東篭ノ登山へミニ縦走です。

北側からガスが上がってきて、

東篭ノ登にて

東篭ノ登山に着いた頃には雨は大したことがありませんでしたが、視界がかなり悪くなっていました。

池の平湿原に向けて下山し、湿原巡りに行きます。

ワレモコウ

ワレモコウや

ヤマラッキョウ

ヤマラッキョウ、

ウメバチソウ

ウメバチソウ、そしてオヤマリンドウ、ヤナギランやカワラナデシコなどこの付近でもたくさんの花を見られましたし

鏡池

湿原の一角にある鏡池周辺では草紅葉も楽しめました。

この後、駐車場に戻る時についに雨がザーと振り出してしまいました。

池の平湿原

ガスにけむる湿原をあとにして駐車場に戻り、2日目の登山を無事終了しました。


最後に強い雨に降られてしまいましたが、ここしばらくの不安定な気候の中では、2日間まずまずの天候に恵まれました。

2日間で4座登頂する中で、たくさんの花や素晴らしい展望を楽しむことができて良かったです。

ご参加された皆様、ご苦労様でした。そしてありがとうございました。

黒斑山・東篭ノ登山ツアー(2015.9.5ー6)1日目

高峰高原をベースに、車坂峠の東側にある黒斑山を1日目に、西側にある高峯山、水ノ塔山、東篭ノ登山を2日目に、それぞれ訪れるツアーに出かけてきました。

ここしばらく続いている悪天ですが、1日目は幸い曇で薄日が差すまずまずの天気です。

車坂峠から登山開始です。

翌日登る山々

背後には翌日登る山である、高峯山(左)、水ノ塔山(右)、そして東篭ノ登山が全て見えていて嬉しいです。

この山には大変花が多く

マツムシソウ

マツムシソウ、

ハクサンオミナエシ

ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)、

イワインチン

イワインチンの他、アキノキリンソウ、ミヤマセンキュウ、ツリガネニンジン、ヤマハハコなどたくさんの花が咲き、

コケモモ

コケモモ、

シラタマノキ

シラタマノキ、

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナなどの実もたくさん見られました。

さて、黒斑山は浅間山の外輪山で、浅間山火口から3kmほど離れています。現在、この火山は噴火警戒レベル2で、火口から2km以内が立ち入り禁止となっています。黒斑山はそのすぐ外側にあり、浅間山を最も間近に見られる場所です。

その外輪山の一角である

トーミの頭にて

トーミの頭に着きました。そしてここから少し登ると

黒斑山

黒斑山に到着しました。しばらくするとガスが晴れ、

浅間山火口

前掛山のすぐ先に、噴煙を上げる浅間山の火口を見ることができました! すごい迫力!!

しばらく浅間山の展望を楽しんだ後、来た道を引き返しました。

黒斑山山頂付近にも、北八ヶ岳と同様の

カラマツ黄葉

針葉樹林(シラビソ)の縞枯現象を見ることができました。

どんどん下ってくると、天然のカラマツが少し黄葉していることに気づきました。少し早すぎませんか??

今夏はお盆を過ぎて急に涼しくなったので、黄葉の始まりが早い気がします。

全員無事車坂峠に下山して1日目の行程を終了いたしました。


雁ヶ腹摺山とシオジの森ツアー2回目(2015.8.31)

1回目から1日おいて2回目のツアーに出かけました。

今日で8月も終わり。最近お天気が良くない日が続いていますが、何とか富士山が現れてくれないかと、淡い期待を持って行きました。

登山開始

大峠までタクシーで来て登山開始です。

花は2日前と同じようにトリカブト、レイジンソウ、シロヨメナ、ヤマハッカなどが咲いていました。それ以上に目立ったのはキノコです。

クチベニタケ

とってもかわいいクチベニタケ、

サンコタケ

仏具に似ていることから命名されたサンコタケ、

ムラサキアブラシメジモドキ

美しい紫色のムラサキアブラシメジモドキ、

ツルタケ

とても美味しそうだけど毒のあるツルタケ、そして2日前も見た

ハナホウキタケ

ハナホウキタケなど、実に多彩なキノコを見て楽しむことができました。

雁ヶ腹摺山の山頂草原

山頂草原

から五百円札の富士山を探しました。全く見えずあきらめて出かけようとしていると

五百円札の富士

ややっ! 富士山の輪郭がおぼろげに現れているではないですか! みなで「見えたことにしよう」ということで先に進みました。

次のピークは

大樺の頭

大樺の頭。ここには展望も花もありません。ここからシオジの森に向かう途中で見たものは・・・

ササ枯れ

大規模なササ枯れです。開花しているササはなく、かなり広い面積でササが枯れていました。そして

ササ芽生え

背の低いササが一面に生えている場所もありました。これはどういうことでしょうか?

私の考えは、昨年か一昨年大規模なササの開花結実が発生し、そこ後桿が倒れ、さらに種子から一斉に発芽しました。つまり、ササの世代交代が起こっていると思っています。

さて、いよいよ後半の見どころ

シオジの森を歩く

シオジの森に入りました。高さ30m以上もある巨木林が渓流沿いに成立しています。

苔むした林床の岩に足を取られないように気を付けながら進んでいきます。本当に素晴らしい森です。

立ち止まって上を見ると

シオジの森の林冠

頭上遙か上に枝を伸ばすシオジが空を覆っていました。

おぼろげな五百円札の富士とシオジ巨木林、たくさんの美しいキノコと大規模なササ枯れ。なかなか体験できないツアーが無事終了しました。

ご参加された皆様、ありがとうございました。

プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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