山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

南八ッ硫黄岳・横岳ツアー(2016.6.23-24)

フォーゲルの今年3回目の宿泊ツアーは南八ヶ岳の硫黄岳・横岳ツアーです。

登山口は標高1900mの桜平。もっとも短時間で主稜線に出られる場所です。

1日目は朝から雨。昼頃には止むという予報でしたが、なかなか止まないため

夏沢鉱泉

桜平から50分ほど登ったところにある夏沢鉱泉でお昼ご飯を食べつつ雨宿り。つい長居してしまいました。

シラビソの森

霧に煙るシラビソの森をゆっくり登ります。とても幻想的な雰囲気です。

ルリビタキやメボソムシクイなど亜高山帯をすみかとする鳥のさえずりが響き渡ります。

赤岩の頭から尾根に出ると風も出てきました。

ツガザクラ

岩場に張り付くツガザクラやイワヒゲの花が疲れを癒してくれました。

何も見えない硫黄岳山頂からケルンをたよりに進み、夕方

硫黄岳山荘に到着

今宵の宿、硫黄岳山荘に到着しました。

この頃には雨は上がり、夕方には時折霧が晴れて少し展望を楽しめるようになりました。


さて、翌日は霧が晴れ青空も覗いています。この日は花の山・横岳を往復し桜平へ下山します。

御嶽山と中央アルプス

小屋を出ると、西側には御嶽山、中央アルプスや北アルプスが屏風のように見えていて、とてもよい気分です。

台座の頭への登り

横岳の手前にある台座の頭へ向けてスタート。気分爽快の尾根歩きです。

岩場を越えると横岳に到着。

赤岳と北岳

その先には八ヶ岳の主峰・赤岳とその向こうの南アルプス北岳、そして左手には富士山が頭だけ雲の上から顔を出していました。ここまで見られるとは、予想以上です。

ウルップソウ

高山植物は大変多く、ウルップソウや

オヤマノエンドウ

オヤマノエンドウ、チョウノスケソウ、ツガザクラ、そしてわずかでしたがツクモグサにも出会えました!

硫黄岳山荘に戻り、昨日来た道を戻ります。

硫黄岳

硫黄岳ではど迫力の爆裂火口を眺められ、

赤岩の頭からは

南八ヶ岳の山並み

南八ヶ岳の山並みが全て見渡すことができ、展望を十二分に堪能することができました。

桜平に着く頃にはポツポツと降り始めましたが、雨具を付ける必要もなく全員無事下山してツアーを終了しました。

今年は八ヶ岳でも雪が少なく、開花時期が早かったようですが、たくさんの花と素晴らしい展望を満喫できたツアーでした。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

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八甲田山と沼めぐりツアー(2016.6.20-21)その2

2日目は八甲田大岳に登ります。

酸ヶ湯温泉から仙人岱を経て大岳へ登り、毛無岱から酸ヶ湯温泉に下りる周回コースです。

登山口

ゴールドラインの一角に登山口があり、ここから登山開始です。

最初は展望のないぬかるんだ道が続きますが、そのうちに

地獄湯の沢

イオウの匂いがする地獄湯の沢の横を通ります。この辺りから

可憐な花々

イワカガミ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウなど可憐な花々がたくさん見られます。

仙人岱からみた大岳
湿原のある仙人岱までやってきました。この時間は大岳がよく見えていました。

この付近には雪渓が残っていたり、最近まで残っていた雪渓があって、そんな場所には

<ヒナザクラ群落

ヒナザクラの大群落が・・・。とてもちっちゃなサクラソウの仲間です。

大岳へのきつい登りを一歩一歩進みます。

ミヤマオダマキ

ミヤマオダマキがあちこちでとても美しい花を付けていました。

そしてついに

大岳山頂

八甲田山の最高峰・大岳に登頂です。バンザイ! 残念ながらガスが上がってきて何も見えません。

大岳からは急な道を下ります。2箇所に大きな雪渓が残っていて、

雪渓下り

ゆっくり慎重に下っていきます。

下りきったところにある避難小屋の前で

ランチタイム

ランチタイム。後は井戸岳です。

食事のあとは酸ヶ湯温泉に向けて下ります。

下毛無岱

途中に毛無岱という広ーい湿原があって素敵な空間を楽しめます。

ワタスゲ

ワタスゲや

エゾイソツツジ

イソツツジ、そして池塘にはミツガシワの花も見られ、ゆっくりしていたい場所でした。

このように、八甲田山には多くの湿原が点在し、そこは可憐な花々で彩られ、とても素晴らしい山歩きを楽しめました。

ご参加されたみなさま、大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。

八甲田山と沼めぐりツアー(2016.6.20-21)その1

青森県の中央に位置する八甲田山は十数個のピークを持つ山域の総称で、あちこちに湿原が散りばめられていて、個性ある温泉がたくさんある魅力的な地域です。

6月20日より八甲田山と沼めぐりツアーに出かけてきました。

まずは1日目、沼めぐりです。

青森駅から八甲田十和田ゴールドラインを進むと、最も標高の高い傘松峠を過ぎたあたりに

睡蓮沼

睡蓮沼という美しい沼があります。雨が降ったり止んだりしていましたが、レンゲツツジやミツガシワなどの花が見頃で、背景の山は見えずとも素晴らしい景観です。

雨が上がった

雨でしっとり濡れた植物は輝きを取り戻しているようでした。

次に赤沼という山奥の沼に向かいます。雨はすっかり上がり薄日が射してきました。

ブナトチ巨木林

この地域にはブナやトチノキの巨木がいっぱいあって、素晴らしい森が広がっていました。

林床には

ギンリョウソウ

ユウレイタケという異名があるギンリョウソウの花があちらにもこちらにも。なかなか見応えがありました。

次に本日の宿

蔦温泉

蔦温泉に到着し、ここから

蔦沼めぐり

宿の近くに点在する沼めぐりに出発。

月沼

鏡のような水面に映る新緑がとても感動的でした。

そして最後の沼には

モリアオガエル卵塊

泡に包まれたモリアオガエルの卵塊が沼に張り出した木の枝にぶら下がっています。よく見ると

数多くの卵塊

もの凄い数の卵塊が! 帰るが集まっている姿を見たかったです。

こうしていろいろな沼を巡って1日目が終了しました。

高松岳・神室山ツアー(2016.6.17-18)

秋田県南部で、山形県や宮城県境付近には1300m級の奥深い山並みがあります。

山形県境の神室山は花の百名山にも選ばれている、この地域きっての名山で、高松岳はその近くにあります。

標高はどちらも1300mあまりでそれ程高くはありませんが、特に神室山は花が多いことで知られています。

6月17日から1泊ツアーで出かけてきました。

まずは高松岳です。

登山口

林道を進んでいくと湯ノ又大滝という滝があり、ここから登山開始します。

林道終点からもさらにやや広めの道が延びていて

林道跡を行く

かつての林道だった所で自然に戻りつつある道を進みます。

渡渉して急坂を登ると視界が開けてきて

タニウツギと虎毛山

一昨年に登った虎毛山が見えてきました。日当たりがよいのでタニウツギが美しく咲いています。

この尾根は更に急で、息を切らしながら登ります。

足元には

シラネアオイ

シラネアオイやゴゼンタチバナ、そして

サラサドウダン

サラサドウダンやウラジロヨウラクなどの花も見ながら

高松岳

高松岳(1348m)に登頂しました。

時折ガスが出ていましたが、比較的視界は良くて涼しい山歩きを楽しみました。


2日目は長丁場の神室山です。沢沿いの西ノ又コースを登り、尾根沿いのパノラマコースを下ります。

西ノ又コースは修験者が昔から歩いてきた歴史のある道です。冬の間は取り外される吊り橋が2箇所に架けられています。

まずは

第一吊り橋

1つ目の吊り橋です。歩くとゆらゆら揺れてちょっとスリルがあります。

第2吊り橋

2つ目の吊り橋はやや傾斜があり、足元が滑るのでちょっと緊張します。

沢沿いの狭い道を転落に注意しながら進みます。

ヤマツツジ

ヤマツツジが美しく咲いていました。

川沿いの道が終わりに近づく頃、

三十三尋の滝

三十三尋の滝というスケールの大きな滝があり、このあと渡渉して急坂に取りかかります。

きつい登りを延々と続けるとようやく

御田の神

御田の神という広いお花畑に着きました。花の時期はもう少し後のようですが、雪解け直後の斜面にはヒナザクラがかわいらしく咲いていました。

御田の神から稜線に出る直前の急坂には素晴らしいご褒美が待っていました。

キヌガサソウ群落

キヌガサソウの大群落です。今年は雪解けが早くて心配していましたが、まだたくさん咲いていたのでほっとしました。

さらに登り詰めると

西ノ又分岐

パノラマコースからの道に合流する西ノ又分岐に出ました。ここからは山頂まで花がたくさんです。

アカモノ

アカモノやハクサンチドリ、シラネアオイ、ニッコウキスゲなどを眺めながら進み

ついに

神室山

神室山山頂に到着しました! 大変な登りだっただけにうれしかったですが、残念ながら小雨で視界は全く見えません。

近くにある避難小屋に行く時間も惜しいので、

山頂でランチ

少々寒い山頂でランチを取ってパノラマコースを下山しました。

神室山ではお天気に恵まれませんでしたが、たくさんの花有り、変化に富んだコース有りで、とても充実した山旅を楽しめました。

ご参加されたみなさま、大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。



赤城鍋割山ツアー(2016.6.4)

赤城山は多くのピークを持つ山々の総称ですが、その一番手前にある山が鍋割山(1332m)です。

比較的容易に訪れることができる上、ツツジがたくさん咲き眺めがよいとあって、とても人気のある山です。

ツツジ咲く季節にツアーで行ってきました。

登山開始

箕輪にある姫百合駐車場から登り始めます。

道標

あちこちに道が通じていますが、道標がしっかりしているので安心です。

小1時間歩くと

荒山高原

ツツジの名所荒山高原に着きました。咲いているのはちょうど見頃のレンゲツツジで、背景は荒山です。ヤマツツジは盛りを過ぎていましたが、まだ咲いている株もたくさんありました。

ここから3方に道が分かれていて鍋割山へ向かいます。

少し登ったあとは緩い起伏の道が続きます。

ヤマツツジ

森の中のヤマツツジはまだ綺麗に咲いていて、

サラサドウダン

サラサドウダンは見頃、

クサタチバナ

クサタチバナや

サワフタギ

サワフタギは咲き出していていて花がたくさんです。

やや霞んでいましたが、周囲の山々はよく望め、浅間山、榛名山、谷川岳、上州武尊山など著名や山を見ることができました。

鍋割山

鍋割山山頂はとても広くてゆっくり休むことができました。

往路を引き返しツアーを終了しました。ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

箱根・丸岳ツアー(2016.6.3)

箱根外輪山・金時山の南西側に連なる山並みがあります。

長尾山、丸岳、三国山と続きますが、今回は丸岳ツアーに出かけました。

箱根は狭い山域なのでクマは住んでいませんし、シカもほとんど生息していないと言われています(最近は少数が確認されているようですが)。

梅雨入り前の時期で、どんな花が咲いているでしょうか?

桃源台でバスを下り、

湖尻水門

湖尻水門を渡って

登山口

ゴルフ場の横にある登山口から外輪山に向けて登り始めます。

キンポウゲ

足元にはテカテカ光るキンポウゲの花、

ヤブデマリ

そして上にはヤブデマリや

ニシキウツギ

ニシキウツギ、そしてツクバネウツギの花がたくさん咲いています。

しばらく進むと

カルデラのパノラマ

カルデラの中が俯瞰されとても良い景色。

主峰神山と、噴煙がだいぶ少なくなってきた大涌谷、ススキで有名な仙石原、そして広大なゴルフ場。画面からは外れていますが芦ノ湖と海賊船がよーく見えました。

丸岳

そしてやっと丸岳山頂に到着。この日は予報は良かったのに曇りがちで富士山は見えず残念。

期待していたサンショウバラは・・・

サンショウバラ

わずかに咲いていて大輪の美しい花を見ることができました! アー良かった。

この後は乙女峠からふじみ茶屋に下り、ツアーを終了しました。

梅雨入り前に箱根でたっぷり花を楽しむことが出来ました。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

権現山ツアー(2016.6.1)

中央線沿線から一歩奥まったところに、大月以東の最高峰・権現山(1312m)があります。

以前から気になっていた山ですが、今回権現山を訪れるツアーに出かけました。

コースは北側の初戸(はど)から登って、雨降山、権現山を通り、浅川峠から浅川へ下山します。

登山開始

バスを初戸で下りて登り始めます。

杉林

この尾根はヒノキの人工林が多く、ちょっと退屈な登りです。

雨降山から尾根に出てミズナラが主体でヤマツツジ咲く落葉樹林を進みます。

大ムレ権現

権現山直下にある大ムレ権現のある小屋にやってきました。この中に祠が安置されています。

そして少し登ると

権現山

二等三角点のある権現山に到着しました。富士山がかすかに望め、奥多摩三山や雲取山などの眺めが素晴らしいです。

浅川峠へ向けて下山開始します。

下り道

新緑の中に朱色のヤマツツジが点在して良い景観です。さわやかな風が吹くカラっとした気候で気分爽快。

あまり注目されていない山らしく、誰一人にも会いません。貸切状態の山歩きは格別です。

期待していた花がありました。ハクウンボクです。しかし残念ながら

ハクウンボク花

多くは花が落ちていて、上を見上げると終わりかけの花が枝にたくさん付いていました。

ハクウンボクをこんなにたくさん見られる山は初めてですが、エゴノキの仲間であるこの花の期間はとても短く、なかなか満開に出くわせません。またの機会に期待しましょう。

コアジサイ

浅川峠からは

コアジサイやガクウツギ咲く歩きやすい斜面を下り、浅川バス停まで無事下山しました。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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