山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

室堂から五色ヶ原ツアー(2016.7.27-29)その2

3日目となりました。

時々ガスが出るとは言え、まずまずのお天気です。

3日目スタート

早朝、山荘を出発。槍ヶ岳など北アルプスの高峰を眺めながらの草原歩きは実に気持ちが良いです。

ハクサンコザクラ

わずかに咲き残ったハクサンコザクラやチングルマの実が夜露でびっしょり濡れています。

前日、五色ヶ原をぐるりと回ったので、この日は

草原の縁を進む

草原の縁をまっすぐに下りていきます。

イワギキョウ

ドキッとするような濃い藍色のイワギキョウ。花の色や形の個体差も見ていて楽しいものです。

ミヤマキンバイ

これはとても大きなミヤマキンバイの花。直径が2cmよりだいぶ大きく花びらが6枚です。バラ科の花は花びら5枚が普通ですが、このように異なるものもたまにあり、おもしろいです。

獅子岳への急登

ザラ峠を過ぎ獅子岳の急坂に差し掛かりました。厳しい登りですが、みるみる眺めが良くなってきて、

五色ヶ原と薬師岳

五色ヶ原とその向こうの薬師岳が大きな広がりの中にあるのが見えます。

獅子岳にて

獅子岳について一休み。ヤレヤレ。この後は

鬼岳方面

鬼岳が覗いていますが、下ったり登ったりです。急にガスが沸き上がってきました。

前日も見たのですが、木道の上に

雷鳥の死体?

野鳥の羽根が散乱しています。これはもしかするとライチョウの羽根。すぐ近くにイタチの仲間の糞があったので、きっとテンかオコジョに襲われてしまったに違いありません。数が少なくて絶滅が危惧されているライチョウのものではないことを祈ります。

鬼岳の東側を巻き、龍王岳の登りで再び

ミソガワソウ

ミソガワソウや

ミヤマトリカブト

ミヤマトリカブトなどの花をじっくり見ながら一ノ越を経て全員無事に室堂へ戻って3日間の行程を終了しました。

曇ったりガスが出て視界が悪くなったこともありましたが、3日間雨に降られることもなく過ごすことができました。

五色ヶ原の花はもう終盤でしたが、そこに至るコースは色とりどりのたくさんの美しい花々に彩られ、フラワー山行を楽しむことができました。

下山後に観察できた花を数えてみたら、何と70種類を越えていました!

ご参加されたみなさま、3日間ご苦労様でした。そしてご参加いただきありがとうございました。

スポンサーサイト

室堂から五色ヶ原ツアー(2016.7.27-29)その1

立山黒部アルペンルートの室堂から一ノ越を通って南下し、花の名所五色ヶ原まで往復するツアーに出かけてきました。

初日の時点では富山県は梅雨がすでに明けていますが、長野県はまだ明けていません。気になるお天気はどうでしょうか?

1日目は室堂から一ノ越までの短距離コースです。

室堂をスタート

観光客で混んでいる室堂のターミナルをスタート。この時点でもうガスが出ています。

室堂平には花がいっぱい。

ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ、チングルマ、ハクサンイチゲ、タテヤマリンドウ、、ミヤマキンバイなど、まだ盛りの花がたくさん見られました。

立山は霧の中

でも立山三山はガスの中。残念ながら見えません。

石畳の堅い道を1時間余り登って

一ノ越山荘

この日の宿、一ノ越山荘に夕方到着しました。着いて暫くしたら土砂降りとなり、胸をなで下ろしました。


続いて2日目です。

山荘を出発し、龍王岳方面へ登っていきます。

龍王岳

この山の山頂は通らず、右側(西側)を巻いていきます。

この付近の山は花崗岩でできていて、風化が進み崩れやすくなっています。慎重に足元に気をつけながら進みます。

龍王岳を下る

巻き終わって鬼岳との鞍部に向けて下っていきます。

この斜面にはハクサンフウロや

エゾシオガマ

エゾシオガマに加え、クルマユリ、ミソガワソウやミヤマトリカブトも咲き出していて、なかなか見事でした。

次は少し雪渓の残る鬼岳の左側(東側)を巻き、歩きにくいゴロゴロした岩屑斜面を進んでいきます。

鬼岳を過ぎると今度は獅子岳。今回のコースの唯一のピークを踏みます。

カールとお花畑

稜線の東側は大変積雪が多く、氷期には大規模な氷河があった場所で、現在では氷食地形を見ることができます。U字谷(カール)やけずり残して岩石がたまった丘(モレーン)などの地形が連続していて、そこがお花畑となって続いています。

クロユリ

雪が解けたばかりの場所にはクロユリ、チングルマ、イワイチョウなどの群落が美しく地形を彩っています。

クモマベニヒカゲ

標高の高い山地にのみ生息する高山蝶・クモマベニヒカゲも見ることができました。

獅子岳からはザラ峠まで標高差350mを一気に下ります。目がくらむような急斜面でしたが、前日までに降った雨のせいか地面が適度に湿っていて、ザラザラ滑らずに済んでほっとしました。

途中で急斜面の大変さを忘れさせてくれる生き物が現れました。

ライチョウ

ライチョウのファミリーです。母親と5羽の幼鳥が寄り添いながら、声を掛け合って私たちが下る方向を先導して?くれます。

時に幼鳥の下手くそな飛翔も見られ、家族揃って必死に生きている様を垣間見ることができて本当にラッキーでした。

ザラ峠

400年以上も前の冬に戦国の武将が峠越えしたというザラ峠で一休み。こんなところを真冬に越すなんて正気の沙汰ではない、などと思いながら、再び登りにかかります。

一登りで

五色ヶ原

大草原が広がる五色ヶ原へ。残念ながら大半の花が終わっていましたが、雪解けの遅かった場所にはハクサンコザクラなども見ることができ、またどこまでも続くチングルマの群落に驚きながら、

五色ヶ原山荘

今宵の宿・五色ヶ原山荘に到着して2日目を終了しました。



火打山ツアー(2016.7.24-25)

新潟県の名峰・妙高山のすぐ隣に、美しい湿原を伴い、花が美しい火打山があります。
1泊2日でその火打山ツアーに行って参りました。

コースは笹ヶ峰からの往復です。

1日目は昼前から笹ヶ峰をスタートし、黒沢から十二曲り、富士見平を通って、

高谷池ヒュッテ

夕方、宿泊する高谷池ヒュッテに到着しました。

ヒュッテ横には湿原が広がっていて、シーズンにはハクサンコザクラでピンク色に染まるのですが、今年はもうすでに終わっていて、代わりにハクサンボウフウ、モミジカラマツ、ヒメウメバチソウなどが咲いていました。

焼山の噴煙

最近火山活動が活発化している焼山からは噴煙がモクモクと上がっているのが見えました。

2日目となりました。この日は火打山を往復し笹ヶ峰まで下山します。

高谷池とヒュッテ

高谷池の湿原を半周すると湿原全体を俯瞰する場所に着きます。なかなか良い雰囲気ですね。

ここから一登りすると

天狗の庭にて

一段上の「天狗の庭」という湿原に着きます。ここにはワタスゲがまだ実を付けていて

天狗の庭から火打山

火打山もほぼ望むことができました。

次はライチョウが生息している雷鳥平に向けて登ります。

雷鳥平への登り

しだいに花が多くなってきて

ヒメシャジン

ヒメシャジンやクロトウヒレン、マルバダケブキ、オタカラコウ、オオバミゾホウズキなどが見られました。

妙高山

振り返ると妙高山の山頂が外輪山から顔を出しました!

雷鳥平

やや平坦になった雷鳥平からさらに斜面があり、ガスの中に火打山が見え隠れする中をさらに進み、

火打山

ついに火打山に登頂しました。ご苦労様でした。

山頂にて

残念ながらガスで展望は得られませんでしたが、しばし山頂で過ごし、往路を笹ヶ峰まで戻ってツアーを終了しました。

梅雨明け前でしたが、下山直前まで雨に降られず、最後まで雨具のお世話にならずに済みました。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

尾瀬ヶ原・アヤメ平ツアー(2016.7.15-16)2日目

前日の夕方雨は止み、2日目は曇ながらも薄日が射すこともある、まずまずのお天気です。

登山開始

さあ、アヤメ平に向けてスタートです。

登りはじめはブナの森ですが、標高が高くなるにしたがって徐々に、

シラビソの森

シラビソの森に代わっていきます。

ギンリョウソウ実

この目玉親父みたいなものはギンリョウソウの実。花は少なかったですが、イチヤクソウなども見ることができました。

富士見峠

3時間あまりで富士見峠に到着。ここまで来るとアヤメ平は近いです。

最初の湿原、富士見田代では

タテヤマリンドウ

タテヤマリンドウと

ツルコケモモ

ツルコケモモが可憐に咲いていました。

カラフルな花

この先の湿原では濃いピンク色のサワラン、黄色いキンコウカ、うす紫色のタテヤマリンドウがカラフルに咲いていて

さらに少し登っていくと

アヤメ平

ついにアヤメ平に着きました。とても眺めの良い場所なのですが、ガスで残念ながら何も見えません。

ところでアヤメ平はかつて豊かな花に覆われた湿原でしたが、当時は木道もなく多くの人が踏みつけたために大規模に裸地化してしまいました。

その後半世紀に渡って湿原の復元活動が粘り強く行われてきた結果、ようやく湿原らしい景観が戻ってきています。

その活動は、この土地に多い植物の種を集めて発芽させ、裸地に埋め込む作業や、活着した苗が雨で流れないようにするための作業など、前例のないことばかりで、試行錯誤の連続でした。

ネットで覆う

このネットに覆われた場所は、植え付けたスゲなどの苗が流されないように押さえている場所。そして

回復途上の湿原

ここはスゲなどが活着して裸地を埋めてきた場所です。標高が高くて成長が遅いので、元の状態に戻るにはとても長い時間がかかるのですね。

こうして多くの人の努力により復活してきた湿原ですが、元の状態に戻るためにはまだまだ長い時間がかかります。一度壊れてしまった自然を戻すことは実に大変なのですね。

ランチタイム

冷たい風が吹く湿原の一角でお昼ご飯を食べ、鳩待峠に下山してツアーを終了いたしました。

霜のせいであまり見られなかったニッコウキスゲ、一度壊れた自然の復元の難しさなど、いろいろと私たちに自然のことを考えさせてくれた尾瀬ツアーでした。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

尾瀬ヶ原・アヤメ平ツアー(2016.7.15-16)1日目

梅雨明けが近くなってきた7月中旬に昨年と同様、尾瀬ヶ原ツアーに出かけました。

今年は2日目にアヤメ平へ登ります。この時期はニッコウキスゲの花が見頃のはずですが、どうでしょうか?

鳩待峠

鳩待峠に着いてさあ出発というタイミングでザーッと振り出し、慌てて軒下へ。雨具を付けてスタートです。

春の花はほぼ終わっていて、咲き出したモミジカラマツやオオレイジンソウなど夏の花を見ながら進みます。

川上川を渡る

川上川にかかる橋を渡ると間もなく山の鼻。尾瀬ヶ原の入口です。

オオウバユリ

巨大なオオウバユリの花がお出迎え。ここで昼食としましたが、一雨来たので雨宿りしながらの休憩となりました。

小降りとなったので、研究見本園を周遊します。ノアザミが見頃、カキツバタがわずかに残る中を進みます。

研究見本園周遊

池のまわりを回ると

ヒツジグサ

ヒツジグサや

オゼコウホネ

オゼコウホネを見ることができました。ヒツジグサはこのあと湿原内で山ほど見ましたが、コウホネはこれっきりでした。

山の鼻に戻り、尾瀬ヶ原をどんどん進んでいくとほっと異常な事態が。

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲはあっちにぽつん、こっちにぽつん。とても寂しい状況でした。あれー??

あとで山小屋のご主人にお聞きしたところ、状況が飲み込めました。

シカの食害があるのは知っていましたが、今年はそれに加えて

記録的な少雪のため、ものすごく早い時期(5月中旬)にニッコウキスゲなどの花茎が出てしまい、その直後に強い冷え込みとともに霜が降りて、花茎の多くがダメージを受けてしまったのだそうです。つまり、雪の布団を寒い時期に剥がされてしまい、病気になってしまったのですね。

残念ですがこれも自然なので仕方がありません。

この他、

コオニユリ

コオニユリ、

クロバナロウゲ

クロバナロウゲ、などの花や

ハッチョウトンボ

日本で最も小さいトンボ、ハッチョウトンボを見たりして

檜枝岐小屋

見晴にある今宵の宿、檜枝岐小屋に無事到着しました。


暑寒別岳・雨竜沼湿原ツアー(2016.7.11-13)3日目

3日目はぐるっと回って北竜町から雨竜沼湿原を目指します。

この湿原は大規模な高層湿原で、北海道の天然記念物、しして国際的に重要なウェットランドとしてラムサール条約登録湿地となっている場所です。

登山口はゲートパークと呼ばれている場所です。


南暑寒荘という名前の、こちらも立派な避難小屋から出発します。

吊り橋

吊り橋を2つ渡り、

白竜の滝

白竜の滝というとても素晴らしい滝を眺めながら進みます。

オオハナウド

この日もこの上ないお天気です。巨大なオオハナウドが青空に映えます。

1時間半ほどで雨竜沼湿原にやってきました。

暑寒別岳と雨竜沼湿原

素晴らしい広がりの先に前日登った暑寒別岳(右)と南暑寒別岳がくっきり。

エゾキスゲトワタスゲ

そして湿原には黄色いエゾキスゲ、白いワタスゲ、紫色のヒオウギアヤメなどの花や実が華やかに彩りを添えています。

大きく蛇行する川

川は湿原の中を大きく蛇行し、湿原を潤しています。

広い湿原を行く

あちこちに池塘があり、コオホネの花も見られましたし、

イトトンボの仲間

コオホネの葉の上ではイトトンボが集結してデートスポットとなっていました。

カオジロトンボ

さらには高地の沼に特徴的なカオジロトンボもたくさん飛んでいました。

木道は一方通行

木道は周回コースとなっていて、単線なので一方通行です。もっとも奥で周回コースから外れ、

シナノキンバイなど咲き乱れる小川

美しいシナノキンバイが咲き乱れる小川の畔を進み、一登りすると

湿原展望台より

湿原を俯瞰する展望台に到着しました。

ここでゆっくりランチタイムとし、来た道をゲートパークまで引き返して3日目の行程を終了しました。


この3日間、素晴らしいお天気となり、暑寒別岳や雨竜沼湿原からの大展望と美しい目一杯の花を楽しむことができました。

とくに暑寒別岳は往復11時間という大変な長丁場でしたが、全行程に渡り全員で歩き通すことができました。

ご参加されたみなさま、大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。


暑寒別岳・雨竜沼湿原ツアー(2016.7.11-13)1日目・2日目

北海道の日本海側・留萌市の南に日本二百名山の暑寒別岳とその懐に雨竜沼湿原があります。

日本海側にあるため雪が大変多いところで、山の上の方では7月に入ってようやく雪が解け花が咲き始めます。

7月11日より両者を訪れる3日間のツアーに行ってきました。

1日目は留萌市内の観光を楽しみ、2日目は暑寒別岳の登山です。

登山口は増毛町から更に進んだ渓流の森というところで、暑寒荘という山小屋があります。

暑寒荘

ここはブヨなどの虫が大変多いので、全員頭にネットを被っています。万全な体勢でスタートです。

2合目から傾斜の緩いダラダラ登りとなり長い尾根を延々とすすみます。

七合目の眺望

3合目くらいから7合目付近が見えてきました。最高のお天気です。

急坂をよじ登る

その7合目手前の急坂を登り切ると再び斜度は緩やかになり、少しずつ花が多くなってきました。

フギレオオバキスミレ
この奇妙な葉っぱの花はフギレオオバキスミレ。まるでシソの葉のようです。

ウコンウツギ

鬱金(うこん)色の花と言うことで付いたウコンウツギ、岩場にはチシマギキョウ、コケモモ、などが見られるようになりました。

扇風岩

8合目には扇風岩というとても眺めの良い場所があり、ここで小休止です。雪形がとても美しく眺められました。

最後の急坂をあえぐようにして登り切ると、そこは別天地。大展望と可憐なお花畑が待っていました。

お花畑と雨竜沼湿原
エゾノハクサンイチゲが咲き乱れるお花畑と遠方は南暑寒別岳・雨竜沼湿原。

マシケゲンゲ

この山の固有種のマシケゲンゲ。

ミヤマアズマギク

ミヤマアズマギク、

チシマフウロ

チシマフウロ。

この他にもエゾツツジ、ミヤマオグルマ、トウゲブキ、ハクサンチドリ、シナノキンバイ、ミヤマリンドウなどなど、たくさんの花を見ることができました。

ランチタイム

山頂にて素晴らしい展望をみながらランチを取り、

暑寒別岳にて

記念写真を撮って、また長い長い道を登山口まで戻りました。

秋田駒・乳頭山ツアー(2016.7.8-9)2日目

夜から降り出した雨で、2日目は小雨のスタートです。

再びバスで八合目までやってきて、乳頭山から乳頭温泉までの長丁場です。

登山開始

八合目をスタート。いきなり渡渉してガスの中を笹森へ向けて登っていきます。

この日の最初の主人公は

ニッコウキスゲ大群落

ニッコウキスゲです。最近、鹿による食害でこんな大群落をなかなか見られなくなったので嬉しいです。

ウサギギク

ウサギギクやイワイチョウやアカモノ、ヨツバシオガマ、ハクサンチドリなどの花がとぎれることなく続いていて、本当にすごいです。

湯森山方面

一瞬、ガスが薄くなって湯森方面を見通せました。

2年前に来たときより登山道が荒れ気味で、ササや低木をかき分けながら進まざるを得ません。道のえぐれもひどくなっているような気がしました。整備が追いついていない感じです。

湯森を過ぎて下っていくと

熊見平

熊見平という湿原までやってきました。クマをよく目撃する場所なのでしょうか。この湿原にはトキソウ、ニッコウキスゲ、アカモノ、ムシトリスミレなどが咲いていました。

ここから笊森までのだらだら登りを何とかクリアし、今度は一旦下って乳頭山の登りに差し掛かります。

この辺りから見られる植物が少し変化して、今まで見られなかった

ハクサンシャジン

ハクサンシャジン、

ミネウスユキソウ

ミネウスユキソウ

トウゲブキ

トウゲブキやイチヤクソウ、ハクサンフウロ、イワベンケイなどの花や実を楽しみました。

乳頭山

ガスの中から乳頭山の山頂がついに顔を出してきて、ようやく

乳頭山頂

全員無事乳頭山に登頂しました。長かったですねえ。

この後は

田代平

田代平という湿原を通過して乳頭温泉まで下ります。

シャクナゲの当たり年

本当に素晴らしいハクサンシャクナゲの花を随所で見ることができました。今年は当たり年でしょう!

一度止んだ雨がまた降り出す中、ぬかるんだり水のたまった歩きにくい道を延々下って、乳頭温泉まで全員無事下山しました。


2日間の山歩きで見た花の種類と数の多さに驚きながら、この山域の素晴らしさを再認識しました。

やや忙しい行程でしたが、2日間大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。


PS. 2年前のツアーのリンクを以下にお付けしました。合わせてご覧下さい。

2014年1回目1日目
2014年1回目2日目
 
2014年2回目





秋田駒・乳頭山ツアー(2016.7.8-9)1日目

苗場山の次は秋田県の名峰・秋田駒ヶ岳と乳頭山のツアーに出かけました。

このツアーは2年前にも2回催行され、1年おいての実施となります。

まずは1日目。秋田駒ヶ岳周辺の山歩きです。

コマクサ咲く大焼砂、チングルマ咲くムーミン谷、そして最高峰男女岳(おなめだけ)を一巡する少々欲張りなコース設定です。

八合目から登山開始します。

登山開始

幸い涼しくお天気は良くて山歩き日和となりました。

シャクナゲと岩手山

ハクサンシャクナゲの花ががちょうど見頃です。手前の丸みを帯びた湯森山の向こうの尖った山は名峰・岩手山です。

タカネスミレ

今年は雪解けが早かったので見られないと思っていたタカネスミレがまだ咲いていました。

焼森と岩手山

焼森山頂からは岩手山の他、秋田駒の他の山々と和賀岳などが見られます。

横岳を過ぎて下り始めるとコマクサの名所の

大焼砂

大焼砂。コマクサやタカネスミレは栄養分や水分が乏しい、こんな砂礫地を好みます。

背後はチングルマ大群落のあるムーミン谷。ここからコマクサを見ながらムーミン谷に回り込んでいきます。

さてそのコマクサはというと、花の盛りはやや過ぎていましたが、

コマクサの群落

それでもこのとおり。斜面がピンク色に染まっていました。

そしてムーミン谷に入っていきます。

ムーミン谷

今年は記録的な少雪で、雪解けが極めて早く、それにつられて全ての花の開花が早まってチングルマはちょっとしか咲いていません。それでも斜面を白く染めるチングルマの花を少しは見ることができました。

その代わり、

エゾツツジ

ピンク色のエゾツツジがあちこちで美しく咲いていましたし、

オノエラン

オノエランやウサギギク、カラマツソウ、ムシトリスミレ、アオノツガザクラ、ミネズオウ、ミヤマキンポウゲなどがびっしりと咲いていて、素晴らしい谷でした。

ここから急坂を登り切り、

男女岳

ガスの中から現れた男女岳に登ります。

男女岳に登る

ガスが通り抜ける道をゆっくりと登り、全員で登頂し八合目まで下山して1日目の行程を終了しました。






苗場山ツアー(2016.7.5-6)

7月に入り、そろそろ梅雨は折り返し点です。末期の大雨が気になる季節になってきました。

今回の苗場山ツアーでも、行く前の予報は2日間とも雨。さあて、どうなることやら。

和田小屋

かぐらスキー場の和田小屋から登山開始です。幸い、雨は降っておらず日が射しています。

暑い登り

樹林帯を登っていきます。風が弱い上気温が大変高く、大汗をかいての登りです。

神楽ヶ峰の山頂を過ぎると苗場山の山頂付近が見えてきますが、さてどうでしょうか?

苗場山はガスの中

ガスがかかっていて見え隠れしています。ここからはせっかく登った貯金(高度)を捨てて、150mも下ります。

下ったところにはお花畑と呼ばれる草原が広がっていて、

オノエラン

オノエランやウスユキソウ、カラマツソウなどの花がいっぱいと、ヒメシャジン?やタテヤマウツボグサ、ハクサンオミナエシ、トモエシオガマなどのつぼみがびっしりありました。あと2~3週間もすれば素敵な花園が見られるでしょう。

下った150m以上の高度をあえぎながら登ります。かかっていたガスが涼しさをもたらしてくれて助かりました。

やっとの思いで登り切ると

山頂湿原

ガスが晴れ、実に広大な山頂湿原が現れました。本当に素晴らしい空間です。

雪が少なかったせいか、花は少なめでしたが

アカモノ

かわいらしいアカモノやイワイチョウの花が見られ、ワタスゲの実が風に揺れてよい雰囲気です。

そしてついに

山頂にて

苗場山の山頂に到着しました。お疲れ様でした!!

今宵の宿はすぐ隣にある山頂ヒュッテです。雨が降らなかっただけでもついているのに、もっとラッキーなことがありました。

何と山小屋は他にどなたも宿泊されないとのこと。私たちの貸切状態になったのです。

広々と布団を敷いてゆっくりと休むことができました。


さて翌朝のお天気はどうでしょうか?

曇っていてご来光は見られませんでしたが、出発する頃になると晴れてきました。

木道歩き

さわやかな風が吹き渡り、木道歩きが実に爽快です。

眺めの良い空間

眺めも大変良く、行く手には秋山郷の鳥甲山、その左には志賀高原の焼額山、岩菅山、横手山、草津白根山。さらに左には遠く浅間山まで見られました。

山頂の湿原散歩もついに終わり、坪場を過ぎると急な下りの連続が待っていました。

小赤沢への下山

幸い、ぬかるみがひどくはなかったので、大けがする人もなく、無事三合目のゴールに到着。本当にお疲れ様でした。

結局2日目も良い天気となり、まったく雨に降られませんでした。予報が外れてくれたことを皆で喜び合いました。


ご参加されたみなさま、百名山・苗場山登頂おめでとうございました。そしてご参加いただきありがとうございました。


プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

最新記事
リンク
このブログをリンクに追加する
2012年1月15日より
カレンダー
06 | 2016/07 | 08
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
Facebook
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR