山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

尾瀬ヶ原、三条の滝、裏燧林道ツアー(2016.9.26)2日目

2日目は素晴らしい晴天となりました。

朝もやの尾瀬ヶ原

昨日の雨で空気がたっぷり水分を含んでいるので、霧となって湿原を漂っていました。

すがすがしい中をスタート。

朝もやの燧ヶ岳

燧ヶ岳もくっきり。草もみじが渋くて霧ととてもよくマッチしています。

ヨッピ川は尾瀬沼からの沼尻川を合わせて更に水量を増し、

東電尾瀬橋

只見川と名前を変えて大きな川となりました。その川を東電尾瀬橋で渡ります。

温泉小屋を抜けると完全な山道となり、平滑の滝付近の岩場も抜けていくと、ついに豪快な

三条の滝

落差90mの三条の滝に到着。ごーごーと音を立ててものすごい水量の水が流れています。この水、つまり只見川はさらに支流と合わせて新潟県に入り、阿賀野川と名前を変えて新潟で日本海に注ぎます。

そうです、尾瀬の水は全て三条の滝を通って日本海に注いでいるのです!

滝のアップ

滝の上部には日光が当たって、激しく水が飛び散っている様子がはっきりと見られました。

滝を見た後は裏燧林道を延々と登って行きます。林道とは行っても車が通れる道ではなく、木道が続く山道です。

この林道沿いには巨木が多く、ブナやミズナラ林では

クリタケ

クリタケや

ブナハリタケ

ブナハリタケなどたくさんのきのこが生えていました。

標高が上がると

クロベ巨木

クロベやヒノキ、キタゴヨウ、コメツガ、シラビソなどの針葉樹とダケカンバなどの巨木が続いていて、それは素晴らしい森です。

秋ならではの色彩も豊かで、

ヤマウルシの紅葉

ヤマウルシ、

サラサドウダン

サラサドウダン、

ハウチワカエデ

ハウチワカエデなど、歩いていて飽きません。

木々の間からは燧ヶ岳の頂上である

柴安嵓と俎嵓嵓

柴安嵓(ぐら)と俎(まないた)嵓という2つのピークが青空を突き刺していました。

御池に近づくと

小湿原

たくさんの美しい湿原が現れ、疲れを吹き飛ばしてくれました。

歩き始めて7時間ほどでようやく御池に着き、ツアーを終了しました。

ご参加されたみなさま、20kmの行程歩き本当にご苦労さまでした。

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尾瀬ヶ原、三条の滝、裏燧林道ツアー(2016.9.26)1日目

今年の9月はお天気の悪い日が多く、この2週間ほどは晴れ間が数時間しかないなど記録的な年となっています。

彼岸も過ぎ、そろそろ秋晴れとなって欲しいところです。

9月26日から尾瀬のツアーに行って参りました。

このツアーは1日目鳩待峠から山の鼻を通って東電小屋で宿泊し、2日目に三条の滝から裏燧林道を通って御池まで歩くツアーで、尾瀬の端から端まで全行程20km弱あるロングコースです。

お天気は曇でしたが、鳩待峠に着いた頃雨がぱらつき、雨具を付けてのスタートとなりました。

鳩待からみた至仏山

それでも至仏山はご覧の通り見通せて、秋の雰囲気が漂っています。

滑る木道を慎重に進み、

川上川を渡る

この川上川を渡るともうすぐ山の鼻です。

川上川は至仏山麓を水源にして尾瀬ヶ原に向かって流れています。今回のツアーではこの川の流れに沿って三条の滝まで進むことになります。

尾瀬ヶ原と燧ヶ岳

山の鼻を越えると尾瀬ヶ原がうーんと先まで続いていて、その先に小雨ながら燧ヶ岳が見えています。お天気のわりには見通しが利いて嬉しいです。

湿原の草は色づいていて、草もみじが始まっています。

ヤマドリゼンマイ

花の季節に美しい緑色をしていたシダ、ヤマドリゼンマイは枯れ色でアクセントとなっています。

お天気のせいか歩いている人はとても少なく、静かな尾瀬ヶ原です。

尾瀬ヶ原と至仏山

振り返れば至仏山もどっしりと構えているのがハッキリ見えました。

池を覗き込めば

ヒツジグサの紅葉

ヒツジグサの葉っぱが色づいて池を染めていて綺麗です。

さかさ燧

池には燧ヶ岳が写って「さかさ燧」が・・・。

間もなく訪れる冬に備えて草木は子孫を残すために実を付けています。

オオマルバノホロシ

オオマルバノホロシや

ズミ実

ズミは赤くて目立ちました。

山の鼻まで登山道と並行していた川上川は途中でヨッピ川と名前を変え、水量が増えたその川を

ヨッピ川と吊り橋

立派な吊り橋で渡るともう間もなく

東電小屋が見えてきた

本日の宿、東電小屋が見えてきました。

大して降られることもなく、無事1日目が終了しました。



高座山・杓子山ツアー2回目(2016.9.17)

1回目から約2週間後に2回目のツアーへ出かけました。

このところ台風が頻繁に通過し、秋雨前線も停滞してぱっとしないお天気が続くようになりました。

しかしこの日はまずまずのお天気です。3連休の初日なので道路がひどく渋滞し、1時間以上遅れてのスタートとなりました。

登山口

登山口には車が止まっていませんが、もっと手前の鳥居地峠には数台が駐車していて、すでに数パーティが入山していました。

草原の花はもう終盤戦。秋の七草などの花はススキを除いてもう終わりかけですが、

ボクチ花

オヤマボクチは多くが蕾で開花個体もありました。

草原からかすかに富士山

前回見えなかった富士山は、雲の間からうっすらと顔を出していました(この後隠れてしまいました)。この山からの眺めは本当に素晴らしいです。

高座山直下の急坂

今回も高座山の急坂を大汗かいて登り、ひいひい良いながら

高座山山頂

高座山に到着。ここでランチタイムです。

森の花は前回より多くなっていて、とくに

セキヤノアキチョウジ
 セキヤノアキチョウジ、

サラシナショウマ

サラシナショウマ、

トリカブト

ヤマトリカブトが見事でした。

高座山と杓子山の間もアップダウンが多く、1箇所

鉄塔付近の岩場

岩場もあり、変化に富んだコースです。

杓子山への登りでは、ノコンギク、ユウガギク、オヤマボクチ、レイジンソウ、サラシナショウマ、テンニンソウ(終盤)などの花が見られました。

そして登りはじめから約3時間で全員無事

杓子山

杓子山に到着。ややガスで視界が悪くなってきましたが、

杓子山山頂にて

ここでリラックスして来た道を引き返しました。

大ざす峠からは

林道歩き

林道をとことこ下りていきます。

ビールに使われるホップの仲間

カラハナソウ

カラハナソウの実が付いていました。ホップはこの植物に近い栽培種の雌花を乾燥させて用いるそうです。

ゆっくりと植物観察しながら不動ノ湯まで下山し、ツアーを終了しました。

ご参加されたみなさま、ご苦労様でした。そしてご参加いただきありがとうございました。



安達太良連峰・箕輪山(2016.9.16)

安達太良山への入山は通常、東側の奥岳温泉からが普通です。ここからは安達太良エクスプレスというゴンドラがあって、終点から1時間ちょっとで安達太良山に着くことができます。

ところで安達太良連峰の最高峰は安達太良山ではなく箕輪山ということはあまり知られていません。

両者の間に鉄山、そして安達太良山の南には和尚山という山があって、連峰を形成しています。

今回(10月7日出発クラブツーリズムツアー)はくろがね小屋という温泉付き山小屋に宿泊し、安達太良山・鉄山・箕輪山と縦走して横向温泉に下山するツアーを企画しましたが、いろいろな事情があって行程が変更になり、1日目は調子ヶ滝という日本の滝百選に選ばれている滝を見学して横向温泉のリゾートホテルに泊まり、2日目に箕輪山・鉄山・安達太良山を縦走してゴンドラで奥岳温泉に下山するコースで行われることになりました。この日はその下見です。

登山口

横向登山道からスタート。しばらくはスキー場横のブナ巨木林を進みます。

マイヅルソウ実

マイヅルソウが美しい実を付けていました。

ぐんぐん標高を上げていくと、次第に樹林の背丈が低くなり、

スキー場方面を見下ろす

スキー場の駐車場などが見下ろせるようになりました。

そしてほどなくすると

箕輪山山頂

最高峰・箕輪山に到着しました。ガスが出ていてあまり展望がないのが残念ですが、かろうじて

避難小屋と鉄山

鉄山とその手前の避難小屋を見通すことができました。

箕輪山からは一旦鞍部に抜けて下り、再び鉄山に向けて登り始めます。

エゾリンドウ

エゾリンドウがあちこちに所狭しと咲いていて、思いがけず花を楽しむことができました。

避難小屋

そしてこぢんまりした避難小屋を通過し鉄山に向かいました。

ここからはガスが深くなって写真がありません。

鉄山を越えて安達太良山との間になる矢筈森の近くまで来て来た道を引き返しました。

箕輪山大斜面

途中で見た箕輪山の大斜面はとても雄大です。ミネカエデやサラサドウダンが多いので、全体が紅葉したら見事な眺めになるだろうと想像しました。

ツアーは10月7日出発です。ちょうど紅葉の見頃になるだろうと期待しています。

ツアーの詳細は こちら をご覧下さい。

まだ空席がありますしお申し込み受付中ですので、みなさまのご参加をお待ちしています。







尾瀬・燧ヶ岳(2016.9.13)

山では秋の気配が次第に感じられるようになりました。

ツアー下見のため9月13日に尾瀬の名峰・日本百名山・燧ヶ岳に登ってきました。

本番では1日目に一ノ瀬から三平峠を越えて尾瀬沼畔にある尾瀬沼ヒュッテに宿泊しますが、この日は未明から一ノ瀬を出発し、早朝に尾瀬沼から登山開始しました。

尾瀬沼ヒュッテ

その尾瀬沼ヒュッテです。この時間はまだ小雨が降っていましたが、やがて上がり曇り空の登山となりました。

登山口の近くには広大な湿原

大江湿原

大江湿原があります。ここは初夏にニッコウキズゲが一面に咲き乱れるユートピアですが、ここにもシカの脅威が迫っています。

そこで反対側の境界には

シカゲート

ネットを張ってあり、人が通る通路にはグレーティングが敷いてあってシカの侵入を防止しています。

登山口から長英新道に入りました。長英新道はやや距離が長いながらもそれほどの急坂はなく、比較的登りやすいコースです。道沿いには

ツルリンドウ実

ツルリンドウや

オオバタケシマラン

オオバタケシマラン、

アカモノ実

アカモノなどの実が見られました。

シャクナゲ多い山道

初夏になればシャクナゲで彩られるであろう場所を通り過ぎ、

次第に急になる道を上り詰め、2つあるピークのうちの1つ、俎嵓(まないたぐら)に到着する頃には霧も徐々に晴れ、

雲の上には

日光白根山

日光白根山も覗いていました。

そしてすぐ近くにはもう1つのピークで山頂のある

柴安ぐら

柴安嵓が見えています。距離的には近いのですが、この間に50mの鞍部があり、柴安嵓の山頂直下には岩場があって行くのに苦労させられます。

それらを乗り越えると

山頂

山頂には立派な標識が立っていました。

尾瀬ヶ原はガスの間からかすかに見えただけで残念でした。

再び俎嵓に戻って今度は御池の方に下山します。

御池に下りるコースはやや歩きにくい場所がありますが、所々に湿原があり、

広沢田代

最も大きな広沢田代はかなりの広がりがありました。

この後も急坂を下って御池に到着し、燧ヶ岳登山を終了しました。


草もみじが始まっていましたが、木々の紅葉はまだこれからという感じでした。

ツアー本番は9月30日(金)出発です。その頃には湿原も樹林帯も美しく紅葉していることでしょう。

引き続き参加者を募集中ですので、みなさまのお申し込みをお待ちしています。

ツアーのチラシは こちら にあります。

よろしくお願いいたします。

高座山・杓子山ツアー1回目(2016.9.5)

富士山の北方、忍野集落の裏に高座(たかざす)山と杓子山があります。

高座山の南面は毎年山焼きが行われている草原の山、そして杓子山は森の山です。

3~4年前にツアーで行きましたが、その時は杓子山の奥にある鹿留(ししどめ)山、立ノ塚峠を経由して忍野村平野まで下山していました。それだと距離が長く時間がかかるので、今年は杓子山からUターンして大ざす峠まで戻り、不動ノ湯に下山するコースに変更して催行となりました。

スタートは鳥居地峠。ここから尾根づたいに登っていくとすぐに草原に出ます。

高座山と草原

広い範囲で山焼きが行われている場所で、草原性の花がたくさん咲いています。

ワレモコウ

ワレモコウ、

ヤマハギ

ヤマハギ、

カワラナデシコ

カワラナデシコ、そしてタチフウロ、シラヤマギク、オミナエシ、タイアザミ、ヒキオコシ、フタバハギ、マツムシソウ、センニンソウなどなど、本当にたくさんの種類と株数の花が咲いていて見事です。

急坂を登る


急登をあえぎながら登り、登山開始から1時間余りで

高座山

高座山に到着。ここで早いランチタイムです。

草原なので晴れるととても暑いのですが、この日は曇りがちで風が適度にあって助かりました。でも残念ながら富士山が顔を出してくれません。

高座山からは森の中となります。たまに岩場を交えながらアップダウンをくり返していきます。

フシグロセンノウ

フシグロセンノウ、

ホトトギス

ホトトギス、そしてレイジンソウ、ヤマトリカブト、シロヨメナ、テンニンソウなどの花だけでなく、キノコも大変多く、

タマゴタケ

真っ赤なタマゴタケがあっちにもこっちにも生えていて飽きません。本当に美しいキノコで、これがおいしいキノコだとお話しすると、信じられないという答が返ってきました。でもこれは本当です!

高座山から1時間弱で

大ざす峠

大ざす峠に到着。ここから杓子山の登りになります。さらに50分ほどで

杓子山

杓子山に到着しました。お疲れ様でした。

杓子山はとても展望が良い山で、

山中湖

山中湖をはじめ、奥多摩の山々、三ッ峠など御坂の山々などがぐるりと見渡せました。

杓子山からは来た道を大ざす峠まで戻り、不動ノ湯まで下山してツアーを終了しました。

ご参加されたみなさま、大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。



プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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