山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

大持山・小持山ツアー(2016.11.26)

秩父の名峰・武甲山の南に連なる山並みが大持山・小持山で、まだ残る紅葉を求めてツアーを企画しました。

しかし季節外れの雪が降り、参加者が少人数になってしまいました。

武甲山の登山口、一の鳥居から登山開始です。

妻坂峠への登り

妻坂峠に向かって登っていきます。

24日に降った雪はまだ残っていますが、降ってから気温が上がっていないので、踏みつけられていない場所はフワフワの雪です。

メグスリノキ紅葉

メグスリノキの紅葉を期待していきましたが、積雪により落ちてしまっていました。残念。

妻坂峠を過ぎると斜面は急になり、踏み固められた雪はガリガリして滑るので、途中で軽アイゼンを装着しました。

霧が出てきた

天気予報は晴時々曇だったのに、なぜか霧が出てきて冷たい風も吹き出し、いよいよ雪山の様相を呈してきました。

大持山

2時間半ほどで大持山に到着しました。週末のせいか、すれ違う人や山頂で休息する人もいました。

山頂は幸いにも風があまり当たらなかったので、ここでお弁当を食べて小持山へ出発。

岩場

尾根がだんだん狭くなってきて岩が出てきました。アップダウンをくり返しながら進みます。

軽アイゼンは雪道では安心ですが、岩の上では注意しないと危険です。慎重に進みます。

小持山

40分ほどで小持山に到着。ここでも一休みです。

展望を期待してきたのですが、残念ながら霧で見えません。シュン。

小持山からはシラジクボという名の鞍部に向けて急な道を下っていきます。

メギ実

刺だらけのメギが赤い実をたくさん付けていました。今年は多くの植物で実が不作なので、貴重な木の実です。

コアジサイの葉

コアジサイの紅葉が雪に濡れて透き通っていてとても綺麗でした。

シラジクボより下山

シラジクボから一の鳥居に向かって下山です。杉檜の林の下には雪がありません。葉に積もって落ちてくる前に解けちゃうからでしょう。

下りるに従い天気が少し回復し、

大持山?

大持山と思われる山が見えてきました。もっと早く見えて欲しかった!

6時間半ほどで無事一の鳥居に下山してツアーを終了しました。

横瀬駅に向かうタクシーの運転手に聞いたところ、山の下では1日良いお天気だったとのこと。山にだけ霧がかかっていたのですね。プンプン。

お天気は今一でしたが、久々に雪の山を歩くことができて、良い体験となりました。

ご参加されたみなさま、大変ご苦労さまでした。積雪の中でもご参加いただきありがとうございました。

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仏果山・高取山ツアー(2016.11.23)

東丹沢の東部にある展望の山・仏果山と高取山に登るミニ縦走ツアーに行ってきました。

前日とは打ってかわって肌寒い1日です。夜から雪になるとか。

雪が降ると紅葉した葉が落葉してしまいそうなので、これが山での最後の紅葉になるかも知れません。

土山峠

今回は土山峠から登山開始して、いくつかの分岐を過ぎて仏果山方面へ進んでいきます。

黄葉の登り

まだ黄葉が残っていて、晩秋のたたずまいです。

紅葉と宮ヶ瀬湖

紅葉した木々の間から宮ヶ瀬湖が見えてきました。

仏果山南斜面

仏果山も見えてきました。南側の斜面は常緑のモミと紅葉した木々のコントラストが美しいです。

革籠石山(かわごいしやま)を過ぎると尾根が痩せてきて、仏果山の手前には

クサリ場

両側が切り立っていてクサリが掛けられている場所を慎重に通過します。

切れ落ちた尾根から下を望む

クサリ場からは切れ落ちた斜面の紅葉が素晴らしかったです。

ほどなくして仏果山に到着。ここでランチタイムです。

この日は曇り空の割りには展望が良く、

スカイツリー

東側にはスカイツリーや筑波山、そして南側にはランドマークタワーと江の島、伊豆大島などがくっきり見えました。

仏果山の急な斜面を下り、隣の高取山へ向かいます。

宮ヶ瀬越付近

鞍部の宮ヶ瀬越付近でも紅葉を楽しめました。

高取山でも宮ヶ瀬湖などの展望を楽しみ、半原方面へ下っていきます。

紅葉の下で休憩

広い場所で小休止。もうこんな紅葉は今年最後でしょうか?

登山開始から6時間ほどで、半原の撚糸組合前バス停に到着し、ツアーを終了しました。

東丹沢の展望台で眺めを楽しみ、紅葉を楽しめたツアーでした。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。




榛名・水沢山ツアー(2016.11.22)

群馬県の西部にある榛名山は、いくつかの山々の総称で、水沢山は榛名山の最も東に位置する展望の良い山です。

二十四節気の小雪に当たる22日にツアーに行ってきました。

小雪の日でしたが、この日は小春日和で朝から暖かくとても良いお天気。

水沢観音

板東の第16番札所となっている水沢観音から登山開始します。この辺りではまだ紅葉がきれいでした。

雑木林が広がる斜面

少し登ると雑木林が広がっていて、歩幅にぴったりあう間隔の階段が嬉しいです。

汗ばむ登り

雑木林の葉っぱはほとんど落ちていて、お日様の光がたっぷり降り注ぐので汗ばんできます。風も大したことはなく、登山にはとても快適な日となりました。

お地蔵さん

急坂を登り切るとお地蔵さんが並んでいます。ここからの東側の展望は

赤城などの大展望

本当に素晴らしいです。長く裾野を引く赤城山や眼下の町並みが目に飛び込んできました。

ここからは一登りで

山頂にて

とても狭い水沢山の山頂に到着です。ばんざーい!

風が弱くて暖かいのでシャツ1枚でお弁当タイム。至福の時間です。

山頂からは360度のパノラマが楽しめ、

榛名の山々

西側に連なる榛名の山々や

小野子山と子持山

北側には小野子山(左)と子持山がくっきり。その奥の谷川連峰や上州武尊山はこの時点で見えませんが、苗場山や横手山まで望めました。

山頂から急坂を下り、しばし道路を歩いてその横にあるつつじヶ丘の展望台で、登ってきた

水沢山を振り返る

水沢山を振り返りました。南北に薄っぺらい山で、仰ぎ見る北側の絶壁はすごい迫力です。

時間が経つに連れ遠くの山の雲が切れ、日光白根山、尾瀬燧ヶ岳、そして上州武尊山などもついに姿を現してくれ、その名に恥じない展望を十二分に楽しむことができました。

この後は

上ノ山公園に下山

上ノ山公園まで下山してツアーを終了しました。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。



十万羽のガンの飛翔観察会(2016.11.18-19)

宮城県北部にある、伊豆沼・内沼・蕪栗沼などの沼とその周辺の水田には、秋になると十万羽を越えるガンが渡ってきます。

沼をねぐらとしていて、昼間は周辺の水田で落ち穂などを食べています。

朝はその沼からガンが一斉に飛び立ち、夕方になると群れを作って沼に戻ってきます。

その数がものすごいので、朝と夕方になるとその姿、音、景観が感動的な瞬間となります。

今年も11月18日より1泊で観察会を行いました。

サンクチュアリセンター

まず1日目。伊豆沼の畔に立つサンクチュアリセンターに着きました。

一風変わった建物の中に展示物や観察コーナーなどがある、ガン観察の拠点となる施設です。

少し散歩に出かけました。

ハクチョウの飛翔

お天気が良くて、青空を飛ぶハクチョウの群れは素晴らしいの一言に尽きます。ガンも昼間からたくさん飛んでいました。

昼食後は蕪栗沼へ。

蕪栗沼にて

広大な農地の中に沼が点在し、

沼で休むガンとハクチョウ

沼ではガンやハクチョウがたくさん羽を休めていました。あれー、昼間は周辺の田んぼに出かけていて、今は空っぽだと思っていたのですが・・・。

次第に日が傾いてきて、4時を過ぎると

蕪栗沼の日没

船形連峰に日が沈む中を、次から次へとガンが沼へ戻ってきました。

日の入り時刻を過ぎる頃、空はガンで真っ黒になり、ものすごい声と羽音に包まれた壮大なスペクタクル空間となりました。

こんなにあふれるほどのガンが薄暗い中でぶつからずに飛び回れることが信じられないほどです。

その素晴らしさに圧倒されながら、日が沈んでまっ暗になり身体が冷え切るまで時を忘れて沼の畔にたたずんでいました。

こうしてこの上ないお天気に恵まれた1日目が無事終了しました。


2日目になりました。この日は暗いうちからホテルを出て伊豆沼の畔に行きました。

まだ暗くて人の目ではよく見えないいうちからガンが飛び立ち始めています。鳥は鳥目だから夜は見えないというのは事実ではないことがよくわかります。

朝焼け

朝焼けが始まりました。この日は曇でおぼろな月が空高く見えています。

伊豆沼にて

だいぶ明るくなって周囲が見えるようになりました。

望遠鏡で沼を覗いてみると

伊豆沼で休むガンとハクチョウ

数多くのがんとハクチョウが羽を休めていますが、ほとんど起きていてガンは飛び立つ準備をしています。

そして一斉に

ガンのねぐら立ち

飛び始めました! 助走して水かきを水面にたたきつける音と甲高い声が辺り一面に響き渡ります。

飛翔するガン

それぞれがファミリー中心のグループで目指す方向に向かって鍵になり竿になり飛んでいきます。

ガンの写真撮影

それをうまく撮ろうと写真撮影にチャレンジ。動く物を撮るのは難しいですね。

多くのガンがねぐら立ちした後、ホテルへ戻って朝食を取り、再度バードウォッチングに出発。

内沼にて

伊豆沼の隣にある内沼にもハクチョウやオナガガモなどがたくさんいて至近距離で観察できました。

この後は伊豆沼の畔を歩いて、途中で降り始めた雨にもめげず、昼過ぎにサンクチュアリセンターに到着。ここで観察会を締めくくりました。


2日間でものすごい数のガンのねぐら入り、ねぐら立ちと、多くの野鳥の観察を経験することができた観察会でした。

ご参加されたみなさま、大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。

月居山と袋田の滝ツアー(2016.11.15)

今年は11月に入って急に寒くなったので、平地でも紅葉が始まりとても色づきが良くなってきました。

大子町にある袋田の滝はニュースでも取り上げられ、紅葉が見頃だとか。期待しながらツアーに出かけました。

このツアーではまず滝の隣の月居山に登り、下りながら滝やその周囲を上から眺め、下ってから観瀑台で滝を再び見るという、とても贅沢なツアーです。

幸い、お天気は回復し青空が出てきました。

月居山

袋田の町に入ると月居山が見えてきました。フタコブラクダのような山です。右が後山、左が前山で、更にその左に袋田の滝があります。

林道歩き

しばらくは林道を進みます。木々の紅葉が素晴らしく、

タカノツメ黄葉

特にタカノツメの黄葉は見事でした。

鞍部からはまず

後山へ登る

後山に登ります。カエデやコアジサイなどの紅黄葉の中の急登を頑張って、

山頂

後山に到着です。ここはかつて月居城があった場所で、過去に植えられたものか

山頂の紅葉

カエデの色彩が息をのむほど美しかったです。

この景色をおかずにして美味しいお弁当を食べ、下山開始です。

下りきった鞍部の横にある

月居観音

月居観音から今度は前山に登っていきます。急な階段を上りきると今度は急な下りですが、手すりが付いているので少し安心です。

途中の眺めがまた素晴らしく、

生瀬富士

全山錦秋となった生瀬富士や温泉街を見下ろせて実にハッピー。

紅葉と生瀬富士

ぐんぐん高度を下げていくと、水がごーごーと音を立ててきました。展望台に着くと

まずは袋田の滝の上流にある

生瀬の滝

生瀬の滝が、そして下り道に戻ると

袋田の滝最上段

袋田の滝の最上段がすぐそこに見えてきました。何とも豪快で周囲のカラフルな景観とマッチしています。

さらに急な階段を下り続けると、観光客のごったがえす袋田の滝の観瀑台に到着しました。

そして観瀑台では

観瀑台

紅葉の滝を楽しむ多くの人でにぎわっていて

袋田の滝全景

本当に素晴らしい錦秋の名瀑を十二分に楽しむことができました。

お天気に恵まれ、色彩にあふれたツアーでした。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。




ユーシン渓谷ツアー(2016.11.14)

西丹沢の丹沢湖から北東方向に伸びている川が玄倉川で、その奥にユーシン渓谷があります。

近年、雑誌やTVなどに取り上げられ、大変な人気になっているスポットです。

紅葉の時期にツアーで行ってきました。

スタートは玄倉(くろくら)の集落です。かつて丹沢湖ビジターセンターがありましたが、今は閉館しています。

丹沢湖

丹沢湖の周囲は紅葉に包まれていて、晴れていれば素晴らしい色彩になっていたでしょうが、残念ながらどんより曇っていて今一映えません。

以前はここから3km先まで車で行けたのですが、今は玄倉川から丹沢湖に注ぎ込む辺りにゲートが設けられ、ここから歩かなければなりません。

玄倉川の紅葉

玄倉川の水の色はとても美しく、周囲の紅葉とのコントラストが素晴らしいです。

ユーシン渓谷入口

分岐を過ぎ、ユーシン渓谷に入ってきました。このようにずっと車道を進みます。

林道沿いの崖にはまだ

ダイモンジソウ

ダイモンジソウやリンドウ、シロヨメナなどの花がまだ見られました。

林道にはトンネルがいくつもあり、照明が全くないので長く曲がっているトンネルは、中がまっ暗。ライトで照らしながら進みます。

青崩第一洞門という最長のトンネルを出ると素晴らしい景観が待っていました。

青崩第一洞門から

川の両側は断崖絶壁。それを彩る木々の見事なこと。しばし見とれていました。

ですが、この先の玄倉ダムには水が全く溜まっていなかったので、ユーシンブルーは見られませんでした。残念。

ランチ

ダム湖の上にある発電所の前に陣取って、紅葉に包まれながらお弁当を食べ、ここで来た道を戻ります。

錦秋のユーシン渓谷

紅葉のあまりの美しさに見とれながら、途中で降り出した雨の中を玄倉まで戻り、ツアーを終了しました。

お天気とユーシンブルーが心残りでしたが、紅葉と渓谷美を満喫したツアーでした。

ご参加されたみなさま、大変ご苦労さまでした。

鶴寝山・大マテイ山ツアー(2016.11.10)

大菩薩と奥多摩の間に位置する場所に小菅村があり、小菅の湯という温泉がよく知られています。

その横に鶴寝山と大マテイ山があり、松姫峠からそれらの山を歩き小菅の湯に下りるツアーに行ってきました。

松姫峠

松姫は武田信玄の5女で、織田の軍勢に追われここを通って逃げ延びようとしたと言われている場所がここ松姫峠です。

最近、この下をトンネルが通るようになったので、峠の大月側が通行止めとなってしまい、寂れていくのが心配です。

ハウチワカエデ

紅葉はちょうど盛りでハウチワカエデが素晴らしい色をしています。

カラマツ黄葉

カラマツも見事に黄葉していて秋らしい風情ですが、気温はとても低く身体は冬として感じています。

鶴寝山より富士山

30分ほど登ると鶴寝山に到着。曇ですが富士山やその手前の雁ヶ腹摺山周辺はくっきり見えています。

巨樹のみち看板

この山域にはブナ、ミズナラ、クリなどの巨木が多く、巨樹のみちと名付けられた尾根を進むと

太いブナ

太いブナが現れました。栗のイガもたくさん落ちていて、不作のブナとミズナラに対してクリはそれなりに成っているようです。

大マテイ山頂にて

そして歩き始めてから1時間半あまりで大マテイ山頂に到着。ここでお弁当を「いただきまーす。」

びゅーびゅー風が吹いていた前日と違ってこの日は風が弱かったので救われました。ゆっくり食べた後は小菅の湯に向けて下山開始です。

太い蔓

ヤマブドウでしょうか、太い蔓が木に絡みついています。

大菩薩へ向かう尾根、牛の寝通りを過ぎると道は急な下りとなり、ぐんぐん高度を下げていきます。

ワサビ田

ワサビ田が見えてからも沢沿いの道は続きます。

沢沿いに多いカエデの

チドリノキ黄葉

チドリノキが黄色くなって沢全体を染めていました。

たっぷり紅葉・黄葉を楽しんだ頃、ゴールの

小菅の湯

小菅の湯に到着し、登山を終了しました。

秋の山を十分に楽しめたツアーでした。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

蕨山ツアー2回目(2016.11.9)

1回目から6日後に2回目のツアーに出かけました。

強い寒気が入ってきていて、風がびゅーびゅー吹き荒れています。

ここ数日の寒さで一気に紅葉が進んでいます。

名郷

名郷から登山開始します。1回目より黄葉が進んでいます。

暗い人工林を登っている時はさほど風が当たりませんでしたが、稜線に出ると冷たい風が吹き抜けていました。

三段染め

狭い尾根にはカエデ類やサラサドウダン、タカノツメが多く、赤や黄色く色づいていて大変美しい中を登っていきます。

岩場登り

岩場も何とか乗り越えて

蕨山

お昼頃蕨山の山頂に到着しました。どんなに強風が吹き荒れているかと思いきや、ほとんど風がなく絶好の休憩タイムとなりました。

ポカポカと陽光を浴びながらランチを楽しみ下山開始。

紅葉のトンネル

紅葉のトンネルを見上げながら

稜線歩き

一歩一歩下り、

都県境尾根

都県境の山々や棒の折山、

名栗湖

名栗湖などの展望を楽しみながら、無事さわらびの湯に下山し、ツアーを終了しました。

ご参加されたみなさま、ありがとうございました。

猫越岳・天城山縦走ツアー(2016.11.6-7)2日目

2日目となりました。天城山縦走の日です。

日の出前に宿を出発し、

八丁池口

八丁池口から登山開始しました。

この日の天気予報はずばり晴れでしたが・・・

霧のブナ林

八丁池へ向かう道には霧が漂っていて視界があまりよくありません。あれれ?

八丁池

八丁池では全く周囲が見えず残念。紅葉に包まれた八丁池を期待していたのですが。

ここからあまり起伏のない縦走路を東へ東へ進んでいきます。

ずっと続くブナやカエデの林を進むと妙な形の木が仁王立ちしています。

ヤマグルマ

じゃーん! これです。

どうしてこんな樹形になったのでしょう?

おそらくは土が流れて根が露出して、5本足で突っ立っているようになったのでしょう。

ちなみにこの木はブナではなくヤマグルマです。

白田峠を越え、ほぼ平坦な登山道が終わる頃

戸塚峠

戸塚峠に着きました。相変わらず霧は晴れてくれません。

この後は小岳の登りに差し掛かりました。小岳の手前にこれも奇妙な形の木があって

ヘビブナ

クネクネと曲がりくねったヘビのようなブナということで、ヘビブナと名付けられていました。

どうしてこんな形になったのか、めいめいが過去を想像してみました。

小岳周辺にはそれほど太くはないですが、

小岳のブナ林

真っ直ぐで形の良いブナ林が薄日の射す中で見られました。

小岳からは一度下った後万三郎岳に向けて登っていき、

万三郎岳

伊豆半島最高峰の万三郎(ばんざぶろう)岳に到着しました。ばんさぶろう、ばんざーい! と言うのを忘れてしまいましたが、ついに登頂を果たしました。

この山を境にして植物が少し変わり、

シャクナゲ花芽

シャクナゲが出てきました。真ん中に来年の花芽が見られます。

この他、コアジサイなどもたくさん見られるようになりました。

石楠立(はなだて)へ下った後

馬の背への登り

登り返します。行く先々で紅葉が素晴らしく、晴れていたらもっときらびやかに見られたことでしょう。

ブナと並んで天城を代表する木である

ヒメシャラの並木

ヒメシャラの林も延々と続いています。どちらも水分を必要としている木なので、天城の環境に合っているのでしょう。

でも大変気になることがあります。ヒメシャラには細い木も沢山あり、次世代が育っているのに対し、ブナには細い木が全くといっていいほどありません。これは大問題です。

たぶん、増えすぎたシカがブナの幼木を片っ端から食べてしまっているのでしょう。このままでは今あるブナが倒れてしまったら、ブナ林は消失してしまいます。早急な対策が必要です。

紅葉した斜面

万二郎の手前で後を振り返ってみました。馬の背の斜面が美しく紅葉していました。

万二郎岳

万二郎岳で休憩して

紅葉のじゅうたん

紅葉の森を慎重に下り、天城高原に無事下山しました。

2日目の霧は残念でしたが、伊豆山稜線歩道からの眺めと天城山の豊かな自然を楽しめたツアーでした。

ご参加されたみなさま、大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。



猫越岳・天城山縦走ツアー(2016.11.6-7)1日目

伊豆半島の屋根を形成する天城山とその北西に伸びる尾根にある山々を巡るツアーに出かけてきました。

1日目は仁科峠から猫越岳周辺を、そして2日目は天城山を西から東に縦走します。

まず1日目。

仁科峠

仁科峠から登山開始です。伊豆半島の西側には1000m級の山々が60kmの長さで連なり、仁科峠はその南部になります。

この山々に沿って登山道が延びていて、伊豆山稜線歩道と呼ばれています。

お天気は快晴。東よりの風がやや強いですがそれほど寒くはありません。

鍋岩という笹に覆われた丘に向かって登り始めます。登山道の笹は綺麗に刈ってあって

リンドウ

リンドウが綺麗に咲いていました。

カマツカ

カマツカが赤い実をたくさん付けています。

ランチタイム

展望台でランチタイム。ここからは

大展望

わずかに雪を被った富士山や南アルプスの山々を眺めることができました。

山頂の池

猫越岳の手前に山頂の池がしずかにたたずんでいました。池の水面にはヒルムシロがびっしり。何か生き物が出てきそうな雰囲気でした。

猫越岳山頂

猫越岳山頂は展望なし。もう少し進みます。

ブナ黄葉

この辺りは立派なブナ林があり、黄葉が進んでいます。

かなり樹齢が高い木もあり、立ち枯れている木々も見られました。その中には

オブジェ

やや朽ちてきた切り株から他の植物の命が生まれている、こんな面白いシーンもありました。

オオイタヤメイゲツ

この美しいカエデはオオイタヤメイゲツ。とても良い響きの名前が付けられたハウチワカエデの仲間です。

この先、猫越峠まで行ってから来た道を仁科峠まで戻り、1日目の行程を終了しました。

蕨(わらび)山ツアー1回目(2016.11.3)

11月に入って急に寒くなり、秋が深まってきました。紅葉が一気に標高を駆け下りてきています。

奥武蔵の伊豆ヶ岳、大持山、棒の折山の間に囲まれた所にある蕨山へ現地集合のツアーに出かけてきました。

名郷から登山開始

素晴らしい天気の下、名郷から登山開始です。文化の日は晴の特異日などと言われていましたが、最近はどうなのでしょうか。でも今年は晴れて良かった。

暗い人工林を1時間ほど登った後は稜線に出て、紅葉の中を歩きます。

一面のウリハダカエデ

林床に一面、ウリハダカエデの幼木が生え、それぞれの色に紅葉していて素晴らしい景観です。

急な登り

3箇所ほど岩場があり急坂を登り切ると

最高標高点

最高標高点1044mの「本物の蕨山」に到着。ここは山頂標識があるピークから少し離れた場所になります。

そして山頂標識のある場所で

ランチタイム

ランチタイムとしました。たっぷりお日様の光を浴びてとても気持ちの良いひとときでした。

遠くには日光男体山や赤城山なども見ることができました。

下山はさわらびの湯方面へのやや長い尾根を通ります。

武甲山と武川岳

途中で武甲山(左)と武川岳、そして反対側には棒の折山なども眺めつつ、4時前には

さわらびの湯

さわらびの湯に無事下山しました。

素晴らしいお天気の中で紅葉と展望を楽しめた山行でした。

ご参加されたみなさま、大変ご苦労さまでした。

プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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