山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

笹尾根・槇寄山ツアー(2017.5.30)

もう5月もまもなく終わり。気象学的に暦の上では春が終わり夏になろうとしている時期ですが、もうとっくに初夏です。

この日も最高気温が30℃を越えると言われています。

東京と山梨の都県境に伸びる長い尾根・笹尾根。その一角にある槇寄山ツアーに行きました。

山梨県の上野原駅からバスで郷原まで来て、ここから登ります。

集落横の急坂を上り、振り返ると

坪山

集落の反対側の山並みが続いています。この山並みは4月に登った坪山(右)とそこからつながる縦走路です。もうヒカゲツツジやイワウチワは実を付けていることでしょう。

登りやすい道

この道はとても登りやすいです。ずっと森が続いているので、晴れて暑い日なのに風が吹くととても涼しいです。

トチノキ

トチノキやマルバウツギ、コゴメウツギ、ガクウツギなどの木の花や

フタリシズカ

フタリシズカ、ミヤマナルコユリなど草の花を見ながらゆっくり登っていきます。

誰一人にも会わず聞こえてくるのは野鳥の声。キビタキやヒガラ、コガラなどの声が響き渡ります。

登り始めて2時間あまりで

山頂でランチ

槇寄山の山頂に着き、山頂を独占してランチタイムです。

富士山

随分雪が少なくなった富士山も眺めることができました。

槇寄山からは笹尾根を三頭山とは反対方向に進みます。

新緑がとても美しく、アップダウンの少ない尾根はのんびり歩くのに最高。

ヤマツツジ

ヤマツツジやミツバウツギなどが咲き残っていて、私たちの目を楽しませてくれました。

小1時間歩いて

数馬峠

数馬峠に到着。ここでは権現山の長い長い尾根を眺められました。

数馬峠からは檜原村の方へ下山します。

今回のコース全域でコアジサイが自生していましたが、まだ全部つぼみで残念。咲いたらさぞかし見事だと想像しながら更に進みます。

サワフタギやミツバツチグリの花を見ながら行くと、

ギンリョウソウを探す

みなの歩みがぴたっと止まりました。何があったのでしょうか?

ギンリョウソウ

銀の竜(ギンリョウソウ)でした! まだ咲き出したばかりの竜があちこちで顔を出していました。

歩き始めて葯5時間で

無事下山

仲の平バス停に到着して無事ツアーを終了しました。

少々暑い日でしたが、森の中は涼しくて美しいみどりと野鳥のさえずりを楽しむことができたツアーでした。

ご参加された皆さま、ありがとうございました。




スポンサーサイト

乾徳山ツアー(2017.5.28)

山頂付近の岩場で知られる二百名山・乾徳山ツアーに行ってきました。

今回は大平牧場からの往復です。タクシーを下りるとそこはもう標高1300m。山頂までの標高差は葯700mと、コースの中では最短です。

牧場の先から登山を開始して

登山口

登山口の看板を見ながら登っていきます。

林道を登ったりショートカットしたりしながら、坂を登り切ると平坦な場所に出ます。

トウゴクミツバツツジ

あちこちでトウゴクミツバツツジが咲き、崖っぷちには

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲが見頃です。

扇平

森を抜けると草原に出ました。ここは標高1750m付近の扇平です。乾徳山の山頂はガスの中で見えません。時折ガスが流れていきとても涼しいです。

そして扇平を過ぎて暫く進むと

岩場が始まる

いよいよ岩場が始まりました。

この日は日曜日ということもあって登山者が多く、どんどん若者が追い越していきます。

岩をよじ登る

それぞれの岩場にはクサリやハシゴがしっかりと掛けられているし、足場もちゃんとあるので安心ですが、それでも慣れていない人はちょっと大変。それぞれの人が真剣に取り組んでいました。

連続する岩場を抜けるととても可憐な花が咲いていました。

クモイコザクラ

西沢渓谷でもみたクモイコザクラです。コイワザクラと同種で、葉の切れ込みが深いので変種とされています。

西沢渓谷では岩に張り付くように咲いていましたが、ここでは登山道横の土の上に咲いていて拍子抜けしました。

そしてもっとも厳しい

山頂直下の岩場

岩場をよじ登ると

にぎわう山頂

にぎわう山頂に到着しました。バンザーイ!

ガスが晴れて初夏の日が照り始めました。下より暑い山頂でランチタイムです。

とても眺めが良くて富士山や南アルプス、そして金峰山も雲の間から見ることができました。

昼食後は下山用の別コースを下ります。

山頂をあとに

岩が累々と重なる山頂を後に樹林帯を一気に下っていきます。

下山路

歩きにくいガレ場が続き、そろそろ嫌になった頃

高原ヒュッテ

国師ヶ原の真ん中に立つ高原ヒュッテに到着しました。ここは高原ヒュッテという名前ですが避難小屋です。

ここで驚いたことに

人慣れしたシカ

シカの群れがやってきて何か食べています。近づいても逃げません。

至近距離で撮影

こんなに近寄って写真を撮っても平気でした。きっと人慣れしたシカなのでしょう。

下山途中にアナグマまで現れてまた驚きました。

ゆっくり7時間余りかけて無事大平牧場に下山してツアーを終了しました。

ご参加されたみなさま、厳しい岩場や長い行程大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。


牛奥ノ雁ヶ腹摺山ツアー(2017.5.27)

雁ヶ腹摺山という名前が付く山は3つあり、一昨年に雁ヶ腹摺山、昨年に笹子雁ヶ腹摺山、に行きました。

今年は残っている3つ目の牛奥ノ雁ヶ腹摺山に行ってきました。

コースは大菩薩へ行く道の途中にある小屋平から石丸峠へ登り、ここから南下して小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、黒岳を縦走して湯ノ沢峠までの道のりです。

小屋平でタクシーを下車して

小屋平より登山開始

カラマツ林を石丸峠まで登っていきます。林床にはスズタケと思われるササ原が広がっています。

カラマツ林を過ぎるとシラカバやトウヒなどが自生する疎林となり、

シラカバの新緑

そのシラカバが青空の下、新緑の美しい葉を広げていました。

石丸峠に近づくと一面のササ原となり、

小金沢山

最初に登る小金沢山が美しい姿で眺められました。

石丸峠

キバナノコマノツメ、サクラスミレなどのスミレが咲く中を石丸峠に着きました。

この辺りはどうしてササ原なのでしょう? 小金沢山の山頂付近は黒っぽい針葉樹林に覆われていますが、これは本来、この標高では針葉樹の森ができているのが自然の姿です。

ササ原になっているのは、その昔人が木を切って草原として維持していたからです。大菩薩峠周辺、あるいは湯ノ沢峠周辺もそうですが、山の上の方を草原として維持し、毎年刈った草を人里に下ろして使っていたのです。

随分手間の掛かることをやっていたわけですが、それほど草が役に立っていたのでしょう。

この日は甲府盆地側のお天気が良く、

大菩薩湖と南アルプス

大菩薩湖のはるか遠方に広がる南アルプスは雲の間から、そして富士山の山頂付近も少しだけ見ることができました。

ササ原を抜け、トウヒやコメツガなどの歩きにくい針葉樹の森を登り切ると

小金沢山山頂

本日の最高峰、小金沢山(2014m)に着きました。

草原を歩く

ここからは緩いアップダウンが続きます。まだ枯葉色のササ原を進みます。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山

そしてついに牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着です。こちらは2000mをわずかに下回っています。土曜日ということもあり、比較的多くの人とすれ違いました。

大菩薩に近いこの付近はとてもシカの密度が高く、シカは冬に枯れてしまう草を食べられないために

シカによる剥皮

樹皮食いや角を使った樹皮剥ぎが激しいです。

一周剥がされるとその木は枯れてしまい、シカのせいで枯れたと思われる倒木を何十本もまたいで歩きました。

そのうちにあの森にはシカの嫌いな木だけが残るか、森が無くなり草原になってしまうでしょう。

2000m級としては最後のピーク

黒岳にて

黒岳に到着した後は、、白谷ノ丸のピーク以外はどんどん下っていき、歩き始めから6時間あまりで湯ノ沢峠に到着しました。

この日はやや雲や霧があって展望は今ひとつでしたが、暑かった下界がうらやましがるような涼しい空気の中で、気持ちよい登山を楽しむことができました。

ご参加された皆さま、ありがとうございました。


戸隠・鬼無里観察会(2017.5.19-20)2日目

一夜明けて2日目。この日は未明から活動開始です。

宿の前で野鳥のコーラスを聴きます。鳴き始めはアカハラでした。

この時期野鳥は未明からさえずり始め、もっとも賑やかな時間帯です。

辺りが薄明るくなった頃、鏡池まで足を伸ばしました。

鏡池

風がないので戸隠連峰が鏡のように水面に反射しています。岩肌はモルゲンロートで赤く染まって美しいたたずまいです。

オシドリやカルガモが浮かんでいました。

明るくなった頃、今度は森林植物園へ。賑やかなさえずりの中、カラの仲間やアオジ・ノジコ、アカゲラ、ニュウナイスズメなどたくさんの野鳥が見られました。

一旦宿に戻って朝食を取ります。

宿から見た景観

戸隠連峰と高妻山がくっきりと眺められました。

再び森林植物園へ。

野鳥を探す

さすがにバードォッチングのメッカだけあって、土曜日のこの日には野鳥を観察したり写真を撮ったりしている人がたくさんいます。

ミズバショウとリュウキンカ

園内には花の種類と数がとても多くて、ミズバショウとリュウキンカの他、カタクリ、ヤマエンゴサク、

キクザキイチゲ

キクザキイチゲやアズマイチゲ、ミヤマスミレ、スミレサイシン、タムシバ、オオヤマザクラ、タチカメバソウ、などなど枚挙にいとまがありません。

それに園内の樹木は樹齢の高い古木も多く、アカゲラ、ゴジュウカラ、カラ類、ニュウナイスズメなど樹洞に営巣する野鳥の密度が大変高くなっていて、出現する頻度のあまりの高さにただただ驚くばかりです。

この他、アカハラ、クロツグミ、イカル、サンショウクイなど、普段あまり目にする機会がない野鳥を見ることもでき、大変興奮しました。

昼食でおいしい戸隠ソバを食べた後は、

大鳥居

木でできた大きな鳥居をくぐって奥社への道を途中まで登っていきました。

随神門

この髄神門から上は

杉並木

立派な杉並木が続いていますが、この先へは行かず、また森林植物園に戻って探鳥を続けました。

この後も次から次へと野鳥が現れ退屈する暇もなく、出発するまでたくさんの野鳥と花を観察することができました。

2日間、素晴らしいお天気となり、たくさんの花と野鳥を観察できて大満足で観察会を終了しました。

ご参加された皆さま、ありがとうございました。






戸隠・鬼無里観察会(2017.5.19-20)1日目

花や野鳥を求めて、昨年と同じ時期に戸隠・鬼無里観察会に行ってきました。

1日目は鬼無里の奥裾花自然園です。ここにはミズバショウが81万本も咲くといわれている場所で、ちょうど見頃の時期でした。

自然園の入口

幸い、お天気は快晴。真っ青な空が広がっています。観光センターまでは車できて、そこからシャトルバスに乗り換えます。

今池

ミズバショウがもっとも多く群生する今池にやってきました。たしかにミズバショウは綺麗に咲いていました。

ランチ

日差しが強いので木陰でランチです。ブナの新緑やミズバショウの花を見ながらのご飯はとても美味しかったです。

この後は今池をぐるっと回ります。

湿地と小川

雪解け水が流れている湿原の上をさわやかな風が通り抜けていきます。

スミレを撮る

ミヤマスミレが見つかりました。でも花の種類は少なめです。

ミズバショウと鋭峰

遠くの山には残雪があり、青い空と新緑と白い雪とミズバショウとが美しいコントラストでした。

でも少し奥に行くと

ブナ林と多量の残雪

多量の積雪があり、花はありません。今年は積雪が多かったことと春の気温が低くて雪解けが遅れたようです。

こうみ平という湿原を回って戻ってきました。オオルリやセンダイムシクイの声を聞きながらバス乗り場まで来て、またシャトルバスで駐車場まで戻りました。

この後大望峠という眺めの良い峠で残雪たっぷりの北アルプスを眺め、夕方戸隠の宿に入りました。

夕食まで近くを散策し、夕食後は春の星空を眺めて1日目が無事終わりました。

西沢渓谷ツアー(2017.5.14)

奥秩父主脈の南側に奥深く入った所に有名な観光地、西沢渓谷があります。

しっかりした遊歩道が整備されていて、連続する素晴らしい滝とカエデやミズナラ、サワグルミなどからなる天然林が魅力の場所です。

ちょうど新緑の時期にツアーに出かけてきました。

吊り橋

この日は曇りがちでたまに薄日が差すお天気です。素晴らしい新緑の森にかかる吊り橋を渡り、

渓谷入口

渓谷に入っていきます。

階段を上る

この日は日曜日で団体が入っていましたが、それほどの混雑ではありません。

渓谷に設置された階段を上っていきます。

渓谷沿いの道

前日にまとまった雨が降り、水かさは増しています。油断すると沢に身を持って行かれそうな位、水量が多くて迫力がありました。

沢沿いの崖っぷちにとても美しい花を見つけました。

クモイコザクラ

クモイコザクラというサクラソウの仲間です。人が近づけないような場所に点々と咲いていて、魅了されます。

ヒカゲツツジ

崖のあちこちでヒガゲツツジがレモンイエロー色の可憐な花を開いていました。

この他、ツルネコノメソウ、ミヤマキケマン、ワチガイソウ、エイザンスミレなどの花も見られました。

そしていよいよクライマックス。

五段の滝

日本の滝百選にも指定された七ツ釜五段の滝です。決して人工的には作り出せないような自然の造形です。

この滝のすぐ横を登っていくと

連続する滝と釜

先ほどは見えなかった最も上部が見えてきました。釜と滝が連続する見事としか言えないものです。

この後は渓流から離れぐんぐん登っていき、林道に出たところでやや遅めのランチタイムとしました。

ここからは昔トロッコが走っていた林道を下ります。

トロッコ道

まだレールが残っている道は、至るところで崩れていて橋が掛けられています。

木材を切り出してそれを運んだトロッコは、険しい場所に敷設されていて、良く事故が起こったようです。トロッコが無くなった今でもたまに滑落事故のニュースを耳にしますが、頑丈の橋など無かった時代には、まさに命がけの仕事だったことでしょう。

この時期の西沢渓谷にはもう1つの魅力があります。それは

シャクナゲとオオカメノキ

アズマシャクナゲです。白いオオカメノキも至るところで咲いていて、渓谷を彩っていました。

シャクナゲが美しい

大展望台にはこんなにたくさん咲いている株もありました。

その他、

ミヤマスミレ

ミヤマスミレ、

ヤマグルマ

ヤマグルマ、トウゴクミツバツツジなどの花も。

じっくり花を楽しみ、最後に渡った橋からは

鶏冠山と西沢渓谷

鶏冠(とさか)山と新緑に燃える西沢渓谷が目に焼き付けられました。

6時間あまりもかけてゆっくりと巡り、西沢渓谷の新緑と花を堪能したツアーでした。

ご参加された皆さま、ありがとうございました。






両神山ツアー(2017.5.11)

埼玉県西部、群馬県や長野県境の近くにある日本百名山・両神山ツアーに行ってきました。

この山に登るコースはいくつかありますが、今回は昔から最も登られている日向大谷からの表参道をピストンしました。

行程が長いのと遠いので、西武秩父駅近くのホテルに前泊し、早朝よりタクシーで往復しました。

登山開始

日向大谷の登山口を出発します。幸い前日の雨が上がってお天気はとても良く、みどりがとても綺麗です。

トラバース道

しばらくはトラバース道を進みます。崖っぷちのような場所が何カ所もあり、油断はできません。

この後沢沿いを進み、5回の渡渉を繰り返して登っていきます。

この沢沿いの道はサワグルミやカツラなどの巨木が続き、イヌブナやチドリノキなどの新緑がまぶしく、林床には

コガネネコノメソウ

コガネネコノメソウや

クワガタソウ

クワガタソウ、そしてニリンソウ、フタバアオイなどの花がたくさん見られました。

沢を離れてやや急な道を登り切ると

清滝小屋

現在は避難小屋になっている清滝小屋に到着しました。小屋付近にはいろいろな植物が植栽されていて

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲやオドリコソウ、ラショウモンカズラなどが美しい花を咲かせていました。

ここで一休みして

新緑の中を登る

さらに登っていきます。いよいよ山頂に通じる産体尾根に入ると一段と急になり、

クサリ場

クサリ場やハシゴが連続するようになりました。大変な登りですが楽しみもあり、

アカヤシオが出てきた

アカヤシオの花が見られるようになってきました。今年は開花が遅れたようで、五月連休にはほとんど咲いていなかったらしく、ここ2~3日で咲き出したように、フレッシュな花が多く見受けられました。

この尾根にはアカヤシオの他、ヒメイチゲやオオカメノキなどの花も見られました。

そして急坂が終わり一段落した頃ようやく

両神神社

両神神社に到着です。ヤレヤレ。ここで少し腹ごしらえをして再び進みます。

また岩場が現れ、

岩場とアカヤシオ

周辺の山々の素晴らしい眺めと険しい場所に咲くアカヤシオに感動しつつ、最後の力を振り絞って

山頂直下のクサリ場

山頂直下の鎖場をクリアして

山頂標識

ついについに両神山の山頂に登頂しました。ばんざーい!!

みなさん本当によく頑張りました。

狭い山頂

山頂はとても狭く、平日とはいえ次々と人が登ってくるので長居はできません。

山頂直下のクサリ場下り

クサリ場を慎重に下り、

渡渉

渡渉を繰り返してどんどん下っていきます。

みなさん声がよく出ていて元気に楽しく歩いている様子がうかがえました。

もう少しで登山口の日向大谷に着く頃になって

カモシカ

大きなカモシカが現れ、我々を見て下の方へ逃げていきました。

そして約10時間の山歩きの末、ついに

日向大谷到着

日向大谷に到着しました。

ご参加された皆さま、大変ご苦労さまでした。

全員が登頂され無事下山できて本当に良かったです。

ご参加いただき心より感謝いたします。


飯士山・鋸山ツアー(2017.5.8-9)2日目

2日目は長岡市の最高峰・鋸山登山です。

最高峰とはいっても765m。1112mの飯士山よりはだいぶ低いです。

登山開始

花立コースの登山口からスタート。

栖吉川の川沿いを進みます。

橋を渡る

橋を渡って棚田跡に入っていきます。田んぼの跡には

ミズバショウ

ミズバショウやコシノチャルメルソウ、エンレイソウなどの花やコゴミが一斉に葉を開いています。

一面のコゴミ畑を登る

一面のコゴミ畑が続いていて驚きます。

オオバキスミレ

オオバキスミレやオオタチツボスミレ、そして

カタクリ

カタクリやエゾエンゴサクなどの花が次から次へと現れました。

ここのカタクリの葉には佐渡と同じようにほとんど斑がないのでツルツルした印象です。

そして上品な感じの

キバナイカリソウ

キバナイカリソウが見られてとても嬉しかったです。

花立峠

花立峠に着きました。ここから主稜線歩きとなります。

ブナ林の林床には巨大な葉を持つ

オオイワカガミ

オオイワカガミや、テングスミレという別名を持つ

ナガハシスミレ

ナガハシスミレなどが咲き、

ユキツバキ

新潟県の木ユキツバキがあちこちで深紅の花を点在させていました。

鋸山

ついに鋸山の山頂に到着。ほとんど人がいない山頂で

ランチタイム

ランチタイムです。西の方には長岡市とその真ん中を流れる信濃川、弥彦山と角田山が、そして東の方には守門岳や浅草岳を遠望することができました。

この後は来た道を下山して登山を無事終了しました。

登山口の側溝に

クロサンショウウオ卵塊

白い塊が・・・。これは何でしょう?

これはクロサンショウウオの卵塊です。ここからオタマジャクシのようなサンショウウオの幼生がたくさん出てきます。


2日間のツアーはまずまずのお天気に恵まれ、たくさんの花や素晴らしい新緑、そして真っ白い山々を楽しむことができました。

ご参加された皆さま、2日間ありがとうございました。




飯士山・鋸山ツアー(2017.5.8-9)1日目

好天続きだった五月連休が終わり静けさが戻ってきました。

幸い、連休明けも好天が続いていて、良いお天気の中新潟の2座を登るツアーに出かけました。

まずは越後湯沢にある飯士山。上田富士とも呼ばれかっこいい形の山です。

登山開始

岩原スキー場のゲレンデ下にバスを止めて登山開始します。

抜けるような青空が広がっていますが、適度に風があってさわやかです。

今年の冬は雪が比較的多く、春先の寒さでまだ残雪が所々にあります。

尾根に取り付く

リフト2本分歩いた後尾根に取り付きます。

イワナシ

雪が解けた登山道にはイワナシや

イワウチワ

イワウチワが可憐な花を咲かせています。道沿いにずっと咲いていました。

飯士山はとても展望の良い山で、

タムシバと残雪の山

タムシバの真っ白い花と残雪をいただいた山々、そして新緑が素晴らしいコントラストで広がっています。

登るにつれて

残雪の登り

残雪が多くなりますが、ザクザクした雪なのでつぼ足でも問題ありません。

南峰を過ぎると

雪庇が続く

山頂近くまで雪庇が続いています。遠くからは想像もできなかった光景です。

雪庇を登る

慎重に一歩一歩登っていき、頂上手前の岩場の急坂をクリアすると

飯士山

360°のパノラマが広がる飯士山山頂に到着しました。ばんざい!

谷川岳方面から苗場山、巻機山、越後三山など素晴らしい眺めを楽しんだ後下り始めます。

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲやイワウチワ、マンサク、タムシバが咲く尾根道を下っていきます。

幸い、雪が付いていなかったのでアイゼンを付けなくても下ることができました。

飯士山東面

振り返れば飯士山の荒々しい東面が見えています。

ゴンドラ終点

ゴンドラ終点まで下りてきて一休み。巻機山が美しい姿を見せています。

この後は

雪の林道歩き

雪がたっぷり積もっている林道をどんどん下り

ゲレンデを下る

最後は広いゲレンデをのんびり歩いて、無事登山を終了しました。

この後は長岡の温泉旅館に移動して1日目が終了しました。

笹子雁ヶ腹摺山ツアー(2017.5.4)

その昔、雁が腹を摺るように飛んだのでしょうか。雁ヶ腹摺山という名前が付く山は3つあります。

その1つ、笹子雁ヶ腹摺山にGW中にツアーに出かけました。

笹子峠までタクシーで行き、登りを少なくします。

笹子隧道

旧道の笹子峠にはトンネルがあり、これが国の文化財となっています。かれこれ80年も前に作られたトンネルですが、それを感じさせない立派なトンネルです。

登山スタート

その横から登山スタートです。

いきなり急登

いきなり急登が始まり、滑りやすい道を登っていきます。

ちょうど新緑の時期で、花もたくさん咲いています。

マメザクラ

マメザクラ、そしてあちこちにオオヤマザクラと思われるピンク色の濃い桜も見られます。

足元には

ヒトリシズカ

ヒトリシズカやたくさんのスミレ(エイザン、フモト、マルバ、タチツボなど)も見られ、元気をもらえました。

カラマツ若葉

緑が美しいカラマツに近寄ると、かわいい若葉がご覧の通り。雄花はもうしおれていました。

笹子雁ヶ腹摺山

最初のピーク、笹子雁ヶ腹摺山に到着です。やや小枝が邪魔をしていますが、とても眺めは良く

富士山

富士山や南アルプス、そして八ヶ岳もばっちり見えました。

この山の下にはいくつものトンネルが掘られています。

中央道、国道20号、JR中央線の笹子トンネルです。中央道のトンネルはあの痛ましい落盤事故が記憶に新しいですが、ここに集中しているということは、昔から交通の要衝だったことがわかります。

激しいアップダウンを繰り返して、最後の

クサリ場

鎖場を登り切ると

米沢山

米沢山に到着し、ここでランチタイムです。樹木の間からは周囲の山々がよく見えました。

この日、もっとも目立った花は

ミツバツツジと富士山

ミツバツツジです。あちこちで素晴らしい色彩を楽しませてくれました。

この後さらにトクモリ、お坊山と登りが続き、やっと下りに差し掛かりました。

大鹿峠を越え、景徳院に向かって下っていきます。

景徳院への下り

落ち葉の溜まった比較的ゆるやかな道を下っていき、ようやく

景徳院

武田家終焉の地、景徳院に到着し、この下のバス停まで下山してツアーを終了しました。

アップダウンが多くてなかなか歩き応えがあるコースでしたが、全員無事歩き通すことができました。

ご参加された皆さま、大変お疲れ様でした。

佐渡・ドンデン山ツアー(2017.4.30-5.1)2日目

前夜はものすごい風が吹き荒れて、一時は山にガスがかかりましたが、一夜明けると風はおさまり曇っています。

朝早くに金北山へ向かったパーティを見送り、ゆっくりと朝食を取って

登山開始

まずは尻立山に向けて登山開始です。

この頃になると青空も見え始め、天候が回復してきました。

オオカメノキ冬芽

残雪の中でオオカメノキが冬芽を付けています。わーい、とバンザイをしているようなカワイイ芽ですね。

あと2週間もすれば、この丸い部分からアジサイのような白い花が咲くでしょう。

尻立山にて

今回のツアーの最高峰、尻立山に到着です。金北山にはまだびっしりと雪が付いています。この山で花いっぱいになるにはまだ3週間位かかるでしょうか。

尻立山から反対側に下りていき、

ドンデン池

ドンデン池に着く頃には晴れてきました。やったー。

カエルの卵が無いかなあ、と覗いてみると

ヤマアカガエル卵

おお、ありましたありました。ヤマアカガエルの卵塊です。

雪解けを待っていたのでしょう。ゼラチン質に包まれてたくさんの卵塊がひしめき合っています。

ドンデン池から少し戻って湿原の周囲を歩いていると、ちょっと離れたところに

ミズバショウ

まだ咲き出したばかりのミズバショウが並んでいます。

その先には

ザゼンソウ

ザゼンソウも。まだ咲き出したばかりのつやつやした花でした。

雪の上を越えたり地面を歩いたりして進んでいくと道路に出て、進みます。

フキノトウ

雪解けした斜面にはフキノトウがびっしり。本当にたくさんのフキノトウが顔を出していました。

縦走路入口

昨日通ったアオネバ十字路に向けて縦走路を進みます。

佐渡の登山道は道標がしっかりしていてありがたいです。

曲がりくねった木

天然杉だけでなく落葉樹も豪雪と強風に耐えてこんな樹形になっている木も。くねくねヘビのように曲がっていて苦労している様子が感じられました。

今回は五月連休の前半なので、佐渡の花の季節がスタートしたばかり。以前に来たときとは花の顔ぶれが違い、

オオミスミソウ1

オオミスミソウ2

オオミスミソウがたくさん見られました。

カタクリもたっぷり。それに対して縦走路にはシラネアオイはまだ少なめですし、オオイワカガミはまだ葉っぱだけでした。

来た路を戻りドンデン山荘でのんびりして

ドンデンライナー

午後のバスでドンデン山を後にした頃は真っ青な空が広がっていました。

遠く鳥海山や飯豊連峰も眺められ、帰りの船では月山の真っ白な姿も見ることができて眺めも十分満喫できました。

こうして2日間のツアーが終了しましたが、もう少し留まって花を見たかったという声もありました。

ご参加された皆さま、ありがとうございました。



佐渡・ドンデン山ツアー(2017.4.30-5.1)1日目

新潟市から高速船で約1時間。佐渡島はとても大きく自然豊かな島です。

この島にはシカ、イノシシ、クマ、サルなどの大型哺乳類がいません。各地でシカやイノシシが植物を食べて花が減っていますが、この島にはこれらの動物がいないので、雪解け時期になるとたくさんの花が咲き私たちを魅了してくれます。

フォーゲルでは初めて佐渡島のツアーに行ってきました。まずは1日目です。

高速船が両津港に着きました。お天気は上々です。

両津港

雪をいただいた最高峰・金北山から今回行くドンデン山までの稜線がくっきり見えています。

ところどころで残雪があり、やっと春を迎えている雰囲気がありました。

バスに乗り

アオネバ登山口

新緑が美しいアオネバ登山口に着きました。これからアオネバ渓谷を登っていきます。

オオイワカガミ

いきなりオオイワカガミのピンク色をした花が飛び込んできました。この花はまだほとんどがつぼみでした。

コゴミ

きれいな緑色をしたシダは山菜のコゴミです。コゴミの間にはびっしりとニリンソウが咲いていました。

渓谷を登る

雪解け水が流れる花いっぱいの沢を登っていきます。

オオミスミソウ

お目当ての1つ、オオミスミソウ(雪割草)が出てきました。この花は白、薄ピンク、濃いピンク、薄紫、濃い紫など多彩な色をしているので、見ていて飽きません。

フクジュソウ

おおっ、福寿草もまだ咲き残っていました。

お目当ての1つシラネアオイは・・・

シラネアオイ

もちろん咲いています。咲き始めたばかりで花の色が濃くてフレッシュです。

渓谷の上の方では

カタクリとキクザキイチゲ

カタクリとキクザキイチゲも咲いていて、花がとぎれることがありません。

この他、エゾエンゴサク、ミヤマカタバミ、エンレイソウ、ナニワズ、ウスバサイシンなどの花も見ることができました。

新緑とオオヤマザクラ

振り返ると新緑の中に点々と桜の花が。ピンク色が濃いのでオオヤマザクラでしょう。大変美しい光景でした。

残雪

稜線に出たところ、アオネバ十字路の手前位から残雪が出てきました。

雪はザクザクなのでこれを踏みしめていくのも楽しいです。

ところで佐渡の山地は特に冬には強風と大雪の厳しい気象条件になり、樹木にとっては大変な環境です。

ここに分布している天然杉は

天然杉

こんな樹形をしていて厳しい環境に耐えているのがわかります。生命のたくましさを感じさせられました。

県道に出て道路をとことこ歩いて、強まる風の中

ドンデン山荘着

本日の宿、ドンデン山荘に到着し、無事1日目が終了しました。







プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

最新記事
リンク
このブログをリンクに追加する
2012年1月15日より
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
Facebook
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR