山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

平標山ツアー(2017.6.20)

新潟県の梅雨入り直前に、新潟・群馬県境に位置する平標山にツアーに行ってきました。

谷川岳から平標山の至る上越国境稜線の中で、最もアクセスの良い平標山はとても人気があります。

今回は日帰りで平標山に登山するツアーとしました。

新幹線停車駅、越後湯沢駅からバスで30分の所にある登山口から

登山開始

いきなり急登があり、足元に咲くクルマバソウなどを見ながら一歩一歩進みます。

この日は湯沢で30℃まで上がると予想されていて、樹林帯の中はとても暑いですが途中から風が吹き抜けて来ました。

ベニサラサドウダン

ベニサラサドウダンが花をいっぱい付けています。

タニウツギと苗場山

日当たりに咲くタニウツギ越しに苗場山の平らな山頂がくっきりと青空に映えていました。

ムラサキヤシオ

この美しい花はムラサキヤシオ。雪解けして間もなく咲く花ですが、まだつぼみを付けているところを見ると、雪解けしてからあまり時間が経っていないことを物語っています。この冬は雪が多かったのですね。

急坂を登り切ると視界が開け、

松手山にて

松手山に到着しました。風がやや強いです。

ここでランチとすることにしました。風が強くて少々寒いですが、眺めがよいので爽快です。

ここからは草原状の尾根を登っていきます。

日当たりがよいので花がたくさん見られ、

ツマトリソウ

花びらの縁がピンク色をしたレアもののツマトリソウ、

イワカガミ

イワカガミ、そしてエチゴキジムシロ、アカモノ、オオバキスミレ、マイヅルソウ、咲き始めたばかりのハクサンチドリ、ヨツバシオガマ、ウラジロヨウラクなどたくさんの花が咲いていました。

山頂に続く尾根

山頂に続くたおやかな稜線が良い感じで、

苗場山と松手山ルート

振り返ると松手山から続く尾根が美しい曲線を描いていて、遠方に雪を被った苗場山が眺められます。

ほどなくして

平標山山頂

ついに平標山の山頂に到着しました。登山開始から山頂まで休憩含めて4時間20分です。

この後は隣の山・仙ノ倉の鞍部に向かって少し下り

仙ノ倉とお花畑

お花畑の鑑賞です。風が強くて花が揺れて

お花畑

写真を撮りにくいですが、ハクサンイチゲ、チングルマ、ハクサンコザクラ、ミヤマキンバイ、ミネズオウなどが美しく咲き乱れていていました。

再び山頂に戻って山座同定します。浅間山、八ヶ岳、榛名山、赤城山、茂倉岳、巻機山、苗場山など360°のパノラマを楽しめました。

眺めを楽しんだ後は

山の家への階段道

平標山の家に向かって階段を下っていきます。

山の家

山の家で一休み。ここのお水はとてもおいしく、

小屋の裏手のベンチに腰を掛けて

至福の時間

残雪の仙ノ倉山の斜面を眺めるのは至福の時間です。

涼しくて留まりたい気持ちを抑えて

平元新道を下ります。

巨木林を下る

ダケカンバやブナの巨木林とウワミズザクラ、ユキザサ、ウスバサイシンなどの花を見ながら林道まで下り、あとはテクテク林道を歩いて、8時間あまりの行程の末、登山口にたどりついてツアーを終了しました。

今まで6月に何回も平標山を訪れましたが、こんなにすっきりと晴れたことはあまり記憶になく、大展望とたくさんの花を見ることができたツアーでした。

ご参加された皆さま、長丁場大変ご苦労さまでした。そしてご参加していただきありがとうございました。

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南八ヶ岳・横岳ツアー(2017.6.16-17)2日目

昨夜は平日と言うこともあって山小屋の宿泊者は少なくて、ゆったりと過ごせました。

一晩明けて空が明るくなり始めたので急いで外へ出ると

ご来光

北東の方向から日が昇りました。

雲海

それにしても本当に素晴らしい雲海です。昨夜からは想像できなかった光景です。

反対側の方は

モルゲンロート

乗鞍岳などの山々が赤く染まっています。とても感動的なご来光でした。

朝食後、横岳へ向けてスタート。

赤岳と南アルプス

赤岳、阿弥陀岳と南アルプス、

富士山と雲海

雲海の上の富士山、

北アルプスと蓼科山

硫黄岳、蓼科山と遠方の北アルプス、そして妙高連山、浅間山と四阿山、横手山などがぐるり360°見渡せました。

何という素晴らしい眺めなのでしょう。さらにこの日は風が弱くてとても気持ちがよいです。

いよいよ横岳に近づき岩場が出てきました。

横岳への鎖場

鎖場やハシゴが続きますが、幸いコンディションがよいので助かります。

横岳を越えて三しゃ峰まで進むことにしました。

横岳を越えて三しゃ峰へ

ちょっと離れた所から見ると凄い場所を歩いていることがわかります。

この岩場に張り付くように様々な植物が自生していて、

ウルップソウ

ウルップソウ(まだほとんどつぼみ)、

イワウメ

イワウメ、

イワヒゲ

イワヒゲ、

チョウノスケソウ

チョウノスケソウ、そしてツガザクラ、ミヤマキンバイ、イワカガミ、コメバツガザクラなどと、お目当ての

ツクモグサ群生

ツクモグサです。ツクモグサはみな岩場の急な斜面にあったり近くにあっても花が開ききっていなかったのですが、

たった1つだけ

ツクモグサ花の中

中が見える花が見つかりました。良かったです。

ツクモグサは本州では白馬岳と八ヶ岳にだけしか分布しない超希少種です。さらに花の時期がとても早いので、大変見づらい花ですが、こうして見られたことに感謝したいと思います。

この後は硫黄岳山荘に戻り、硫黄岳から赤岩の頭を通ってオーレン小屋に下り、来た道を戻って

ゴール

桜平のゲートに無事下山しました。

開花の遅れから花は少なめでしたが、普段あまり目にしない咲き始めのとてもフレッシュな花を見ることができたのは収穫でした。そして2日間とても良いお天気に恵まれて、周囲の山々や湖、街など最高の展望を楽しむことができました。

ご参加された皆さま、大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。



南八ヶ岳・横岳ツアー(2017.6.16-17)1日目

アルペン的な山容を持つ南八ヶ岳。その中でもっとも花が多いとされる横岳へ1泊2日のツアーに行きました。

桜平から登山開始します。

登山開始

しばらくは林道歩きです。あっちの花こっちの花と、花を求めてフラフラしています。

ここで見られた花はシロバナノヘビイチゴ、キバナノコマノツメ、コミヤマカタバミ、ミヤマスミレと、やっと咲き始めた

オサバグサ

オサバグサです。今年は総じて開花が遅れています。雨が少ないせいでしょう。

夏沢鉱泉

夏沢鉱泉が見えてきました。お天気は快晴ですが風が少々強いです。

シラビソなどからなり苔むす林床を伴う針葉樹林を進んでいきます。

ヒメイチゲ

ヒメイチゲがかろうじて咲いていますが、花は少なめです。

オーレン小屋

オーレン小屋でランチタイム。小屋のご主人が気軽に話しかけてきます。今年は花が遅いなどど。

この小屋から道が2つに分かれ、今回は夏沢峠へ向かうコースを進みます。

夏沢峠に出ると

夏沢峠から硫黄岳

2件の山小屋と背後の硫黄岳が見えてきました。空はとても青く高いです。

硫黄岳爆裂火口

迫力ある硫黄岳の爆裂火口が蟻地獄のような火山灰の急斜面を伴っていて、落ちるとはい上がれなそうです。おーこわ。

やがて森林限界を超え、歩きにくいガレ場を一歩一歩登っていくと硫黄岳に到着しました。ご苦労様でした。

硫黄岳からみた赤岳など

硫黄岳からは南に広がる景観が飛び込んできました。横岳、赤岳、権現岳、阿弥陀岳、そしてその奥の南アルプス。凄い迫力です。

でも風が強くて寒いので長居せず今宵の宿、硫黄岳山荘に下っていきます。すぐに高山植物が目に飛び込んできました。

キバナシャクナゲ

まだ咲き始めて間もないキバナシャクナゲ、

ミネズオウ

ミネズオウ、そして

オヤマノエンドウ

オヤマノエンドウなどです。高山に来たことを実感します。

ゴロゴロ岩が続く道を下って

硫黄岳山荘

硫黄岳山荘に到着しました。

低い気温と強い風で冷えた身体を待っていたのは山荘の暖かいストーブでした。

夕食後、日が沈む方向を見に行くと

硫黄岳に沈む夕日

硫黄岳の肩に沈むところでした。明日も天気が良くなりそう。

空が暗くなってから春と夏の大三角形などの星空を眺めて布団に入りました。





戸倉三山・臼杵山ツアー(2017.6.10)

あきる野市の南部、八王子市や相模原市との境の近くに戸倉三山と呼ばれる山域があり、その1つ臼杵山にツアーに行ってきました。

梅雨入りしたもののほとんど雨が降らず、空梅雨というのかまだ梅雨入り前という感じの天気が続いています。

武蔵五日市駅からバスに乗り元郷で下車。ここから

登山口

登り始めます。

綺麗に草刈りしてありとても登りやすくなっていてありがたいです。

杉や檜の人工林が続きますが、適度に間伐がしてあって下草や低木が豊富です。

その中でも

ウリノキ

このウリノキと

コアジサイ

コアジサイの花がとてもよく目立ちました。

ヤマアジサイはほとんどつぼみでしたが、

ヤマアジサイ

わずかに咲き出している株もありました。

顔ぶれをみると梅雨の季節を実感します。

急坂を登る

人工林を抜けコナラ林の急坂を登っていきます。何に使うのかモノレールが敷設されています。

TV中継アンテナを2箇所越えると

神社

キツネの狛犬が目を光らせている神社に到着。ここで下山に使うグミ尾根と合流します。

そして一登りで

山頂標識

標識が真新しくなった臼杵山の山頂に到着しました。ここまでは誰一人にも会わなかったのですが、はじめて別パーティに出会いました。

食後はグミ尾根を下ります。

急な下り

山頂直下は急坂になっています。雨がしばらく降っていないので、道は乾ききっていて小石があると滑る滑る。慎重に一歩一歩進みます。

この時期はとっておきの山の楽しみがあります。

それは

モミジイチゴ

これ。

モミジイチゴの実!!

たくさんつまみ食いをしました(私は)。

この他にもウグイスカグラやニガイチゴ、オオシマザクラ?の実も発見しました。

暑くなると尾根で咲き出す花、

ネジキ

ネジキが咲き出しています。リョウブはまだでした。

ぐんぐん下って荷田子峠から荷田子まで下りて登山終了。バスで五日市に戻りました。

この日は30℃を越える暑い日でしたが、今回のコースはずっと森の中なので風が吹いている間はとても涼しく気持ちが良かったです。

種数は少ないもののたくさんの花と木の実を楽しんだツアーでした。

ご参加された皆さま、ありがとうごうございました。

九重山ツアー(2017.6.6-8)3日目

一夜明けて3日目となりました。

天気予報は曇後晴れ。今日は期待できそうです。

この日も朝早くスタート。期待して外に出ると・・・

ガスの中のスタート

あれー、ガスが出ています。これでは何も見えません。

北千里ヶ浜の広がりは全くわかりませんでした。

久住分かれ

稜線に出ました。ここは久住分かれという名の分岐点です。昨日の強い風がまだ残っていて寒いです。

この先で百名山の久住山と九州本土最高峰の中岳との道が分岐します。

先に中岳へ。近づくに連れて

中岳が見えてきた
時折ガスが切れて中岳(右)の山頂が見えてきました。お日様も覗いてきました。やったー!

ぐんぐん高度を稼ぎ、ついに

中岳

中岳に登頂しました。ガスが切れると

坊ガツルを見下ろす

眼下に坊ガツル湿原と前日登った大船山、そして尾根に広がるピンク色の絨毯が。素晴らしい眺めです。

中岳からは南面の急斜面を下ります。

東千里

ここは隣の稲星山との鞍部で東千里ヶ浜と呼ばれ、ここにもミヤマキリシマで所々ピンク色に染まっているのがわかります。

振り返ると

中岳南斜面

真っ青に晴れ上がった空に中岳がくっきりと見えています。

ここ東千里ヶ浜に珍しいものが見られました。

紅白のミヤマキリシマ

白いミヤマキリシマです。紅白が並んでいてとても嬉しかったです。

中岳の次は久住山に向かいます。

御池

中岳に登る途中で見えなかった御池が青く美しく見えました。

そして目指す久住山は

目指す久住山

ついにその姿を現しました。

くっきりと目指す山が見えて足取りは一段と軽くなり、ついに

久住山山頂

百名山の久住山山頂に登頂しました。ばんざーい!!

ここで至福のランチタイムです。風が当たらない岩陰に入るとポカポカと暖かく気持ちの良い山頂でした。

下山は牧ノ戸峠へ向かいます。少し時間にゆとりがあるのでじっくり景色と植物も観察します。

扇ヶ鼻

今回は行きませんでしたが扇ヶ鼻というピークも素晴らしい色彩で多くの人が登っていました。

今回のツアーを通じて花の種類は少なかったですが、このコースで目立ったのは

赤いツクシドウダン

ツクシドウダンです。この株は真っ赤ですが、

白いツクシドウダン

これは白っぽく、この中間の色もありましたが、すべてツクシドウダンです。

そして

コツクバネウツギ

これはコツクバネウツギという花で、関東地方にはありません。(ツクバネウツギは萼片が5あるのに対して、これは2か3しかありません)

この他にはマイヅルソウ、イワカガミ、ツボスミレ、フモトスミレなどの花が見られた程度ですがマイヅルソウはやたらとたくさんありました。

最後のピーク沓掛山に登って来た道を振り向くと

沓掛山にて

久住山や三俣山など九重連山が、アセビの新緑と点在するミヤマキリシマをアクセントに素晴らしい景観で見渡せました。

牧ノ戸峠

8時間あまりの行程を経て牧ノ戸峠に到着し、3日間の登山を無事終了しました。


3日目に素晴らしいお天気に恵まれて、2日目の苦労も忘れ、ミヤマキリシマの素晴らしさに感動した3日間のツアーでした。

ご参加された皆さま、大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。


九重山ツアー(2017.6.6-8)2日目

昨夜から降り出した雨は強い風を伴って降り続いています。

この日の元々の予定は大船山(たいせんざん)と平治(ひいじ)岳に登ること。せっかくミヤマキリシマの本場に行くのに残念です。

午後の方が雨風が強くなりそうなので、朝早く出ることにしました。さらにいろいろ考えて平治岳を先に登ることに。

雨はそれ程でもありませんが風が強くて歩きにくいです。

大船平治分岐

坊ガツル湿原を通過してその先にある分岐を平治岳方面へ進みます。アセビの森にはいるとまっ暗。ヘッドランプが欲しい位です。

小1時間登ると

大戸越

北大船山と平治岳の鞍部の大戸越(うとんこし)に出ました。ここから見上げる平治岳は

平治岳がガスの中

残念ながらガスの中でミヤマキリシマの広がりがよく見えません。

平治岳への登り

強い風が吹く中、急斜面を登っていきます。この斜面には黒い火山灰が積もっていて、これが粘土質で滑って大変。それでもミヤマキリシマの中を歩くので頑張ろうという気持ちが出てきます。

ミヤマキリシマに埋もれて

まるで花に埋もれて迷路の中を歩いているようです。

そしてついに

平治岳

平治岳に到着。ガスで見えなくて残念。

前日登った人がちょうど見頃だということでしたので、ガスが恨めしくなりました。

今度は下りが大変。

ズルズル滑る登山道

ズルズル滑る斜面に一苦労。何とか

再び大戸越

再び大戸越まで下りてきました。ヤレヤレ。

ほとんど同じ色に見えたミヤマキリシマも

色味の違う花

ちょっと色味の違う花もありました。

ところでミヤマキリシマは日本固有種でしかも九州の標高の高い火山にしか分布していません。ということは世界でここだけしか見られないということ。なぜなのでしょう?

一説によるとヤマツツジが九州の火山で突然変異してできたということです。ヤマツツジに近縁だそうで、霧島連山ではヤマツツジとの自然交雑した株が見られるそうです。私にはあまりヤマツツジに似ているとは思えないのですが。

そのミヤマキリシマが最も高密度に分布しているのが平治岳だそうで、その中を歩けた幸せとガスでよく見えなかった無念さが交錯しました。

この後は、やはりミヤマキリシマで名高い北大船山に登ります。

北大船山にて

こちらも大変素晴らしく、ピンク色の絨毯がずっと続いています。

北大船山のミヤマキリシマ

本当に素晴らしい花園でした。

さらに雨足が強くなってきたので大船山には登らずに段原(だんばる)から黙々と坊ガツルに下山し、昼過ぎには連泊する法華院温泉山荘に到着。温泉で冷えた身体を温め、暖かいものを食べて元気を取り戻しました。

素晴らしいものを見た余韻と、明日のお天気の期待をもって、この後の時間をのんびりと過ごしました。




九重山ツアー(2017.6.6-8)1日目

九州地方は6日に、関東地方は7日に、それぞれ梅雨入りしました。いよいようっとうしい梅雨のシーズンですね。

その梅雨入り初日に九州の九重山へミヤマキリシマを見る3日間のツアーに出かけました。

まず1日目です。

この日は熊本空港からバスで阿蘇山を眺めながら九重連山の拠点、長者原(ちょうじゃばる)まで来て

ビジターセンター

ビジターセンター横からいよいよ登山開始です。お天気は曇で心地よい風が吹いています。

背後の山は九重連山の1つ、三俣(みまた)山です。

タデ原湿原

そのすぐ先にタデ原湿原が広がっています。この湿原は毎年の野焼きによって維持されていて、国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されています。

黄色い花が点々と見えているのは、キンポウゲやニガナの花です。

ここから三俣山の左側を通って、これもラムサール条約に登録されている坊ガツル湿原を目指し、その先にある法華院温泉というう山小屋までが本日の行程です。

タデ原湿原を過ぎるとミズナラなどの樹林帯となり、ガマズミの花が目立ちます。その中でちょっと見慣れない花がたくさん咲いていました。

コガクウツギ

コガクウツギです。関東地方でも見られるガクウツギより葉と花がいずれも小さくて、その違いがわかります。

シロドウダン

これはシロドウダン。ドウダンツツジの仲間ですが、花が縦に付いているのが違います。

雨ヶ池の当たりから、今回のお目当てである

ミヤマキリシマが出てきた

ミヤマキリシマが出てきました。そしてその先に

あれが平治岳

坊ガツル湿原を見通せる場所があり、明日登る

<平治岳の斜面

平治(ひいじ)岳の斜面がピンク色に染まっているではないですか! 

雑誌やTVでは見ていても、生で見ると実感が湧いてきます。期待がさらに膨らんできました。

握り拳~サッカーボール位のサイズの溶岩がゴロゴロしていて歩きにくい道を緩く下っていくと

坊ガツル湿原

坊ガツル湿原が現れてきました。黄色い花は

サワオグルマ

サワオグルマという湿地に咲くキクの仲間です。

歩き始めて3時間位で今宵の宿

法華院

法華院温泉山荘に到着しました。

素晴らしい温泉のある山小屋でゆっくりくつろいで1日目が無事終了しました。

上高地観察会(2017.6.2-3)2日目

前日の途中から吹き始めた強風は夜も続いていましたが、朝になると止んでいました。

素晴らしいお天気で、

モルゲンロート

明神岳(左)と前穂高岳(右)はモルゲンロートです。

この後、宿の前でバードウォッチングをしました。冬型の気圧配置で寒気が入ってきて、この朝は冷え込んでいます。

しんしんと身体が冷えてきたのと、谷間にあってなかなかお日様が昇らないので、一旦退却。

朝食後に再スタートです。

早朝のBW

朝の雰囲気は最高。口に出す必要はありません。

この後、明神館まで来た道を戻ります。

山の眺めは素晴らしく、

新緑に囲まれた梓川と霞沢岳

新緑に囲まれた梓川と向こうの霞沢岳が最高!!

昨日の雨で花は生き生きしてきて

ラショウモンカズラ

ラショウモンカズラ、

エゾムラサキ

エゾムラサキ、

ミヤマエンレイソウ

ミヤマエンレイソウ、そして

ホンシャクナゲ

ホンシャクナゲなど、好天の下では昨日より美しく見えました。

野鳥もたくさんいて、キビタキ、ウソ、コマドリ(姿は見えず)、アオジ、カワガラスなど、しっかりと見ることができました。

明神橋を渡る

明神館から明神橋を渡って対岸に出て、梓川の右岸を上高地に向かいます。

上高地に多いズミ(コナシ)と良く似た

エゾノコリンゴ

エゾノコリンゴも真っ白な花をいっぱい付けていました。

オオルリ、キビタキ、ゴジュウカラなどの声があちこちから聞こえ

野鳥を探す

なかなか歩みが進みません。しかし展開した葉に阻まれて、オオルリなどは等々見ることができませんでした。

岳沢湿原

河童橋に近づいた所にある岳沢湿原は本当に絵になる場所ですね。マガモが美しい緑色の東部を輝かせていました。

そして河童橋でゴール

河童橋に到着して全行程を終了。ここで解散して一路東京へ。


あられと雷雨の洗礼を受けましたが、いっぱいの花と巨木の森の新緑。 上高地は素晴らしい観察会フィールドでした。

ご参加された皆さま、大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。

上高地観察会(2017.6.2-3)1日目

夜行バスを降りて上高地に着きました。空気がややひんやりしています。

梓川沿いを歩くと

梓川とケショウヤナギ

薄日が差して穂高連峰の一部が見え、梓川対岸のケショウヤナギの新緑が美しく輝いています。

ケショウヤナギは北海道と上高地など離れた場所にごくわずかに残る植物で、上高地には広く分布しています。

朝の静かな遊歩道を大正池めがけて進んでいきます。

大正池

大正池に着いた頃は山にかかる雲が更に下りてきて、山の上の方は見えなくなりました。

大正池で少し観察しようと思ったら更に天候が悪化したので、上高地の中心部に戻ろうとしたら・・・何と

ひょう

ひょうが降り始めました! そして

雷雨

ピカピカゴロゴロと雷雨まで降り出してさあ、大変。

何とかビジターセンターに潜り込んで難を逃れました。

後から着いた人たちと合流して、今宵の宿のある徳澤に向かいます。

なかなかお天気が良くならず、野鳥を見るために持ってきた望遠鏡も出る幕がありません。おまけに雨避けのビニールまで被せられて・・・。

明神館を過ぎて更に進んでいくと、何と何と・・・

サルとすれ違い

サルの群れがやってきます。こんな風に赤ちゃんを乗せた母ザルは何頭も道をすれ違っていきます。

「こんにちは!」なんて言ってももちろん返事はありません(笑)。

木に登ったサル

木に登ったりするサルもいて、かなりの群れでした。

ところでここまで花の話をしませんでしたが、遊歩道沿いにはたくさんの花が咲いていました。

ニリンソウを筆頭に、ミヤマエンレイソウ、エンレイソウ、オオタチツボスミレ、エゾムラサキ、サンカヨウ、ホンシャクナゲ、オオカメノキ、などなど

ミドリニリンソウ

白いガクの一部が緑色になった、いわゆる「ミドリニリンソウ」にも出会えました。しかし先ほどのひょうにより、葉っぱがいたんだ植物が多くて気の毒でした。

梓川沿いの森も大変立派で、ハルニレ、コメツガ、ダケカンバ、ヤナギいろいろ、ミズナラなどの巨木林が素晴らしかったです。

そして

ハルニレの森とニリンソウ

ひときわ広い面積のニリンソウが広がる空間が出てきたら、今宵の宿徳澤園に到着しました。

めまぐるしく変化した天候に翻弄されながらも、1日目が無事終了しました。

プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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