山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

雄国山・磐梯山ツアー(2017.6.26-27)2日目

一夜明けて2日目となりました。朝のお天気は曇です。

朝食後、ゴールドラインの峠にある八方台へ行き、そこから登山開始します。

登山口

ブナ林の落ち着いた雰囲気の中をスタート。

きつい硫黄の匂いがし始めた頃

中ノ湯跡

中ノ湯跡に着きました。かつては温泉施設があった場所ですが、廃屋になっています。

ここからはやや急な登りが続きます。登山道のすぐ横は爆裂火口になっていて

爆裂火口を覗く

すごい迫力で火口が覗けます。かつて磐梯山の南側にあった小磐梯山が一気に崩れて岩屑なだれとなり、たった10分で麓まで流れ落ちて村を飲み込み、尊い477人の人がなくなってしまった、その後なのです。

写真の背後に移っている桧原湖や五色沼など裏磐梯にある湖沼全ては、その時にできたものですが、129年経ってみどりが蘇り、その変わりように驚かされます。

噴火跡の景観を楽しんだ後は、再びぐんぐん高度を稼ぎ、お花畑に到着しました。ここからの磐梯山は

お花畑から見た磐梯山

山頂部の急な山だということがわかります。

お花畑にはミヤマキンバイが咲き乱れ、

バンダイクワガタ

あちこちでバンダイクワガタも咲いていました。

お花畑から急な道を登っていき、ついに日本百名山

山頂と虫の大群

磐梯山の山頂に到着しました。ばんざーい! と言いたいところですが・・・

この写真にも多数写っているように、黒い虫がいっぱい飛んでいて登頂を祝うような気分ではありません。

虫に追われるようにそそくさと下山して、茶屋のある弘法清水でランチタイムとしました。

休憩後は沼ノ平という湿原を通って表磐梯側の猪苗代スキー場を目指します。

ゴロゴロ浮き石だらけの急斜面を下ると

火口の前で

爆裂火口の頂上(小磐梯山の隣)に出ました。覗き込むと絶壁になっていて危険な場所です。

火口の真ん中にある銅沼もくっきり見えていました。

裏磐梯に別れを告げ、平坦な沼ノ平に出ました。ここは別天地です。

ムラサキヤシオ、バンダイクワガタ、アカモノ、ウラジロヨウラク、ハクサンチドリ、ノビネチドリ、イワカガミ、ベニバナイチヤクソウなどの花が次から次へと出てきます。

大きなシナノキの下で荷を下ろします。

レンゲツツジと磐梯山

大きな沼の畔にはレンゲツツジが咲き、霧が晴れて磐梯山が現れてきました。

そしてその池には

一面のミツガシワ

ミツガシワの大群落が! 鹿にやられて尾瀬ではあまり見られなくなったミツガシワがこんなにいっぱいあり感激です。

沼ノ平を過ぎ、赤埴山を巻いてぐんぐん高度を下げていきます。

びっしり咲くアキグミ

アキグミがびっしり咲いている場所では、花の良い香りで充満していました。

いろいろな花を楽しみながら下り続けてスキー場に出た後は、ゲレンデを下ります。

猪苗代湖を眺めながら

正面には広大な猪苗代湖をずっと目に入れながらなのでよい気分です。

スキー場を下る

お天気がどんどん回復して暑くなり、いい加減に下りが嫌になった頃、スキー場の駐車場に到着。2日間の登山が無事終了しました。

雄国沼と雄国山、および磐梯山は火山景観が素晴らしく、花がとても多かったです。

心配していたお天気もまずまず良くて、2日間のツアーが無事終了できました。

ご参加された皆さま、ご苦労様でした。そしてご参加いただきありがとうございました。






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雄国山・磐梯山ツアー(2017.6.26-27)1日目

会津の名峰・磐梯山とその近くにあるニッコウキスゲの名所・雄国沼。この2つを巡るツアーに行ってきました。

1日目は雄国沼から雄国山に登って裏磐梯側に下りるコース、そして2日目はゴールドラインの峠にある八方台から磐梯山に登って猪苗代スキー場に下りるコースを歩きます。

梅雨の時期ですがお天気はどうでしょうか?

まずは1日目です。貸切バスからシャトルバスに乗り換えて金沢峠まで行き、ここから少し下れば雄国沼のほとりに到着します。

雄国沼

霧がかかっていて見通しが悪いですが、湿原の上を木道が伸びています。

ここは最盛期には黄色に染まるはずですが・・・

木道歩き

ニッコウキスゲの花はちらほらしかなく、むしろオレンジ色のレンゲツツジの方が目立ちます。他には終盤を迎えているズミの花が見られた程度で、タテヤマリンドウ(ハルリンドウ)はお天気のせいで花びらを閉じていました。一面のニッコウキスゲを期待していただけに残念です。今年はどこも遅いようですね。

木道を一周して雄国山へ向かいます。湖畔の別の場所には

コバイケイソウ

コバイケイソウが群れ咲いていましたが、ここには近づけませんでした。

雄国沼は低い山に囲まれていて、

雄国山

雄国山もその1つ、つまり猫魔火山の外輪山の1つで雄国沼はカルデラに溜まった水ということになります。

外輪山の内壁にしては緩い傾斜の斜面を登っていきます。

ウラジロヨウラクと雄国沼

ウラジロヨウラクや、レンゲツツジ、アキグミ、ナナカマド、マタタビなどが咲く斜面からは次第に周囲を見渡せるようになりました。

ほどなくして

山頂

雄国山の山頂へ到着、展望塔からは雄国沼だけでなく、裏磐梯の桧原湖なども望めました。

山頂からは、

サワグルミ林

サワグルミ、ブナ、トチノキなどの気持ちよい森の中に、とても歩きやすい道が続いていました。

この道には花が多く、

ギンリョウソウ

ギンリョウソウを始めとして、ラショウモンカズラ、オオナルコユリ、ホウチャクソウ、フタリシズカ、タニギキョウ、ナナカマド、ヒロハユキザサ、ツリバナ、ヤブデマリなどなど、たくさんの花を見ることができました。

ラビスパへ下山

歩き始めて5時間弱でラビスパという温泉施設に到着し、1日目の登山を終了しました。

ホテルに入る頃、次第にお天気が回復して

ホテルから見た磐梯山

129年前に水蒸気爆発して山体崩壊した荒々しい磐梯山の裏側をくっきりと見ることができました。

明日のお天気を期待しつつ1日目が終了しました。




プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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