山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

尾瀬ヶ原ツアー(2017.7.2-3)2日目

一晩中、かなり強めの雨が降り続きました。

2日目はアヤメ平に行く予定でしたが、朝まで雨が残っているため、やむなくアヤメ平行きはあきらめました。

三条の滝に行くことも検討しましたが、途中の沢が増水していると思われるため、これも断念。

結局、尾瀬ヶ原を歩くことにしました。

見晴らしに行く途中に、只見川にかかる橋を渡ります。

濁った只見川

こんな濁流が流れていました。只見川は至仏山や尾瀬沼周辺の山を源流とし、新潟県にはいると阿賀野川と名前を変えて日本海に注ぐ大河川です。この下流にあの有名な三条の滝があります。

尾瀬ヶ原に出ると雨が止む時間も出てきました。

ぬれたワタスゲ

ずぶぬれになったワタスゲの実は下を向いてうなだれています。

ズミ

ズミの花やつぼみにも大きな水滴が。

この他、たくさん咲いていた

ヒメシャクナゲ

ヒメシャクナゲや

オゼヌマタイゲキ

オゼヌマタイゲキも見られました。

十字路

十字路に着きました。雨が降らなければここからアヤメ平にのぼるはずだったのですが。ここからは山の鼻まで湿原の中央を進みます。

お天気が悪いせいもあって、すれ違うハイカーはとても少ないです。

この時期、つに花に目がいきますが、やわらかい緑をしているシダの

ヤマドリゼンマイの分布

ヤマドリゼンマイがとても美しいです。水の流れに沿って分布している様子がわかります。

ちょっと目を離すとどこに行ったかわからないような、か細い

ルリイトトンボ

ルリイトトンボがあちこちで飛んでいました。尾瀬といえば日本最小のトンボのハッチョウトンボですが、この日は見つからず、代わりに高層湿原に多いカオジロトンボを見ることができました。

至仏山をバックにミズバショウ咲く景観で有名な

下の大堀川

下の大堀川にやってきました。ほとんど洪水のように水量が多く、滔々と流れています。

さらに山の鼻に近づくと

増水した川

上の大堀川でしょうか、増水して川沿いの花の多くが水没しています。

こんなことに耐えられる植物でないと尾瀬では生きていけません。湿原の植物の多くは栄養の極めて少ない環境に耐えて、水位が上昇して水没してもへっちゃらな植物なのですね。

お天気が次第に回復して至仏山や燧ヶ岳が見えるようになってきました。

山の鼻では研究見本園を回りました。

研究見本園

燧ヶ岳はこんな感じで、

逆さ至仏

至仏山は沼に反射して「逆さ至仏」が綺麗に見えました。

山頂付近の雪もはっきり見られ、でも何となく後ろ髪を引かれるように鳩待峠まで登って2日間の登山を無事終了しました。

ご参加された皆さま、ありがとうございました。

至仏山やアヤメ平はまた次回の楽しみに取っておきましょう。




スポンサーサイト

尾瀬ヶ原ツアー(2017.7.2-3)1日目

今年は各地の山で残雪が多くて、花の開花が遅れています。

尾瀬でも例年になく多量の残雪があって、通常7月1日から至仏山の登山が解禁されますが、今年は直前になって解禁が危ぶまれる事態となりました。

結果的には解禁されたのですが、花の山なのに花が咲いていない可能性が高くて、元々の予定だった至仏山登山をあきらめ、2日目にアヤメ平に行くことにしてツアーに出発しました。

鳩待峠

鳩待峠を昼頃スタートします。

午前中はかなり雨が降ったらしく、下がかなり濡れていますが、この時点では雨が止んでいます。でも至仏山の上の方は見えません。

峠から山の鼻に向かってどんどん下っていきます。

途中ではオオカメノキ、ウワミズザクラ、タチカメバソウ、サンリンソウ、ハウチワカエデや

ノビネチドリ

ノビネチドリなどのたくさんの花が見られました。

山の鼻で休んだ後は、いよいよ尾瀬ヶ原を縦断していきます。

ミズバショウ

葉っぱが大きくなったミズバショウや

名残のリュウキンカ

リュウキンカなど春の花の名残と

ピンク色のタテヤマリンドウ

ややピンク色をしたタテヤマリンドウ、

カキツバタ咲き始め

咲き始めたカキツバタ、そして

至仏山とワタスゲ群落

今年は大変実付きが良いというたくさんのワタスゲの実が風に揺れていました。

バックの至仏山を覆っている雲はやや上に上がり、残雪が良くわかります。

植物を観察

涼しい風が吹き抜ける尾瀬ヶ原は植物観察に最高。日曜日ということもあって大半のハイカーはもう帰ってしまい、静かな尾瀬ヶ原を堪能しました。

7月の尾瀬といえば

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲですが、今年は開花が遅れていて数えるほどしかありません。代わりに

レンゲツジ

レンゲツツジがあちこちで見られました。

燧ヶ岳は雨模様

次第に燧ヶ岳方面に雨雲がかかってきて、少し雨に当たりましたが、夕方までには

東電小屋

今宵の宿、東電小屋に到着し、無事1日目が終了しました。




プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

最新記事
リンク
このブログをリンクに追加する
2012年1月15日より
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
Facebook
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR