山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

志賀山・根子岳ツアー(2017.8.28-29)2日目

2日目は根子岳登山です。

最初の予定では峰の原から小根子岳を通って根子岳に登る予定でしたが、小根子岳から根子岳の間に崩落があり通行が困難になったため、急遽菅平牧場からのピストンと変更になりました。

登山口

菅平牧場から登山を開始します。ここは四阿山の登山口にもなっています。

牛

大きな牛が優しい目でこちらを見ています。好奇心があるのでしょう。

牧場沿いの道にはたくさんの花が咲いていて、

ツリガネニンジン

ツリガネニンジン、

ノアザミ

ノアザミ、そしてヤマハギ、ハクサンフウロ、ウメバチソウ、クルマバナ、ノハラアザミ、ヤナギラン、カワラマツバ、ノコギリソウ、ハナイカリなどさすが花の百名山です。

あずまやで休憩

あずまやで一休み。この日は霧がかかっていて風もあり、とても涼しくて登山日和です。

マツムシソウ

マツムシソウや

ウメバチソウ

ウメバチソウ、そしてゴマナが咲く原っぱを過ぎるとシラカバやダケカンバの林となります。

石がゴロゴロした緩い斜面を登っていきます。

エゾリンドウ

エゾリンドウが素晴らしい色彩を放っていました。

最後は林を出て

ガスの中を登る

やや急な斜面を登っていきます。

相変わらずガスで展望が望めませんが、色々な花とアカモノ、コケモモ、シラタマノキ、ガンコウラン、クロマメノキなどの実がたくさん実っていて、秋の訪れを感じられました。

そして2時間あまりで

根子岳神社

根子岳の山頂に到着しました。大変お疲れ様でした。

山頂の風が当たらないところでランチタイムです。すぐ隣の四阿山は

見えそうな四阿山

もうちょっとで見えそうな感じでしたが、あきらめて下山開始です。

菅平高原を見下ろす

すると霧がぱあっと晴れて眼下の菅平高原が見えてきました。それとともに日が差してやや暑い中、一歩一歩下ります。

あずまやと根子岳

あずまやに着いた時には根子岳もはっきり見えて草原の山だという実感が湧きました。

牧場の横を通って菅平牧場に下り、無事登山を終了しました。


志賀山は森に囲まれ池や湿原が点在する山、そして根子岳は広大な草原が広がる山。2つの対照的な山を2日間に渡って登りましたが、まずまずのお天気となって素晴らしい景観とたくさんの花を楽しめたツアーでした。

みなさま2日間ありがとうございました。

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志賀山・根子岳ツアー(2017.8.28-29)1日目

8月も終盤となり台風の季節です。

昨年台風のせいで中止となった志賀山・根子岳ツアーですが、今年は催行することができて良かったです。

1日目に志賀高原の森と池と湿原を楽しめる志賀山と、2日目に草原の花を楽しめる根子岳に登るツアーです。

前山リフト

志賀高原硯川の近くにある前山リフトに乗って、前山から登山開始します。

でも、大変お天気が良くて北アルプスまで望めるので、

ランチタイム

前山で1回目のランチを取ることにしました。この写真の背後は笠ヶ岳です。この他、志賀高原の横手山、鉢山、志賀山と、遠く白馬三山や五竜、鹿島槍などを望むことが出来ました。

登山開始してまもなく

渋池

渋池に到着です。風が弱いので鏡のような水面に森や横手山が映ってとてもきれいでした。

志賀山は遠目に見ると大したことがなさそうな山ですが、登ってみると意外にきつく、登りは岩場もある急斜面です。

この時期ともなると

ゴゼンタチバナ実

ゴゼンタチバナや

タケシマラン実

タケシマランなどが美しい実を付けていますし、

お釜池

コース中に点在する池がとても神秘的です。

志賀山

そしてようやく志賀山に到着。ガスが上がってきていてあまり展望が利きません。

志賀山を下る

志賀山から急坂を一旦下ります。

タテヤマウツボグサ

タテヤマウツボグサが美しい花を付けていました。

再び急坂を上り切ると志賀山と同じ位の標高の裏志賀山に到着です。

裏志賀山からは

横手山と四十八池

志賀高原2位の高峰、横手山と手前の四十八駅湿原、そして奥には

大池沼

神秘的な色彩の大沼池が見えました。こんな素晴らしい景観を楽しみながら

裏志賀山でランチ

2回目のランチを取り、四十八池に下ります。

湿原歩き

湿原には木道が敷かれていて、花を楽しめます。

イワショウブ、エゾリンドウ、ウメバチソウなどの花や、赤く色づいた

モウセンゴケ

モウセンゴケの葉がとても目に付きました。

四十八池からは一部来た道を戻り、前山リフトで硯川に下りて登山を終了しました。

この後は2日目の根子岳に近いホテルに移動して1日目が終了しました。





金峰山ツアー(2017.8.26)

お天気が心配されていましたが、寒冷前線が朝方通過しそうなので、金峰山ツアーを実施いたしました。

このツアーは塩山からバスやタクシーを乗り継いで、標高2365mの大弛峠まで行くので大変な登りはありません。

たくさんの車が止まっている峠から森に入って

登山開始

登り始めました。

鬱蒼としたシラビソ主体の針葉樹林の林床は

豊かなコケ

深いコケの覆われていて、

白いキノコ

ベニテング

キノコがたくさん生えていました。

この2枚の写真はどちらもベニテングタケです。

白い幼菌が成長するにつれ、内側の赤い部分が出てくるのだそうです。

また針葉樹林には所々で

縞枯れ

こんなふうに樹木が枯れている場所があり、林床には次世代が育っています。

縞状に枯れて、枯れた場所が移動していくことが知られています。この現象が顕著なのが北八ヶ岳の縞枯山で、縞枯現象と呼ばれています。

こんな場所はとても眺めが良く好都合です。

樹林内を移動している鳥がよく見られました。この時期はほとんどさえずりをしないのでわかりにくいのですが、よく見るとルリビタキが多く、

ルリビタキ幼鳥

幼鳥も見られました。この地でこの夏に生まれた個体でしょう。

朝日岳が近づいてきて展望が良くなってきました。

北奥千丈岳

振り返ると奥秩父の最高峰、北奥千丈岳とその左の国師ヶ岳が、そして朝日岳を越えたところからは

朝日岳からみた金峰山と五丈岩

金峰山と山頂付近にある五丈岩がはっきり見えました。朝方は雲がかかっていましたが、晴れてきてラッキー。

鉄山を巻いて最後の登りを頑張ると、

金峰山山頂

素晴らしい展望が見られるようになり、金峰山の山頂が間近に迫ってきました。

稜線散歩

気持ちの良い稜線散歩です。

八ヶ岳と瑞垣山

北側には八ヶ岳連峰とその手前に切り立った山容を見せる瑞牆山、そして浅間山や南アルプスなどが気持ちよく見渡せました!

そしてついに

山頂にて

金峰山山頂に到着。バンザーイ!!

山頂からは

山頂から見た五丈岩

巨大な五丈岩がそそり立って見えました。

下山は往路を戻り大弛峠に着きました。

ホシガラス

そこにはホシガラスが見送りに来ていました。


普通、夏の暑い時期は午後お天気が不安定になって霧がかかったり雷雨になったりしますが、この日は弱まりながら朝方寒冷前線が通過して乾いた空気が流れ込んできたので、とても幸いな事に午後でも大展望を楽しむことができました。

ご参加された皆さま、大変ご苦労さまでした。

そしてご参加いただきありがとうございました。

木曽駒ヶ岳ツアー(2017.8-21-22)2日目

真夜中に起きた人が満天の星をご覧になったとのこと。私が3:30に見たときは薄雲がかかっていても星は見えていて、展望が楽しめると思っていました。

しかし、ご来光を見るために5時に出てみると深い霧の中。残念です。

登山開始

霧の中を駒ヶ岳に向けて出発。

夏の後半になると咲き出す

トウヤクリンドウ

トウヤクリンドウがあちこちで咲いています。

チングルマ実

チングルマはもう実になっていて、水滴が付いてきれいでした。

中岳

あっというまに駒ヶ岳の前衛峰中岳に着きました。やや風が強くて霧でかなり濡れます。

一旦下った後再度駒ヶ岳に登ります。そしてついに

駒ヶ岳

木曽駒ヶ岳に到着。霧で山頂の雰囲気がよくわかりません。

ここには伊那側と木曽側の神社がそれぞれあり、安全下山のお詣りをして下山開始です。

来た道を戻らず、馬の背に向かって稜線を少し下ります。

ここにはこの地域にしかない

コマウスユキソウ
コマウスユキソウ(ヒメウスユキソウ)の花がまだ見られました。

一方で、

ウラシマツツジ

ウラシマツツジは紅葉し始めていました。

再び宝剣山荘に戻った後、昨日登った道を下ります。

八丁坂を下っていくと急に霧が晴れてきました(というか、霧のない所まで下りてきました)。

ガスが晴れた

みなさんまた写真を撮り始めます。

突然動く物が現れたのでカメラを向けると

イワヒバリ

イワヒバリでした!

千畳敷カールの底から周囲を見ると

ムカゴトラノオ群落

一面、ムカゴトラノオの花園が広がっていて、風に揺れている雰囲気がとても素敵でした。

2日目の霧はとても残念でしたが、2日間雨に降られずカールの景観やたくさんの高山植物を楽しむことができました。

ご参加された皆さま、ありがとうございました。

木曽駒ヶ岳ツアー(2017.8.21-22)1日目

月山ツアーの翌日より木曽駒ヶ岳ツアーに行きました。

東京では20日まで20日間連続雨記録が続いています。いい加減にすっきり晴れて欲しいところです。

しらび平からロープウェイに乗ると一気に標高2600mまで運んでくれます。

駅前

下りた千畳敷駅は大勢の人で賑やかです。

千畳敷カール

ロープウェイの途中で霧が出ていましたが、千畳敷は霧の上。宝剣岳などの山々と千畳敷カールが一望です。

昼食後、いよいよ登山開始です。

カールの緑被

カールの中はとても花が多く

クルマユリ

クルマユリ、

クロトウヒレン

クロトウヒレン、

タカネグンナイフウロ

タカネグンナイフウロ、

エゾシオガマ

エゾシオガマ、

トリカブト

トリカブトなど、この時期としてはたくさんの花が見られました。

労せずして桃源郷まで来られるので行き交う人は本当にさくさんいます。

すれ違い待ちしている間にキョロキョロして花を探します。

ミソガワソウ、ミヤマキンポウゲなどの他

チシマギキョウ

チシマギキョウも岩にへばりついていました。

八丁坂

最も急な八丁坂から下を見るとこんな感じです。石を落とすと大変なので慎重に登っていきます。

やがて乗越浄土という平坦な場所に到着し、そこから程なくで

宝剣山荘到着

今宵の宿、宝剣山荘に無事に着きました。

まずまずのお天気に恵まれ、迫力ある景観とたくさんの花を楽しめた1日目が無事終了しました。


月山ツアー(2017.8.19-20)2日目

夜の間はかなり雨が降って2日目のお天気が心配でした。

しかし朝食後に外へ出てみると

朝の山頂

相変わらず霧は深いですが、青空も見え隠れして霧さえ晴れは良いお天気になるはずです。

山頂にある月山神社には立ち寄らず、そのすぐ横の三角点で記念写真を撮り、

木道歩き

下山開始です。展望は利きませんが木道沿いには

ハクサンシャジンの群生

ハクサンシャジンやアキノキリンソウがびっしりと咲いています。

木道をしばらく行くと今度は大きな石がゴロゴロした道となり、進んでいきます。

お花畑を歩く

この斜面は

タテヤマウツボグサ群生

タテヤマウツボグサで一面紫色です! すごい。

しばらくすると霧が晴れ(高度が下がって霧の領域から脱して)

鳥海山が見えた

鳥海山が見えました! 感動の瞬間。

行者ヶ原

東側の行者ヶ原の素晴らしい広がりとその向こうの雲海に声が出ません。

月山はこの広がりが特徴なのだと改めて認識しました。

鳥海山と庄内平野と雲海と小屋

9合目の仏生池小屋と8合目の弥陀ヶ原、遠くの鳥海山と雲海、更には庄内平野と日本海! 何という素晴らしい景観なのでしょう。

緑の絨毯と白い残雪もよいアクセントになっていました。

この日は月山神社を目指す白装束の老若男女とたくさんすれ違いました。

仏生池小屋

9合目の仏生池小屋で一休み。屋根の上を一列になって進む白装束の群れが見えますか?

相変わらず石がゴロゴロして歩きにくい斜面を進むとどんどん高度を下げてきて

弥陀ヶ原を見下ろす

弥陀ヶ原を見下ろす場所までやって来ました。日曜日ということで沢山の人とすれ違います。

ご苦労様でした

最後に弥陀ヶ原を突っ切り、

鳥居をくぐった

神社の鳥居をくぐって2日間の登山を無事終了しました。大変ご苦労さまでした。

最後の最後、バス乗り継ぎの間に、羽黒山にある出羽三山神社にお詣りに行きました。

出羽三山神社

立派な杉並木と大きな鳥居、そして三神合祭殿などの荘厳な雰囲気を感じ取ることができました。

ご参加された皆さまには感謝いたします。ありがとうございました。

月山ツアー(2017.8.19-20)1日目

相変わらず夏らしくないお天気が続いていますが、お盆を過ぎて夏空を期待しつつ、山形県の中部にある日本百名山・月山へツアーに行きました。

月山は1日で登降する人が多いのですが、東京を朝出発すると登山口に着くのが昼になるので、今回は山頂の山小屋に泊まる1泊2日のツアーです。

リフト

姥沢からリフトに乗って

姥ヶ岳方面

終点からはまず姥ヶ岳を目指します。時折ガスが流れていて姥ヶ岳が見え隠れしています。

実はこの日の朝、雷雨が降ったらしくリフトは止まっていました。私たちが着くまでに運転を再開してくれてほっとしました。

登山開始

木道を登っていきます。姥ヶ岳の南東斜面は遅くまでスキーが出来るほど残雪が多いところです。

さすがにこの時期には雪はほとんどありませんでしたが、雪解け直後に咲く

ヒナザクラ

ヒナザクラやチングルマの花が見られましたし、

ニッコウキウゲ

ニッコウキスゲとハクサンボウフウ

ヨツバシオガマとニッコウキスゲ

ヨツバシオガマなど夏本番に咲く花と、

ミヤマリンドウとナンブタカネアザミ

同じく夏本番に咲くミヤマリンドウと夏の後半にさくナンブタカネアザミ、そして

エゾリンドウ

初秋に咲くエゾリンドウやウメバチソウと、多彩な高山植物が見られました。

姥ヶ岳

一登りで姥ヶ岳に到着です。曇で薄日が差すお天気ですが、残念ながら月山には雲がかかっていて見えません。

姥ヶ岳から少し下って再び登り始めます。

残雪ある斜面

わずかに残る残雪の近くにはイワイチョウやチングルマの花が残っていて、雪解けの早い稜線沿いはナンブタカネアザミ、ウゴアザミやハクサンフウロが見られます。

ミネカエデなどの樹木は人の背丈より低く、同じ高さで綺麗に剪定されたように生えていて、冬の風の強さを物語っています。

笹が広い面積を覆っていますが、高木がほとんどないので笹が無いところにはたくさんの花が咲いていました。

月山への急な登りの終盤に差し掛かったところで、突然「ゴロゴロ」と雷鳴が鳴り出しました。さあ、大変。上の方には木が殆ど無く落雷のリスクが高まります。

幸い、雷雲は移動しているので雷は短時間で収束すると判断。人の背丈より少し高い樹木や笹があるところで実を低くして停滞することにしました。

30分くらいして収まったので再び登山開始。

平らなところに着いたかと思ったら

小屋が見えた

霧の中から今宵の宿、月山頂上小屋が見えてきてほっとしました。

いろいろとハプニングはありましたが、何とか全員無事小屋に到着し、1日目の行程を終了しました。

頂上小屋はとてもきれいで、山菜やキノコがたくさん出た夕食はとてもおいしく、全員ぐっすりと眠ることができました。





唐松岳・栂池自然園ツアー(2017.8.3-5)3日目

前日の夜、一瞬夕焼けが見えたので朝晴れるのを期待して布団に入りました。

3時に起きえてみると満天の星! 夏の大三角とオリオン、そして天の川を全て楽しむことができました。

そして日の出が近くなったので全員で外に出ました。

雲海

美しい雲海が広がっていましたが、低空に雲がありあと一歩でご来光がみられませんでした。

唐松岳

でも唐松岳はバッチリ。

朝食後、唐松岳に向けて出発。素晴らしいお天気です。

一登りで

山頂に立つ

山頂に登頂しました。最高の眺めです。

剣立山連峰

間近にある剣立山連峰、

白馬岳方面

不帰剣の先にある白馬三山、

五竜岳と槍穂

迫力ある五竜岳とその右奥に見える槍穂高連峰、

その他南アルプス、富士山、八ヶ岳、奥秩父、浅間山と四阿山、高妻山、妙高連山などがパノラマのように見渡せました。

どなたかが「下りたくない!」とおっしゃるほど至福の時間でした。

コマクサ

下山途中のザレ場で、天候を祝福するかのようにコマクサが咲いていました。

山小屋に戻って

下山開始

下山開始です。

丸山の辺りでは

不帰剣

険しい起伏と岩場のある不帰剣(かえらずのけん)を横から眺められましたが、この後霧がかかるようになり、涼しい尾根道を下ります。

夜露で濡れて透き通った

サンカヨウ

サンカヨウの神秘的な美しさがみられました。

森を抜けると再び蛇紋岩がゴロゴロする道となり、

シモツケソウが多い
延々とシモツケソウなどのカラフルなお花畑が広がる中を下り続けます。

大勢の観光客

八方池が見える所までやって来ました。土曜日ということもあってすごい人です。

そして昼頃に

リフトが見えた

リフト終点と八方池山荘の建物が見えてきて、無事登山を終えました。

日当たりの良い尾根道の登降中は雲って涼しく、小屋から山頂で良いお天気に恵まれ展望を楽しめるという、とてもラッキーなお天気の巡り合わせでした。

フォーゲル初参加の方もいらっしゃいましたが、みなが和気藹々と楽しく過ごしていただいたことに感謝いたします。

3日間大変ご苦労さまでした。そしてご参加いただきありがとうございました。








唐松岳・栂池自然園ツアー(2017.8.3-5)2日目

2日目は唐松岳頂上山荘まで登ります。

リフト乗車

八方尾根のゴンドラリフトとリフトを乗り継ぎ、一気に標高を稼ぎます。

冬にはスキー場となる斜面にはシモツケソウなどたくさんの花が咲いています。

登山開始

リフトの最上部に立つ八方池山荘から登山開始です。ゴロゴロした岩がが敷き詰められている道を進みます。

尾根全体が草原状となっていて、

マツムシソウ

マツムシソウやシモツケソウ、タテヤマウツボグサ、ツリガネニンジン(ハクサンシャジン)、クルマユリ、イワシモツケなどおなじみの花の他、

ハッポウタカネセンブリ

ハッポウタカネセンブリや、クモマミミナグサなど、あまり他では見かけないような花もたくさん咲いていました。

全体が草原状となっているのは人が草刈りや火入れをしたのではなく地質に関係があります。

ゴロゴロした岩は蛇紋岩という岩が砕けたもので、アルカリ成分が多くて樹木(高木)の生育に不向きなのです。

高木が育たないので草や低木からなる植生となり、日当たりが良いためにたくさんの花が見られるのです。

それに、この蛇紋岩でも平気で育つ植物が幅を利かせていて、同じ地質からなる至仏山や早池峰山などと共通の植物がたくさん見られました。

お花畑

たくさんの花を見つつ、お天気は曇りがちなのでとても涼しく気持ちの良い登山です。

八方池

八方池までやって来ました。お天気が良ければこの池に白馬三山が映って美しいのですが、残念ながら見えません。

ここまでは観光客が軽装でやって来ますが、ここからは登山者の世界です。

大きな雪渓を横目で見たり、一度樹林帯に入って

キヌガサソウ

前日見た大きなキヌガサソウの花を見つけたりしながらゆっくり登っていきます。

丸山ケルン

ケルンが立つ丸山に到着しました。ここでランチタイムです。

相変わらず雲や霧が出ていて展望は利きませんが、涼しくて身体はとても楽です。

丸山からは花崗岩の岩っぽい巻道を登っていきます。

チシマギキョウ

チシマギキョウの花が見られるようになると後立山連峰の稜線は間近です。そしてついに

小屋が現れた

霧の中から小屋が突如現れました。ヤッター!!

とてもきれいな山小屋について美味しいものを飲みながらくつろぎ、ちょっと周囲を散歩をしてみました。

小屋の全景

唐松岳方面から眺めると小屋の全景が俯瞰できました。大きな赤い建物の中でゆったりと時が流れて2日目が終了しました。

唐松岳・栂池自然園ツアー(2017.8.3-5)1日目

今年も早いもので8月になりました。

夏山シーズンまっただ中ですが、今年は夏の主役である太平洋高気圧が不明瞭で、安定した夏になりません。

この日もオホーツク海の高気圧が北東風を運んでくるので、湿った空気がいつまでも残っていて雲や霧が出やすい気象条件です。

このツアーは1日目午後にゴンドラやロープウェイで上がって栂池自然園を周遊し、2日目に八方尾根から唐松頂上山荘まで登り、3日目に唐松岳の頂上を踏んで八方尾根を下りるツアーです。

まず1日目です。

自然園周遊スタート

ビジターセンターから自然園に入ると真っ先にワタスゲの白い果穂が目に飛び込んできました。

今年は各地で実の付きが良くて、ここでも印象的な光景が広がっています。

花盛り

オレンジ色のクルマユリ、黄色いニッコウキスゲ、白いワタスゲが湿原を所狭しと飾っています。

木道歩き

曇りがちでとても涼しくてフラワーウォッチングには最適です。

オニシオガマ

オニシオガマという巨大なシオガマギクも咲いていました。

ワタスゲと背景の高山

ワタスゲ揺れる湿原の向こうに雲の間から白馬岳かその周辺の山の中腹がちらりと見えましたが、この日は残念ながら山の上の方は見えません。

池に映るワタスゲ

自然園の湿原には池塘も所々にあり、ワタスゲの果穂が映ってなかなか素敵な光景です。

キヌガサソウ

風穴の周囲には雪が残っていて気温が低く、キヌガサソウの立派な花やミツバオウレンなど雪解け直後に咲く花も見られました。

涼しい散策

約2時間の周遊を終えて再びロープウェイとゴンドラを乗り継ぎ、下山して八方にある宿の温泉でゆっくりと身体を休めて1日目を終えました。

プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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