穏やかなお天気の下、房総中部の養老渓谷に近い、大福山と梅ヶ瀬渓谷のツアーに出かけてきました。
渓谷の入口でバスを下り、登山開始です。いきなり紅葉のトンネルが期待を膨らませてくれます。
房総半島は、その昔海の底でした。海底で堆積した地層が隆起して、その後川で削られたので、削り取られた白っぽい砂の層が壁のようになっています。その上にカエデが生育しているので、このような変わった景観が見られるのです。
下に帯状にあるカエデは植栽されたものですが、紅葉がちょうど見頃でとても美しい景観でした。
何度も何度も渡渉をしていきます。2日前まで雨が降っていましたので水量はやや多めでしたが、渡渉する上で特に支障はありません。
渡渉の合間に上を見上げるとこんな素晴らしい紅葉が連続してため息が漏れます。房総でもこんなに素晴らしい紅葉が見られるのですね。房総を見直しました(ごめんなさい)。
この渓谷の奥深くに
旧日高邸跡があります。日高誠実という人がここで教育の場を付くって多くの人を育てたその場所です。
こんな山奥に来るのは大変なことだったと思いますが、大きなイロハモミジの木と紅葉の絨毯が広がっていて、それは見事な景観でした。教育の場としては適していたのでしょう。
渓谷からはやや急な道を大福山へ向かって登っていきます。
この道もカエデに彩られて本当にため息の連続。お天気がよいこともあって、十二分にカラフルな色彩を楽しむことができました。
大福山の山頂は白鳥神社の境内にあります。山頂からの展望はありませんのでここではお参りだけして、隣の展望台でランチタイムです。穏やかな日で本当に良かったです。
下山は長い林道歩きです。
リンドウや
リュウノウギクなどの花を見ながら、登山開始地点に無事到着し、ツアーを終了いたしました。
お天気と紅葉に恵まれて良かったです。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
今回の写真は添乗員の金子さんに撮影していただきました。金子さん、ありがとうございました。
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