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山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

伊豆大島ツアー(2017.12.13-14)1日目

伊豆大島は東京の竹芝桟橋から高速船で1時間45分乗船すると到着する、伊豆七島では最も大きい島です。

今回はふたご座流星群の極大に合わせて、2日間のツアーに行ってきました。

まずは1日目です。

岡田港到着

大島には乗り入れ可能な港が2つあり、天候により使い分けています。

今回は元町港ではなく岡田港に寄港しました。

晴れていますが西よりの風が冷たいです。

岡田港からは路線バスで三原山の山頂口バス停までやって来ました。

山頂口

ここからは三原山と巨大なカルデラの全貌が眺められます。2年前のツアーでは霧で何も見えなかったのですが、今回はよく見えて最高です。

西谷ガイドの解説

今回のツアーでは2日間とも現地で活動しているグローバルネイチャークラブの西谷さんから案内をしていただきます。

西谷さんは大島が日本ジオパークとして指定され、その後の普及などの活動でも中心的な役割をされているジオパークガイドでもあります。

31年前に三原山が噴火したときの様子を写真で紹介され、みなさんは現在の状況とを見比べてその変貌ぶりをご覧になっていました。

さていよいよ三原山に向かってカルデラ内を進みます。

三原山ができる前、今から1700年前に大爆発が起きてできた大きなカルデラ内はとても平坦で、ハチジョウススキやハチジョウイタドリなどの草と

オオバヤシャブシ

このオオバヤシャブシやハチジョウイヌツゲなどの低木が群落を作っています。

そして西暦1777年にこのカルデラ内の大爆発で三原山が誕生しました。

その後も小規模な噴火が繰り返し起きて

31年前の溶岩の末端

31年前に起きた最後の噴火で流れ下った溶岩が黒い筋として残っています。

大島は玄武岩質の火山からなり溶岩は真っ黒なのです。

真っ黒い溶岩の流れた跡

この黒い塊は溶岩が冷えて固まったときの形がそのまま残っています。

真ん中から割れてその間からドロドロ流れてきた様子が手に取るようにわかりますね。

その溶岩流の末端に登ってみました。

塊を持ち上げてみるととても軽いです。冷えて固まるときに空気が抜けて穴だらけとなっているからです。

溶岩の前で解説

そんな栄養の全くないように見えるところからもハチジョウススキやハチジョウイタドリが芽生えて群落を作っています。

西谷さんはそういう時の流れと植物のたくましさをとてもわかりやすく解説してくれました。

この後はさらに登って火口を一周するお鉢めぐりの始まりです。

ゴジラ

この写真はゴジラに似ているということで紹介されている溶岩です。

溶岩が冷えて固まったときに様々な形となって残っているのを、何かに連想するととても親近感が涌きますね。

やや強めの風が吹き寒いですが眺めは最高で、眼下のカルデラの他、

利島と新島

伊豆七島の利島、新島、神津島などがお日様の光でキラキラ輝く太平洋の中で浮かんで見えました。

噴火口

巨大な噴火口をのぞける場所にやって来ました。

噴火口を覗く

深さが60階建てビル相当だとか。スケールが大きすぎてそんな感じには見えません。

最高峰・剣ヶ峰の山頂を踏み

下山開始

下山開始します。

ザクザク火山灰の中を歩いたり、ゴロゴロのスコリアの中を転ばないように注意して歩いたり。

白い煙は火山性ガスではなく水蒸気なので吸っても安心。寒い日には暖かくて気持ちよく感じられました。

さらに下っていくと今までとは違う景観が広がっています。

裏砂漠の散策

溶岩が流れた跡はなく、広く火山灰の斜面が広がっていて、裏砂漠と呼ばれています。

大島では南西から風が吹くことが多いそうで、北東側の斜面に火山灰が降り積もって砂漠のような景観が見られるのだそうです。

そんな中を気ままに散策し、

寝そべったりシャボン玉遊び

丘の上で寝そべったりシャボン玉遊びをしたりして時を過ごし、さらにホテルに向かってカルデラを下ります。

お祈りする犬

ふたたび溶岩地帯に戻りました。

ここは31日年前に山頂より下から割れ目噴火して流れ下った溶岩です。

犬がお祈りしているような姿に見えますか?

下っていくと再びオオバヤシャブシやハチジョウイヌツゲの群落となり、さらにその下には

樹海探検

ハチジョウイヌツゲなどが高木を形成する樹海となり、その中を探検しました。これもなかなか楽しい経験でした。

噴火の歴史・状況と復活する植生。この2つの関係は詳しい人から教えていただくととても面白いものです。

日が沈む頃、ホテルに到着し、無事1日目が終了しました。


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プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

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