FC2ブログ

山を歩いたり自然の中に身を置くことが好きな人に参考となるような情報を発信いたします。

南アルプス・北岳ツアー(2018.8.9-11)3日目

夜中は風がひゅうひゅう音を立てて冷たい風が吹き続けていました。

朝には晴れ渡っている事を期待していたのですが、残念ながら霧。うっすらと空は青く見えるのですが、なかなか霧が切れてくれません。

霧の中、下山を開始します。

岩場を下る

岩場を慎重に下っていくとこんなものが見られました。

ハイマツ球果食痕

これはハイマツのマツボックリ(球果)の中から動物が種を取り出した跡です。

おそらく犯人はホシガラスでしょう。

小太郎山分岐から稜線を離れて右俣をぐんぐん下っていきます。

大樺沢の雪渓

大樺沢の雪渓が近づいてきました。

標高が低くなるに連れ目立って来たことがあります。それは

マルバダケブキ群落

マルバダケブキの群落とか

バイケイソウ食害

コバイケイソウかバイケイソウの先っぽが食べられた跡です。

マルバダケブキはシカがきらいな植物。シカが他の植物を食べてマルバダケブキを食べ残すと、あちこちでこういう群落が残ります。

コバイケイソウもバイケイソウも毒草ですが、なぜか最近シカが食べているようです。それから

ヒョウタンボク

このヒョウタンボクの仲間にも毒があります。この場所には広く分布していました。

つまりシカ植生が広がっているのです。北岳も少しずつ蝕まれてきているようです。

それでもまだたくさんの花が見られ、

センジュガンピ

センジュガンピ、ミヤマシャジン、ウメバチソウ、トリカブト、キオン、ハンゴンソウ、ヤマハハコなど挙げればきりがなく、そんな花にはたくさんの

ベニヒカゲ

高山蝶ベニヒカゲやクモマベニヒカゲが訪花していました。

二俣

二俣で小休止したあと、大樺沢を下っていきます。

山の日の土曜日とあって多くの人が登ってくるのですれ違いが大変。

振り向けば

大樺沢から北岳

霧で何も見えなかった北岳の山頂が青空に突き出ていました。

大樺沢をぐんぐん下って

白根御池コースとの分岐近くで

冷たい沢水

冷たい沢水で顔を洗い、

広河原へゴール

全員無事広河原に下山してツアーを終了いたしました。


山頂や稜線での展望が今一でしたが、3日間雨に降られず北岳の迫力ある景観とたくさんの花を見られたツアーでした。

ご参加され皆さま、大変ご苦労さまでした。

ご参加いただきありがとうございました。


スポンサーサイト
コメント:
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)

Author:荘司たか志(登山ガイド、森林インストラクター)
職業: クラブツーリズム(株)あるく登山ツアーガイド、
ネイチャーガイド・フォーゲル代表
URL: http://vogel2011.web.fc2.com/

あちこちの山や里山を歩き、そこで見た自然情報を掲載します。
自然好きな人、これから自然のことを知りたいと思っている人は、是非ご覧いただき、コメントをお送り下さい。

最新記事
リンク
このブログをリンクに追加する
2012年1月15日より
カレンダー
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
Facebook
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR